【IWJ速報4月23日】国連総長がウクライナとロシアを訪問、両国首脳と会談予定! 国連機関による戦争犯罪調査の巡り、西側メディアは「ロシアの戦争犯罪」を報じ、「ウクライナ軍による無差別な影響」をカット 2022.4.24

記事公開日:2022.4.24 テキスト
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※IWJ速報@IWJ_Sokuho


 いっこうに停戦への歩みよりが見られないロシアとウクライナ。米国は仲介どころか、ウクライナへの膨大な軍事支援をこれでもかと続け、エスカレーションを招くばかりで、停戦と平和を目指す姿勢が見られない。

 ロシア側も、簡単に停戦するつもりはなさそうでだ。『CNN』は23日、ロシア軍幹部がウクライナ侵攻の目標について、東部ドンバス地方だけでなくウクライナ南部を「完全支配」することにあると述べた、と報じた。

 そんな中、国連のグテーレス事務総長が、来週、和平交渉のためにロシアとウクライナ両国の大統領らと会談する予定だと発表した。停戦への道は開かれるのだろうか。

 グテーレス事務総長がロシアを訪れるのは、2月24日のウクライナ侵攻以来初めてである。グテーレス氏は、26日にモスクワを訪問して、ラブロフ外相と昼食を共にした後、プーチン氏と面会する予定。その後、キエフを訪問、28日はゼレンスキー大統領と会談する見通しだ。

 国連の報道官は20日、グテーレス氏がプーチン氏とゼレンスキー氏に対し、「緊急の必要性のある和平交渉について協議するため会見したい」との意向を伝えていると、述べた。ウクライナでは、現地で活動する国連職員と人道支援増強についても話し合う、とのことである。グテーレス氏は19日、プーチン氏とゼレンスキー氏に自身の訪問を受け入れるよう要請する書簡を送付し、「ウクライナに平和をもたらすための緊急措置と、国連憲章と国際法に基づく多国間主義の将来について話し合いたい」と伝えたとのことである。

 金子絵里・国連事務総長副報官は、「銃声を止め、安全回廊を通じた人々の避難を可能にするために、今すぐに何ができるかを議論したいとグテーレス氏は考えている」と述べた。

※【速報4991】CNN、23日:国連のグテーレス事務総長が来週ウクライナを訪問し、28日に同国のゼレンスキー大統領と会談する見通しとなった。国連の報道官が明らかにした。26日にはロシア・モスクワも訪れる。

 国連人権高等弁務官事務所が22日、最新の調査結果を発表、ロシア軍の戦争犯罪の証拠が集まってきているとしたが、質疑では「ジェノサイド」があったかどうかについて、証拠はまだないと回答した。

 『BBC』は、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の管轄下にある国連ウクライナ人権監視団(HRMMU)は22日、最新の調査結果を発表したと報じた。OHCHRは、軍事侵攻が始まった2月24日から4月20日午前0時までの間に、HRMMUが民間人2345人が殺害され、2919人が負傷したことを確認し、記録したと報告している。

※【速報4998】BBC、22日:国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の管轄下にある国連ウクライナ人権監視団(HRMMU)は22日、最新の調査結果を発表。(続く)

 『AFP』も国連人権高等弁務官事務所の声明を紹介し、「国連(UN)は22日、市民を標的とした即決の『処刑』を行ったり、民間インフラを壊滅的に破壊したりする行為を含め、ロシア軍によるウクライナでの行為は『戦争犯罪』に相当する可能性があるとの認識を示した」と報じた。

※【速報5000】AFP、22日:国連(UN)は22日、市民を標的とした即決の「処刑」を行ったり、民間インフラを壊滅的に破壊したりする行為を含め、ロシア軍によるウクライナでの行為は「戦争犯罪」に相当する可能性があるとの認識を示した。

 国連のニュースサイトは22日付で、「国連人権局長のミシェル・バチェレ氏は金曜日、世界保健機関(WHO)が、ウクライナ東部と南部の荒廃した地域で最悪の事態を恐れていると警告し、ウクライナの一般市民に対して行われた『恐怖の惨事』を非難した」と報告している。

※【速報5001】国連人権局長のミシェル・バチェレ人権高等弁務官は、22日、ブチャでは民間人約50人が「処刑」などの違法な手段で殺害されたと報告。ロシア軍が民間施設に「無差別攻撃」を行なったとし、「戦争犯罪の可能性」に言及しました。(国連、22日)

 国連ニュースのポイントは以下である。

・国連人権局長のミシェル・バチェレ人権高等弁務官は、国際的に合意された戦争のルールを尊重するようすべての紛争当事者に訴え、「国際人道法は単に無視されただけでなく、投げ捨てられたかのようだ」と述べた。

・(バチェレ氏は)ロシア軍は「人口密集地を無差別に砲撃、爆撃」し、「民間人を殺害し、病院や学校などの民間インフラを破壊しており、戦争犯罪に相当する可能性のある行為だ」と述べた。

・国連人権事務所OHCHRのラヴィナ・シャムダサニ報道官は、現在の戦争の新しい局面について注意を促した。

・シャムダサニ氏は「少なくとも2343人の市民が殺され、300人以上の市民が即座に処刑されました。私たちは、次に何が起こるのか、とても心配している」とし、戦争犯罪がロシア軍によって行われたという証拠が積み重なっている、と主張した。

・シャムダサニ氏「人口密集地での無差別砲撃や爆撃、民間人の即座の処刑などが含まれる。しかし、すでに述べたように、違反の大部分はロシア軍に起因するものであり、私たちが記録した民間人の犠牲者の92.3%は政府支配地域で記録され、ロシア軍に起因している」 。

