2021年9月30日、東京・千代田区の参議院議員会館で、れいわ新選組の山本太郎・代表 による、不定例記者会見が行われた。
IWJ記者は、台湾有事をにらみ、自衛隊が国内に次々とミサイル基地を建設していることについて質問した。
山本太郎・れいわ新選組代表は、「日本は国連憲章という部分において、敵国ということにされてしまっている」と指摘。「その中で勇ましいことを叫んだとしてもミサイルひとつ打てません」と述べた。
以下、IWJ記者と山本代表の質疑応答全文である。
IWJ「現在、南西諸島では台湾海峡有事の備えとして、自衛隊のミサイル基地が次々と建設され、住民の反対運動が起こっています。いざ台湾有事となれば、指揮権のない自衛隊は米軍の指示で南西諸島に限らず日本列島を戦場として戦うことになります。
自衛隊制服組トップの河野克俊(かわの かつとし)・前統合幕僚長は『沖縄、鹿児島も戦場になるのは軍事的に常識』と話をしております。
- 「台湾有事なら沖縄・鹿児島も戦域に。これは軍事的常識」 河野前統幕長 対中抑止へ「正面切って議論を」(南日本新聞、2021年9月2日)
米中の中距離弾道ミサイル保有において、中国が圧倒的に優位に立っている状況を日米が逆転するには日本にミサイルを配備することだ、とも述べております。鹿児島には川内原発があるのですけれども、彼の眼中にはまったく入っていません。
山本太郎さんは以前国会で、川内原発にミサイルを撃ち込まれたらという質問をされておりました。あれが今や現実のものになりつつあります。