日刊IWJガイド・日曜版「風薫る5月を迎えました。4月中のご支援誠にありがとうございました。5月も、ぜひウクライナ報道で孤軍奮闘するIWJをご支援ください!」2022.5.1号~No.3517


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~ツイッター「IWJ_Sokuho」4月30日、ロシアはドル払いで再びデフォルトを免れる! ロシアはルーブルの金本位制を目指す!? 米国軍需産業は絶好調でもバイデン大統領の支持率は低迷したまま! 英国紙が「トラス外相は火遊びをしている」と痛烈批判、ボリス・ジョンソン首相の支持率は29%! ラブロフ外相は、「ロシアの特別軍事作戦は西側の新植民地支配から世界を解放することに貢献」していると主張!

■風薫る5月を迎えました。5月もこれまでのご寄付の月間目標の420万円を20万円削減し、400万円といたします! 昨年8月から4月末までの、第12期の9か月間にわたる累積の不足金額331万3584円に、5月の400万円を加えて、今月の目標額は731万3584円です。5月も、ぜひウクライナ報道で孤軍奮闘するIWJをご支援ください!

■【中継番組表】

■<IWJ取材報告>経済安保法案が5月10日参院で委員会採決! 学問への政治干渉、軍事技術の官民連携を懸念!「検察庁法改正反対のような注目と世論の盛り上がりがほしい」!!~4.28 経済安保法案の参議院採決を許さない! 緊急アピール

■<今週の新記事振り返り>

■<今週の日刊IWJガイド振り返り>

■【スタッフ募集・テキスト(赤反映担当)班】日刊IWJガイドや記事の執筆、編集業務を行っていただける方、特に深夜業務での作業を厭わない方は優遇し募集します。深夜に及んだ場合は、社用車での帰宅が可能です。時給は1300円から、能力・実績次第で昇給します。深夜業務は法にのっとった割り増し残業代を支払います。

■【スタッフ募集・テキスト(パワポ作成担当)班】書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要とされる「岩上安身によるインタビュー」のパワポ作成に責任をもってかかわっていただける方。時給は1500円です。

┗━━━━━

■はじめに~ツイッター「IWJ_Sokuho」4月30日、ロシアはドル払いで再びデフォルトを免れる! ロシアはルーブルの金本位制を目指す!? 米国軍需産業は絶好調でもバイデン大統領の支持率は低迷したまま! 英国紙が「トラス外相は火遊びをしている」と痛烈批判、ボリス・ジョンソン首相の支持率は29%! ラブロフ外相は、「ロシアの特別軍事作戦は西側の新植民地支配から世界を解放することに貢献」していると主張!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 IWJは、ツイッターアカウント「IWJ_Sokuho」で、ウクライナ情勢をツイートしています。テレビでは流れない情報や、石油・天然ガスなどの資源問題、ウクライナの実情もあわせて、多角的にウクライナ情勢をお伝えしています。ぜひ、一度御覧ください。

※IWJ速報@IWJ_Sokuho
https://twitter.com/IWJ_Sokuho

 『ブルームバーグ』が29日、「ロシアは今のところ、デフォルト(債務不履行)を回避できそうだ」と報じました。ロシアは外貨建てソブリン債2本の利払いを、ロシア国内のドル準備を取り崩して支払いを行いました。

 ロシア財務省は29日、支払代理人であるシティバンクのロンドン支店にドルを送金したと明らかにしていました。その内訳は2022年償還のユーロ債で5億6480万ドル(約735億円)、2042年償還債で8440万ドルです。

 『ロイター』は、米政府高官の談話として、ロシアが米国で凍結された外貨準備金を使わずに支払いを行ったと確認したが、資金の出所は不明だと述べた、と紹介しています。

 ロシアは4月4日に期限を迎えたロシア国債の償還・利払いについて「ルーブル建てで、前倒し償還」をしていましたが、結局は期限後の猶予期間を利用して、ドル建て支払いをしました。

 強力な経済制裁を受けて、デフォルトに陥ると見られていたロシアですが、大型の償還・利払いがあった4月も乗り越えました。

※【速報5622】ブルームバーグ、29日:ロシアは今のところ、デフォルト(債務不履行)を回避できそうだ。同国は外貨建てソブリン債2本について、国内のドル準備を取り崩して支払いを行った。この債務支払いはこれまで、経済制裁により実行されていなかった。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1520366998584426497

 29日、ロシア大統領府は、プーチン大統領が通貨ルーブル相場を金やその他の商品価格にペッグ(連動)させることを検討していると明らかにしました。『ロイター』が報じました。

 プーチン大統領の側近、パトルシェフ安全保障会議書記は26日に、ルーブル相場を金相場などにペッグさせることが検討されていると述べていました。金本位制にすることで、ロシアは自国の金融システムに対する「主権」を強化できるとの考えを示していました。

 ロシアは世界で採掘される金の約10%を生産しています。実際にルーブル相場が金にペッグされれば、100年以上ぶりのことになります。

 ロシア中央銀行は3月に、6月30日まで金を1グラム=5000ルーブルで購入すると発表しました。ルーブルを金相場にペッグさせるための準備とみられていましたが、その後、一度は急落したルーブルが上昇し、固定相場での買い取りを取りやめていました。

※【速報5625】ロイター、30日:ロシア大統領府は29日、プーチン大統領が通貨ルーブル相場を金やその他の商品にペッグ(連動)させることを検討していると明らかにした。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1520367176263561216

 他方、ロシア中央銀行のナビウリナ総裁は29日、記者団に対し、ルーブル相場の金とのペッグについて「全く検討されていない」と述べました。ロシアは金本位制に戻るのか否か、どちらなのか判然としません。

※【速報5629】ロイター、30日:ロシア中央銀行のナビウリナ総裁は29日、記者団に対し、ルーブル相場の金とのペッグについて「全く検討されていない」と述べている。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1520367549518876672