・シャムダサニ氏は、「私たちの同僚が話をしたブチャのほぼすべての住民は、親族や隣人、あるいは見知らぬ人の死について話してくれた」と述べ、住民への聞き取り調査を進めていることを報告した。

・シャムダサニ氏「そこで何が起こったのかを明らかにするために、さらに多くのことを行う必要があることは承知しているし、ブチャが孤立した事件でないことも承知している」。

・国連ウクライナ人権監視団(HRMMU)は、2月下旬から3月上旬にかけて、ロシア軍支配下のキエフ、チェルニヒフ、ハリコフ、シュミー地域の町で市民が殺害されたという300以上の申し立てを受け、調査を行っている。

・シャムダサニ氏「以前ロシア軍が占領していた地域での市民に対する略式処刑の規模も明らかになってきている」。

・シャムダサニ氏「証拠の保全と遺体の適切な処理、そして被害者とその親族の心理的・精神的な救済を確保しなければならない」。

 シャムダサニ報道官は明確に、「私たちが記録した民間人の犠牲者の92.3%は政府支配地域で記録され、ロシア軍に起因している」と示されている。『BBC』、『AFP』、国連ニュースを読んだ方はおそらく、ロシア軍がブチャやウクライナ東部で非人道的な民間人殺害や処刑を行ない、2000人以上を殺害したのだろう、という印象を強く持たれたのではないだろうか。

※【速報5002】国連人権事務所OHCHRのシャムダサニ報道官は、「民間人の犠牲者の92.3%はロシア軍に起因している」と述べた。(国連、22日)

 これらの報道に対し、ロシアメディア『RT』は22日、「国連はウクライナが主張する『ジェノサイド』を支持することを拒否した」と、まったく正反対の印象を与えるタイトルの記事を発表した。

 『RT』は、「シャムダサニ氏は、記者の質問に対し『いいえ、(ジェノサイド)に相当する可能性のあるパターンはまだ記録(文書化)していない』と回答し、『これらの法的妥当性の多くは、つまり人道とジェノサイドに対する罪であるかどうかは、結局のところ、法廷が決定することになるだろう』と述べた、と報じている。

 ツイッターでは、『RT』の記事をリツイートすると、「このツイートはロシア政府関連メディアのウェブサイトにリンクされています」という警告メッセージが出ます。ロシア政府関連メディアである『RT』は虚偽を書いているのだろか?

※【速報5012】一方で、ロシアメディア『RT』は22日、「国連はウクライナが主張する『ジェノサイド』を支持することを拒否した」と題する記事を発表。

 国連独自の定義によれば、「ジェノサイド」には、「国、民族、人種、または宗教のグループを全体的または部分的に破壊することを意図して行われた行為」が含まれる。

 ゼレンスキー大統領は、ロシア軍がブチャを撤収した直後に、バイデン大統領は4月12日には、ロシアによる「ジェノサイド」だと発言していた。しかし、米『NBC』は米国当局者から、「ジェノサイド」の証拠はまだないという証言を得ている。バイデン大統領とバイデン政権の閣僚はこれまでも「中国がロシアに軍事支援をしようとしている」「ロシアが生物化学兵器を用いる」「プーチンは政権の座にとどまるべきではない」といった強烈な発言をしていたが、いずれも確たる根拠はなく、「ロシアの機先を制するために言った」ことがわかっている。

※【速報4624】NBC、16日:米情報機関当局者は「ジェノサイドには、ある民族や国家を滅ぼすという目標が含まれるが、今のところ、それは我々が見ているものとは違う」と、ウクライナに関する情報報告書は、ジェノサイドをまだ裏付けていない、と述べた。

 実は、ロシア政府関連メディアではない『ロイター』も22日、シャムダサニ氏の記者会見における質疑を取り上げ、OHCHRが「ジェノサイド」の申し立てを裏付ける情報を見つけられなかったと認めたことを報じている。つまり、「『ジェノサイド』が行われた証拠はまだない」という発言は、記者会見の質疑で行われたのだ。

※【速報5017】『ロイター』は22日、シャムダサニ氏の記者会見における質疑を取り上げ、OHCHRが「ジェノサイド」の申し立てを裏付ける情報を見つけられなかったと認めたことを報じています。

 『BBC』と『AFP』はシャムダサニ氏の会見声明だけを取り上げ、ロシアの戦争犯罪の可能性を全面に押し出していた。しかし、『ロイター』と『RT』は、記者会見での「ジェノサイド」の証拠は見つかっていないという点を取り上げた、というわけだ。どちらも虚偽情報を出しているわけではない。

 この記者会見の模様は国連の会見動画で確認できる。動画の中で、33分50秒ごろから、ジャン・ディルク・ヘルベルマン(Jan Dirk Herbermann)氏(スイス、WELT-SICHTENの特派員)が、「ジェノサイドの証拠はあったか」と質問し、シャムダサニ氏は「私たちはジェノサイドに関する情報は得ていません」と明確に回答している。

ヘルベルマン特派員「ウクライナ当局がロシア軍がジェノサイドを行なったと告訴したことについて、ジェノサイドに関する証拠や文書があるのですか?」

シャムダサニ氏「ジェノサイドを行なったことを示す情報について、我々は持っていません。人道に対する罪や大量虐殺といった法律上の資格は、最終的には裁判所が判断することですが、私たちはそれに該当するようなパターンを記録していません」

