ロシア軍がウクライナ国境周辺に17万5000人を集結させ、2022年初めに大規模な軍事行動を計画と、2021年12月3日『ワシントンポスト』紙が報じた。
繰り返し行われた米ロ首脳の交渉も平行線のまま、2022年1月6日現在、緊張は高まったままだ。
プーチン大統領は、ロシアの安全保障の「レッドライン」として、「ウクライナのNATO加盟」「ウクライナへの欧米による(対ロシア用の)攻撃兵器配備」「東欧への米核兵器の配備」をいずれも取りやめることを要求しているが、逆に米国はそれらの国への軍事支援強化を示唆した。
さらに米国は、欧州のロシア産天然ガス依存を妨害するため、パイプライン「ノルドストリーム2」の稼働中止をドイツに求めたり、ロシアのサイバー攻撃に備えて専門家チームをウクライナに派遣するなど、緊張緩和とまるで逆の、緊張を高める動きを加速させている。
平行線のまま、「ウクライナ有事」の危険が高まれば、東の「台湾有事」とあわせて、中露vs米欧日の戦争勃発の可能性は否定できず、それは第3次世界大戦という悪夢が現実になることを意味する。
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