福島第一原発事故にまつわる国と東電の責任を認めた仙台高等裁判所の判決について問うも、東電は答えず! 記者会見開催も拒否!? ~10.1東京電力 定例会見 2020.10.1

記事公開日:2020.10.2取材地: テキスト動画
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(取材、文・渡会裕)

※2021年3月8日、テキストを追加しました。

 2020年10月1日、東京・千代田区の東京電力臨時会見場で、東京電力による定例の記者会見が開かれた。

 東京電力福島第一原発事故をめぐり、2018年10月から始まった国と東電に損害賠償などを求めて、福島県内の住民や避難者ら約3700人が訴えた訴訟の控訴審判決が、この会見前日の9月30日に、仙台高等裁判所であった。上田哲裁判長は、「国が津波を予見し東電に安全対策を指示すれば事故を防げた」として、国と東電の責任を認める判決を言い渡した。

 国が被告となった原発事故の集団訴訟では、各地で地裁の判断がわかれているが、高裁が国の責任を認めた判決は初めてだ。

 会見でIWJ記者が、判決で指摘していることの重要性に鑑みて「東京であらためて会見を開く考えはあるか?」と質問したのに対し、東電の松尾桂介・広報担当は「現時点で特にそういった予定はない」と答えた。

■全編動画

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