日刊IWJガイド・非会員版「ウクライナ最大の原発で火災! クレバ外相は『ロシア軍が原発を攻撃』とガセ情報をツイート、その後、訓練用施設の火災と判明!」2022.3.5号~No.3460号


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~情報操作に注意を!! ウクライナのヨーロッパ最大ザポリージャ原発で火災! ウクライナのクレバ外相は「ロシア軍が原発を攻撃している」とガセ情報をツイート、ロシアは否定! ゼレンスキー大統領は「原子力テロ」だとロシアを批判するが、IAEAは「放射線量に変化はなし」と発表! ロシア軍が意図的に原発を破壊しようとしたかのような発表は、その後、訓練用建物で火災が発生し被災したとウクライナの国家緊急事務局が訂正!

■皆さまへ緊急のお願いです!! 2月のご寄付・カンパは月間目標額の65%にとどまっています! 8月1日から始まったIWJの今期第12期7か月間にわたる累積の不足金額は、トータルで470万4268円です! これに今月3月分の目標額420万円が加わり890万4268円となります。どうか3月も緊急のご支援をよろしくお願いいたします!!

■IWJは、市民の皆さまお一人お一人の会費とご寄付・カンパで運営しています。2月のご寄付者様のご芳名を感謝を込めて順次掲載させていただきます! IWJの経済危機に手を差し伸べてくださった皆さま、誠にありがとうございます!

■【中継番組表】

■最高裁が福島原発事故集団訴訟での東電の上告を退け、賠償責任が確定! さらに高裁で判断が分かれた国の責任については、今年夏にも統一判断を示す見通し!!

■<IWJ取材報告 1>「岸田総理『敵基地攻撃能力』や安倍元総理『核シェアリング』発言を受けた隣国が、ウクライナ同様日本を標的にしないか?」IWJ記者質問に、大臣は「非核三原則を堅持する」とのみ回答!~3.4岸信夫 防衛大臣 定例会見

■<IWJ取材報告 2>「日本もウクライナ難民受け入れ拡充を!」市民団体のオンラインキャンペーンに3日間で4万人が署名!~3.3日本におけるウクライナからの避難民受け入れについての政府への7つの提言と署名活動についての記者会見

■<新記事紹介>菅直人元総理が橋下徹氏や維新は「ヒットラーを思い起こす」とツイート! 橋下氏が「国際的にはご法度」と抗議すると、「聞いたこともない珍妙な理屈」と批判が殺到!! 維新はなぜか「私人」の橋下氏の名前を出して立憲民主党に抗議!

■2月発行の「岩上安身のIWJ特報!」は、1月27日収録「岩上安身によるインタビュー 第1066回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏」から、「ウクライナ・クライシス」の本質に迫っていく部分を抜粋しました! テキストに詳細な注釈をつけて発行! ぜひ、まぐまぐからご登録ください!! バックナンバーの単独購入も可能です! サポート会員になればバックナンバーすべて読むことができます!
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■はじめに~情報操作に注意を!! ウクライナのヨーロッパ最大ザポリージャ原発で火災! ウクライナのクレバ外相は「ロシア軍が原発を攻撃している」とガセ情報をツイート、ロシアは否定! ゼレンスキー大統領は「原子力テロ」だとロシアを批判するが、IAEAは「放射線量に変化はなし」と発表! ロシア軍が意図的に原発を破壊しようとしたかのような発表は、その後、訓練用建物で火災が発生し被災したとウクライナの国家緊急事務局が訂正!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 4日、ウクライナにあるヨーロッパ最大の原発で、火災が起こりました。

 日本時間4日午前、ウクライナのクレバ外相が、「ロシア軍が原発を攻撃している」とツイートしました。

 「Russian army is firing from all sides upon Zaporizhzhia NPP, the largest nuclear power plant in Europe. Fire has already broke out. If it blows up, it will be 10 times larger than Chornobyl! Russians must IMMEDIATELY cease the fire, allow firefighters, establish a security zone!
(ロシア軍は、ヨーロッパ最大の原子力発電所であるザポリージャ原子力発電所にあらゆる方向から発砲しています。すでに火災が発生しています。爆破するとチェルノブイリの10倍になります! ロシア人はすぐに火を止め、消防士を許可し、セキュリティゾーンを確立する必要があります!)」

※ドミトリー・クレバ ウクライナ外相のツイート(2022年3月4日)
https://twitter.com/DmytroKuleba/status/1499543775240196099

 ゼレンスキー大統領も「ロシアを除いて原発を攻撃した国には他にありません。史上初めてテロ国家は原子力テロに走っています」と、発言しました。

※【原発攻撃】ゼレンスキー大統領「原子力テロ」と非難…ロシア軍砲撃で火災も ウクライナ情勢(2022年3月4日、日テレ)
https://www.youtube.com/watch?v=fMk7jNQghMI

 オーストリアのウィーンにあるIAEA(国際原子力機関)は、3日付けで以下のように発表しています。

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、ご覧になってください!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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■皆さまへ緊急のお願いです!! 2月のご寄付・カンパは月間目標額の65%にとどまっています! 8月1日から始まったIWJの今期第12期7か月間にわたる累積の不足金額は、トータルで470万4268円です! これに今月3月分の目標額420万円が加わり890万4268円となります。どうか3月も緊急のご支援をよろしくお願いいたします!!

