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自治体初の函館市による大間原発建設差し止め訴訟、第4回口頭弁論後の集会で河合弘之弁護士「日本の原発を続ける正当性を粉砕する闘い、論理的な重要性がある」と力説 2015.3.19
2014年4月、北海道・函館市は、大間原発の事業者である電源開発(Jパワー)と国を相手取り、自治体では初の原発差し止め訴訟を起こした。
この函館市による大間原発差し止め訴訟の第4回口頭弁論が、2015年3月19日に行なわれ、その後、参議院議員会館で報告集会が開かれた。弁護団の海渡雄一弁護士、河合弘之弁護士、中野宏典弁護士らが参加した。
「世界初のフルMOX」大間原発の建設差し止め裁判で進展、市民らが第3回口頭弁論報告集会を開催 2014.12.25
※12月29日テキストを追加しました。
建設中の原発でありながら新規制基準適合性審査を申請し、年明け早々にも審査が始まる予定の「世界初フルMOX」の大間原発差し止めを求めた訴訟の第3回口頭弁論が、2014年12月25日(木)、東京地裁で行われ、同日16時から、「大間原発反対関東の会」らによる報告集会が参議院議員会館講堂で開かれた。
電源開発や国は、本題の議論に入ること自体を忌避し、「門前払い」することを望んでいた中、代議士をはじめ、多くの傍聴者も、この訴訟に関心を持っており、本題の議論に入ることが決まった。次回の裁判は3月19日(木)、東京地裁103号大法廷を予定している。
原子力規制庁、建設中の大間原子力発電所の審査申請を受理 ~フルMOX発電所として初めて 2014.12.16
電源開発株式会社は、大間原子力発電所に関する設置変更許可および工事計画認可の申請を行なった。電源開発株式会社の永島順次・取締役常務執行役員は、審査申請により国に安全性を確認してもらうことは、ひとつの重要なステップだという考えを示した。
やめるべ、大間原発!さようなら原発青森・北海道合同集会・デモ 2014.11.15
11月15日(土)11時20分より、大間原発の建設が進む青森県大間町で、青森と北海道の団体が共同で抗議行動「やめるべ、大間原発!さようなら原発青森・北海道合同集会」を開催した。
大間原発の用地買収に応じず母親の住宅「あさこはうす」を守り続ける小笠原厚子氏がスピーチに立ったほか、事故時の放射性物質の拡散を可視化するために風船を離すプロジェクトが行われた。
集会後、主催者発表で500人の参加者が大間町役場からフェリーターミナルまでデモ行進した。事業者の電源開発(Jパワー)・北村雅良社長は13日に大間町などを訪れ、2021年運転開始を目指すなどとした工程を説明している。
「福島原発誘致で補償金をもらった漁師に、今の気持ちを尋ねたい」 〜大間原発に反対する会 奥本征雄氏 2014.6.30
「原発の温排水で海がダメになるのはわかっていた。結局、金に負けた。原発城下町とは、こういうことだ」──。
2012年12月の「脱原発世界会議2」をきっかけに発足したチームゼロネットは、原発ゼロの未来を目指して連携する有志のチームで、新規建設計画を抱える上関と大間、そして、3.11以降、唯一再稼働した大飯原発(現在は定期検査のため運転停止中)に特化して活動を行っている。
2014年6月、チームゼロネットのメンバーは、7月1日に東京都の早稲田奉仕園リバティホールで開催するトークイベント「原発は止められる!若狭、大間、祝島からのメッセージに、わたしたちはどう応えるか?」の準備のため、青森県下北郡大間町を訪問。大間原発に反対する会の奥本征雄氏に話を聞いた。IWJ青森は、同行取材を行った。
第12回函館地裁大間原発口頭弁論 口頭弁論前の様子・報告会 2014.4.11
2014年4月11日(金)、北海道函館市・函館地方裁判所で住民による大間原発差し止め訴訟第12回口頭弁論が開かれ、口頭弁論の前後、訴訟団と弁護団による説明会・報告会が隣接する函館弁護士会館で行なわれた。
4月3日、函館市が東京地裁において自治体として初めて起こした大間原発差し止め訴訟に関し、同じく弁護団を務める河合弘之弁護士は、「この訴訟を起こしているから、こうした流れになった」と、住民訴訟の意義を強調した。
大間原発訴訟に規制委「対外的なコメントを出す予定はない」~規制庁定例ブリーフィング 2014.4.4
2014年4月4日(金)16時から、東京都港区の原子力規制庁で、森本英香次長による定例ブリーフィングが行われた。北海道函館市が3日、事業者であるJパワー(電源開発株式会社)と国を相手に提訴した大間原発訴訟に対して、「規制委として対外的なコメントを出す予定はない」との考えを示した。工事を続けるかどうかはあくまでも事業者判断であり、規制委としては新規制基準の適合性に関して、審査をするだけという考えだ。
「44トンのプルトニウム処理に必要なフルMOX大間原発」 〜第2回脱原発弘前映画祭 講演 小出裕章氏ほか 2014.2.15
「広島原爆の1万4000発分の死の灰が溜まっている」という、福島第一原発4号機の使用済み燃料プールついて、小出裕章氏は「現在、その貯蔵燃料を移動している。それが完全に達成できたら、今後、大量の放射性物質が吹き出すことはないと思う」と希望を語り、また一方で、次のような懸念を述べた。