 4兆円を超えるウクライナへの巨額支援を議会に要求し、ウクライナに湯水の如くに兵器を送り込んでいるバイデン大統領のもとで、米国の軍需産業や資源エネルギー産業、そして食料関連企業が、軒並み10%から20%、株価が上昇しています。

 しかし、バイデン大統領自身の支持率は依然として危険水域で低迷しています。ロイター・イプソス調査によると、4月26日のバイデン大統領の支持率は42%。不支持率は53%でした。

※【速報5578】ロイター・イプソス調査、4月26日のバイデン大統領の支持率は42%。不支持率は53%。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1520363818668662785

 多くの米国民にとっては、ウクライナ侵攻よりも、目の前のインフレが問題のようです。米商務省が29日発表した3月の個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比6.6%上昇しました。1982年1月以来、40年2カ月ぶりの高い伸びです。
 
 特に、ロシア産原油やガスに対する禁輸・経済制裁は世界の原油価格を押し上げており、エネルギー関連は33.9%上昇と、前月(25.7%上昇)からさらに伸びが拡大しています。

※【速報5579】時事、29日:米商務省が29日発表した3月の個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比6.6%上昇した。1982年1月以来、40年2カ月ぶりの高い伸び。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1520363863245729793

 『ブルームバーグ』は29日、バイデン政権は借り手1人当たり少なくとも1万ドル(約130万円)の学生ローン返済を減免する大統領令を検討している、と報じました。減免の対象は低中所得者層としたい考えだということです。

 中間選挙に向けて民主党議員はバイデン大統領の支持率の低さを懸念しています。下院の進歩派議員やウォーレン上院議員、一部の権利擁護団体などは、借り手当たり5万ドルの返済減免を強く主張しているということです。

 中間選挙に向けた世論調査では、民主党への支持は盛り上がりを欠いています。過去の統計からは、大統領に対する支持率と中間選挙の関係は明白だとされています。

 共和党との厳しい戦いが見込まれる中、ホワイトハウスは進歩派を含む重要な有権者グループの関心を引こうと必死です。

※【速報5581】ブルームバーグ、29日:バイデン政権は借り手1人当たり少なくとも1万ドル(約130万円)の学生ローン返済を減免する大統領令を検討している。減免の対象は低中所得としたい考え。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1520363931981979648

 ウクライナのメディア『ウクルインフォルム』は30日、ビクトリア・ヌーランド米国務次官が、プーチン政権はウクライナで自ら始めた戦争にて「全面的敗北」を喫さなければならず、そこに米国によるウクライナの包括的サポートの主要な目的があると発言した、と報じました。

ヌーランド米国務次官「私たちの目的は、この戦争がウラジーミル・プーチンにとっての戦略的な敗北で終わることを達成することだ。私たちは、この軍事的冒険が彼と彼の体制にとって極度に高くつくものにしたい」

 ヌーランド国務次官の発言はあからさまなものです。戦争の一方の主体が米国で、ロシアを全面的な敗北に追い込むまでやめない、と決意しているということは、ウクライナには主権はなく、戦うことに疲れたとしても、停戦することも、降参することもできない、ということです。

 つまり、この戦争はウクライナとロシアの戦争ではなく、ウクライナを通じた米国とロシアの戦争である、ということです。

 2014年のウクライナ争乱の際、ヌーランド氏は国務次官補でした。ヤヌコビッチ政権に対するクーデターに関与し、新政権の人事に介入したことがわかっています。

 最近では、米国によるウクライナでの生物兵器研究についての発言が注目を集めました。詳しくは、以下の号外をお読み下さい。

※【号外第3弾】<IWJ検証レポート! その3>ビクトリア・ヌーランド氏「ウクライナに生物学研究施設がある」と告白! ウクライナの生物兵器研究所についてThe Intercept創立編者の記事を仮翻訳! 2022.3.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503566

 『ウクルインフォルム』は、ヌーランド米国務次官は、米国はウクライナの人々に戦う準備がある限り、彼らをロシアの侵略から守るための支援を行う準備があると強調した、と評価しています。

※【速報5584】UKRINFORM、30日:ヌーランド米国務次官は、プーチン政権はウクライナで自ら始めた戦争にて「全面的敗北」を喫さなければならず、そこに米国によるウクライナの包括的サポートの主要な目的があると発言した。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1520364056968048640

 「ロシアが核兵器を使う、使う」と言い立ててきた米国ですが、『ロイター』は29日、匿名の米国政府高官の話として、米政府はロシアが核兵器を実際に使用する脅威はないとみていると、報じました。

匿名の米国政府高官「ロシアの核能力を連日、最大限監視し続けているが、核兵器が使用される脅威はなく、NATO域内への脅威もないと評価している」

※【速報5592】ロイター、29日:米国防総省高官は29日、米政府はロシアが核兵器を実際に使用する脅威はないとみていると述べた。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1520364620464418816

 G20議長国を務めるインドネシアのジョコ・ウィドド大統領は29日、同国で11月に開催されるG20首脳会議について、プーチン大統領が出席する予定であり、ゼレンスキー大統領も招待されていると明かしました。『AFP』が29日、報じました。

 また、ウィドド大統領はウクライナによる兵器供給の要請に応じなかったことも同時に明らかにしました。ゼレンスキー氏から兵器供給の要請があったものの、戦略的な中立を目指すインドネシアの外交政策に従って、要請に応じなかったということです。

 米英やカナダなどはG20議長国であるインドネシアに対し、プーチン大統領をG20サミットに招待しないよう呼び掛けているということです。

 サキ米大統領報道官は記者会見で、バイデン大統領は「プーチン大統領のG20出席に反対を表明している」として、インドネシア側に公式および非公式な形で反対する考えを伝えていることを明らかにしました。

 ウィドド大統領は「インドネシアはG20を結束させたい。亀裂を生じさせたくない」と述べています。

 米国からの圧力があっても、戦争の拡大と長期化につながる兵器の供給要請に応じず、プーチン大統領の排除も断るなど、毅然とした姿勢を示しているインドネシアの態度は、独立した主権国家とは、かくあるべきものである、ということを堂々と示しています。

