【IWJ速報4月19日】ウクライナは現地18日にロシア軍が大規模攻撃開始と発表! 米『ポリティコ』が、バイデン政権によるウクライナへの武器供与と訓練について「これまでの米国から一転した」と報道! 2022.4.20

記事公開日:2022.4.20 テキスト
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 ウクライナ現地時間の18日、ロシア軍がウクライナ東部のドネツク、ルガンスクの戦線で大規模攻撃を開始したとのこと。

 ワシントン・ポストは18日付けで、ウクライナのゼレンスキー大統領が「ロシア軍は、長い間準備してきたドンバスへの戦いを始めた。ロシア軍全体の大部分が、この攻勢に参加している」と述べたと報じた。

 また、同じワシントン・ポストの記事では、ウクライナの国家安全保障・防衛評議会のオレクシー・ダニロフ事務局長が「ロシアはドンバスとハリコフのほぼ全戦線に沿って攻撃し、2つの小都市で突破した。幸いなことに、我が軍は持ちこたえている」と発表したと報じた。

※【速報4690】ワシントン・ポスト18日「ウクライナ東部ドンバス地方で、ロシア軍が大規模攻撃を開始。ゼレンスキー大統領は、『ロシア軍は、長い間準備してきたドンバスへの戦いを始めた』と述べた」

※【速報4691】続きWP18日「ウクライナ国家安全保障・防衛評議会ダニロフ事務局長『ロシアはドンバスとハリコフのほぼ全戦線に沿って攻撃し、2つの小都市を突破した。幸いなことに、我が軍は持ちこたえている』」

 一方、ロシア側は、18日時点では何も発表しなかったようだ。ロシア国営メディアの『RT』は18日付けで、ゼレンスキー大統領やダニロフ事務局長の発表をもとに、ウクライナ側が「戦争の第2段階」が始まったと述べていると報じている。

 『RT』は「ロシア国防省は、月曜日の地上作戦についてコメントしなかった」とした上で、前線の特派員から、戦闘や砲撃、ミサイル攻撃が行われたと報告があったと報じた。

※【速報4692】ロシア『RT』18日「ゼレンスキー大統領とその顧問『ロシアの攻撃の第二段階が始まった。ドネツク、ルガンスク、ハリコフの各戦線で激しい戦闘があったとの報告。ウクライナ軍が戦線を維持している。ロシア軍の大部分はこの攻勢に参加』」

※【速報4693】続き『RT』「ロシア国防省は月曜日の地上作戦についてコメントしなかった。前線の特派員からは、イジュムの南、セベロドネツクの北、ドネツク市の西で激しい戦闘があったとの報告。ハリコフ、ニコラエフ、ドネツク北西部では、砲撃やミサイル攻撃が行われたとの情報」

 一方、米ネットメディアのポリティコは、18日付けでこの大規模攻撃を報じた上で、西側諸国がウクライナに兵器を支援していることを報じた。

 ポリティコは、ウクライナが戦闘機と共に、現在使用しているソ連製の防空システムと、新たなNATOの防空システムの両方を求めていると報じている。

 さらにポリティコは、これに対してバイデン米政権が先週、「榴弾砲18門と弾薬4万発を含む新しい(武器支援の)パッケージ」を発表し、18日にはペンタゴンの防衛担当の高官が「米国のトレーナーがウクライナ軍にその使い方を教える予定だ」と記者団に語ったことを報じた。

 ポリティコは、このバイデンバイデン大統領の発言に注目している。

 「この発言は、米軍とウクライナ軍の接触を発表することに消極的だったこれまでの米国から一転したもの」であるという。

 たしかに、これでは米国が戦線の後衛と武器の支援、ロジスティックスを担い、さらに衛星情報の提供、事実上の戦争指揮、新兵器の訓練までにない、ウクライナは前線に兵を張り付けているだけになっており、実態としては米軍とロシア軍の対決だ。陰に隠れていた米軍は、その姿を現しつつあります。バイデン大統領も米軍も「米国は参戦していない」という建前を維持できなくなりつつあるようである。

 また、このポリティコの記事は、英国主導で「英国製の対艦ミサイル、東欧諸国の戦車、オーストラリアからの装甲車など」が、急いでウクライナに送られるための準備が進められていると報じている。