 IWJ代表の岩上安身です。

 IWJでは、今期第12期の年間の予算を立てる上での見通しとして、代表である私、岩上安身への報酬をゼロにすることを筆頭に、支出をぎりぎりまでにしぼった上で、IWJの運営上、必要なご寄付・カンパの目標額は月額420万円(年間5040万円)と算出させていただきました。

 昨年8月から始まったIWJの今期第12期は、3月で8か月目に入りました。

 2月のご寄付・カンパの集計が確定しましたので、ご報告いたします。

 2月の月間目標額も420万円ですが、28日間で256件、271万8683円のご寄付・カンパをいただいています。大変ありがたいことですが、この金額は、月間の目標額の65%にとどまっています。2月の目標額で420万円には、あと148万1317円が足りませんでした。

 1月末までの6ヶ月間の累計の不足分は、322万2951円となっております。

 今期8月1日から2月末日まで7か月間の不足額は、合計すると470万4268円になっております。さらに今月3月の月間目標額420万円が加わりますと、3月末までに、890万4268円が必要となります。このままですと、不足額が雪ダルマのように膨れ上がっていきます!

 どうか会員の皆さまのお力で、3月もIWJをお支えください!

 IWJの会員数は現在3254人です。そのうちサポート会員は1130人です(2022年2月28日現在)。本当に心苦しいお願いではありますが、会員の皆さま全員が1446円ずつカンパしてくださるか、サポート会員の皆さまが全員1人4163円ずつカンパしてくださったならば、なんとかこの赤字は埋められます!

 伏してお願いいたします! どうか皆さまのお力で、この窮状をお助け願います!

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 コロナ禍は、日本のすべてを直撃しています! IWJも例外ではありません!

 同じように皆さまもそれぞれ、コロナ禍で厳しい状況に直面されていることと拝察いたします。こうした状況で皆さまに、会員登録のお願いとご寄付・カンパを繰り返しお願いすることは、心苦しいことではあります。

 しかし、どうしても声を大にして、お伝えしなければならないことがあります!

 改憲による緊急事態条項の導入と、米国による中国との戦争に日本が巻き込まれる現実的な懸念が、迫っているからです!

 また、ロシアによるウクライナへの侵攻とそれに対する世界中からの反発・非難が、どのような第2幕を迎えるか予断を許しません。

 台湾をめぐる米中の対立と、このウクライナ危機が連動する可能性も、しきりに取り沙汰されています。その際、日本が米国にとって都合の良いミサイル前線基地となり、ウクライナのような運命をたどることになってしまう可能性があり、それは絶対に避けなければいけません!

 IWJは、中立の立場を守り、ロシアとウクライナの間でどのような確執が起きてきたのか、2014年のユーロ・マイダンのクーデターの時点から、ずっと注目して報じてきました。

※【IWJブログ】ウクライナ政変~揺らぐ権力の正当性――西部の首都キエフを支配した反政権派には米国政府とネオナチの影、プーチンに支援を求める東部の親露派住民 2014.3.6 
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/128095

 2022年の今日、突然、ロシアのプーチン大統領が狂気にとりつかれて、ウクライナに侵攻し始めたのではありません。そこに至るプロセスがあります。

 それを伝えず、「ロシア侵攻」のみを大騒ぎして伝えるイエローペーパーばかりですが、これは本来のメディアの役割を放棄していると言わざるをえません。我々はメディアの王道をいく仕事をし続けます。

 戦争は発火した時が、最終段階です。その前に、政治的・経済的・社会的な不満がマグマとしてたまっているのであって、戦争が勃発する前にそのマグマの存在を明らかにし、対話と議論によって平和的解決の道を探して、「戦争」という「政治的解決の最終手段」に至る前に、未然に防ぐことが一番重要です。

 そのためには、「戦前」の段階で、現状を正確に把握することが必要であり、メディアは戦時だけ騒いで、洪水のような情報量で一方を「悪」とし、一方を「善」と決めつけて、他方だけの言い分しか取り上げないような偏向報道だけを行えば、一般国民の間に、「悪」とされた国への敵視感情だけが醸成されていってしまいます。

 以前、取り上げている通り、ロシアのメディアを欧州のジャーナリズム協会が排除する、というのは、あってはならぬことです。

※EUが「プーチンの戦争を正当化」を理由にロシアの『RT』と『スプートニク』を排除! しかも「排除要求」したのは欧州ジャーナリスト協会! ジャーナリストが対抗言論を封殺!?「言論・報道の自由」は、民主主義の基盤中の基盤! 欧州は自ら目と耳をつぶすのか!?(日刊IWJガイド、3月2日号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50332#idx-6

 日本においてロシア、中国のメディアを排除するようなもので、結局、戦況にしても何にしても自分にとって都合の悪い情報、聞きたくない事実・真実が入ってこなくなり、戦中の日本のような情報統制をされて、デタラメな「大本営発表」のみをメディアが伝えて、あげく自滅してしまいます。

 相手のプロパガンダであれ、フェイクまじりであれ、相手を知る手がかりを失う、というのは、目と耳がつぶれるに等しく、絶対にやってはならないことです。

 世界は今、100年に1度あるかないかの、巨大な政治的・経済的・軍事的な地殻変動に見舞われています。

 いうまでもなく、日本を含む世界全体に対し、単独覇権国として支配的な影響力を及ぼしてきた米国が衰退し、中国が米国の国力を上回る勢いの新興国として台頭してきており、その中国とロシアは結束を強めています。

