2021年9月24日(金)、午前11時頃より、東京都千代田区の厚生労働省庁舎にて、田村憲久 厚生労働大臣の定例会見が開催された。
会見冒頭、田村大臣より、以下のとおり、4件の報告があった。
1.政府が推進すべき自殺対策の指針について
2.第75回 赤い羽根共同募金について
3.医療・介護・障害福祉における感染防止対策の継続と新型コロナウイルス感染症の診療に関する
特例評価の拡充について
4.小学校休業等対応助成金・支援金の受付開始について
田村大臣からの報告後、各社記者と大臣との質疑応答となった。IWJ記者は政府のワクチン施策に関する質問を準備していたが、指名されず、質問をすることはできなかった。
他社の記者からは、「新型コロナ感染症の今後の医療提供体制の構築と病床確保計画」、そして「緊急事態宣言ならびにまん延防止等重点措置の全面解除」等についての質問があった。
田村大臣は、質疑応答の最後に行われた「自民党総裁選の開票が明日に迫っています。(中略)コロナ対策に携わってこられた立場から、新総裁に期待することをお願いします」との質問に対して、次のように答えた。
「新総裁が総理になる可能性が非常に高いんだろうと思いますけれども、コロナは今までも色々な対策をやって参りました。継続事項もいっぱいあります。そういう意味では、継続すべきものはしっかりと継続して頂きたい。
と言うのも、今までも、専門家の方々や分科会を通じて、色んなご提言も頂いて、それに対する色んな対応もしてきておりますので、継続頂ければありがたいと思っております。
急に方向が変わるということはないんだ、というふうに私は認識致しておりますので、コロナのリスクというもの、感染リスクというものをしっかりとご理解いただく上で、新しい総裁は、国民の皆さま方に、安心をして頂く『ウィズ・コロナ』の社会づくりというものをしっかりとやっていただけるものというふうに思っています」