政府が7月23日に参加を強行したTPP交渉は、守秘契約を理由に、その内容や政府の主張さえ、明らかにされないまま進んでしまっている―。
かねてよりこのTPP交渉を危惧していた、学界、弁護士、JA、医師会、NPOや市民などが結集し、シンポジウム「このまま進めて大丈夫なの?TPP交渉」が、14日(土)に開かれた。
シンポジウムでは、農業団体からTPPの情勢や問題点、十勝の取り組み事例、また、食品・医療など健康面への影響、法律に関するTPPの制約などが述べられた。また、交渉の進展状況と撤退・批准阻止についても語られ、8月22日、23日に行われたブルネイでの閣僚会議の内容なども報告された。
様々な分野からTPPの問題が語られた会場には、400名満員となる人々が集まり、関心の高さを伺わせた。