 米国対中露が激突する時、日本は地理的にも両者の間にはさまっている、ということを忘れてはなりません! 戦争において地理的位置は、絶対的な条件となります。我々は、米国対中国、あるいは米国対中露の戦いに、日本が巻きこまれず無風のままやりすごすのは、非常に困難です。

 地球上の覇権国の力関係が、劇的に変わろうとしつつあります。この米中のせめぎあいに、米国の「従属国」に甘んじてきた日本は、モロに巻き込まれつつあります。

 米国につき従っていきさえすれば、安全で繁栄も約束される、というのは、第二次大戦後の米国がゆるぎなく軍事力も経済力も圧倒的に強大で、余裕があり、そしてまだしもモラルが残っていた時代の話です。現在の米国は、昔日の米国ではないのです。

 このシビアな米中逆転の現実を直視した「アリソン・レポート」は、米国内部の為政者・外交安全保障関係のエリートに向けて書かれたものです。米国の危機感がひしひしと伝わってきます。この「アリソン・レポート」を、IWJでは断続的に紹介しています。以下、ぜひ、御覧になってください。

※IWJ検証レポート~米国の有識者が米中の国力逆転を認めたアリソン・レポートの衝撃!(その1)。「米国は科学技術の覇権を握っていない」グレアム・アリソンが政権移行のメモをレポート「偉大なるライバル」(技術編)で「10年で中国は米国を抜く」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/501076

※IWJ検証レポート~米国の有識者が米中の国力逆転を認めたアリソン・レポートの衝撃!(その2)。中国のAI競争勝利は「すでに決定」!? 優位の根本は14億の人口! 14億人から数秒で個人特定の顔認識技術!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/501743

※IWJ検証レポート~米国の有識者が米中の国力逆転を認めたアリソン・レポートの衝撃!(その3)。中国はAIとIoT(あらゆる物のインターネット)を促す全国5G網を構築の「次世代テクノロジー・ジャイアント」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/501775

※IWJ検証レポート~米国の有識者が米中の国力逆転を認めたアリソン・レポートの衝撃!(その4)。中国の量子コンピューターはグーグル製より「100億倍速い」! 中国の量子通信衛星ネットで、米国は中国政府と軍の通信を盗聴することが不可能に!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/501829

※IWJ検証レポート~米国の有識者が米中の国力逆転を認めたアリソン・レポートの衝撃!(その5)。2030年代に中国が軍事技術で米国を上回る!? 中国は未来の戦争「システム破壊戦」に注力するが、米軍は対テロ等「低強度作戦」で時代遅れの装備を倍増!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/501896

※IWJ検証レポート~米国の有識者が米中の国力逆転を認めたアリソン・レポートの衝撃!(その6)。中国の防衛費は実質で米国の約53%に、近い将来同水準! 米軍の時代遅れで高価なシステムに中国安上がりに対抗!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/501998

※IWJ検証レポート~米国の有識者が米中の国力逆転を認めたアリソン・レポートの衝撃!(その7)。「アジアは米国支配のフロンティア後退を目撃」! 台湾紛争ウォーゲームで米軍「大きく有利」な作戦次元皆無に!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/501996

※IWJ検証レポート~米国の有識者が米中の国力逆転を認めたアリソン・レポートの衝撃!(その8)。「中国が半導体産業のリーダーになる可能性否定できず」! 2030年製造シェアのトップ3は中国、台湾、韓国!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/502227

※IWJ検証レポート~米国の有識者が米中の国力逆転を認めたアリソン・レポートの衝撃!(その9)。A2/AD圏は第2列島線まで拡大! 中国と米軍隔つ距離がA2/AD戦略の原動力! 米国は核の優位性頼れず!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/502364

※IWJ検証レポート~米国の有識者が米中の国力逆転を認めたアリソン・レポートの衝撃!(その10)。すべては第三次台湾海峡危機で始まった! 「中国領土のどの一部も、中国から切り離すことを決して許さない!」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/502629

※IWJ検証レポート~米国の有識者が米中の国力逆転を認めたアリソン・レポートの衝撃!(その11)。米軍は「好ましくないフライホイール(弾み車)」に乗っている! 米軍の「伝来のプラットフォーム」は不要に!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/502583

 財政赤字と国民の格差の拡大については、そっくりそのまま日本で同じことが起こっています。日本が米国のマネをしてこなかった(できなかった)のは、軍事力の行使だけでしたが、今後の行方次第では、米国からの「命令」で対中戦争に参戦することとなり、そのタガも外れてしまうことでしょう。

 私がIWJというインターネット報道メディアを立ち上げた(会社登記)のは、正式には2010年12月のことですが、準備期間に約1年間かけました。その際、IWJという社名だけを決めて、「移行期通信」というメルマガを支持者の方々にお送りしていました。

 社名になぜIndependent(独立)という言葉を入れると決めていたのか。独立メディアである、という意味はもちろんのことですが、日本の独立に少しでも資するように、という願いを込めたからです。それが私の志であり、一貫した「初期衝動」です。

 日本よ、独立せよ。

 米国への過度の依存から離れ、米国に都合よくふりまわされ、利用されずに、世界の国々、とりわけ周囲・隣国との友好に尽くし、独立国としてサバイバルせよ、という思いです。

 その思いを込めてスタートしたIWJですが、私の願いはかなわず、危機感の方が、次々的中してしまっています。日本は国力を落としながら、さらに一段と米国への依存を深め、集団的自衛権まで突破してしまい、米軍と軍事的に一体化して、どんどんと危うい方向に向かいつつあります。