 『BBC』と『AFP』、そして国連ニュースも「虚偽」は報じていない。しかし、記者会見の前半だけを報じたのだ。「ロシアの戦争犯罪の証拠が集まってきている」、と。そして、「ジェノサイドの証拠は(少なくともまだ)ない」という発言はカットしたのだ。これだと、記者会見を直接見なかった読者は、「ロシア軍はやっぱり戦争犯罪を行なっていたのだな」という印象を持つだけで終わってしまう。こうした報じ方は「重要な事実を伝えない」というやり方による情報操作ではないだろうか。

※【速報5019】記者会見の模様は国連の会見動画で確認できます。33分50秒ごろから、Jan Dirk Herbermann氏(スイス、WELT-SICHTENの特派員)が、「ジェノサイドの証拠はあったか」と質問しています。

 『ロイター』は、さらに、「国連人権局がロシアの戦争犯罪だけではなく、ウクライナも無差別効果のある武器を使用したようだと述べた」、と報じた。

 「ウクライナの国連人権モニターはまた、ウクライナ東部のウクライナ軍による無差別な影響を及ぼし、民間人の死傷者を引き起こしていると思われる武器の使用を記録している、とOHCHRは声明で述べた」(Reuters、22日)

 しかし、この発言も、『BBC』と『AFP』、国連ニュースは報じていないのである。

※【速報5021】『Reuters』22日は、国連人権局がロシアの戦争犯罪だけではなく、ウクライナも無差別効果のある武器を使用したようだと述べた、と報じました。

 EUは23日、ソーシャルメディアおけるヘイトスピーチやプロパガンダ、偽情報など、EU諸国が違法と定義するコンテンツを削除できる「デジタルサービス法(DSA、Digital Services Act)」について合意に達した。DSAによって、Google、Amazon、Apple、Meta、Microsoftなどの大規模なオンラインプラットフォームとオンライン検索エンジンには、危機の際に特定の対策を講じる義務が発生する。

 DSAの下では、企業は規則に違反したことで世界の売上高の最大6%の罰金を科せられますが、違反が繰り返されると、EUでのビジネスが禁止される可能性がある。

 企業に違法コンテンツへの対応を義務付けるDSAの必要性は、ロシアのウクライナ侵攻とそれに関連して急増した偽情報によって引き起こされたとされている。しかし、米国大統領が「ジェノサイドだ」と、確たる証拠もなく発言する状況なのである。真偽の判断を誰ができるのだろうか、大変懸念される。

 DSAは2024年に施行される予定だ。

※【速報5026】EUは23日、ソーシャルメディアおけるヘイトスピーチやプロパガンダ、偽情報など、EU諸国が違法と定義するコンテンツを削除できる「デジタルサービス法(DSA)」について合意に達した。(NYT、22日)

 『ロイター』は、イエレン米財務長官が22日、米経済は一連のショックに対して「非常に耐性がある」ことが証明されており、リセッション(景気後退)に陥るとは想定していないと述べた、と報じた。

 その一方で、イエレン氏は同じ22日に、米国のインフレ低下に「望ましい効果」があるので、中国製品に対する関税の引き下げを検討する価値があると述べている。中露を目の敵にして経済制裁を乱発し、中国の、華為(ファーウェイ)などのハイテク企業に高い関税をかけたり、禁輸措置を取ったりしてきた米国だが、そうした制裁が自らに返ってきたことを認めたともいえる発言である。

※【速報5031】ロイター、23日:イエレン米財務長官は22日、米国のインフレ低下に「望ましい効果」があることを踏まえると、中国製品への関税を引き下げを検討する価値があると述べた。

 23日付『CNN』は、「ロシア軍幹部がウクライナ侵攻の目標について、東部ドンバス地方だけでなくウクライナ南部を『完全支配』することにあると明らかにした」と報じた。

 この発言によって、ロシアは同国とクリミア半島を結ぶ陸上回廊の確立が戦闘の目的だと初めて認めた形になった、と『CNN』は指摘している。ロシアの狙いが、東部ドンバスからクリミアに至る回廊をつくり、その回廊をモルドバまで延長し、ウクライナを黒海から遮断することがウクライナ侵攻の目的なのではないかという推測は以前からあったが、「ロシア軍幹部が明らかにした」のは初めてだ。

 『CNN』はロシア軍幹部の名前を、「ロシア軍中央軍管区のミンネカエフ司令官代行」としている。

ミンネカエフ司令官代行「特別作戦の第2段階が2日前に始まって以降、ロシア軍の任務の一つはドンバスやウクライナ南部を完全支配することにある」。

※【速報5046】CNN、23日:ロシア軍幹部がウクライナ侵攻の目標について、東部ドンバス地方だけでなくウクライナ南部を「完全支配」することにあると明らかにした。

 ゼレンスキー大統領は22日、ロシア軍幹部がウクライナ南部の完全掌握を計画していると述べたことを受け、ロシア政府にはウクライナだけでなく他国を侵攻する意図があると述べて批判した、と『ロイター』が報じた。

ゼレンスキー大統領「戦争『第2段階』の最終目標が、ありもしないナチスに対する勝利ではなく、単にウクライナ東部と南部の占領にあることを認めたものだ。帝国主義そのものだ」(ツイッターに投稿)

