アフガニスタンに取り残され、パキスタン国境近くに集まる邦人関係者に「命のビザを!」福島瑞穂・社民党党首が外務省担当者に迫る!~9.9第31回 難民問題に関する議員懇談会 総会 2021.9.9

記事公開日:2021.9.12取材地: テキスト動画
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(取材、文・渡会裕)

 2021年9月9日、東京都千代田区の参議院議員会館で、アフガニスタン情勢、東日本入国在留管理センターでの暴行事件、名古屋入国在留管理センターでのウィシュマ・サンダマリさん死亡事案について、外務省、出入国在留管理庁の担当者にヒアリングを行う「難民問題に関する議員懇談会総会」が開かれた。

 今回で31回目となる懇談会では、参加した野党議員らが、緊迫するアフガニスタン情勢についてヒアリングを行った。

 福島瑞穂・社民党党首は、アフガニスタン国内に取り残された多数の邦人関係者が、隣国のパキスタン国境付近にいることを指摘して「(日本政府が)命のビザを発給してくれれば(アフガニスタンから)出られる」と述べ、外務省に対し対応を要請し、進捗状況を質した。

 これに対し、辻昭弘・外務省大臣官房官房長補佐は「ご指摘の事案の相談は大変多く寄せられている」「一つ一つにすべて丁寧に対応している」と回答するにとどまった。

 福島党首は、第二次大戦中の杉原千畝氏の「命のビザ」を例にとり、「切迫しているのでぜひ、丁寧な作業ではなくて、迅速な作業で『命のビザ』を出してほしい」と重ねて要請した。

■全編動画

  • 議 題:
  • 1.アフガニスタンの情勢について
  • 2.東日本入国管理センター(牛久入管)での暴行事件について
  • 3.名古屋入管でのスリランカ女性死亡事案 『最終報告書』についての報告及びヒアリング
  • 4.質疑応答
  • 5.その他
  • 日時 2021年9月9日(木)14:00~
  • 場所 参議院議員会館 地下1階 B103(東京都千代田区)
  • 主催 難民問題に関する議員懇談会

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