 敗戦から冷戦の終わりまで、日本は当たり前のように米国に、外交・安全保障を依存してきました。たしかに、「軽武装・経済優先」という、当時、自民党の主流派だった宏池会のような考えでも、実際、日本は豊かになっていきました。

 しかし、冷戦に「勝利」した米国は、傲りたかぶり、世界を一極支配する単独覇権システムを強引に構築しようとし、かえって世界の反発を買って多極化を招いてしまいました。

 にもかかわらず日本は、米国を不動のヘゲモン(覇権国)としてあがめたてまつり、依存をさらに深めており、米中対立の「最前線」に立たされつつあります。

 その戦争準備と遂行のために、国会から立法権を奪って、内閣独裁を実現し、法律の代わりに、内閣が独断で超法規的な「政令」を繰り出せる緊急事態条項を含めた改憲をしようと躍起になっているのです。

 米国の利益のために、日本が「身代わり」「鉄砲玉」になるというような戦争を遂行し、国民にムチャクチャな無理強いを押しつけることなど、緊急事態条項による独裁体制がなければできないからです。

 中国と相討ちとなる中距離ミサイルを日本列島中に「敵基地攻撃論」とからめて配備し、あげく、全土が中国のミサイルの餌食になる。そうやって中国のミサイル戦力を多少、消耗させ、米国軍と米国本土への被害を軽減する役割をになうなどという「愚行」を挙国一致でやらせることは緊急事態条項による独裁体制抜きではできないからです。

 「戦争となれば、南西諸島や九州は当然、戦域になる」と、自衛隊トップだった河野克俊元統合幕僚長は、2021年9月2日に、南日本新聞の取材に答えて明言しています。

※「台湾有事なら沖縄・鹿児島も戦域に。これは軍事的常識」 河野前統幕長 対中抑止へ「正面切って議論を」(南日本新聞、2021年9月2日)
https://373news.com/_news/storyid/143030/

 住民の避難などの対策を立て始めると、戦争反対の声が高まるため、国民に何も知らせず、現時点でも、何の避難対策も打っていません。これでは国民はだましうちにあうようなものです! 国民のための政府ではなく、米軍の傀儡として動くだけの政府であることは明白です。

 こうした現実は、既存の大手新聞、テレビなどの御用マスメディアに頼っていては、まったく見えてきません。意図的に、国民の目を現状からそらせるような情報操作ばかり行われているからです! IWJは、国民をないがしろにして戦争準備を進める政府にこれでいいのか! と声を上げ続けてきています!

 こうしたことがIWJに可能なのは、特定のスポンサーをもたないことで、何者にも縛られず、忖度せずに真実をお伝えしてゆく、独立メディアだからです!

 特定の政党や、特定の政治団体などから、隠れ資金を受け取ったことなど、IWJは1度もありません! 市民の皆さまに直接、真実をお届けすることができるのは、市民の皆さまから直接の、会費、ご寄付・カンパによるお支えがあってこそです!

 非会員の方はまず、一般会員になっていただき、さらに一般会員の皆さまには、サポート会員になっていただけるよう、ぜひご検討いただきたいと存じます!

 その会費と、ご寄付・カンパによって支えられてはじめて、IWJは、市民の皆さまのために役立つ、真の独立市民メディアとしてその活動を継続し、その使命を果たすことが可能となります。

 マスメディアが報じない事実と真実を報道し、売国的な権力への批判を続け、主権者である日本国民が声をあげ続けることができるようにすることが、今、絶対に必要なことであり、それが我々IWJの使命であると自負しています。

 本年、2022年は、本当に日本の分水嶺の年となります!

 決して負けられないこの戦いに、私は、IWJのスタッフを率いて全力で立ち向かいたいと腹をくくっています! 皆さまにはぜひ、ご支援いただきたくIWJの存続のために、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします。

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします。

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

岩上安身拝

■IWJは、市民の皆さまお一人お一人の会費とご寄付・カンパで運営しています。2月のご寄付者様のご芳名を感謝を込めて順次掲載させていただきます! IWJの経済危機に手を差し伸べてくださった皆さま、誠にありがとうございます!

 2月は28日間で、256件、271万8683円のご寄付・カンパをいただきました。ご寄付をくださった皆さま、本当にありがとうございます。

 ここに感謝のしるしとして、掲載の許可をいただいた方122名様につきましては、順に、お名前を掲載させていただきます。また、弊社ホームページにも掲載させていただくと同時に、ツイッター、フェイスブック等のSNSにて告知させていただきます。

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山中 治 様
定永晶子 様
M.A. 様
ASAKO TAKAESU 様
山根和則 様
中川琢士 様
京野 様
室生 祥 様
Y.S. 様
中島 芳廣 様
板井八重子 様
JIROU IWAMOTO 様
K.T. 様
J.K. 様
鈴木俊茂 様
t.n. 様
S.T. 様
長澤美抄子 様
OSAMU TSUNEMATSU 様
KIMINORI ITOH 様

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 皆さま、コロナ禍の厳しい経済情勢の折、誠にありがとうございました。

 いただいたご寄付は、大切に、また最大限有効に活用させていただきます。

 今後とも、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

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◆中継番組表◆

**2022.3.5 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh2・福島】9:30~「2022年 福島県立医科大学『県民健康調査』国際シンポジウム サイエンスで支える福島のWell-being(心身の幸福)」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach2

