「来年以降、遺伝子組み換え大豆の毒性はますます強まる」 ~Occupy Monsanto モンサント社前抗議行動 2013.9.17

記事公開日:2013.9.17取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

(IWJ・松井信篤)

特集 TPP問題

 昨年に引き続き今年も「Occupy Monsanto(モンサントを占拠せよ!)世界同時行動」が9月17日に呼びかけられた。これに連動して、STOP TPP!!官邸前アクションは18日、日本モンサント株式会社前で抗議行動を行なった。平日の夕方にも関わらず大勢の人々が押し寄せ、「食を、健康を、環境を、自由を、食料主権を守るため」という主張のもと、モンサントに「NO!」の声を上げた。

 抗議行動では冒頭、主催者がモンサント社に対し申し入れ書の提出を行なった。昨年は門前払いを受けたが、今年は10項目の要望が書かれた申し入れ書をモンサント側が受理した。

 ゲストトークでは、米国で農薬残留量基準が引き上げられたことにより、来年以降、遺伝子組み換え大豆は毒性が強まるという主張がなされた。これまでのラウンドアップ(除草剤)への耐性と、殺虫タンパク質を作る遺伝子に加え、さらに枯葉剤への耐性も組み込まれることになるという。抗議行動では他にも、遺伝子組み換えの危険性を訴え、モンサント社による種の独占、支配を批判する演劇も行われた。

■全編動画

  • モンサント社に対する申し入れ書の提出(主催者)
  • ゲストトーク
     「タネの支配を許すな」 安田節子(食政策センタービジョン21)
     「チリの“反モンサント法”ほか南米遺伝子組み換え事情」 印鑰智哉(環境活動家)
     「日本のGM最前線 茨城からの報告」 戸田桃子(生活クラブ生協)にゃんとま~(市民活動家)
     「遺伝子組み換えと食の安全」 西分千秋(遺伝子組み換えに反対する活動家)
     「映画『世界が食べられなくなる日』に見る遺伝子組み換えの問題」 松下加奈(アップリンク)

IWJの取材活動は、皆さまのご支援により直接支えられています。ぜひ会員にご登録ください。

新規会員登録 カンパでご支援

関連記事

「「来年以降、遺伝子組み換え大豆の毒性はますます強まる」 ~Occupy Monsanto モンサント社前抗議行動」への1件のフィードバック

  1. @55kurosukeさん(ツイッターのご意見より) より:

    ここに参加されてる人達のスピーチだけで、本一冊分の情報があります、聞き逃せませんよ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です