「しかし、事故は収束していない。すでに、炉心がどこにあるかわからない。汚染水もあふれ出ている。それにもかかわらず、日本政府は事故を忘れさせようと策謀をめぐらす。自民党は、停止中の原発を再稼働させようとし、新設、海外輸出までしようとしている」──。
2014年2月15日(土)、青森県弘前市の弘前文化センターで開催された「AFTER311 第2回脱原発弘前映画祭」の中で、京都大学原子炉実験所の小出裕章氏の講演・トークイベントが行われた。小出氏は、福島原発と青森の現状、そして、今後の課題について、前後半の2部に分けて講演した。
大間原発建設差し止め訴訟についてコメント控える ~原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見 2014.1.22
2014年1月22日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。函館市が大間原発の建設の差し止めを求め、訴訟を3月にも起こす意向を示したことについて、田中委員長は、「私から何か申し上げることではない」とコメントした。
「大間原発の発電はカモフラージュ。本当はプルトニウムのために作られた」 〜アーサー・ビナード講演会 2013.12.29
「今年は全国各地で、イルミネーションが多かった。原発事故以来、省エネに傾いていた国民に対して、『もっとムダに電気を使え』という、国と企業の(原発推進も含んだ)プロパガンダだ」──。
2013年12月29日、北海道函館市の千代台公園と函館市芸術ホールにて、「大間原発反対 年末締めくくり講演会 アーサー・ビナード ウォーク&講演会」が行われた。参加者らは、詩人のアーサー・ビナード氏とともに、津軽海峡を挟んだ対岸に建設中の、大間原発に反対するデモ行進をした。その後、函館市芸術ホールで、ビナード氏が講演を行った。
返ってきた言葉は「原発事故が起きないように、がんばる」だった 〜菅元首相、「最悪」への対応を他人任せにする電力会社に苦言 2013.12.9
衆院議員の菅直人氏による講演会「福島第1原発事故 総理大臣として考えたこと〜大間原発を止めるには」が、2013年12月9日(月)、北海道の函館市民会館小ホールで開かれた。
3.11当時、首相の立場で対峙した福島の原発事故には「背筋が寒くなる思いがした」と明かした菅氏は、「有事の折の原発は、火力発電所とは桁違いの危険性に包まれる」と強調。「福島の事故は、東京の強制避難区域入りを意味する『最悪シナリオ』を、ほんの紙一重のところで回避できたに過ぎない。もう少し事態が深刻化していたら、東京にも強制避難命令が出ていた」と明かした。
菅氏は、この日の講演で、「原発の安全性を過信していた、かつての自分が恥ずかしい」と、自責の念も口にしており、さらにまた、小泉純一郎元首相による「原発ゼロ」発言を讃える意向も表明している。
鎌田慧さんおはなしとライヴ「なぜ私たちは大間原発に反対するのか」 2013.6.15
2013年6月15日(土)、青森県大間町の総合開発センターで鎌田慧氏・中野宏典氏講演会「なぜ私たちは大間原発に反対するのか」とライブ演奏が行われた。
青森・函館・道南5団体による大間町役場申し入れ 2013.4.19
2013年4月19日(金)21時より、青森県下北郡大間町の大間町役場で、「青森・函館・道南5団体による大間町役場申し入れ」が行われた。行政側からは、企画経営課長、原発担当係長が臨席し、申し入れサイドは、大間原発反対現地集会実行委員会、大間原発に反対する会、弘前核に反対する会、大間原発訴訟の会、函館下北から核を考える会の各代表者が、申し入れ書を携えて、大間原発建設中止を訴えた。
第9回函館地裁大間原発口頭弁論 報告会 2013.3.15
2013年3月15日(金)16時から、北海道函館市にある函館弁護士会館にて「第9回函館地裁大間原発口頭弁論 報告会」が行われた。この裁判は、大間原発(青森県大間町)を建設中の電源開発と国を相手取り、 建設差し止めなどを求めた訴訟である。訴訟団、弁護団からは、本裁判の裁判長への批判が続出した。
函館地裁「第8回大間原発口頭弁論」抽選会・報告会 2012.12.27
2012年12月27日(木)、北海道函館市で、函館地裁「第8回大間原発口頭弁論」の抽選会が行われ、口頭弁論後に報告会が開かれた。
渡辺満久東洋大教授 「活断層」講演会 2012.12.23
2012年12月23日(日・祝)、東通原発などで原発敷地内の活断層の存在が問題となる中、青森市の青森県労働福祉会館において、渡辺満久氏(東洋大学教授 変動地形学)の講演会が行われた。渡辺氏は、これまでの事業者や規制組織、審査にあたった学者らが、いかに稼動ありきで不適切に調査や審査を進めてきたかを、下北半島をはじめとする各地の原子力施設の調査や、審査した委員とのエピソードを交え具体的に指摘した。講演後、質疑応答に続いて記者会見も行われ、IWJ青森の中継市民や大手メディアから活発に質問が飛んだ。
道内選出衆議院候補予定者に聞く脱原発アンケート結果緊急報告会 2012.12.3
2012年12月3日(月)19時から、北海道札幌市北区の札幌エルプラザで、「道内選出衆議院候補予定者に聞く脱原発アンケート結果緊急報告会」が行われた。アンケートの回答結果を分析し、脱原発を方向付ける候補者の選択について話し合いが行われた。