 「公立大学法人福島県立医科大学放射線医学県民健康管理センター」主催のシンポジウムを中継します。これまでIWJが報じてきた県民健康調査関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%9c%8c%e6%b0%91%e5%81%a5%e5%ba%b7%e8%aa%bf%e6%9f%bb
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【IWJ・エリアCh1・大阪】12:00~「在日ウクライナ人コミュニティによる、ウクライナの平和を願う集会 ~STOP WAR IN UKRAINE @Osaka Station」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach1

 「関西地域を中心に住む在日ウクライナ人コミュニティ」主催の集会を中継します。これまでIWJが報じてきたウクライナ関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/ukraine
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【IWJ・Ch5】13:00頃~「SUPPORT UKRAINE FREEDOM MARCH ウクライナ支援パレード」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「Stand With Ukraine in Japan」主催のウクライナ支援パレードを中継します。これまでIWJが報じてきたデモ・抗議行動関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/demonstration-protest-behavior

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◆中継番組表◆

**2022.3.6 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_YouTube Live】13:30~「埼玉・市民ジャーナリズム講座 60回記念対談講演『生きよ!ジャーナリズムは死んだ』―対談:雨宮処凛氏(社会活動家・作家)×佐高信氏(評論家)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 「埼玉・市民ジャーナリズム講座 60回記念対談講演」を中継します。これまでIWJが報じてきたジャーナリズム関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/journalism
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【IWJ・エリアCh6・大阪】15:00~「3・6 ウィシュマさん大阪一周忌追悼アクション」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach6

 「入管の民族差別・人権侵害と闘う全国市民連合」呼びかけの追悼アクションを中継します。これまでIWJが報じてきたウィシュマさん関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e3%82%a6%e3%82%a3%e3%82%b7%e3%83%a5%e3%83%9e%e3%83%bb%e3%82%b5%e3%83%b3%e3%83%80%e3%83%9e%e3%83%aa

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

「提訴するのは容易ではなかった!政府や福島県は福島原発事故による健康被害はないと決めつけ、メディアによってその認識が日本社会に浸透しているからだ!」~3.2「311子ども甲状腺がん裁判」弁護団記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503012

日本随一のウクライナ専門家が情勢をレクチャー、安倍・プーチン外交の見直しも提案!~3.3 立憲民主党ウクライナ対策本部~ウクライナ情勢及び今後の見通しについて―講演:岡部芳彦・国際ウクライナ学会日本支部会長(神戸学院大学経済学部教授)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503026

「日本もウクライナ難民受け入れ拡充を!」市民団体のオンラインキャンペーンに3日間で4万人が署名!~3.3日本におけるウクライナからの避難民受け入れについての政府への7つの提言と署名活動についての記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503028

「岸田総理『敵基地攻撃能力』や安倍元総理『核シェアリング』発言を受けた隣国が、ウクライナ同様日本を標的にしないか?」IWJ記者質問に、大臣は「非核三原則を堅持する」とのみ回答!~3.4岸信夫 防衛大臣 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503076

◆昨日テキストアップした記事はこちらです◆

菅直人元総理が橋下徹氏や維新は「ヒットラーを思い起こす」とツイート! 橋下氏が「国際的にはご法度」と抗議すると、「聞いたこともない珍妙な理屈」と批判が殺到!! 維新はなぜか「私人」の橋下氏の名前を出して立憲民主党に抗議!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503063

米国・NATOの対露制裁案、国際決済網「SWIFT」からの排除実施へ!! しかし欧州のガス不足招く「諸刃の剣」! ロシアは独自決済システムも! 北京五輪で披露「デジタル人民幣」で経済制裁の力低下!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503081

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■最高裁が福島原発事故集団訴訟での東電の上告を退け、賠償責任が確定! さらに高裁で判断が分かれた国の責任については、今年夏にも統一判断を示す見通し!!

 最高裁は3月2日付けで、福島第一原発事故の避難住民らによる、東京電力への損害賠償を求めた集団訴訟をめぐり、東京電力による上告を退ける決定をしました。

 4日付け東京新聞は「二審判決のうち、約3600人に総額約13億9000万円の支払いを命じた部分が確定した。各地で起こされた避難者の集団訴訟で、東電の賠償責任が確定するのは初めて」と報じました。

※福島第一原発事故で東電の賠償確定 避難集団訴訟で初 国の責任は統一判断へ 最高裁(東京新聞、2022年3月4日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/163633

 今回最高裁が判断を示したのは、全国で30件以上起こされている集団訴訟のうち、福島県、千葉県、群馬県の3件です。これにより、東電の責任は確定しました。

 一方で国の責任については、この3件のうち、福島と千葉の訴訟ではそれぞれ仙台高裁、東京高裁が賠償を命じたものの、群馬の訴訟では東京高裁が請求を棄却しています。

※「福島原発事故の責任はない」と主張する国と東電!「最高裁判決で責任論の見解が確定する!」~11.164事件(生業・群馬・千葉・愛媛)が係属した原発事故の被害者による国と東電を被告とした集団訴訟 記者会見 2021.11.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/499288

 前述の東京新聞の記事は「3件の訴訟について、国と住民側双方の意見を聞く上告審弁論を4月にそれぞれ開くと決めた」「最高裁は判決で今年夏にも統一判断を示す見通し」と報じています。

■<IWJ取材報告 1>「岸田総理『敵基地攻撃能力』や安倍元総理『核シェアリング』発言を受けた隣国が、ウクライナ同様日本を標的にしないか?」IWJ記者質問に、大臣は「非核三原則を堅持する」とのみ回答!~3.4岸信夫 防衛大臣 定例会見

