タグ: 原子力規制委員会(NRA)
大飯発電所の敷地内破砕帯調査(第2回1日目) 2012.12.28
2012年12月28日(金)、福井県大飯郡おおい町の大飯発電所にて、原子力規制委員会による、第二回目の敷地内破砕帯調査(1日目)が行われた。関西電力が、地すべりによるものと主張する、台場浜トレンチのずれ、破砕部が、なぜ生じたかについて、専門家の意見は一致しなかった。調査にあたった、渡辺満久氏、重松紀生氏、廣内大助氏、そして原子力規制委員会の島﨑邦彦委員長代理は「関電の主張には納得しかねる」との見解を示した。しかし、岡田篤正氏だけは「地すべりの可能性が高い」と示唆した。
東京電力福島第一原子力発電所事故による住民の健康管理のあり方に関する検討チーム 第4回会合 2012.12.28
2012年12月28日(金)、東京都港区の原子力規制庁で、「東京電力福島第一原子力発電所事故による住民の健康管理のあり方に関する検討チーム第4回会合」が開かれた。会合では、まず原子力規制委員会の中村佳代子委員が、これまで同検討チームで議論をしてきた内容の整理案を読み上げた。それに対して、福島医大の大津留晶教授や、福島医師会の木田光一副会長が質疑を行い、互いに意見交換を行った。
原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見 2012.12.26
2012年12月26日(水)、東京都港区の原子力規制庁舎で、原子力規制委員会 田中俊一委員長の定例会見が開かれた。今年最後の原子力規制委員会が開かれたということで、原子力安全に関連する規格や基準に関する質疑応答が行われた。
第21回原子力規制委員会 2012.12.26
2012年12月26日(水)、東京都港区の原子力規制庁舎で、「第21回原子力規制委員会」が開かれた。福島第二原子力発電所に関する設備復旧状況が説明された後、年末にあたって各委員が担当する有識者会合の現在までの開催・検討状況が報告された。
報告は総括的なもので新たな内容は少なかったものの、その中で島﨑邦彦委員は、地震に対する原発施設の応答が地震波の方向によって異なってくることを考慮に入れるため、新たな耐震設計審査指針に3次元的な地下構造の詳細な調査・解析を求める意向を明らかにした。2007年に起きた中越沖地震での柏崎刈羽原発事故では、号機によって大きく異なる加速度が測定され、深さの次元のみに単純化された従来の方法の問題が指摘されていた。
渡辺満久東洋大教授 「活断層」講演会 2012.12.23
2012年12月23日(日・祝)、東通原発などで原発敷地内の活断層の存在が問題となる中、青森市の青森県労働福祉会館において、渡辺満久氏(東洋大学教授 変動地形学)の講演会が行われた。渡辺氏は、これまでの事業者や規制組織、審査にあたった学者らが、いかに稼動ありきで不適切に調査や審査を進めてきたかを、下北半島をはじめとする各地の原子力施設の調査や、審査した委員とのエピソードを交え具体的に指摘した。講演後、質疑応答に続いて記者会見も行われ、IWJ青森の中継市民や大手メディアから活発に質問が飛んだ。
原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見 2012.12.19
2012年12月19日(水)、東京都港区の原子力規制庁舎で、原子力規制委員会 田中俊一委員長の定例会見が開かれた。19日で原子力規制委員会発足から3ヶ月となり、これを受け、田中委員長は、「3ヶ月とは思えない、1年2年にも思えるほど長かった」と述べた。産経新聞の記者に総選挙で「原発ゼロを唱えていた党が全て敗退し自民党政権となることでどういう影響を考えているか」と問われると、田中委員長は「どのようになろうが(安全規制を)変えるつもりもなく、変わらないと思う」と述べ、政治からの独立を保つ意志を強調した。
第20回原子力規制委員会 2012.12.19
2012年12月19日(水)、東京都港区の原子力規制庁舎で、「第20回原子力規制委員会」が開かれた。東京電力の柏崎刈羽原発で問題となっているウォーター・ロッドの歪みによる影響がファイバースコープにより調査され、通常すきまがなければならない燃料棒の間に一部接触している個所があることが報告された。また、福島第一4号機使用済み燃料プールの燃料取り出しのための構造物の設計変更とその耐震評価報告、核セキュリティに関する検討会の設置などが議論された。
「NRCは原子力産業に絡め取られている」「故意的な無責任が横行している」~ポール・ガンター氏講演「原子力規制委員会の手本-米国NRCの実態を暴く-」 2012.12.18
2012年12月18日(火)18時30分、京都市上京区の同志社大学・今出川キャンパスにおいて、米国における反原発運動の第一人者であるポール・ガンター氏による講演が行われた。ガンター氏は、36年間にわたって原発の危険性を訴え続けており、現在はワシントンに拠点を置く反核NGO「ビヨンド・ニュークリア」に所属し活動している。ガンター氏は、「原子力規制委員会の手本-米国NRCの実態を暴く-」とのテーマで、NRC(米国原子力委員会)の抱える数々の問題点と、NRCを参考に組織したとされる日本の原子力規制委員会の問題点について、専門家の視点から見解を述べた。
原子力安全に関する福島閣僚会議(2日目)専門家会合2「東電福島原発事故を踏まえた原子力安全の強化(緊急事態に係る準備及び対応を含む)」 2012.12.16
福島県郡山市「ビッグパレットふくしま」で開催されている「原子力安全に関する福島閣僚会議」において、2012年12月16日(日)15時より専門家会合2「東電福島原発事故を踏まえた原子力安全の強化(緊急事態に係る準備及び対応を含む)」が行われた。
第18回原子力規制委員会(国際アドバイザーと原子力規制委員会との意見交換) 2012.12.14
2012年12月14日(金)9時から、東京都港区の原子力規制庁舎で、「第17回原子力規制委員会」が行われた。委員会には、フランス原子力安全規制当局(ASN)前委員長のアンドレ・クロード・ラコスト氏、米国原子力規制委員会(NRC)元委員長のリチャード・メザーブ氏、英国原子力規制機関(ONR)機関長のマイケル・ウェイトマン氏の3名が招かれ、およそ2時間にわたって、原子力規制委員と意見交換が行われた。
東通原子力発電所の敷地内破砕帯調査(1日目) 2012.12.13
2012年12月13日(木)、青森県東通村の東北電力東通原子力発電所で、原子力規制委員会による敷地内破砕帯に係る現地調査(1日目)が行われた。
原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見 2012.12.12
2012年12月12日(水)14時から、東京都港区の原子力規制庁で、原子力規制委員会の田中俊一委員長による定例会見が行われた。質疑応答では、福井県にある敦賀原子力発電所2号機の直下に活断層が走っている公算が大きいとの調査結果を、規制委員会が発表した点に、記者の関心が集まった。
敦賀発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合 第1回評価会合 2012.12.10
2012年12月10日(月)、東京都港区の原子力規制庁舎で、「敦賀発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合 第1回評価会合」が行われた。専門家らは、敦賀原発2号機下破砕帯「D-1」は活断層の可能性があるとし、原子力規制委員会・田中委員長は「今のままでは、再稼働の安全審査は出来ない」と発言。敦賀原発が廃炉となる可能性が浮かび上がってきた。
グレーは黒だ!活断層の上の大飯を止めろ!12・7規制委員会前ヒューマンチェーン 2012.12.7
2012年12月7日(金)、東京都港区の原子力規制庁舎前で、「グレーは黒だ!活断層の上の大飯を止めろ!12・7規制委員会前ヒューマンチェーン」が行われた。大飯原発再稼働反対と原子力規制委員会人事の見直しの声を挙げた。