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「国費25億円のかなりが、賄賂としてベトナム側に渡っている可能性は否めない」 ~シンポジウム「ここがマズイ、原発輸出―ベトナム編」 2013.9.7
「ベトナムの新聞は検閲を受けているから、本当のことが知りたいならベトナム人有志のブログを見るほかない」──。
2013年9月7日(土)13時30分から、東京都新宿区の早稲田大学小野記念講堂で開かれたシンポジウム「ここがマズイ、原発輸出―ベトナム編」で、伊藤正子氏(京都大学)はこう語った。共産党一党独裁に根ざした情報統制を背景にした、ベトナムの原発輸入推進の実態に関する報告である。伊藤氏は、日本とベトナムの馴れ合いの関係にも触れ、「日本原子力発電がベトナムで行った調査は、発表されているほどの予算が本当にかかったのか」と疑問を示した。
国家戦略特区はTPPの前倒しと既成事実化? ――見えないTPPを国家戦略特区から見てみよう 2013.8.29
特集 TPP問題
TPP交渉の全体会合は、8月末に行われた第19回ブルネイ会合で、実質最後となる見通しとなった。今後は各分野に分かれて作業部会が行われ、9月18日から米ワシントンで、首席交渉官のみの会合と関税についての作業部会が行われる予定だ。TPP交渉は今回のブルネイ会合以降、より「秘密性」の高いものとなる。どんどん地下に潜っていくTPP交渉と対照的に、軽自動車税増税や、ゆうちょのがん保険参入凍結など、TPPの「前倒し」ともいわれる政策が次々と浮上している。そのひとつに、政府が進める「国家戦略特区」がある。
8月29日(木)、18時より大田区消費者生活センターで、「国家戦略特区とTPP~見えないTPPを国家戦略特区から見てみよう~」が行われた。各界の専門家が登壇し、TPP交渉の現況や問題点、日本国内で進む特区構想の危険性などについて講演した。
「完全に負け戦以外の何者でもない。何をどう考えても、日本が勝ち取ってこれるものはない」TPP交渉会合に参加した内田氏が日本政府の姿勢を痛烈批判 〜岩上安身によるインタビュー 第322回 ゲスト 内田聖子氏 2013.7.29
特集 TPP問題
※全文文字起こしを掲載しました(2013年9月5日)
マレーシアのコタキナバルで開催された第18回TPP交渉会合に参加し、25日に帰国したばかりのアジア太平洋資料センター(PARC)事務局長の内田聖子氏に29日、岩上安身がインタビューを行い、TPP交渉会合での最新報告を中心にお話をうかがった。
内田聖子氏「TPPは、アメリカが牛耳っている、ぼったくりバーだ」~第9回CS東京懇話会「私たちの暮らしを米国系多国籍企業に売り渡すTPP」 2013.7.25
特集 TPP問題
※全文文字起こしを、会員ページに掲載しました(2013年7月29日)
「今ごろ入っても遅すぎる、と他国の推進派に忠告される。TPPは貿易協定ではない。日本を解体する最終兵器だ」
現地から帰国したばかりの内田聖子氏が、マレーシア会合の最新情報を報告した。2013年7月25日(木)18時30分より、東京都千代田区にある東京ボランティア・市民活動センターにて、第9回CS東京懇話会「私たちの暮らしを米国系多国籍企業に売り渡すTPP」が開催された。当日の朝、TPP交渉会合が行なわれたマレーシアから帰国した内田聖子氏が、日本交渉団の様子やTPPの危険性などを語った。
「TPPで真っ先にやられるのは、労働者(サラリーマン)だ!」 〜「7.23 TPP参加抗議共同宣伝行動 IN 新宿」 TPP交渉参加大抗議宣伝とリレートーク 2013.7.23
特集 TPP問題
2013年7月23日、TPP交渉参加を巡り、正式に参加が認められた日本。この日、東京の新宿駅西口では、TPP交渉参加に抗議する街頭大宣伝と各界の著名識者によるリレートークが行われた。ツイッターでTPPに関する情報発信をしている、にゃんとま~氏は、TPPでよく語られるのは農業問題ばかりだが、真っ先に影響を受けるのは、労働者(サラリーマン)であると、指摘した。
TPPそのものを徹底検証し、自由貿易の波から地域、暮らし、主権をどう守るか? ~徹底検証!秘密とウソのTPP―自由貿易の波をはねかえし、共に生きられる地域と経済を創りだそう!― 2013.6.23
特集 TPP問題
