イスラエルとハマスの4日間の戦闘休止について、「『停戦』に至るまでには、一つ一つの成果を積み重ねていくことが必要。今、我々がすべきことは、人道目的の戦闘休止及び人道支援活動が可能な環境の実現に向けた努力である」と上川大臣~11.24上川陽子 外務大臣 定例記者会見 2023.11.24

記事公開日:2023.11.24取材地: テキスト動画
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(取材、文・浜本信貴)

 2023年11月24日、午後2時10分頃より、上川陽子 外務大臣の定例記者会見が東京都千代田区の外務省にて開催された。

 冒頭、上川大臣より、11月25日から26日までの予定で、第10回日中韓外相会議に出席するため、韓国・釜山を訪問(※)することについて報告があった。

 続いて、大臣と各社記者との質疑応答となった。

 IWJ記者は、ウクライナ紛争について、ウクライナの敗色が濃厚との見方も出てきている中、今、求められるのは、犠牲者を出し続ける戦争を継続するための支援ではなく、停戦を進めることではないか、と上川大臣に問いかける質問を準備して臨んだが、時間切れとなり、残念ながら質問することはできなかった。

 他社の記者からは、大臣から報告のあった「日中韓外相会議」、「元慰安婦訴訟」、「イスラエル・パレスチナ情勢」についての質問があった。

 アナドル通信社の記者より、日本時間の24日午後2時から、イスラエルとパレスチナ・ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスの間で始まった「4日間」の戦闘休止について、日本政府の評価を問う質問があった。

 この質問に対し、上川大臣は、「ガザ地区の状況につきましては、深刻化の一途をたどって」おり、「事態が早期に沈静化され、地域にテロと暴力のない平和と安定が実現することを強く望んでおります」とした上で、「『停戦』に至るまでには、引き続き、一つ一つの成果を積み重ねていく必要」があり、「今、我々がすべきことは、人道目的の戦闘休止及び人道支援活動が可能な環境の確保をイスラエル側に求め、その実現に向け努力尽力をすることである」と答弁した。

 質疑応答の内容など、記者会見の詳細については全編動画をご確認ください。

■全編動画

  • 日時 2023年11月24日(金)14:00~
  • 場所 外務省内会見室(東京都千代田区)

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