※【速報5596】AFP、29日:インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は29日、同国で11月に開催されるG20首脳会議について、プーチン大統領が出席する予定であり、ゼレンスキー大統領も招待されていると明かした。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1520364853382516738

 英国は、ウクライナに対する支援の金額自体は少なくとも、米国に負けず劣らず、好戦的な姿勢を示しています。『ガーディアン』のコラムニスト、サイモン・ジェンキンズ氏が28日、英国のリズ・トラス外相が「火遊び」をしていると批判する論考を発表しました。

 ジェンキンズ氏の論考は「リズ・トラスは、彼女自身の野心のためにウクライナの戦争を無謀に炎上させる危険を冒している」という題名です。そのなかで、ジェンキンズ氏は、トラス氏は想像上の代理戦争に興じており、誰もそれを止められないと述べています。

 「(トラス氏は)『ロシアをウクライナから追い出すため、さらに速く、さらに前進する』と言った。彼女は明らかに、ロシアの熊に対する想像上の代理戦争に興じており、ホワイトホールの誰も彼女を制することができないようだ。(中略)

 (トラス氏は)「私たち」という言葉を使うことで、イギリスの利益とキエフの利益を公然と同一視している。トラスはウクライナにこれまで以上の経済・軍事援助を行うよう求めている。(中略)

 (トラス氏は)どこにも、平和の可能な妥協はおろか、彼女が望むエスカレーションに伴うリスクについて言及していない。彼女はタブロイド外交(扇情的な外交)である」。

 ジェンキンズ氏は、トラス外相がロシアの脅威を煽り立て、国民に対する扇情的な政治を行なっていると批判しています。

 さらに、ジェンキンズ氏は、非常に危機的な状況にあることを1962年のキューバ危機に見立て、そのときの叡智を思い出すべきだと主張しています。

 「このようなおふざけ(タブロイド外交)のために、今ほどデリケートで危険な時期はないだろう。ウクライナでは、第二次世界大戦や旧ユーゴスラビア紛争以来、最も恐ろしい残虐行為が行われている。(中略)

 トラス氏は、プーチンが『ヨーロッパ全土に計り知れない悲惨さをもたらそうとしている』と宣言している。彼女は、西側諸国の軍事的報復の必要性を示すような、重大で強い警戒を招く仮定について、何の証拠も示していない。(中略)
 
 プーチンは怪物で嘘つきかもしれないし、彼が抑圧している人々に援助を送るのは正しい。しかし、戦略家は侮辱を越えて、現場のリスクと確率を評価する必要があるのだ。(中略)
 
 この最大の危機の瞬間には、1962年にキューバを辛うじて解決したような判断力と技術が必要である。その時、私たちは、双方が降りなければならなかったことを思い出すべきだろう。(中略)

 2015年のミンスク交渉で示され、3月のイスタンブールでも話し合われたように、これが継続的な苦悩とならないためには、妥協が必要である。(中略)

 最終的な取引は、ウクライナの安全保障とドンバスのある程度の自治を包含する必要がある。(中略)

 プーチンに勝利を与えることはできないが、オデッサはともかく、クリミアと南東ウクライナの『ロシア的なるもの』を認めることになるだろう」。

 ジェンキンズ氏は、敵対する相互が、それぞれに妥協しなければ、ずっと紛争の火種が残り、燻り続けるだろうというのです。しかし、現在、ジョンソン首相とトラス外相は、まったく逆の方法で支持を得ようとしていると、ジェンキンズ氏は指摘しました。

 「しかし、ジョンソン(首相)とトラス(外相)が現在反対しているのは、まさにこのような結果であり、トーリー党内の好戦的な人々、および防衛ロビイストからの支持を高めたいのである。(中略)

 ジョンソンとトラスは、ウクライナの取り決めはゼレンスキーと彼の国民が決めることだと宣言していない。彼らは、ロシアが完敗するまでの間、彼に戦い続けて欲しいのだ。彼らは代理戦争での勝利を必要としている」。

 米国内でも、ミアシャイマー氏のように、西側諸国のウクライナ問題とウクライナ侵攻に対する姿勢に批判的な論説が出されていますが、英国でも鋭い批判が出てきました。

 ウクライナ紛争はロシアと米国(及びその同盟国)の代理戦争である、という認識が少しずつ広がる中、政府の姿勢もマスメディアの姿勢も変わらず、ウクライナを過剰に美化し、ロシアを化け物扱いし、最も悪質な米国のおぞましい側面には目をつぶっているのは日本だけです。

※【速報5646】『ガーディアン』のコラムニスト、サイモン・ジェンキンズ氏が28日、英国のリズ・トラス外相が「火遊び」をしていると批判する論考を発表しました。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1520370522189885442

 『YouGov』によれば、ボリス・ジョンソン首相の支持率は4月7日現在、29%。不支持率は65%となっています。

※【速報5700】ボリス・ジョンソン氏の支持率は4月7日現在、29%。不支持率は65%となっている。(YouGov)
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1520372042125934592

 ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、中国メディアの『新華社通信』とのインタビューで、ウクライナでのロシアの特別軍事作戦は、西側の新植民地支配から世界を解放することに貢献していると述べました。

ラブロフ外相「西側の集団が歴史の自然な流れを妨げ、他人を犠牲にしてその問題を解決しようとする試みが運命づけられていることは明らかだ。(中略)

 ウクライナでの特別軍事作戦は、世界を西側の新植民地から解放するプロセスにも貢献している。人種差別と例外的な複合体が密に混ざり合っている抑圧からの解放」

 ラブロフ外相は、米国が何十年にもわたって破壊的な進路を追求してきたことを強調しています。ラブロフ外相は、特にユーゴスラビアに対するNATOの攻撃、イラク、リビアへの攻撃、シリアを破壊する試み、そしてウクライナを含む多くの国での「カラー革命」に言及しました。