 モルドバ外務省はロシア大使を呼び、ミネカエフ氏の発言に「深い懸念」を示した、ということだ。

 ミネカエフ氏はロシア軍を代表する立場にはありませんが、仮にその発言が事実であるとすれば、ロシア側もまだまだ、長期戦を考えている、ということになる。

※【速報5049】ロイター、21日:ゼレンスキー大統領は22日、ロシア軍幹部がウクライナ南部の完全掌握を計画していると述べたことを受け、ロシア政府にはウクライナだけでなく他国を侵攻する意図があると述べて批判した。

 26日、米国とその同盟国がドイツのラムシュタイン米空軍基地で、ロシア軍との長期戦を視野にウクライナの防衛力支援会議を開催すると発表した。『産経新聞』が22日、報じた。米国防総省のカービー報道官は会合の趣旨を「ウクライナの安全と主権を長期にわたって持続するため、世界中の関係者を集めて同国に必要な防衛を話し合う」としている。カービー報道官によれば、主要な議題は以下の3点だ。

1) ウクライナ東部で露軍が攻勢を開始した最新の戦況分析
2) 安定した兵器供給を持続させる軍需産業基盤の強化
3) 現下の対露戦とその先に必要なウクライナの防衛力

 「安定した兵器供給を持続させる軍需産業基盤の強化」ですから、こちらもやはり戦闘の長期化に備えるための会合である。

※【速報5032】26日、米国とその同盟国がドイツのラムシュタイン米空軍基地でロシア軍との長期戦を視野にウクライナの防衛力支援会議を開催すると発表(産経、22日)

 ドイツのショルツ首相は22日、NATOはロシアとの直接的な軍事衝突を避け、第三次世界大戦を回避しなければならないと述べている。一方で、英国のジョンソン首相は、ロシアがウクライナでの戦争に勝利する「現実的な可能性」があるとの認識を示した。

 ジョンソン首相は、ロシアは多くの失敗をしているものの、南東部の要衝マリウポリを押さえることによって、(東部とクリミアの)2つの支配地域を連結する陸上回廊を確保しつつあるとも述べ、状況は「現段階で予断を許さない。その点は現実を見なくてはならない」と述べている。

※【速報5057】ロイター、23日:ドイツのショルツ首相は22日、NATOはロシアとの直接的な軍事衝突を避け、第三次世界大戦を回避しなければならないと述べた。

※【速報5063】CNN、23日:英国のジョンソン首相は22日、ロシアについて、ウクライナでの戦争に勝利する「現実的な可能性」があるとの認識を示した。一方で、状況は現時点で「予断を許さない」とも指摘した。

 先日、英国人の義勇兵と退役軍人がマリウポリで投降した。英国人がウクライナ兵にその軍事的知見や経験を継承し、訓練に当たっていることが分かった。それだけではなく、英国は自国内にウクライナ兵を訓練のために招聘している。ジョンソン首相は、英国が供与するマスティフ、ウルフハウンド、ハスキーの装甲車計120両の運用に関する訓練を受けるため、20人超のウクライナ兵が先週英国に到着したと述べている。

※【速報5062】AFP、22日:ジョンソン首相のインド訪問に同行している当局者は、英国が供与するマスティフ、ウルフハウンド、ハスキーの装甲車計120両の運用に関する訓練を受けるため、20人超のウクライナ兵が先週英国に到着したと述べた。

 ウクライナ侵攻は、太平洋の勢力圏図にも影響を与えているのだろうか。

 先日、中国とソロモン諸島が安全保障協定を締結したことに、米国が敏感に反応した。米国家安全保障会議(NSC)のキャンベル・インド太平洋調整官らが22日、ソロモン諸島を訪問し、首都ホニアラでソガバレ首相と会談し、中国とソロモンが締結した安全保障協定への懸念を伝えた。

※【速報5035】時事、23日:米国家安全保障会議(NSC)のキャンベル・インド太平洋調整官は22日、ソロモン諸島を訪問。首都ホニアラでソガバレ首相と会談し、中国とソロモンが締結した安全保障協定への懸念を伝えた。

 ソロモン側は協定が「国内だけに適用される」と主張し、米側の懸念払拭に努めました。ソガバレ氏は中国軍の軍事基地や長期駐留、戦力展開はないと強調しましたが、米政府代表団は「もし軍隊の恒久的な駐留、(軍事力を展開できる)戦力投射能力、軍事施設を構築する手続きが取られるのであれば、米国は深刻な懸念を表明し、相応の措置を取るだろう」と警告しました。

 米国の脅迫的な警告に対し、中国外務省の汪文斌副報道局長は「米国や米同盟国としか安保協力をしてはならないのか」と反発している。中国の批判は、明らかに「米国だけは世界の中で特別な国」とする「米国例外主義」に対する批判である。世界中の国々と安保条約を結んでいる米国が、なぜ中国とソロモン諸島の協定に対して、脅しをかけることが許されるのか、米国はその問いに対して答えなければならないだろう。

※【速報5040】共同、22日:中国外務省の汪文斌副報道局長は「米国や米同盟国としか安保協力をしてはならないのか」と反発した。

 ウクライナ侵攻はまったく停戦の見通しのつかない状況になっていますが、破壊されたウクライナの復興も課題として浮上してきた。先日、イエレン米財務省官が、ウクライナの復興に、経済制裁で凍結したロシアの資産を流用する案について「同盟国の合意が必要だ」としましたが、早速ウクライナが動いている。

 ウクライナのマリュスカ法相は21日、ロシア侵攻で破壊された国内インフラなどを復興させるため、対露制裁で凍結した資金を活用する仕組みの構築に向け国際弁護士らと協議していると明らかにした。