 3月4日午前9時30分頃より、岸信夫防衛大臣の定例会見が、防衛省にて開催され、IWJが生中継しました。

 質疑応答で、IWJ記者は岸防衛大臣に以下のように質問しました。

IWJ記者「岸田総理は、敵国の基地を攻撃する『敵基地攻撃能力』を持つことの検討を始めると2月22日の国会で発言されました。

 一方、安倍元総理は、2017年、現役の総理だった時に、『総理大臣の立場でございますから、この核シェアリングについては、まったく検討も研究もしていない…』と発言していましたが、2月27日のフジテレビ『日曜報道 THE PRIME』に出演した際には、『核シェアリング』について『この世界はどのように安全が守られているのかという現実の議論をタブー視してはならない』と発言し、総理時代の発言を翻しています。

 岸田総理の『敵基地攻撃能力』や安倍元総理の『核シェアリング』議論によって、『敵基地攻撃能力』の獲得や『核シェアリング』準備を進めるつもりだと隣国が受け止められた場合の影響についてどう考えているのだろうと思います。ロシアはウクライナに対してと同じように『敵意』をむき出しにして、標的として日本をとらえることにまったくならないと、大臣はお考えでしょうか?

 これは、仮定の話ではなく、ロシアは、ウクライナがNATOへ加盟しようとしていたり、核配備の可能性がある段階で、神経を尖らせ、反対の立場をとって、まだ、NATO加盟も、中・短距離核ミサイルも配備していない、いわば『議論』の段階でそれらをくい止めようとして、ウクライナに侵攻したと考えられます。

 日本は、ロシアの極東の隣国でもあります。ウクライナの事例を踏まえて、またロシアと隣国であるという共通点を含めて、極めて現実的な事であると考えておりますので、ぜひ大臣のお考えをお聞かせください」

岸防衛大臣「ご指摘の発言については、承知をいたしております。閣僚としては、政府、政策上の方針として、非核三原則を堅持していくとの変わりはございません」

 なお、岸大臣は冒頭発言で、陸上自衛隊が当日より米海兵隊と共同訓練する旨を発表しました。

 また、他社からは、ウクライナへの医薬品や防弾チョッキなど自衛隊が持つ物資供与の検討状況や、国防費増額の必要性、国家安保戦略の見直しなどについて質問がありました。

 会見内容について詳しくは、全編動画を御覧ください。

※「岸田総理『敵基地攻撃能力』や安倍元総理『核シェアリング』発言を受けた隣国が、ウクライナ同様日本を標的にしないか?」IWJ記者質問に、大臣は「非核三原則を堅持する」とのみ回答!~3.4岸信夫 防衛大臣 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503076

■<IWJ取材報告 2>「日本もウクライナ難民受け入れ拡充を!」市民団体のオンラインキャンペーンに3日間で4万人が署名!~3.3日本におけるウクライナからの避難民受け入れについての政府への7つの提言と署名活動についての記者会見

 3月3日午後1時頃より、東京・ビジョンセンター日比谷にて、「日本からウクライナを想う市民の会」の主催により、「日本におけるウクライナからの避難民受け入れについての政府への7つの提言と署名活動」についての記者会見が行われました。

 登壇したのは、NPO法人WELgee代表理事の渡部カンコロンゴ清花氏、日本在住のウクライナ人のオレクシイさん、そして、小説家の温又柔(おんゆうじゅう)氏の3名です。

 冒頭、渡部氏により、政府への提言・署名活動の経緯・進捗等について、以下のように説明がありました。

 「今、『ウクライナからの難民のために、日本が取れる7つの拡充アクション』というオンライン署名のキャンペーンを行っています。(3月)1日にスタートして、今、4万人という署名が集まっているところです。

※ウクライナからの難民のために、日本が取れる7つの拡充アクション(change.org)
https://www.change.org/p/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E9%9B%A3%E6%B0%91%E3%81%AE%E5%8F%97%E3%81%91%E5%85%A5%E3%82%8C%E3%81%AB%E8%B3%9B%E6%88%90%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99-japan4ukraine?utm_source=share_petition&utm_medium=custom_url&recruited_by_id=a77b9050-983e-11ec-8ad0-f59b0b17fa66

 もうご存知のとおり、ウクライナの方々が1日までに約87万人、隣国のポーランドとかハンガリー、モルドバのほうに逃れているということが報道されています。世界の色んな国だったり、地域・自治体だったり、個人がすごく迅速に動いて、今、受け入れに対して動き出したのを私はインターネットやスマホで見ていました。

 日本は遠いから来ない、とか、日本まで来るのには時間がかかるとか、そういう観点ももしかしたらあるんですけど、そんなこと言ってる場合じゃないのではないかと思いました」。

 日本でも「ウクライナからの避難民の受け入れができないのか?」という声が、政治の世界、民間からも生まれており、渡部氏は、それらの声を集め、可視化するためにこのアクションを立ち上げたとのことです。

 アクションのポイントは、「日本にまったく新しいスキームを作り出さなくても、まずは既存のスキームから、難民・避難民の(受け入れの)拡充を実は検討することができる」ということです。そして、その具体策が「7つの提言」となりました。