 さらに「スロバキア政府関係者はポリティコに対し、ウクライナに射程距離約25マイルの自走式ズザナ155ミリ榴弾砲を最大16台売却する交渉を続けていることを認めた」「スロバキアは最近、S-300防空システム1基をウクライナに輸送し、その後、米国、ドイツ、オランダのパトリオット砲台がウクライナに送られた」と報じている。

 また「チェコ共和国は、最大20基のRM-70多連装ロケットランチャーをウクライナに納入したと報じられている」とのこと。

 米国とその同盟国は、経済も国民生活も破綻し、ウクライナ軍だけでは対ロシアとの戦争の遂行を維持できないところにきているにもかかわらず、お構いなしに、破壊力の大きい兵器を次々に送り、「総力戦」を行わせようとしている。米国とNATOにウクライナ国民のためにも一時停戦を、などという気持ちは微塵もない。本当に世界大戦レベルにまで、対ロシア戦を拡大しようとしているのは米国とその同盟国の方である!

※【速報4694】米POLITICO18日「戦争の新たな局面。ロシア軍は月曜夜、ウクライナ東部戦線に大規模な砲撃とロケット弾を放った。ウクライナ当局によると、北はハリコフから南はマリウポリまで広がる新しい攻勢の始まり」

※【速報4695】続きPOLITICO「西側の支援はウクライナの期待に必ずしも応えていない。キエフ政府関係者は以前から、戦闘機と、すでに使用している旧ソ連のシステムと、ロシアのミサイルや戦闘機をより正確に打ち落とせるNATOの新兵器の両方からなる防空システムの充実を求めてきた」

※【速報4696】続きPOLITICO「バイデン政権は先週、榴弾砲18門と弾薬4万発を含む支援を発表。米トレーナーがウクライナ軍に使い方を教える予定だと、防衛当局高官が月曜日にペンタゴンで記者団に語った。これまで米軍とウクライナ軍の接触の発表に消極的だったが、一転したもの」

※【速報4697】続きPOLITICO「英国製の対艦ミサイル、東欧諸国の戦車、オーストラリアからの装甲車など、その他の兵器は、戦場に急行するための準備が進められている」

※【速報4698】続きPOLITICO「スロバキア政府関係者はPOLITICOに対し、ウクライナに射程距離約25マイルの自走式ズザナ155ミリ榴弾砲を最大16台売却する交渉を続けていることを認めた。スロバキアは最近、S-300防空システム1基をウクライナに輸送し」

※【速報4699】続きPOLITICO「その後、米国、ドイツ、オランダのパトリオット砲台が到着し、ウクライナ国内の防空を補強している。チェコ共和国はまた、最大20基のRM-70多連装ロケットランチャーをウクライナに納入したと報じられている」

※【速報4700】続きPOLITICO「このシステムは、最大12マイルの距離までロケットを打ち込むことができ、ウクライナの備蓄にすでにある旧ソビエト軍のBM-21グラードランチャーから派生したものである」

※【速報4701】続きPOLITICO「ウクライナのオレクシイ・レズニコフ国防相は先週、ビデオメッセージで、旧ソ連時代の装備に代わる新兵器を求め、防空、航空機、長距離ミサイルと大砲、対艦ミサイルを最優先事項として挙げた」

※【速報4702】続きPOLITICO「月曜日にはウクライナのアンドリイチュク大佐がソ連時代のミサイル在庫が減少しているため、スウェーデン製のNASAMS(ノルウェー製高性能地対空ミサイルシステム)の提供を嘆願。NASAMSは、米国、リトアニア、オランダ、ポーランド、スペインで運用」

 こうした米国の主導による紛争の規模拡大や長期化は、もはや「想像」の段階を超えて、「現実」レベルの問題として、「第三次世界大戦」や「核戦争」が懸念される段階にさしかかっている。

 18日付ロシア国営『RT』に、中国人民大学シルクロード学院副院長で常務院長、王文(Wang Wen)氏による「世界はより危険になり、第3次世界大戦の可能性が高まっている~より多くの学者が、新たな世界的紛争の可能性が高まっていると推定している」という寄稿が掲載された。

