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「規制基準を甘くしようとしているのが、今の状況」―「5年猶予撤回を求めよう!」アピール行動 2013.4.10
2013年4月10日(水)、原子力規制庁前で、「「5年猶予撤回を求めよう!」アピール行動」が行われた。原子力規制庁の広報課の職員が、市民の要望を手渡しで受け取った。
福島みずほ議員「新たなデタラメの安全基準だ」新安全基準適用に5年の猶予―大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議 2013.4.5
社民党党首福島みずほ議員は、「5年かけて安全設備を作らなければならない原発を、なぜ『安全だ』として再稼働できるのか」と、首相官邸に向かって怒りをぶつけた。現在、原子力規制委員会では、再稼働などの条件となる「新安全基準」がまとめられつつあるが、その適用までに5年の猶予を設けることで暫定的な再稼働を許可するという方向で検討中。福島党首は「新安全基準は新たなデタラメの安全基準だ。安全だというウソによって事故は起きた。こんなデタラメな安全基準は許さない」と2013年4月5日(金)、首相官邸前で行われた「大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議」で訴えた。
「立地評価のバックフィットはやる必要がない」 第21回会合で明らかに―発電用軽水型原子炉の新規制基準に関する検討チーム 第21回会合 2013.4.4
既存の原子力発電所で、今後新たな設備等の変更があった場合でも、原子炉から敷地境界線までの距離の妥当性が検討されないことがわかった。4日に行われた「発電用軽水型原子炉の新規制基準に関する検討チーム 第21回会合」で、山田知穗・技術基盤課長(原子力規制庁)が明らかにした。
原子炉の設置許可から設計、工事を経て使用に至るまでの規制体系について議論が行われている中で、阿部清治・技術参与(原子力安全基盤機構)が、シビアアクシデントが起きた際の敷地境界線までの距離の妥当性はどうなっているかについて、山田課長に尋ねた。それに対して、山田課長は「新しいサイトを評価する際には検討しないといけないと思う」と曖昧な返答をした。
それを受けて、阿部技術参与が「敷地境界までの距離についての妥当性確認というのは、新規のプラントの時にはもう一度考えなくてはならないが、バックフィットの所で考える必要はないんだという理解でいいか」と重ねて質問すると、山田課長は「現時点ではそうなっている」と答えた。
「原発新安全基準、パブコメ4379件 規制委が取りまとめへ」 〜平成25年度 第1回原子力規制委員会 2013.4.3
2013年4月3日(水)10時30分から、原子力規制委員会会議室Aにて、今年度第1回目の原子力規制委員会が行われた。規制委員会は集まったパブリックコメントに対して、応答しまとめたものを発表した。新安全基準骨子案に対して集まったパブリックコメントは4379件だったが、骨子案に大きな変更はなかった。また、田中委員長は「今まで『安全基準』と呼ばれてきた基準を、言葉の意味を考え『規制基準』としたい」と提案、変更が決まった。また、「議題のひとつの『安全目標』は、今回で4回目の議論となるため、次回に一度まとめたものを発表する」とした。
「故障した航空機をそのまま飛ばすようなもの」後藤政志氏、原発新安全基準を批判―「原子力規制を監視する市民の会」アドバイザリーグループ 5人の元原発技術者が「新安全基準骨子案」の問題点を暴く
2013年4月2日(火)、衆議院第二議員会館で、「『原子力規制を監視する市民の会』アドバイザリーグループ5人の元原発技術者が『新安全基準骨子案』の問題点を暴く」が開かれた。主催は、「原子力規制を監視する市民の会」。元東芝・原子炉格納容器設計者の後藤政志氏は、再稼働の見切り発車を認めようとしている原子力規制委員会の方針を批判。「故障した航空機をそのまま飛ばしているようなものである」と指摘した。
「方向性の欠如が混乱を招いた」パブコメの厳しい意見に勝田委員、規制庁を批判―発電用軽水型原子炉の新安全基準に関する検討チーム 第20回会合 2013.3.28
2013年3月28日(木)、規制庁で、「発電用軽水型原子炉の新安全基準に関する検討チーム 第20回会合」が開かれ、7月から施工される新安全基準の中身について議論が行われた。
検討チームの委員、勝田忠広明治大学准教授は、市民による新安全基準へのパブコメの意見の厳しさを指摘。
シビアアクシデント対策について議論深まる ~パブコメを反映させた新安全基準骨子案を公開 2013.3.19
19日、発電用軽水型原子炉の新安全基準に関する検討チームの第18回会合が行われ、パブコメを踏まえた新安全基準骨子案について議論がされた。
このパブコメは、2月7日から28日の間に募集され、本検討チームが話し合う「設計基準」と「シビアアクシデント対策」についての新安全基準に対する意見数は2838件にも上った。
原発新安全基準に、市民200人が抗議の声-【3・8官邸前行動】「原発ゼロ」の国民の声を無視するな!危険な「安全基準」にストップ! 2013.3.8
2013年3月8日(金)、総理官邸前で、原子力規制を監視する市民の会主催、抗議行動「『原発ゼロ』の国民の声を無視するな! 危険な『安全基準』にストップ!」が行われた。参加者は約200人。参加者は、「福島原発の事故原因が解明していないのに安全基準など作れるのか」と、急ピッチで作成されている原発新安全基準に対し、批判の声を上げた。
みんなで書こう!よくわかる原発の「新安全基準」パブリック・コメント 2013.2.25
2013年2月25日(月)18時より、東京都千代田区の参議院議員会館で、「みんなで書こう!よくわかる原発の『新安全基準』パブリック・コメント」が行われた。原子力規制委員会が募集するパブリック・コメントの締め切りは、新安全基準については2月28日(木)となっている。金属材料学専門の井野博満氏(東京大学名誉教授)が、一般人にとっては難解な原子炉の問題をわかりやすく解説し、コメントを書くにあたっての必要な知識をサポートした。
原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見 2013.2.13
2013年2月13日(木)、原子力規制庁庁舎で原子力規制委員会田中俊一委員長の定例記者会見が行われた。今回は現在作成中の新安全基準の具体的内容や、その中に盛り込まれるバックフィット制度に関する説明のほか、前回の会見で議題の中心となった名雪審議官の更迭についても再び話が及んだ。
記者会見「原発『新安全基準』に専門家が警鐘」 2013.2.1
2013年2月1日(金)、東京都千代田区の衆議院第一議員会館で、記者会見「原発『新安全基準』に専門家が警鐘」が開かれた。現在、原子力規制委員会で検討が進められている「原発新安全基準」だが、設置に時間を要する安全対策は、「再稼働後に行えばいい」という「値切り」の存在が問題となっている。これについて、ストレステスト意見聴取会で委員を務めた井野博満東大名誉教授は、「可能な安全対策はすべて行うべきである。それを抜きに国民の原発への信頼が回復することはない」と強く批判した。