※【速報5050】ロイター、21日:ウクライナのマリュスカ法相は21日、ロシア侵攻で破壊された国内インフラなどを復興させるため、対露制裁で凍結した資金を活用する仕組みの構築に向け国際弁護士らと協議していると明らかにした。

【速報4990】いっこうに停戦への歩みよりが見られないロシアとウクライナ。米国は仲介どころか、膨大な軍事支援をこれでもかと続け、エスカレーションを招いています。国連事務総長が、来週、和平交渉のために露宇両国の大統領などと会談する予定です。(CNN、他)
(日本時間午後9:37 · 2022年4月24日 キエフ時間午後3:37)

【速報4991】CNN、23日:国連のグテーレス事務総長が来週ウクライナを訪問し、28日に同国のゼレンスキー大統領と会談する見通しとなった。国連の報道官が明らかにした。26日にはロシア・モスクワも訪れる。
(日本時間午後6:40 · 2022年4月24日 キエフ時間午後12:40)

【速報4992】CNN、23日:国連の報道官は20日、グテーレス氏がプーチン氏とゼレンスキー氏に対し、緊急の必要性のある和平交渉について協議するため会見したいとの意向を伝えていると述べていた。
(日本時間午後6:40 · 2022年4月24日 キエフ時間午後12:40)

【速報4993】時事、23日:グテレス氏の両国訪問も侵攻後初となる。ロシアではラブロフ外相と昼食を共にした後、プーチン氏と面会。
(日本時間午後6:40 · 2022年4月24日 キエフ時間午後12:40)

【速報4994】時事、23日:ウクライナでは、現地で活動する国連職員と人道支援増強についても話し合う。
(日本時間午後6:40 · 2022年4月24日 キエフ時間午後12:40)

【速報4995】毎日、23日:金子絵里・国連事務総長副報官「銃声を止め、安全回廊を通じた人々の避難を可能にするために、今すぐに何ができるかを議論したいとグテレス氏は考えている」。
(日本時間午後6:41 · 2022年4月24日 キエフ時間午後12:41)

【速報4996】毎日、23日:グテレス氏は19日、プーチン氏とゼレンスキー氏に自身の訪問を受け入れるよう要請する書簡を送付。「ウクライナに平和をもたらすための緊急措置と、国連憲章と国際法に基づく多国間主義の将来について話し合いたい」と表明。
(日本時間午後6:41 · 2022年4月24日 キエフ時間午後12:41)

【速報4997】国連人権高等弁務官事務所が22日、最新の調査結果を発表、ロシア軍の戦争犯罪の証拠が集まってきているとしましたが、「ジェノサイド」があったかどうかについては証拠はまだないと回答しました。
(日本時間午後7:04 · 2022年4月24日 キエフ時間午後13:04)

【速報4998】BBC、22日:国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の管轄下にある国連ウクライナ人権監視団(HRMMU)は22日、最新の調査結果を発表。(続く)
(日本時間午後7:04 · 2022年4月24日 キエフ時間午後13:04)

【速報4999】BBC、(続き)それによると、軍事侵攻が始まった2月24日から4月20日午前0時までの間に、HRMMUは民間人2345人が殺害され、2919人が負傷したことを確認し、記録した。
(日本時間午後7:04 · 2022年4月24日 キエフ時間午後13:04)

【速報5000】AFP、22日:国連(UN)は22日、市民を標的とした即決の「処刑」を行ったり、民間インフラを壊滅的に破壊したりする行為を含め、ロシア軍によるウクライナでの行為は「戦争犯罪」に相当する可能性があるとの認識を示した。
(日本時間午後7:05 · 2022年4月24日 キエフ時間午後13:05)

【速報5001】国連人権局長のミシェル・バチェレ人権高等弁務官は、22日、ブチャでは民間人約50人が「処刑」などの違法な手段で殺害されたと報告。ロシア軍が民間施設に「無差別攻撃」を行なったとし、「戦争犯罪の可能性」に言及しました。(国連、22日)

(日本時間午後7:05 · 2022年4月24日 キエフ時間午後13:05)

【速報5002】国連人権事務所OHCHRのシャムダサニ報道官は、「民間人の犠牲者の92.3%はロシア軍に起因している」と述べた。(国連、22日)
(日本時間午後7:05 · 2022年4月24日 キエフ時間午後13:05)

【速報5003】(バチェレ氏は)ロシア軍は「人口密集地を無差別に砲撃、爆撃」し、「民間人を殺害し、病院や学校などの民間インフラを破壊しており、戦争犯罪に相当する可能性のある行為だ」とも述べた。 (国連、22日)
(日本時間午後7:05 · 2022年4月24日 キエフ時間午後13:05)

【速報5004】国連人権事務所OHCHRのラヴィナ・シャムダサニ報道官「少なくとも2343人の市民が殺され、300人以上の市民が即座に処刑された。私たちは、次に何が起こるのか、とても心配している」 (国連、22日)
(日本時間午後7:06 · 2022年4月24日 キエフ時間午後13:06)

【速報5005】シャムダサニ氏は、高等弁務官の言葉を引用して、「私たちの同僚が話をしたブチャのほぼすべての住民は、親族や隣人、あるいは見知らぬ人の死について話してくれた」と述べた。(国連、22日)
(日本時間午後7:06 · 2022年4月24日 キエフ時間午後13:06)

【速報5006】シャムダサニ氏は、戦争犯罪がロシア軍によって行われたという証拠が積み重なっている、と主張。 「人口密集地での無差別砲撃や爆撃、民間人の即座の処刑などが含まれる。(続く)
(日本時間午後7:06 · 2022年4月24日 キエフ時間午後13:06)