 侵攻している側のロシアの国営メディアに論文が掲載されるのも一見不思議な話だが、王文氏は「プーチンは失敗を許さず、バイデンはあきらめず、その結果、ロシアは核兵器を使用せざるを得なくなる可能性がある」と、西側がロシアを不用意に追い詰めることのリスクを警告している。これは、中国の学者は、ロシア側をこれ以上追い詰められたら核を使用するぞとロシアの「本気」を代弁してもらったようにも見える。

 論文は、戦争の危機の他にも食糧危機、経済危機、新型コロナウイルスによるパンデミック、気候変動の危機が重なっていることを指摘し、それらの解決のための世界の協力がロシアの軍事介入で中断し、世界が分裂したことを危惧した上で、次のように結論づけている。

 「振り返ってみると、悲劇はしばしば5つの原因によってもたらされる。戦争、飢餓、経済危機、パンデミック、そして気候災害である。2022年春、その五つの側面がかつてない共振を起こすとは、人々は予想だにしなかった。世界は最も危険な瞬間の前夜を迎えているのかもしれない。

 私たちはどうすればいいのだろうか。今こそ、フランクリン・ルーズベルト大統領の言葉を見直す時ではないだろうか。『戦争を終わらせることよりも、すべての戦争の始まりを終わらせることを望む』」

※【速報4703】ロシア『RT』18日、中国人民大学シルクロード学院副院長、常務院長 王文(Wang Wen)氏寄稿「世界はより危険になり、第3次世界大戦の可能性が高まっている。より多くの学者が、新たな世界的紛争の可能性が高まっていると推定している」

※【速報4704】続き『RT』「ロシアとウクライナの武力衝突は長期化し、世界をより危険な場所にしている。表面的には西部と南部でのキエフ軍とモスクワ軍の闘争。しかし本質は、東欧における冷戦的な対立の発生。米国とNATO軍事圏の果てしない戦略拡張に対するロシアの本格的な反撃」

※【速報4705】続き『RT』王文氏寄稿「米国とNATOは正式に軍隊を派遣していないにもかかわらず、金融制裁、情報封鎖、情報支援、衛星航法、空宇宙技術など、ほとんどすべての手段を駆使してロシアを包括的に締め付けている」

※【速報4706】続き『RT』王文氏寄稿「紛争が始まって約2ヶ月の間に、西側諸国はロシアに対して5000以上の制裁を課した。これは、米国が過去40年間にイランに課した制裁の50%以上にあたる。NATO諸国からのさらなる軍事支援と金融制裁はまだ続いている」

※【速報4707】続き『RT』王文氏寄稿「これが火に油を注ぎ、ロシアの反撃をさらに刺激していることは間違いない。特に、ジョー・バイデン大統領がロシアのプーチン大統領の政権離脱について語ったことは、モスクワに自国の存続を脅かすものとして映った」

※【速報4708】続き「第三次世界大戦勃発の可能性が高まっていると推定する学者も増え、核戦争に発展する可能性さえあると結論づける。事態は世界的な大災害に向かっている。プーチンは失敗を許さず、バイデンはあきらめず、結果、ロシアは核兵器を使用せざるを得なくなる可能性がある」

※【速報4709】続き『RT』「戦争によって何百万人ものウクライナの農民が家を追われ、春の播種時期を逃し、ウクライナの農産物輸出が減少している。ウクライナは世界の重要な農産物輸出国の一つで、小麦とトウモロコシはそれぞれ世界の主食作物の輸出額の10%と15%を占めていた」

※【速報4710】続き『RT』王文氏寄稿「ウクライナの小麦の輸入依存度が25%を超える国は14カ国ある。その中にはリビアの43%、バングラデシュの28%が含まれる。適切な価格の輸入代替品がなければ、いくつかの発展途上国の都市は深刻な飢饉に直面する可能性がある」

※【速報4711】続き『RT』王文氏寄稿「戦闘による食糧不足とエネルギー価格の上昇により、ますます多くの国の生産が制限されている。米国、EU、アルゼンチン、トルコでは深刻な物価上昇に見舞われ、欧米のインフレ率は過去40年間で最高を記録している」

※【速報4712】続き『RT』王文氏寄稿「このままでは、イーロン・マスクが予言した『2022年の春か夏頃に起きるかもしれない。遅くとも2023年までに』という経済危機が、本当に起きてしまうのではないか」