 「(カラー革命は)すべて数十万人の命を奪い、地球のさまざまな地域で混乱を引き起こした」。

 ラブロフ外相は、2014年のクーデターについても言及しました。

 「米国とNATOは常にウクライナをロシアを封じ込める手段と見なしてきた。(中略)

 2014年にキエフで反憲法に基づくクーデターを最初に扇動し、その後支持したのは西側だった」。

 ラブロフ外相は、現在起こっていることは「新冷戦」ではなく、ワシントンとその同盟国が 他国に「世界の米国中心のモデル」を押し付けようとする継続的な試みであると主張しました。

 ラブロフ外相は、米国はまた、アジア太平洋地域で「明白な反中国政策」を追求しようとしている、と警告し、最後に中国へのメッセージを送りました。

 「中国の習近平大統領がボアオフォーラムで強調したように、『私たちは、不可分な安全保障の原則を支持し、バランスを築き、効果的で持続可能な安全保障構造を構築し、他者の安全を犠牲にして自己の安全を追求することに反対する』」。

※【速報5632】TASS、30日:ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は新華社通信とのインタビューで、ウクライナでのロシアの特別軍事作戦は、西側の新植民地支配から世界を解放することに貢献していると述べた。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1520370048950747143

 中国外交部の趙立堅報道官は、29日に北京で行った定例記者会見で、「中ロ関係の成功における重要な点は、冷戦時代の軍事および政治の同盟モデルを超越していることだ」と発言しました。

 趙報道官は、ロシアと中国の両国は、「国際関係の新モデル構築にコミットしている」とし、両国の関係が示すモデルは、一部の国が示す「冷戦思考」とは違うとコメントしました。

※【速報5702】ブルームバーグ、29日:外務省の趙立堅報道官は29日に北京で行った定例記者会見で「中ロ関係の成功における重要な点は、冷戦時代の軍事および政治の同盟モデルを超越していることだ」と発言。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1520372201341734912

 ウクライナ侵攻が、米国の対中露包囲網の動きを加速しています。『ジャパン・タイムス』は30日、オースティン米国防長官は4日に、米国で、岸信夫国防相と会談し、ウクライナでのロシアの戦争と、中国の主張が高まる中、二国間同盟を強化する方法について話し合う予定だと報じました。

 岸防衛大臣は、米国への旅行中に、ミサイル防衛局と米国サイバー軍を訪問して、弾道ミサイル防衛とサイバースペースでの協力について意見を交換することも計画している、ということです。

※【速報5710】japantimes、30日:オースティン米国防長官は水曜日(4日)に米国で岸信夫国防相と会談し、ウクライナでのロシアの戦争と、中国の主張が高まる中、二国間同盟を強化する方法について話し合う。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1520372589772029952

 台湾は、中国と台湾が領有権を主張する南シナ海の南砂諸島のなかで、台湾軍が駐留している軍事施設を大幅に改良し、中国軍に対抗しようとする動きを強めている、と『NEWSポストセブン』が30日、報じました。

 年内に既存の1150mの滑走路を350m延長し、軍が駐留する基地を拡張するということです。

 『NEWSポストセブン』は1500mの滑走路であれば、F16戦闘機やP-3C対潜水艦哨戒機が発着できるようになり、これまでと比べて戦闘力が格段に向上する、と報じています。

 一方、同じく、南シナ海の島嶼の領有権を主張しているベトナムやフィリピンから、「中国を刺激する動きだ」などと批判する声が出ているということです。

 実際問題として、『NEWSポストセブン』の報じ方には、ミサイル戦の時代に入っている、という認識が感じられず、ピント外れな分析に思われます。

 滑走路によって戦闘力が増すというのであれば、それは中国が自国防衛のためとして、武力に訴える口実を増やすことになります。東南アジアの国々が、中国に対して余計な刺激を与えるようなことをするな、というのは一理あります。

 滑走路などは精密なミサイルを撃ち込まれれば、すぐに使い物にならなくなります。高価な戦闘機や哨戒機の格納庫もミサイルの的となり、おしまいとなります。ミサイルの射程距離内か否か、という議論が抜けていると、米国の軍需産業を潤わせるだけの話になりかねません。

 ウクライナ紛争によって、明らかになったことは、米国は中露の付近で紛争を起こし、自分は遠間で、紛争には巻き込まれずに、武器支援をしていく、というやり方です。台湾は、第二のウクライナとなりかねませんし、在日米軍基地のある日本も、戦場にされかねません。勝利の見込みのない戦争をいたずらに煽る言説には、細心の注意が今から必要です。

※【速報5704】NEWSポストセブン、30日:台湾が、中国と台湾が領有権を主張する南シナ海の南沙諸島のなかで、台湾軍が駐留している軍事施設を大幅に改良し、中国軍に対抗しようとする動きを強めていることが分かった。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1520372271508262913

 ブリンケン国務長官は26日、6月に開催されるNATO首脳会議には「AP4(アジア太平洋4カ国、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランド)が出席する予定」だと述べています。

 米国には、QUAD(クアッド、日米豪印戦略対話)、AUKUS(オーカス、米英豪3カ国安全保障枠組)、AP4(アジア太平洋4カ国)をNATOに結びつけたい思惑があるようです。

■風薫る5月を迎えました。5月もこれまでのご寄付の月間目標の420万円を20万円削減し、400万円といたします! 昨年8月から4月末までの、第12期の9か月間にわたる累積の不足金額331万3584円に、5月の400万円を加えて、今月の目標額は731万3584円です。5月も、ぜひウクライナ報道で孤軍奮闘するIWJをご支援ください!