【速報5007】(シャムダサニ氏、続き)しかし、すでに述べたように、違反の大部分はロシア軍に起因するものであり、私たちが記録した民間人の犠牲者の92.3%は政府支配地域で記録され、ロシア軍に起因している」(国連、22日)
(日本時間午後7:06 · 2022年4月24日 キエフ時間午後13:06)

【速報5008】シャムダサニ氏「そこで何が起こったのかを明らかにするために、さらに多くのことを行う必要があることは承知しているし、ブチャが孤立した事件でないことも承知している」。 (国連、22日)
(日本時間午後7:06 · 2022年4月24日 キエフ時間午後13:06)

【速報5009】国連ウクライナ人権監視団(HRMMU)は、2月下旬から3月上旬にかけて、ロシア軍支配下のキエフ、チェルニヒフ、ハリコフ、シュミー地域の町で市民が殺害されたという300以上の申し立てを受け、調査を行っている。 (国連、22日)
(日本時間午後7:07 · 2022年4月24日 キエフ時間午後13:07)

【速報5010】シャムダサニ氏は、真の死者数は現在確認されている数よりもはるかに多いことはほぼ確実だと強調した。 (国連、22日)
(日本時間午後7:07 · 2022年4月24日 キエフ時間午後13:07)

【速報5011】シャムダサニ氏「以前ロシア軍が占領していた地域での市民に対する略式処刑の規模も明らかになってきている」。(国連、22日)
(日本時間午後7:07 · 2022年4月24日 キエフ時間午後13:07)

【速報5012】一方で、ロシアメディア『RT』は22日、「国連はウクライナが主張する『ジェノサイド』を支持することを拒否した」と第する記事を発表。
(日本時間午後7:07 · 2022年4月24日 キエフ時間午後13:07)

【速報5013】シャムダサニ氏は、記者の質問に対し「いいえ、(ジェノサイド)に相当する可能性のあるパターンはまだ記録(文書化)していない」と回答、(続く)
(日本時間午後7:07 · 2022年4月24日 キエフ時間午後13:07)

【速報5014】(シャムダサニ氏、続き)「これらの法的妥当性の多くは、つまり人道とジェノサイドに対する罪であるかどうかは、結局のところ、法廷が決定することになるだろう」(RT、22日)。
(日本時間午後7:08 · 2022年4月24日 キエフ時間午後13:08)

【速報5015】RT、22日:国連独自の定義によれば、「ジェノサイド」には、「国、民族、人種、または宗教のグループを全体的または部分的に破壊することを意図して行われた行為」が含まれる。
(日本時間午後7:08 · 2022年4月24日 キエフ時間午後13:08)

【速報5016】ゼレンスキー大統領とバイデン大統領はすでにロシアによる「ジェノサイド」だと発言していますが、米『NBC』は米国当局者から、「ジェノサイド」の証拠はないという証言を得ています。
(日本時間午後7:08 · 2022年4月24日 キエフ時間午後13:08)

【速報5017】『Reuters』は22日、シャムダサニ氏の記者会見における質疑を取り上げ、OHCHRが「ジェノサイド」の申し立てを裏付ける情報を見つけられなかったと認めたことを報じています。
(日本時間午後7:08 · 2022年4月24日 キエフ時間午後13:08)

【速報5018】『BBC』と『AFP』は声明だけを取り上げ、ロシアの戦争犯罪の可能性を全面に押し出していましたが、『Reuters』と『RT』は、記者会見での「ジェノサイド」の証拠は見つかっていないという点を取り上げました。
(日本時間午後7:08 · 2022年4月24日 キエフ時間午後13:08)

【速報5019】記者会見の模様は国連の会見動画で確認できます。33分50秒ごろから、Jan Dirk Herbermann氏(スイス、WELT-SICHTENの特派員)が、「ジェノサイドの証拠はあったか」と質問しています。
(日本時間午後7:09 · 2022年4月24日 キエフ時間午後13:09)

【速報5020】シャムダサニ氏は「私たちはジェノサイドに関する情報は得ていません」と明確に回答しています。
(日本時間午後7:09 · 2022年4月24日 キエフ時間午後13:09)

【速報5021】『Reuters』22日は、国連人権局がロシアの戦争犯罪だけではなく、ウクライナも無差別効果のある武器を使用したようだと述べた、と報じました。
(日本時間午後8:10 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:10)

【速報5022】Reuters、22日「ウクライナの国連人権モニターはまた、ウクライナ東部のウクライナ軍による無差別な影響を及ぼし(続く)
(日本時間午後8:10 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:10)

【速報5023】(Reuters、22日、続き)民間人の死傷者を引き起こしていると思われる武器の使用を記録している、とOHCHRは声明で述べた」
(日本時間午後8:10 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:10)

【速報5024】ロイター、22日:ワシントンで22日開催された国際通貨基金(IMF)・世界銀行グループ年次総会の開発委員会で、ロシア関係者が発言を始めるとG7の代表らが退席した。
(日本時間午後8:11 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:11)

【速報5025】ロイター、22日:IMFの活動方針を決める国際通貨金融委員会(IMFC)は21日、ウクライナでの戦争を非難する強い文言を含めることをロシアが拒否したため、共同声明を採択できなかったと明らかにした。
(日本時間午後8:11 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:11)

【速報5026】EUは23日、ソーシャルメディアおけるヘイトスピーチやプロパガンダ、偽情報など、EU諸国が違法と定義するコンテンツを削除できる「デジタルサービス法(DSA)」について合意に達した。(NYT、22日)
(日本時間午後8:11 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:11)

