G7によるロシア産石油価格の上限設定について、萩生田大臣は「G7はロシア産石油を禁輸したが、他国への輸出が増え、原油価格が高騰するなど、効果が得られないため」と回答!~6.28 萩生田光一 経済産業大臣 定例会見 2022.6.28

記事公開日:2022.6.28取材地: テキスト動画
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(取材、文・木原匡康)

 2022年6月28日(火)、萩生田光一経済産業大臣の定例会見が経済産業省にて午前10時40分頃から開催され、IWJが生中継した。

 萩生田大臣は冒頭報告の中で、電力需給逼迫注意報、電力会社の節電プログラム、福島県大熊町の避難指示解除、令和4年版通商白書の配布等について報告した。

 他社からは、電力需給逼迫注意報、電力供給対策、安定的な電力供給の責任主体、節電プログラムなどについて質疑があった。

 毎日新聞の記者は、G7によるロシア産石油価格の上限設定の狙いについて質問。大臣は、「G7はロシア産石油を禁輸したが、他国への輸出が増え、原油価格が高騰するなど、効果が得られないため」と回答した。

 IWJ記者は、以下の質問を用意して挙手し続けたが、指されなかった。

 「G7首脳は、ウクライナ紛争へのモスクワの資金力を枯渇させるために、ロシア産の原油に続き、ロシア産の金の禁輸措置を打ち出しました。

 しかし、原油価格が高騰したために、ロシアはウクライナ侵攻以前より石油収入を増しています。ロシア産の金に対する禁輸措置も、金の価格高騰を招き、結局、石油と同様に、産出国のロシアを儲けさせるだけに終わるのではありませんか? 逆効果ではないですか? 大臣のご見解をお示しください」

 会見について詳しくは全編動画を御覧いただきたい。

■全編動画

  • 日時 2022年6月28日(火)10:35~
  • 場所 記者会見室(経済産業省本館)

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