 おはようございます。IWJ代表の岩上安身です。

 IWJでは、今期第12期の年間の予算を立てる上での見通しとして、代表である私、岩上安身への報酬をゼロにすることを筆頭に、支出をぎりぎりまでにしぼった上で、IWJの運営上、必要なご寄付・カンパの目標額は月額420万円(年間5040万円)としておりましたが、支出をさらに削って、4月からは月間目標金額をさらに下げて400万円といたしました。5月も目標額を400万円に据え置きます。

 昨年8月から始まったIWJの今期第12期は、5月で10か月目に入りました。

 先月4月は1日から29日までの29日間で、315件、366万4600円、目標額の92%のご寄付・カンパをいただきました。本当にありがとうございます。

 4月のご寄付・カンパの集計は、連休後にご報告させていただきます。

 今期スタートの8月1日から4月29日までの9か月間の累計の不足分は、暫定で331万3584円となっています。

 従って、4月末までの不足分331万3584円に、5月の400万円を加え、731万3584円が必要となります。今月5月を含めて、期末までの残り3か月で赤字雪ダルマを削って、不足分がゼロになるように、どうか皆さまのお力で、ご支援ください!

 IWJの会員数は現在3202人です。そのうちサポート会員は1099人です(2022年4月18日現在)。本当に心苦しいお願いではありますが、会員の皆さま全員が2284円ずつカンパしてくださるか、サポート会員の皆さまが全員1人6655円ずつカンパしてくださったならば、なんとかこの赤字は埋められます!

 伏してお願いいたします! どうか皆さまのお力で、この窮状をお助け願います!

 また、この目標額には、3月16日に宮城県・福島県で震度6強を記録した、福島県沖で発生した地震の際に起きた大規模停電の影響による、インタビューや動画配信に必要な設備の故障の修理費用、約70万円も含まれております。

 この故障が応急処置ではなく、完全に修理することができないと、再配信ができません。現在、対応中ですが、再配信ができず、ご不便をおかけしていて、申し訳ありません。ご理解をたまわれればと思います。

 引き続き、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 ロシアによるウクライナへの侵攻と、それに対する世界中からの反発・非難は、米英とNATOによる、ウクライナへの事実上の「参戦」という段階に至っています。

 4月28日号の日刊ガイドの「速報まとめ」をぜひ、読み直してみてください。ドイツのラムシュタイン空軍基地に世界から40ヵ国の同盟国首脳を集めて米国のオースティン国防長官が硫黄島など第二次大戦の激戦の戦場を次々数え上げながら「ウクライナはよくもちこたえている!」と、第2次大戦と現在のウクライナ危機を直接結びつけ、この40ヵ国の会合を月例会として「ウクライナ防衛協議会グループ」としていく構想を高らかに述べていました。まるで第3次世界大戦のための新たな「連合国」の始まりを宣言したようなものです。

 この会合には、日本の岸防衛相もオンラインで参加していました。この会合については、ベタ記事で各マスコミも小さく触れていましたが、オースティン長官の発言内容やその意味にはまったく触れていません。IWJの日刊ガイドを読んでいただければ、その意味がはっきりと理解できます。

※ツイッター「IWJ_Sokuho」4月26日・27日、プーチン大統領がグテーレス国連事務総長と侵攻後、初会談。マリウポリでウクライナ軍が民間人を「人間の楯」にしていると批判、国連による人道回廊設置を認める!米国は欧州最大の米軍基地で同盟国40カ国と会合、今後定例化で長期化へ対応! 中立非武装で紛争を監視するはずのOSCEが、2014年から8年にわたるドンバス地方でのウクライナ軍による民間人迫害の事実を隠蔽、その上、ウクライナ軍に迫撃砲弾を提供!? ロシアは初めてポーランドとブルガリアへのガス供給停止!(日刊IWJガイド、2022年4月28日号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50682#idx-6

 「同盟国」である日本は、国民の大多数が気づかないうちに、米国が段取りした「世界大戦」を戦う「連合国」のメンバーに加えられているのです。「いつ戦争に巻き込まれるのかわからない」とこれまで書いてきましたが、もはや既成事実として「米国の指揮する戦争」に組み込まれてしまっているのです。日本国民はまず、1人でも多く、この事実に気づかなければなりません。

 米軍のウクライナへの武器支援が功を奏し、予想以上にロシア軍が足踏みをし、逆に勢いづいたウクライナと米国・EU諸国は、「ロシアは全欧州を、これを好機として侵略しようとしている」などと誇張したプロパガンダを展開し、その上で「ロシアを弱体化させる」ために反撃に転じようとしています。

 ウクライナ軍は、ついにロシア領土内で、不正規戦を仕掛け始めました。これは危険な賭けです。彼らは「パルチザン」と称していますが、別の角度から見れば、これは「テロ」と呼ぶこともできます。そして、こうした不正規戦を後押ししているのは、米国・米軍なのです。ロシアへ不正規戦を仕掛けることは、ロシアに対して、ウクライナに対する戦争を続行する理由を与え、最終的にロシアと米国が直接対決する道を開きかねません。

※日刊IWJガイド「戦いはロシア領に飛び火! ロシア側はウクライナがロシア国内への攻撃の試みをやめない限り、ロシア軍は意思決定センターを標的にすると発表」2022.4.16号~No.3502号
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20220416

 米国の真の狙いは、実現できるかどうかは別として、恒久的に米軍が欧州を軍事的に支配し、ロシアを米国に抵抗できないレベルにまで弱体化することにあります。それが米国の単独覇権の維持・強化になると、少なくとも米国の一部、ネオコンらは思っているからです。

 ロシアのウクライナ侵攻は、その単独覇権の維持・強化戦略を推し進めるための口実として、巧妙に利用されました。「テロ」に踏み込んだウクライナが、米国に対してロシアを「テロ支援国家」に認定するよう迫っているのは、ブラック・ジョークとしか言いようがありません。

 このウクライナ侵攻から始まったロシアへの圧力が、極東に飛び火して、台湾をめぐる米中の対立と連動する可能性もありえます。

 その場合、ウクライナや東欧・西欧がそうであるように、日本が米国にとって都合の良い対中ミサイル前線基地となってしまう危険性があります。日本がウクライナのような運命をたどり、国土を戦場として提供して、米国の戦争の道具と化してしまうようなことは絶対に避けなければいけません!