【速報5027】ロイター、23日:DSAの下では、企業は規則に違反したことで世界の売上高の最大6%の罰金を科せられますが、違反が繰り返されると、EUでのビジネスが禁止される可能性がある。
(日本時間午後8:11 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:11)

【速報5028】ロイター、23日:DSAによって(Google、Amazon、Apple、Meta、Microsoftなど)大規模なオンラインプラットフォームとオンライン検索エンジンは、危機の際に特定の対策を講じる必要があるとされる。
(日本時間午後8:12 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:12)

【速報5029】ロイター、23日:(企業に違法コンテンツへの対応を義務付けるDSAの必要性は)ロシアのウクライナ侵攻とそれに関連する偽情報によって引き起こされ、2024年に施行される。
(日本時間午後8:12 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:12)

【速報5030】ロイター、22日:イエレン米財務長官は22日、米経済は一連のショックに対して「非常に耐性がある」ことが証明されており、リセッション(景気後退)に陥るとは想定していないと述べた。
(日本時間午後8:12 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:12)

【速報5031】ロイター、23日:イエレン米財務長官は22日、米国のインフレ低下に「望ましい効果」があることを踏まえると、中国製品への関税を引き下げを検討する価値があると述べた。
(日本時間午後8:12 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:12)

【速報5032】26日、米国とその同盟国がドイツのラムシュタイン米空軍基地でロシア軍との長期戦を視野にウクライナの防衛力支援会議を開催すると発表(産経、22日)
(日本時間午後8:12 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:12)

【速報5033】カービー報道官「ウクライナの安全と主権を長期にわたって持続するため、世界中の関係者を集めて同国に必要な防衛を話し合う」(産経、22日)
(日本時間午後8:12 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:12)

【速報5034】主要議題は①ウクライナ東部で露軍が攻勢を開始した最新の戦況分析②安定した兵器供給を持続させる軍需産業基盤の強化③現下の対露戦とその先に必要なウクライナの防衛力(産経、22日)
(日本時間午後8:12 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:12)

【速報5035】時事、23日:米国家安全保障会議(NSC)のキャンベル・インド太平洋調整官は22日、ソロモン諸島を訪問。の首都ホニアラでソガバレ首相と会談し、中国とソロモンが締結した安全保障協定への懸念を伝えた。
(日本時間午後8:13 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:13)

【速報5036】時事、23日:キャンベル調整官は22日、ソロモン諸島の首都ホニアラでソガバレ首相と会談し、中国とソロモンが締結した安全保障協定への懸念を伝えた。
(日本時間午後8:13 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:13)

【速報5037】時事、23日:ソロモン側は協定が「国内だけに適用される」と主張し、米側の懸念払拭に努めた。ソガバレ氏は中国軍の軍事基地や長期駐留、戦力展開はないと強調。
(日本時間午後8:13 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:13)

【速報5038】朝日、23日:米政府代表団は「もし軍隊の恒久的な駐留、(軍事力を展開できる)戦力投射能力、軍事施設を構築する手続きが取られるのであれば、米国は深刻な懸念を表明し、相応の措置を取るだろう」と警告。
(日本時間午後8:13 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:13)

【速報5039】AFP、23日:同22日、中国大使はソロモンのマナセ・ソガバレ首相と共にイベントに出席。米中両国にとってのソロモンの重要性が示された。
(日本時間午後8:13 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:13)

【速報5040】共同、22日:中国外務省の汪文斌副報道局長は「米国や米同盟国としか安保協力をしてはならないのか」と反発した。
(日本時間午後8:13 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:13)

【速報5041】ロイター、22日:米国株式市場は2.5%超値下がりして取引を終えた。軟調な企業決算に加え、米連邦準備理事会(FRB)が積極的に利上げを実施するとの見方が引き続き重しとなった。
(日本時間午後8:14 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:14)

【速報5042】CNN、22日:米海軍は22日までに、空母上の司令部の風土や文化について捜査を開始したことを明らかにした。過去12カ月で同一の空母に乗艦する水兵7人が相次ぎ死亡したことを受けての措置。このうち4人は自殺とみられている。
(日本時間午後8:14 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:14)

【速報5043】AFP、23日:プーチン大統領は22日、EUのミシェル常任議長と電話会談し、ウクライナが同国南東部の港湾都市マリウポリでロシア軍の包囲を受ける部隊に対し、投降を認めることを拒否していると非難した。
(日本時間午後8:24 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:24)

【速報5044】AFP、23日:クレムリンによると、プーチン氏は「長時間」にわたったミシェル氏との電話会談で、ウクライナ軍による「数々の戦争犯罪」が無視されていると批判。
(日本時間午後8:24 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:24)

【速報5045】産経、23日:露国防省は22日、ウクライナ侵攻で14日に沈没を公表した露黒海艦隊の旗艦「モスクワ」の乗組員について1人が死亡、27人が行方不明になっていると初めて明らかにした。
(日本時間午後8:24 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:24)

【速報5046】CNN、23日:ロシア軍幹部がウクライナ侵攻の目標について、東部ドンバス地方だけでなくウクライナ南部を「完全支配」することにあると明らかにした。
(日本時間午後8:24 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:24)

【速報5047】CNN、23日:この発言により、ロシアは同国とクリミア半島を結ぶ陸上回廊の確立が戦闘の目的だと初めて認めた形となった。ロシアはクリミア半島を2014年に併合している。
(日本時間午後8:25 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:25)