※【速報4713】続き「(中略)振り返ると、悲劇はしばしば5つの原因でもたらされる。戦争、飢餓、経済危機、パンデミック、そして気候災害。2022年春、その五つの側面がかつてない共振を起こすとは、人々は予想だにしなかった。世界は最も危険な瞬間の前夜を迎えているのかもしれない」

※【速報4714】続き『RT』王文氏寄稿「私たちはどうすればいいのでしょうか。今こそ、フランクリン・ルーズベルト大統領の言葉を見直す時ではないだろうか。『戦争を終わらせることよりも、すべての戦争の始まりを終わらせることを望む』」

 ウクライナのEU加盟は、「特別扱い」で早期に実現するのだろうか。

 18日付けロイターは「ウクライナのゼレンスキー大統領は18日、欧州連合(EU)加盟に関する質問書に対する回答を正式に提出した。これにより、数週間以内にEU加盟候補国の地位を獲得できるとの考えを示した」と報じた。

 「ゼレンスキー大統領は『EU加盟候補国の地位付与を巡る手続きは数週間以内に実施されると確信している』」と語っているとのことである。

※【速報4715】18日付ロイター「ウクライナのゼレンスキー大統領は18日、欧州連合(EU)加盟に関する質問書に対する回答を正式に提出した。これにより、数週間以内にEU加盟候補国の地位を獲得できるとの考えを示した」

※【速報4716】続き18日付ロイター「ゼレンスキー大統領『EU加盟候補国の地位付与を巡る手続きは数週間以内に実施されると確信している』」

 一方、今週ワシントンでオンラインと対面で開かれるG20財務相・中央銀行総裁会議への米国の参加に関して、ロイターとブルームバーグが正反対の報じ方をしている。

 18日付けロイターは「米財務長官、G20会合を一部欠席へ 対ロ圧力強化を強調=高官」と題し、「イエレン米財務長官が、ロシアのウクライナ侵攻に抗議し、ロシアを国際的な金融機関から排除すべきとの米国の見解を強調するために、今週の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の一部を欠席すると、財務省高官2人が18日に述べた」と報じた。

 「一部」とはありますが、「欠席」することを強調している。

※【速報4717】ロイター18日「イエレン米財務長官が、ロシアのウクライナ侵攻に抗議し、ロシアを国際的な金融機関から排除すべきとの米国の見解を強調するために、今週の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の一部を欠席する」財務省高官2人が明らかに

 他方、19日付けブルームバーグは「イエレン米財務長官、一部のG20会議に出席へ-ロシア参加でも」と題し、「(G20会議に)ロシア当局者が参加した場合でも、イエレン米財務長官は自動的に会議をボイコットするわけではないと米財務省当局者が明らかにした」と報じた。

 しかもブルームバーグは記事の締めくくりに「バイデン大統領は3月24日、ロシアはG20から排除されるべきだと述べたが、こうした計画に弾みがついている兆しはない」とまで書いている。

 国際的な影響力を持つ通信社の間で、同じニュースがこれほど正反対に報じられることは珍しいのではないだろうか。

※【速報4718】ブルームバーグ19日「今週ワシントンで開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議にロシア当局者が参加した場合でも、イエレン米財務長官は自動的に会議をボイコットするわけではないと米財務省当局者が明らかにした」

※【速報4719】続きブルームバーグ19日「イエレン長官は一部会議への出席を見送るが、ロシアのウクライナ侵攻による経済的影響に的を絞った会議には参加する」「イデン大統領は3月24日、ロシアはG20から排除されるべきだと述べたが、こうした計画に弾みがついている兆しはない」

 18日、ロシア国営テレビ『ロシヤ24』は、ウクライナでロシア軍が捕らえた2人の英国人戦闘員の動画を放送した。一方、ウクライナの治安機関SBUは、ウクライナで拘束された親ロシア派の政治家ビクトル・メドベチュク氏の動画をフェイスブックに公開した。

 18日付け英ガーディアンは、ロシア軍に捕らえられた2人の英国人をショーン・ピナー氏(48歳)とエイデン・アスリン氏(28歳)と報じた。

 アスリン氏の家族によると、アスリン氏はロイヤル・アングリアン連隊(英国の歩兵連隊)の元兵士で、現在はウクライナに移住し、ウクライナ人の妻と結婚。ウクライナ海兵隊の正規の所属だということである。