 また、日本政府が米国の対ロ制裁に「忠実」に従い、アジアの中では最も強い制裁を加えたため、反発したロシアは日本を「非友好国」扱いとし、極東において軍事演習を行って、威嚇しています。

※日刊IWJガイド「制裁措置に対抗、ロシアが日本を『非友好国』に指定! ドル建て債務もルーブルで支払い方針!!」2022.3.9号~No.3464号
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20220309

 日本が台湾有事によって、米国の戦争に巻き込まれた時、中国だけでなく、北朝鮮やロシアをも同時に相手して、日本が戦わなくてはならない可能性すらあるのです。

 米国の支援があっても、そんな戦いを現実に遂行できるのか、その上で、その3ヶ国に勝つことができるのかといえば、誰が考えてもほとんど不可能でしょう。

 勝敗以前に、日本は開戦早々、全土をミサイルで空爆されて、軍事拠点と重要なインフラを破壊されます。日本は現在のウクライナのような状態となり、経済や、国民生活は破綻します。ウクライナの今年のGDPは、現時点で昨年の半分となる予想です。日本も参戦となれば、そうしたレベルにまで落ちるでしょう。それを少々高齢化した日本国民が受け入れ、乗り切れるでしょうか。

 しかも日本は島国なので、ウクライナ国民の多くは陸続きの隣国ポーランド等へ逃れましたが、日本国民の多くは「難民」になることもできません。

 今、いたずらにロシアとの関係を悪化させることは、日本にとって負担やリスクが増えるだけで、何もメリットがありません。

 日本には原発が51基(そのうち稼働中のものは9基、稼働していない原発もプールに燃料がたくわえられている)存在するのです。これらは核自爆装置のようなものです。自国にミサイルが飛んでくる可能性のある戦争を、日本は遂行できるような国ではないのです!

 IWJは、中立の立場を守り、ロシアとウクライナの間でどのような確執が起きてきたのか、8年前、2014年のユーロ・マイダンのクーデターの時点から、ずっと注目して報じてきました。ぜひ、以下の特集を御覧ください。

※【特集】ウクライナ危機 2013年~2015年 ~ユーロ・マイダンクーデターからウクライナによるロシア語話者への迫害・殺戮まで~
https://iwj.co.jp/wj/open/ukraine

 2022年の2月23日、それまで何の前提もなく突然、ロシアのプーチン大統領が狂気にとりつかれて、ウクライナに侵攻し始めたのではありません。

 そこに至るプロセスがあります。独自取材を続けてきたIWJだからこそ、この事態に対してしっかりと客観視する視点をもつことができた、と自負しています。

 ロシア軍によるウクライナへの「侵攻前」のプロセスを伝えず、「ロシア侵攻」のみを大騒ぎして伝える思考停止のイエローペーパーに頼っていては、真実は見えてきません。

 公平に見て、ウクライナと米国のプロパガンダは、ロシアのプロパガンダよりはるかに巧みで、大胆かつ強引であり、ウクライナをロマンチックに見せたり、ロシアを悪魔に仕立て上げたりして、ハリウッド映画のように、多くの人を惹きつけています。

 しかし、その米国とウクライナのプロパガンダを、日本のマスメディアまでが鵜呑みにして垂れ流ししているようでは、ジャーナリストの本来の役割を放棄していると言わざるをえません。

 こんな偏向報道ばかりの状態が続けば、その先には、国の命運を分けるような分岐点で大きな判断ミスを招き、愚かなマスメディアが愚かな世論誘導をしてしまって、国を破綻に導く可能性を否定できません。

 我々IWJは、どんなに石つぶてを投げられようとも、メディアの王道を歩み、客観的で、中立的で、公正な報道をし続けます。

 米国につき従っていきさえすれば、安全で繁栄も約束される、というのは、第二次大戦後の米国が、ゆるぎなく、軍事力も経済力も圧倒的に強大で、余裕があり、そしてまだしもモラルが残っていた時代の話です。現在の米国は、昔日の米国ではありません。

 既存の大手新聞、テレビなどの御用マスメディアに頼っていては、こうした現実は、まったく見えてきません。国民の目を現状からそらせるような情報操作ばかりが行われ続けているからです! IWJは、国民をないがしろにして戦争準備を進める政府と、そのプロパガンダ機械と成り果てたマスメディアに対して、これでいいのか! と声を上げ続けていきます!

 こうしたことがIWJに可能なのは、市民の皆さまに直接、支えられているからです。特定のスポンサーに頼らずとも、活動することができる独立メディアだからです! 何者にも縛られず、権力に忖度せずに、真実をお伝えしてゆくことが、市民の皆さまのお力で可能となっているのです。

 非会員の方はまず、一般会員になっていただき、さらに一般会員の皆さまには、サポート会員になっていただけるよう、ぜひご検討いただきたいと存じます!

 その会費と、ご寄付・カンパによって支えられてはじめて、IWJは、市民の皆さまのために役立つ、真の独立市民メディアとして活動を継続し、その使命を果たすことが可能となります。

 マスメディアが報じない事実と真実を報道し、売国的な権力への批判を続け、主権者である日本国民が声をあげ続けることができるようにすることが、今、絶対に必要なことであり、それが我々IWJの使命であると自負しています。

 本年、2022年は、参院選もあります。主権を外国に売り渡すがごとき、売国的な改憲勢力は、改憲による緊急事態条項の憲法への導入を狙っています。この緊急事態条項は、国民主権と議会制民主主義を根こそぎ奪うものです。その先には、終わりのないファシズムと、国民の声に一切耳を貸さない、問答無用の戦争が待ち受けています。今年は、本当に日本の分水嶺の年となります!