2013年6月23日(日)15時から、東京都千代田区外神田の昌平童夢館で、東京大学名誉教授の醍醐聡氏、TPPに反対する人々の運動の菅野芳秀氏、PARC事務局長で、先月ペルーで行われたTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉会合に参加した内田聖子氏をパネリストに迎え、「徹底検証!秘密とウソのTPP―自由貿易の波をはねかえし、共に生きられる地域と経済を創りだそう!―」と題したシンポジウムが行われた。
「TPPが日本に何のメリットもないことを再認識した」 ペルー・リマでのTPP交渉会合に参加した内田聖子氏が明かす~岩上安身によるインタビュー 第307回 ゲスト PARC事務局長 内田聖子氏 2013.6.5
特集 TPP問題
※全文文字起こしを掲載しました(2013年8月29日)
2013年6月5日(水)16時から、東京都内のIWJスタジオで、岩上安身による、アジア太平洋資料センター(PARC)事務局長、内田聖子氏へのインタビューが行われた。内田氏は、5月17日から23日まで、ペルーの首都リマ で開催された第17回TPP交渉会合に、アメリカのNGO、パブリックシチズンのメンバーとして参加している。内田氏は、交渉後に出されたUSTR(米通商代表部)のリリースを紹介し、「日本が参加する7月のマレーシアでの交渉会合の前に、中間会合と称する秘密会合が行われるだろう」と予想。「これは、日本が参加する前にイニシアティブを握りたいアメリカの意志が働いたものだろう」と語った。
IWJ緊急レポート~ペルー現地報告、第17回TPP交渉会合の舞台裏~豊富な鉱物資源を背景に経済成長を遂げる陰で拡大化するスラムと貧困 2013.5.30
特集 TPP問題
5月15日~24日まで、ペルーのリマで開催された第17回TPP交渉会合の取材のため、IWJは安斎さや香記者を現地に派遣。帰国後の30日に、番組にて、ペルー取材の報告を岩上安身とともに行った。交渉会合の取材は交渉官をはじめ、セキュリティガードが厳しく、取材が困難であったため、交渉会合に対する抗議行動の模様や、ペルーにおいてTPPの問題点を指摘し、市民運動をリードしているNGOの取材を敢行。会合に関わる情報は、PARCの内田聖子氏にインタビューを行い、報告をうかがった。
さらに、ペルーではTPP参加による企業の知財強化が薬価の高騰を招き、貧困層の医薬品へのアクセスが困難になることが懸念されている。こうした背景から、現状の貧困地区や医療現場の実態を知るため、貧困層のエリアの現場取材と、同エリアで開院している医療機関でのインタビューを行った。
「公約破りでひどい条件の中でTPPに参加するということはありえない」~アジア太平洋資料センター事務局長、内田聖子氏帰国直前インタビュー@ペルー、リマ 2013.5.24
特集 TPP問題
現地時間24日0時、TPP交渉会合に米NGOパブリックシチズンのメンバーとして参加したアジア太平洋資料センター(PARC)事務局長の内田聖子氏に、帰国の直前、リマの空港にてインタビューを行った。ここでは、インタビューの模様と、内田氏がこれまでに発信している情報のまとめ、TPP関連での周辺情報なども合わせて報告する。
【IWJブログ:外務省は仮訳を国民に示さず ~USTR声明 「customs」の翻訳について、外務省が国会答弁で「税関」と訳する根拠を提示 仮訳を森ゆうこ議員へ提出】 2013.4.28
特集:TPP問題
IWJでは、3月にシンガポールで行われたTPP第16回交渉会合直後に発表された、米国通商代表部(USTR)による声明の中で、「いくつかの交渉グループは、最終段階の会合まで集まる予定はない」という内容が含まれていることをお伝えした。
特にその中の「customs」という用語に関して、米国政府の担当者への独自の取材を加えた上で、「この『customs』は『関税』と解釈できる。つまり関税の全体交渉も、今後はもう行われないということではないか」との見解を示した。
文化放送「夕やけ寺ちゃん活動中」 2013.3.18
特集 TPP問題
2013年3月18日(月)15時30分から、文化放送「夕やけ寺ちゃん活動中」のラジオ生放送が行われた。