 ウクライナ人のオレクシイさんは、ロシアの侵攻による母国ウクライナの惨状について簡単な説明をした後、「これは人道的な大惨事だと思う」と述べ、「そんな悲しい思いで、(自分に)できることを探していたとき、渡辺さんからメッセージをもらい、取り組みに参加することになりました」と、自身がアクションに参加することになった経緯を語りました。

 温又柔氏は、「私は常日頃から、難民というのは、元々、普通の人々だと思っています。(中略)自分と同じ普通の人々が、戦争という尋常ならざる状況に陥ってしまい、母国とか自分が今まで住んでいた場所を追われるようになったときに、安全な場所にいる普通の人の一人である私は一体何をしたらいいのか、ずっと、居ても立ってもいられない気持ちで先週からいました」と自らの胸中を吐露しました。

 3名の登壇者の発言に続いて、各社記者との質疑応答が行われました。

 渡部氏は会見の最後を次のような言葉で締めくくりました。

 「難民は、同じ地球に、今生きている人のひとり。この問題をそのようにとらえることができれば、きっと議論がもう一歩前に進むかなと思っています」。

 記者会見の詳細については、ぜひ全編動画を御覧ください。

※「日本もウクライナ難民受け入れ拡充を!」市民団体のオンラインキャンペーンに3日間で4万人が署名!~3.3日本におけるウクライナからの避難民受け入れについての政府への7つの提言と署名活動についての記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503028

■<新記事紹介>菅直人元総理が橋下徹氏や維新は「ヒットラーを思い起こす」とツイート! 橋下氏が「国際的にはご法度」と抗議すると、「聞いたこともない珍妙な理屈」と批判が殺到!! 維新はなぜか「私人」の橋下氏の名前を出して立憲民主党に抗議!

 立憲民主党・衆議院議員の菅直人元総理が1月21日、橋下徹氏や日本維新の会について「ヒットラーを思い起こす」とツイート。これに対して橋下氏が「ヒットラーへ重ね合わす批判は国際的にはご法度」と反論。さらに維新の会が、「私人」のはずの橋下氏の名前を出して立憲民主党に抗議するなど、騒動が広がりました。

 ところが、橋下氏サイドの反論や抗議は、最初から根拠がぐらついていました。

 橋下氏の主張はSNSで「聞いたこともない珍妙な理屈」と批判されましたが、そもそも橋下氏自身が、京都大学の藤井聡教授を「安もんのヒトラー」と罵倒した過去があります。

 また、石原慎太郎氏や読売新聞の渡邉恒雄主筆が橋下氏をヒトラーに重ね論じて事実も掘り起こされました。特に渡邉主筆は、橋下氏の政治手法の観点からまっとうな批判を論じています。ところが今回、橋下氏は反論の中で、渡邉主筆の批判に触れていません。それはなぜなのか!?

 一方、橋下氏のテレビ番組に出演した立憲民主党の泉健太代表が、民主党若手議員が「ヒトラーユーゲント」と揶揄された例など「枚挙にいとまがない」と常識論を橋下氏に反論すると、橋下氏はなぜがそれ以上追撃しません。できなかったのでしょうか? そして橋下氏の反論の根拠「国際的にはご法度」の主張も、この番組内の発言で、「個人的な主観」にまで矮小化していきました。

 さらに、れいわ新選組の大石晃子衆議院議員は、維新の馬場伸幸議員が、ALS患者の舩後靖彦議員に、「尊厳死」の「議論の旗振り役になるべき」と迫った事実を上げ、維新こそヒトラーの優生思想や大量殺人の問題を理解しない、「許しがたい差別思想の垂れ流し集団」と厳しく糾弾しました。

 詳しくは下記の記事を御覧ください。

※菅直人元総理が橋下徹氏や維新は「ヒットラーを思い起こす」とツイート! 橋下氏が「国際的にはご法度」と抗議! 「聞いたこともない珍妙な理屈」と批判殺到! 維新は「私人」の橋下氏の名出し立憲民主党に抗議!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503063

■2月発行の「岩上安身のIWJ特報!」は、1月27日収録「岩上安身によるインタビュー 第1066回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏」から、「ウクライナ・クライシス」の本質に迫っていく部分を抜粋しました! テキストに詳細な注釈をつけて発行! ぜひ、まぐまぐからご登録ください!! バックナンバーの単独購入も可能です! サポート会員になればバックナンバーすべて読むことができます!

 IWJではメルマガサイト「まぐまぐ」で、「岩上安身によるインタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて、「岩上安身のIWJ特報!」として毎月発行しています。

 2月発行の「岩上安身のIWJ特報!」は、1月27日に収録した「『この国(日本)には考える場所がない』東の『台湾有事』危機と西の『ウクライナ危機』が同時に迫る!~岩上安身によるインタビュー 第1066回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏」から、「ウクライナ・クライシス」の本質に迫っていく部分を抜粋してお届けします。

※「この国(日本)には考える場所がない」東の「台湾有事」危機と西の「ウクライナ危機」が同時に迫る!~岩上安身によるインタビュー 第1066回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏 2022.1.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/501593

 岩上安身は、英国のMI6で学び、ロシア、イラク、イラン、ウズベキスタンなどに駐留した経験をお持ちの孫崎氏に、今回のウクライナ危機の背景、ロシアを挑発するようなアメリカの狙い、NATO加盟国の対応、中国とロシアの接近、バイデン大統領の息子や米政府高官とウクライナの密接な関係など、複雑に絡んだ糸をほぐすように確認していきました。

