米国からウクライナに戦闘機を送るよう要請されたポーランドは、「ロシアからの報復リスクをポーランドだけ負うのはあり得ない!」と猛反発。「代わりに2022年3月8日、自国の戦闘機はドイツ国内の駐留米軍基地に送るから、米軍が自分でNATOとしてウクライナに送ってはどうか」という、皮肉で驚くべき逆提案を行った。
しかし米国も、ロシアからの報復を恐れ、この提案を受け入れなかった。バイデン大統領が一般教書演説で謳った「統一された西洋」という美しく、都合のよいイメージは早くも砂上の楼閣と化しつつある。
「加盟国の一国が他国から攻撃されたら、全加盟国への攻撃とみなす、というNATOの5条に記された集団的自衛権の精神が、ロシアの軍事力という現実を前にして揺らいでいる! NATOと同様に、日米安保条約で米軍と同盟関係を結び、米軍の軍事力に依存している日本は都合よく米国に利用されそうになったときポーランド政府のようにこの要求をはねのけられるのか!? そもそも「米国はロシアとは戦わない」と言い続けているが、日本が直面している脅威は。北朝鮮、中国、ロシアと核保有国ばかりである。核兵器を持たない日本がこれらの国と戦えず、自国を守れない日本を米国は代わりにこの核保有国している国々と戦ってくれるのか!?
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