【速報5048】CNN、23日:ロシア軍中央軍管区のミンネカエフ司令官代行は「特別作戦の第2段階が2日前に始まって以降、ロシア軍の任務の一つはドンバスやウクライナ南部を完全支配することにある」と述べた。
(日本時間午後8:25 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:25)

【速報5049】ロイター、21日:ゼレンスキー大統領は22日、ロシア軍幹部がウクライナ南部の完全掌握を計画していると述べたことを受け、ロシア政府にはウクライナだけでなく他国を侵攻する意図があると述べて批判した。
(日本時間午後8:25 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:25)

【速報5050】ロイター、21日:ウクライナのマリュスカ法相は21日、ロシア侵攻で破壊された国内インフラなどを復興させるため、対露制裁で凍結した資金を活用する仕組みの構築に向け国際弁護士らと協議していると明らかにした。
(日本時間午後8:25 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:25)

【速報5051】共同、23日:ウクライナのベネディクトワ検事総長は22日までに英スカイニューズ・テレビのインタビューに応じ、現在捜査している戦争犯罪がウクライナ全土で「8千件近く」に上ると明らかにした。
(日本時間午後8:25 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:25)

【速報5052】ロイター、23日:米バイデン政権のダリープ・シン国家安全保障担当副補佐官は22日、ロシアによるウクライナ侵攻が長期化する中、欧州諸国はロシア産原油と天然ガスの禁輸もしくは輸入制限を実施すると確信していると述べた。
(日本時間午後8:45 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:45)

【速報5053】ロイター、23日:欧州委員会は22日、ロシアが天然ガスの購入代金をルーブルで支払うよう要請していることについて、先ずユーロもしくはドルで支払い、その後にルーブルへの換金を要請することで、制裁措置に抵触せずに済むとの考えを示した。
(日本時間午後8:45 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:45)

【速報5054】ブルームバーグ、23日:ロシア産の石炭や石油、天然ガスの輸入禁止で電力会社などが制約を受ける事態になれば、ドイツ経済は今年約2%のマイナス成長となる恐れがある。ドイツ連邦銀行(中央銀行)が月報で予測した。
(日本時間午後8:45 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:45)

【速報5055】時事、23日:オランダ政府は22日、年内にロシア産の天然ガスと原油の輸入を停止し、化石燃料のロシア依存から脱却する方針を表明した。
(日本時間午後8:46 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:46)

【速報5056】時事、23日:エストニア、ラトビア、リトアニアのバルト3国が、ロシア産天然ガスの購入を停止したことが明らかになった。
(日本時間午後8:46 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:46)

【速報5057】ロイター、23日:ドイツのショルツ首相は22日、NATOはロシアとの直接的な軍事衝突を避け、第三次世界大戦を回避しなければならないと述べた。
(日本時間午後8:46 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:46)

【速報5058】CNN、23日:ショルツ首相は、ロシア軍のウクライナ侵攻が新たな、決定的な局面に達しかねない事態のなかで、戦車や榴弾砲など大型兵器のウクライナへの引き渡しをためらっていることでドイツ内外で批判されている。
(日本時間午後8:47 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:47)

【速報5059】CNN、23日:(続き)ロシア産天然ガスの禁輸がウクライナ戦争を終結させるとは決して考えてもいないと指摘。「まず第一に、ロシアのプーチン大統領が経済的な議論を受け入れるのなら、この狂気じみた戦争を始めていなかっただろう」。
(日本時間午後8:47 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:47)

【速報5060】ロイター、23日:イプソス/ソプラ・ステリアが公表したフランス大統領選決選投票の最新世論調査によると、現職のマクロン大統領が得票率57%で極右候補のマリーヌ・ルペン氏に勝利するとみられている。
(日本時間午後8:47 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:47)

【速報5061】AFP、22日:英国のボリス・ジョンソン
首相は、ウクライナに供与する装甲車の扱い方を訓練するため、ウクライナ兵が英国入りしていると明らかにした。
(日本時間午後8:49 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:49)

【速報5062】AFP、22日:ジョンソン首相のインド訪問に同行している当局者は、英国が供与するマスティフ、ウルフハウンド、ハスキーの装甲車計120両の運用に関する訓練を受けるため、20人超のウクライナ兵が先週英国に到着したと述べた。
(日本時間午後8:49 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:49)

【速報5063】CNN、23日:英国のジョンソン首相は22日、ロシアについて、ウクライナでの戦争に勝利する「現実的な可能性」があるとの認識を示した。一方で、状況は現時点で「予断を許さない」とも指摘した。
(日本時間午後8:49 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:49)

【速報5064】共同、23日:マリウポリの市議会は23日、衛星写真の分析に基づいて、東部ビノグラドノエ地区で新たな集団墓地が見つかったと明らかにした。
(日本時間午後8:49 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:49)

【速報5065】首相官邸、22日:松野官房長官「4月28日から29日の日程で、ショルツ・ドイツ首相が実務訪問賓客として訪日をされます。滞在中、岸田総理は、ショルツ首相と会談を行い、夕食会を開催する予定であります」
(日本時間午後8:49 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:49)

【速報5066】ロイター、23日:日本の水産庁は23日未明、北海道沖の太平洋で行うサケ・マス漁の漁獲量などを決めるロシアとの交渉が妥結したと発表した。日本側が支払う協力費の引き下げで決着し、5月初旬にも日本側が漁を開始できる見通しという。
(日本時間午後8:49 · 2022年4月24日 キエフ時間午後14:49)

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