 決して負けられないこの戦いに、私は、IWJのスタッフを率いて全力で立ち向かいたいと腹をくくっています! 皆さまにはぜひ、ご支援いただきたくIWJの存続のために、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします。

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJホームページからもお振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

岩上安身拝

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆中継番組表◆

**2022.5.1 Sun.**

調整中

========

◆中継番組表2◆

**2022.5.2 Mon.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh3・京都】13:00~「写真展『ミャンマーを助けて』2021・2・1 クーデターとその後 in 京都 内覧会」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_areach3

 「ミャンマー 関西」主催の写真展の模様を中継します。これまでIWJが報じてきたミャンマー関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/myanmar

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆昨日アップした記事はこちらです◆

【号外第25弾】「ウクライナ危機をビジネスチャンスにする者たち(2)『我々は未曾有のチャンスを手にしており、その可能性は狂おしいほどだ』!!」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/505417

【IWJ速報4月28日・29日】プーチン大統領が欧米の介入に対して「あらゆる手段で対抗」! バイデン大統領は330億ドルの追加支援は、米国のための「投資」! 「AP4アジア太平洋4国」がNATOと連携?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/505448

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■<IWJ取材報告>経済安保法案が5月10日参院で委員会採決! 学問への政治干渉、軍事技術の官民連携を懸念!「検察庁法改正反対のような注目と世論の盛り上がりがほしい」!!~4.28 経済安保法案の参議院採決を許さない! 緊急アピール

 4月28日、千代田区の参議院議員会館前にて、「経済安保法案の参議院採決を許さない! 緊急アピール」が行われました。このアピールは、参院内閣委員会が経済安全保障推進法案の採決を進めることへの抗議ですが、この日28日の理事会で、法案の本日中の採決はなく、5月10日の委員会で採決されることが決まりました。

 この緊急アピールでは武器輸出反対ネットワーク杉原浩司氏が司会進行を務め、社会民主党党首・福島瑞穂参議院議員、日本共産党・田村智子参議院議員、ジャーナリストの斎藤貴男氏、井原聰・東北大学名誉教授、海渡雄一弁護士、軍学共同反対連絡会事務局長小寺隆幸氏らがスピーチを行いました。

 政府、与党は、経済安全保障推進法案を、先端技術の海外流出の保護や、半導体や医薬品など経済や生活に欠かせない物資を確実に確保するためと説明していますが、政府が先端技術開発に協力する研究者を募り、官民一体で軍民両用(デュアルユース)可能な技術開発に取り組むことも進められます。政府からの資金によって学術界に軍事研究への協力を作り出すことが懸念されます。

 2020年10月、菅義偉総理(当時)は、日本学術会議側が推薦した会員候補105人のうち、人文・社会科学分野の研究者6人を任命せず、その理由を説明しませんでした。この法案は、この任命拒否がいまだ解決されていない問題にも通じる、学術への政治の干渉と、官民連携強化だとして批判されています。

 海渡雄一弁護士は、「この連休中に経済安保法案について、かつての『#検察庁法改正に抗議します』のような、注目と世論の盛り上がりが生じてほしい」と訴えました。

 詳しくは、ぜひ全編動画を御覧ください。

※経済安保法案が5月10日参院で委員会採決! 学問への政治干渉、軍事技術の官民連携を懸念!「検察庁法改正反対のような注目と世論の盛り上がりがほしい」!!~4.28 経済安保法案の参議院採決を許さない! 緊急アピール
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/505248

■<今週の新記事振り返り>

【IWJ速報4月23日】国連総長がウクライナとロシアを訪問、両国首脳と会談予定! 国連機関による戦争犯罪調査の巡り、西側メディアは「ロシアの戦争犯罪」を報じ、「ウクライナ軍による無差別な影響」をカット 2022.4.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/505015

【IWJ速報3月3日、4日】『RT』ウクライナとの交渉のためにロシアの代表団が到着。両国間の第2ラウンドの協議は水曜日にベラルーシで継続される予定 2022.4.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/505206

【IWJ速報3月5日】NATOは4日、ウクライナが求めている飛行禁止区域の設定について、NATOが直接的に介入すれば、欧州全土を巻き込む広範な戦争に発展する恐れがあるとして、現時点では設定しない方針を示した 2022.4.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/505209

【IWJ速報3月7日再掲出】『UA wire』ロシアとの協議に臨むウクライナ代表が、ウクライナ保安庁に拘束されたまま殺害された件,ウクライナ治安局(SBU)は、ウクライナ交渉団メンバーのデニス・キレエフを拘束中に射殺 2022.4.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/505222

【IWJ速報4月24日】ロシア「『ロ軍が化学、生物、核兵器を使用』と、米国政府が挑発を準備」と発表! TBS『報道特集』は「ヴォルフスアンゲル」にぼかしを入れ、アゾフ連隊を「ナチスでない」と紹介! 2022.4.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/505063

「世界史の今の段階をどうとらえたらいいのか、再確認が求められている」ザ・ジャーナル編集主幹高野孟氏が「冷戦後の失敗」への対応策を提示!~4.20 中国から略奪した文化財の返還を求める緊急集会 2022.4.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504911

ウクライナ東部独立は悪? 東の「台湾有事」危機と西の「ウクライナ有事」危機が同時に迫る!(第3回)~岩上安身によるインタビュー 第1068回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏 2022.2.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/502334

IWJ検証レポート! 「米国が狙った独露間の天然ガスパイプラインノルドストリームの阻止!! その1」~ウクライナ危機の背景には、ユーラシアに安定と繁栄をもたらす欧露間の天然ガスパイプラインでの結びつきを嫌い、仲を引き裂く米国の戦略が! 米国の狙い通り、ドイツとロシアを結ぶ新パイプライン「ノルドストリーム2」の認可が停止に! 2022.4.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/505188

ベラルーシは12月27日、ロシアの核兵器を国内配備できるよう改憲! プーチン大統領は核戦力準備態勢指示! 近隣NATO諸国のミサイル撤去求め、差し違え覚悟の「本気」!! 「ウクライナ危機」は「核戦争危機」次元に!! 2022.4.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/505237

