新型コロナ特措法等改正案をめぐる与野党修正協議で刑事罰の全面削除と過料の大幅軽減に合意!「合意を尊重し、国会審議に真摯に取り組んでいきたい」と西村大臣~1.29西村康稔 新型コロナ対策担当大臣 定例会見 2021.1.29

記事公開日:2021.1.29取材地: テキスト動画
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(取材、文・浜本信貴)

 2021年1月29日午前11時半頃より、東京都千代田区の中央合同庁舎において、西村康稔 新型コロナ対策担当大臣の定例会見が行われた。

 冒頭、西村大臣から、全国の感染者数の増減(先週比)、陽性率、病床使用率など、新型コロナの感染状況についての報告があった。

 西村大臣は、「正式な計算ではない」と前置きしつつ、「全体として、飲食に関わるクラスターが減っている」とし、「直近10日間で、会食等を含めた飲食関係のクラスターは全体の10分の1くらいになっている。反対に、多いのは高齢者施設となっている。引き続き、都道府県と連携しながら、専門家の先生方とともに状況の分析を継続する」と述べた。

 また、「小樽と宮古島で感染がかなり広がっている。国としても、全力で支援していきたい。やれることを準備しつつ、調整し、応援していく」と締めくくった。

 続いて、景気の動向について、雇用、所得、そして貯蓄率などの指標を参照しつつ、説明があり、あわせて、各種の助成金制度の紹介が行われた。

 その後、各社記者と西村大臣との質疑応答が行われた。

 前日の28日に行われた特措法等改正案をめぐる与野党の修正協議について、記者から「大幅に罰則を軽減する方向で合意となったが、大臣が『ベスト』だと考えていた内容から大きく変更された。そのことについての受け止めをお聞かせ願いたい。また、これで実効性が担保されるのかについてもご所見をうかがいたい」との質問があった。

 これに対して、西村大臣は「私どもとしては、最善のものとして提出したが、様々な観点から与野党で協議が進められ、合意にいたった。本日から審議入りできる。早期の成立に向け、与野党での真摯な議論と協力がなされていることに感謝する」と答え、「それぞれの合意事項を踏まえ、国会審議が今日から始まる。こうした合意を尊重し、真摯に取り組んでいきたい」と述べた。

 西村大臣の冒頭報告、および質疑応答の模様を含め、会見の詳細は、是非、全編動画でご確認ください。

■全編動画

  • 日時 2021年1月29日(金)10:45~
  • 場所 中央合同庁舎8号館1階会見室(東京都千代田区)

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