 ガーディアンの記事によると、アスリン氏はロシアのテレビの動画で、「メドベチュク氏が拘束され、私とエイデン・アスリンと、メドベチュク氏を交換することを検討していることは承知している」と述べ、「メドベドチュク氏との交換に協力してほしい」と、ボリス・ジョンソン英首相に呼びかけたという。
 一方、その後映し出されたアスリン氏について、このガーディアンの記事は「ウクライナの極右組織アゾフ大隊の紋章(つまりナチスの親衛隊の紋章)が入ったTシャツを着て椅子に座った」と描写している。アスリン氏は「ボリス・ジョンソン氏が本当にイギリス国民のことを思っているのなら、彼はきっと助けてくれるはずです」と語ったとのこと。

 他方でメドベドチュク氏は、「包囲されているマリウポリの守備隊と市民と、私とを交換してくれるよう、ウクライナ側に懇願している」と語っていると、ガーディアンは報じた。

 記事は、「ロシアとウクライナのプロパガンダが深刻にエスカレートしたことを意味し、両国間で捕虜交換が公に提案された初めてのケースである」とした上で、「2人の英国人戦闘員の中心的な関与は、ジョンソンに介入するよう圧力をかけるだろう」と報じている。

※【速報4720】英ガーディアン18日「ウクライナでロシア軍に捕らえられた2人の英国人戦闘員が、ロシア国営テレビでボリス・ジョンソンに解放を求め、プロパガンダ合戦が劇的にエスカレートしている」

※【速報4721】続き英ガーディアン18日「映像は、ショーン・ピナー氏とエイデン・アスリン氏が、ウクライナが親クレムリン派の政治家ヴィクトール・メドベチュク氏を解放するのと引き換えに、英国首相に自分たちを解放する手助けをするよう呼びかける様子を映したものだ」

※【速報4722】続き英ガーディアン18日「月曜日に国営ロシヤ24で放映されたこの映像の中で、2人がどれだけ自由に会話できたかは不明。ロシアによる放送と同時に、ウクライナの対外情報機関は、ウクライナの親ロシア派政治家メドベチュク氏が、同じく交換を求める映像を公開した」

※【速報4723】続き英ガーディアン18日「プーチンとゼレンスキーへのアピールで、メドベチュクは自らと交換に、包囲されているマリウポリの防衛隊や民間人の脱出を認めてほしいと頼んだ」

※【速報4724】続き英ガーディアン18日「この映像は、ロシアとウクライナのプロパガンダが深刻にエスカレートしたことを意味し、両国間で捕虜交換が公に提案された初めてのケースである。2人の英国人戦闘員の関与は、ジョンソンに介入するよう圧力をかけるだろう」

※【速報4725】続き英ガーディアン18日「英国外務省(FCDO)はここ数日、2人の家族に支援を提供しているが、ウクライナの現地で情報収集や領事支援を行うには限界がある」

※【速報4726】続き英ガーディアン18日「ショーン・ピナー氏(48歳)『私自身はよくしてもらっている。私が置かれている状況を十分に理解している。食事も水も与えられている。言えるのはそれだけだが、私とエイデン・アスリンと、メドベドチャク氏との交換に協力してほしい』」

※【速報4727】続き英ガーディアン18日「その後、ウクライナの極右組織アゾフ大隊の紋章が入ったTシャツを着て椅子に座ったアスリン(28歳)が映し出された。『ボリス・ジョンソン氏が本当にイギリス国民のことを思っているのなら、彼はきっと助けてくれるはず』」

※【速報4728】続き英ガーディアン18日「家族によると、ピナー氏はロイヤル・アングリアン連隊の元兵士。4年前にウクライナに移住。ウクライナ人の妻と出会い、現在はウクライナの海兵隊隊員。ボランティアでも傭兵でもなく、ウクライナの法律に従い、正式にウクライナ軍に所属」

※【速報4729】続き英ガーディアン18日「ピナー氏の家族『私たち家族は現在、同じくロシア軍に拘束されているエイデン・アスリンの家族とともに外務省に働きかけ、ジュネーブ条約に従って捕虜としての権利が守られるように努めています』」

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