「福島第一原発には、水を入れるのではなく、鉛の粒を投入すべき」―。
2013年9月20日(金)10時半より、立命館大学びわこ・くさつキャンパス(滋賀県草津市)にて行われた、岩上安身によるインタビューで、同大学特任教授の山田廣成氏はこのように主張し、放射能汚染水の問題が深刻化している福島第一原発事故の収束方法について、独自の提言を行った。
この中で、山田氏は、鉛の持つ放射線遮蔽効果や熱伝導性の高さを活かし、原子炉自体を空冷式のラジエータ(放熱器)にしてしまう案を提示。炉心溶融(メルトダウン)、炉心貫通(メルトスルー)が発生した状況において、「水で冷やしたら核物質、廃棄物が水と一緒に外に出て拡散される」と指摘し、「水冷式による循環冷却を続けていくことは限界に達している」として、放射能汚染水の無尽蔵な発生を抑制するために、鉛を用いる方式の活用を呼びかけた。
「なぜ、水冷式の方法を採っているのか」と岩上が質問すると、「東電は(燃料を)取り出して、できれば再利用しようと思っていたのではないか」と、東電が燃料を再利用するために水冷式を採っていた可能性に言及。「事故を軽くみている」と批判した。
山田氏が提案する鉛による空冷方式は、原子炉だけでなく、使用済み核燃料プールにも適用可能だという。コスト面を考えても「鉛なら安いので、せいぜい数千万。何兆円も使ってほしくない」と、安全性のみならず、経済的にも空冷方式が合理的であることを強調した。
山田廣成さんへのインタビューを拝見しました。
具体的な方法で、大変未来が明るくなりました。
この機会に紹介させてもらえたらと思うのですが、
原発事故直後から、鳩山さんと前衆議院議員の平智之さんらによって、
原発Bチームとして金属による冷却方法がずっと検討されていたようです。
鳩山さんのUIチャンネルで、第14回 「平智之が語る禁原発と成長戦略」で詳しく語られています。
鳩山さんが、中国に行ったときに具体的に金属提供の協力まで依頼していたことも。
確か岩上さんは。平さんのインタビューもしていたと思いますが、
その時には金属による冷却の話は出ていなかったでしょうか?
山田先生もご存じないようでしたので紹介させてもらいました。
せひ連携を取ってもらいたいものです。
最後の本の話は、大変興味深いものでした。
さっそく注文して読ませてもらいます。
「自然界」は「共生」
私の考えと一緒です。
貴重なインタビューの提供ありがとうございました。
今年のIWJの中で三宅洋平さんを紹介してもらったことに次ぐ歓びでした。
「対話」という点でもつながっていますね。
メルマガは、ほぼ完読しています。
優秀な人材がそろっていることを頼もしく思っています。