2021年3月25日、東京都千代田区の東京電力臨時会見場で、東京電力による福島第一原子力発電所「中長期ロードマップの進捗状況」に関する記者会見が行われた。
会見でIWJ記者は、この日の北朝鮮によるミサイル発射の事実に触れるとともに、6月に予定されていた習近平・中華人民共和国国家主席の訪米が取り下げられ、米中の緊張が高まり、武力戦争の可能性が高まったことを指摘した。その上で、「原発を抱えたまま戦争が不可能ならば、原発の早急な廃炉と稼働停止を至急検討すべきなのでは?」と質問した。
これに対して東電担当者は、廃炉は一気にできるものではないと答弁。また、柏崎刈羽原発については「現時点で再稼働できる段階にはない」と述べた。