自治体初の函館市による大間原発建設差し止め訴訟、第4回口頭弁論後の集会で河合弘之弁護士「日本の原発を続ける正当性を粉砕する闘い、論理的な重要性がある」と力説 2015.3.19

記事公開日:2015.3.20取材地: テキスト動画
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(IWJ・石川優)

 2014年4月、北海道・函館市は、大間原発の事業者である電源開発(Jパワー)と国を相手取り、自治体では初の原発差し止め訴訟を起こした。

 この函館市による大間原発差し止め訴訟の第4回口頭弁論が、2015年3月19日に行なわれ、その後、参議院議員会館で報告集会が開かれた。弁護団の海渡雄一弁護士、河合弘之弁護士、中野宏典弁護士らが参加した。

■ハイライト

大間原発は「無謀の3段重ね」河合弘之弁護士が改めて強調

 弁護団に名を連ねる河合弘之氏弁護士は、大間原発が「とんでもない原発」だと、改めて批判した。

 「130万キロ級という世界最大の原発で、フルMOXで、一度も原発を動かしたことのないJパワーがやろうろしている。無謀の3段重ねみたいな原発」

 この裁判の意義について、河合弁護士は、「市民が止めに入っているのに対して、さらに市長が止めに入ったということは、歴史的に重要な裁判だと思います」と、自治体が提訴したことの重要性を強調した。

 大間原発の運転を差し止めることは、どのような意味を持つのか。河合弁護士は、こう話す。

 「大間原発をやめるということは、プルサーマルを諦めるということ。日本の使用済み燃料が糞詰まりになる。大間原発は急場なものではない。けれども、大間原発を諦めるということは、第2核燃料サイクルを諦めるということ。

 第1核燃料サイクルは、再処理して、高速増殖炉でぐるぐる回して、増やす。これは潰えた。第2は、プルサーマルで回す。これをやらないと、日本の原発を続けていく正当性と糞詰まり状態の解消ができない。

 だから、原発を新たに作ろうという馬鹿なことをやめない。大間さえ、完成すれば、プルサーマルを大量にできる。日本の使用済み燃料を大量に処理できる。だから原発はこれからも進めていくんだと言うための最大の捏造理由。川内とか高浜とかは、目の前の闘い。日本の原発を続ける正当性を粉砕するのが、この大間原発の闘い。論理的な重要性がある」

飯舘村と函館市の共通項――原発事故時30キロ圏内で受ける影響とは

(…会員ページにつづく)

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