「ニュース本音と建前」で、岩上安身は、3月4日からシンガポールで行なわれた第16回TPP交渉会合に、アメリカのNGOスタッフとして参加した内田聖子氏(アジア太平洋資料センター事務局長)が見聞した衝撃的な交渉の様子を取り上げ、TPPの問題点を指摘した。また、TPPの先行モデルとされる米韓FTAで、不平等条約を結ばされた韓国の実態を解説した。
議員会館前で座り込み抗議行動 「今から参加しても、交渉はすでに最終段階」 ~STOP TPP!! 議員会館前座り込み行動 2013.3.15
特集 TPP問題
安倍首相がTPP交渉参加を表明をすると言われている3月15日午前11時、約200名ほどの市民が集まり、衆議院議員会館前で座り込み行動を行った。呼びかけ人の一人であるPARCの内田聖子さんは、先日、シンガポールで開かれたTPP交渉会合に参加。見聞した内容を報告スピーチ。
「日本はこれまでの交渉内容を確認することはできず、確定した項目について、いかなる修正や文言の変更も認められなければ、新たな提案もできない」。会合の中で、米国貿易担当官が発言した内容だ。さらに、日本が参加できるのは、2013年9月の会合のみ。「翌月10月には、TPP交渉国の首脳が集まり、交渉完了のサインをするだろうと言われている」、内田さんはこう報告した。
「我々は最大の怒りを持って、抗議する」 内田聖子氏ら、安倍首相会見をうけ抗議の声 ~安倍首相「TPPに関する記者会見」を受けての市民緊急集会・記者会見 2013.3.15
特集 TPP問題
2013年3月15日(金)18時から、東京都千代田区の参議院議員会館で「安倍首相『TPPに関する記者会見』を受けての市民緊急集会・記者会見」が行われた。「STOP TPP!!官邸前アクション」の緊急集会に集まった参加者は、安倍首相の会見を視聴した。TPPへの参加を正式に表明した安倍首相に対し、内田聖子氏は急遽作成した抗議文を読み上げた。
【IWJブログ】TPP交渉、日本の『聖域』は守られない!米通商代表部声明により判明? 2013.3.15
特集 TPP問題
シンガポールで行われていたTPP第16回交渉会合が13日に終了した。この内幕を独自取材により明らかにした内田聖子氏(PARC事務局長)に14日、岩上安身がインタビューした。この交渉会合の閉幕に際し、アメリカ通商代表部(USTR)は声明を発表。その声明には、関税を含むいくつかの交渉グループは、最終段階の会合まで集まる予定はない、という驚きの内容が含まれていることが明らかとなった。
「日本政府はすでに、TPP参加に際して、無礼で不公正な条件に同意している」米国交渉官が明言―秘密のTPP交渉会合に潜入した内田聖子氏が明かすTPPの正体~岩上安身によるインタビュー 第288回 ゲスト 内田聖子氏 2013.3.14
特集 TPP問題
3月4日から13日までの間、シンガポールで開催されていたTPP交渉会合の中で飛び出した、米国側の驚くべき発言が明らかになった。
14日、この会合に米国NGO「Public Citizen」のメンバーの1人として参加した内田聖子氏(アジア太平洋資料センター 事務局長)が岩上安見の緊急インタビューに答えて、その内幕を赤裸々に語った。
「『日本はTPP交渉でいかなる修正も、文章の変更も、新しい提案もできない』と米国交渉官は語った」 秘密裡で進むTPP交渉会合の内幕を報告 ~TPPを慎重に考える会緊急報告会 2013.3.13
特集 TPP問題
3月4日からシンガポールで開かれているTPP交渉会合の内幕について、3月13日(水)、13時より行われた「TPPを考える国民会議・TPPを慎重に考える会 緊急報告会」で、アジア太平洋資料センター(PARC)事務局長 内田聖子氏が報告した。内田氏は、米国NGOパブリック・シチズンの一員として参加。国際NGOチームと共に、交渉官や出席したステークホルダー(利害関係者)への聞き取り調査を行った。
公開シンポ 原発事故と有機農業 — 有機農業運動論の再構築 2013.2.24
2013年2月24日(日)13時から、東京都千代田区の明治大学リバティタワーで、「公開シンポ 原発事故と有機農業―有機農業運動論の再構築」が行われた。福島県の有機農業の現状報告と研究報告、また、それに基づく問題提起や提言が、各パネリストから述べられた。今後の福島での復興のあり方や、生産者と消費者が有機農業の現場から共に学び、有機農業を身近なものとして感じながら生きる、農的暮らしのあり方などについて、議論が深められ、活発な意見交換があった。