第21回原子力規制委員会 2012.12.26

記事公開日:2012.12.26取材地: 動画
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 2012年12月26日(水)、東京都港区の原子力規制庁舎で、「第21回原子力規制委員会」が開かれた。福島第二原子力発電所に関する設備復旧状況が説明された後、年末にあたって各委員が担当する有識者会合の現在までの開催・検討状況が報告された。

 報告は総括的なもので新たな内容は少なかったものの、その中で島﨑邦彦委員は、地震に対する原発施設の応答が地震波の方向によって異なってくることを考慮に入れるため、新たな耐震設計審査指針に3次元的な地下構造の詳細な調査・解析を求める意向を明らかにした。2007年に起きた中越沖地震での柏崎刈羽原発事故では、号機によって大きく異なる加速度が測定され、深さの次元のみに単純化された従来の方法の問題が指摘されていた。

■全編動画

  • 議題
    1.東京電力株式会社福島第二原子力発電所「原子力事業者防災業務計画に基づく復旧計画書に係る実施状況」の確認結果について(金子修一 原子力防災課長)
    2.各種外部有識者会合の開催・検討状況について(更田豊志委員、島﨑邦彦委員、中村佳代子委員)
    3.原子力規制委員会における国際的な取組状況について(大島賢三委員)
  • 日時 2012年12月26日(水)
  • 場所 原子力規制庁(東京都港区)

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