2021年12月23日、共同通信が「台湾有事」で米軍が南西諸島を軍事拠点化するとの日米共同作戦をスクープ、次いで沖縄タイムスなど各社が詳細を報じた。
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▲(写真フリー画素材サイト:PhotoAC)
しかも「日米間の政治的プロセスを待てない」と迫る米軍に自衛隊が「押し切られた」と報じられ、日米の制服組=軍部が暴走する様子が見てとれ、背筋が凍るようだ。
衝撃的なのは、沖縄タイムズが報じた匿名の自衛隊幹部による「自衛隊に住民を避難させる余力はない」との言葉だ。米軍と米本土を守るために活動する自衛隊に、南西諸島約161万人、そして日本列島全土の住民を、避難させたり、守る意志も余力もない事実を、明らかにした。
岩上安身の取材に対し、元外務省情報局長・孫崎享氏が「米軍は台湾で中国軍に勝つ見込みはない」、元内閣官房副長官補・柳澤協二氏が「米軍の作戦は拒否できる、でも…」と語った貴重な証言を含めて、ぜひ記事本文を御覧いただきたい。
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▲2021年3月、沖縄県の伊江島で行われた米軍のキャストアウェイ21.1演習の「遠征前方基地作戦(EABO)」で、輸送機に搭乗する海兵隊員(Wikipedia、Lance Cpl. Ujian Gosun)