 今日に至る経緯として、ウクライナでは2014年、首都キエフにおいて「ユーロ・マイダン」という反政府デモが起こり、親露政権が倒れ、親欧米政権が成立しました。その中で、ネオナチ的な民族主義集団による暴行が放置され、ロシア系住民が虐殺された「オデッサの虐殺」も起きていますが、西側のほとんどの大手メディアはこうした一連の惨劇を伝えていません。

※【岩上安身の「ニュースのトリセツ」】オデッサの「惨劇」、緊迫続くウクライナ東部 米国はウクライナを「戦場」にするのか(IWJウィークリー48号より)(2015年5月3日、IWJ)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/138337

※ウクライナ極右と反ユダヤ主義 ~岩上安身によるインタビュー 第411回 ゲスト 大阪大学助教・赤尾光春氏 第1夜(前編)(2014年3月23日、IWJ)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/130775

※「諸悪の根源はユダヤ人!?」 氾濫する歪んだユダヤ人イメージ ~岩上安身によるインタビュー 第412回 ゲスト 大阪大学助教・赤尾光春氏 第2夜(中編)(2014年3月23日、IWJ)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/134351

※動乱のウクライナ ~岩上安身によるインタビュー 第413回 ゲスト 大阪大学助教・赤尾光春氏 第3夜(後編)(2014年3月23日、IWJ)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/134763

 そして、親欧米政権成立後はロシア語禁止など、ロシア語話者への抑圧が始まりました。孫崎氏は、ウクライナにおけるウクライナ語話者とロシア語話者の比率を州ごとに比較し、住民の9割がロシア語話者であるクリミア(2014年住民投票で「独立」)と、同じくロシア語話者が7割を占めるドネツク州、ルガンスク州をどうするかが重要なポイントだと指摘しました。

 孫崎氏は、インタビュー内でバイデン大統領の支持率が40%台まで下がっていることを指摘し、『(プーチンは)何かをしなければならなくなるはずだ』と言うけれど、何かしなければならないのは自分(バイデン)の方なんですよ」と喝破しました。バイデン政権の支持率が、インフレのために急落し不支持率の方が上回っていることを指摘しました。

 そして、北京五輪の閉幕を待っていたかのように、クレムリン(ロシア大統領府)は2月21日午後10時40分、ロシアのプーチン大統領がウクライナ東部の「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の独立を承認したと発表。現地ではロシア系住民とウクライナの民族主義グループの間で武力衝突が起きており、ロシアは国境に軍を派兵。そして2月24日午前6時、ついにロシアがウクライナに軍事侵攻を開始しました。

 バイデン大統領は2月23日、ロシアへの制裁を開始しましたが、その中には米国が絶対に稼働を阻止したかった天然ガスのパイプライン「ノルドストリーム2」事業者への制裁も含まれています。これを止められたらロシアがどう出るかということも、このインタビューの中で語られているので、ぜひ、ご確認ください。

 各号の大まかな内容がわかるよう、以下に目次を掲載します。ぜひ、ご一読ください。

(第546号の目次)
・ウクライナ東部には「ロシア語話者」が7割以上! 公職にも就けず迫害された彼らは地域の「自治独立」を求めている!
・第二次世界大戦でナチに侵略されたウクライナ。取り戻したのはソ連の赤軍!「ウクライナの国土はロシア人の血で獲得したもの」
・国際社会が大騒ぎで糾弾した「クリミア併合」は住民投票の結果。ロシアが軍事力で奪い取った訳ではない!
・ウクライナの民族主義者によるロシア系住民への襲撃「オデッサの虐殺」をスルーした欧米メディア!

(第547号の目次)
・自衛隊と米軍の一体化が急速に進む中、安倍総理はウクライナに大盤振る舞い、プーチン大統領には「ウラジーミル」と媚びる奇天烈外交を展開!
・2022年1月、世界は「第三次世界大戦に接近」!? ウクライナ危機を煽るバイデン政権は米国本土が戦場にならなければOK!?
・ソ連崩壊以降、NATOにとってロシアは敵ではなかった。しかし、「ロシアを敵にしたい人たち」がいて、彼らは旧ソ連圏に入り込む!
・米国発の「ロシアが攻めてくる!」に踊る世界。冷静なドイツは罵られ、ウクライナ通貨は暴落という「風評被害」も!

(第548号の目次)
・西のウクライナ危機、東の台湾有事。米国が「危機」を煽るほど接近していくロシアと中国!
・中露が「打算的な結婚」をしたら手に負えない! 米政府に「火遊び」はするなと遠回しに警告する米国家情報長官
・ウクライナ危機と台湾有事は同じ構図! 米国が仕掛ける「オフショア・バランシング」戦略ではないのか?
・米ロのプロパガンダ合戦!? アメリカの得意技「偽旗作戦」をロシアはやろうとしている!?

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 また、孫崎氏に行ったインタビューの続編は、以下のURLから御覧いただけます。

※「米国の方が現状変更」!「東の『台湾有事』危機と西の『ウクライナ有事』危機が同時に迫る!(続編)」~岩上安身によるインタビュー 第1067回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏(2022年1月31日、IWJ)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/501693

※ウクライナ東部独立は悪? 東の「台湾有事」危機と西の「ウクライナ有事」危機が同時に迫る!(第3回)~岩上安身によるインタビュー 第1068回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏(2022年2月18日、IWJ)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/502334

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

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IWJ編集部(岩上安身、尾内達也、浜本信貴、木原匡康、城石裕幸、富樫航、中村尚貴)

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