「『ウトロに生きる、ウトロで出会う』をキーワードに、戦争によって生まれた街から平和を発信する祈念館にしたい」田川明子館長~4.27 ウトロ平和祈念館開館についての説明会―内容:ウトロ平和祈念館の趣旨及び展示の内容について 2022.4.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/505179

【号外第22弾】「『制裁は本当にプーチンを止められるのか』米国のロシア制裁を煽っていたニューヨーク・タイムズが『制裁の出口戦略』に言及する180度の方向転換の社説を掲載」 大手メディアが報じない、驚愕の内容です! ぜひ御覧ください! 2022.4.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/505252

【号外第23弾】「インドのメディアがロシアの石油は秘密裏に欧州に出荷されているとスクープ! ロシアのタンカーでは目的地不明のタグが大活躍! 西側は自分たちにはローカル・スタンダードがあると考えている」 2022.4.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/505251

【IWJ速報4月26日・27日】プーチン大統領が国連事務総長と侵攻後初会談! 米国が同盟国40カ国と会合! OSCEが、情報隠蔽と砲弾提供!? ロシアはポーランドとブルガリアへのガス供給停止! 2022.4.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/505268

経済安保法案が5月10日参院で委員会採決! 学問への政治干渉、軍事技術の官民連携を懸念!「検察庁法改正反対のような注目と世論の盛り上がりがほしい」!!~4.28 経済安保法案の参議院採決を許さない! 緊急アピール 2022.4.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/505248

「ワシントンはウクライナ人が最後の1人となるまでロシアと戦う」!! 米国のレーガン政権で外交アドバイザーを務めた保守の論客・ダグ・バンドゥ氏が強烈にバイデン政権を批判する論文を発表! この戦争の主語は「ワシントン」であり、最後の1人まで戦わされるのは「ウクライナ」! これは「正義」の戦争なのか!? 2022.4.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/505301

【号外第24弾】ウクライナ紛争によって恩恵を受ける軍需産業の株価は軒並み10%〜20%上昇! 大儲けで笑いが止まらない! 英国エセックス大学ピーター・ブルーム教授の論文 2022.4.29
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/505320

■<今週の日刊IWJガイド振り返り>

日刊IWJガイド「国連総長が現地を訪問し、両首脳と会談予定! 国連機関の戦争犯罪調査をめぐり、西側メディアは『ウクライナ軍による無差別な影響』をカット」2022.04.24号~No.3510
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50659

日刊IWJガイド「ワシントンはウクライナ人が最後の1人となるまでロシアと戦う」 米国の保守の論客・ダグ・バンドゥ氏がバイデン政権を批判する論文を発表」2022.04.25号~No.3511号
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50668

日刊IWJガイド「日経世論調査で緊急事態条項に賛成49%、産経世論調査で72.4%! 憲法審査会で自公維国が改憲に意欲! 民放連はCM規制強化に反対」2022.4.26号~No.3512号
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50675

日刊IWJガイド「4月末まであと4日です! 4月の月間目標額までに、90万8780円足りません。ウクライナ報道で孤軍奮闘するIWJをご支援ください!」2022.4.27号~No.3513号
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50678

日刊IWJガイド「4月は3日! 4月の目標額達成まであと、64万8566円足りません! 本日、10時と13時に2本の号外をお届けします! 」2022.4.28号~No.3514号
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50682

日刊IWJガイド「月末まであと2日です! 4月の月間目標額の達成まで、64万8566円足りません。ウクライナ報道で孤軍奮闘するIWJをご支援ください!」2022.4.29号~No.3515号
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50694

ご寄付者様からメッセージをいただきました! ここに感謝を込めて紹介させていただきます!
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/50402

日刊IWJガイド「本日4月最終日です! 4月の月間目標額の達成まで、33万5400円足りません。ウクライナ報道で孤軍奮闘するIWJをご支援ください!」2022.4.30号~No.3516号
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50698

■【スタッフ募集・テキスト(赤反映担当)班】日刊IWJガイドや記事の執筆、編集業務を行っていただける方、特に深夜業務での作業を厭わない方は優遇し募集します。深夜に及んだ場合は、社用車での帰宅が可能です。時給は1300円から、能力・実績次第で昇給します。深夜業務は法にのっとった割り増し残業代を支払います。

 日刊IWJガイドや記事の執筆、編集などの作業のうち、主に日刊IWJガイド校了前の赤反映業務に携わってもらいます。パソコンのスキルが必要です。時に深夜まで及ぶことがありますが、社用車での帰宅、あるいは自宅への送りが可能です。雇用形態はアルバイトまたは契約社員で時給1300円からのスタートになります。能力と実績次第で昇給します。正社員登用の途もあります。在宅勤務や業務委託契約も相談に応じます。残業代、深夜残業代もきっちりお支払いします。

 入社ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jp までお送りください。

※スタッフ募集フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdiPIiSuiFyoVpF_HRNqdbKlIucA_Vdk6DEWqCq7mCQM6O1kw/viewform

■【スタッフ募集・テキスト(パワポ作成担当)班】書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要とされる「岩上安身によるインタビュー」のパワポ作成に責任をもってかかわっていただける方。時給は1500円です。

 テキスト班で「岩上安身によるインタビュー」のためのパワーポイント作成に責任をもって携わっていただける方を募集します。時給は1500円です。雇用形態はアルバイト又は契約社員からのスタートになります。正社員登用の途もあります。業務委託契約も相談に応じます。残業代、深夜残業代もきっちりお支払いします。

 パワポ作成には、書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要なため、基礎的な学力や広範な教養・知識力が必要です。優れた人員を募集します。

 入社ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jp までお送りください。

※スタッフ募集フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdiPIiSuiFyoVpF_HRNqdbKlIucA_Vdk6DEWqCq7mCQM6O1kw/viewform

 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、浜本信貴、富樫航、六反田千恵)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/
公式ツイッターアカウント 【 https://twitter.com/iwakami_staff