月別: 2013年11月
原発ゼロを目指しつつ「避けられない現実」に対処する 〜原子力市民委員会「新しい公論形成のための中間報告」意見交換会 2013.11.30
市民シンクタンクとして、今年4月に発足した原子力市民委員会が、このほど「原発ゼロ社会への道──新しい公論形成のための中間報告」を公表した。
これは、同団体が2014年春までに作成する予定の「脱原子力政策大綱」の前段的意味合いを持つもの。その序章には、「この中間報告では『大綱』の7割程度の主要な論点について、大筋で理解していただけるものと信じる」とあり、日本国民の本音ベースでのコンセンサス「原発ゼロ」を受け止めることができるのはわれわれ、との自信がうかがえる。
2013年11月30日、新潟市中央区の新潟駅万代口ガレッソホールでは、その「中間報告」をベースに、原子力市民委員会が「意見交換会」を開いた。市民委員会のメンバーによる中間報告の要旨説明はもとより、新潟県原子力安全対策課の担当者も、柏崎刈羽原発を抱える自治体の立場でスピーチを行った。後半では両者が意見を取り交わし、去る7月に施行された、原発を巡る「新規制基準」への不満を、共通のものとして表明した。今後、同様の意見交換会が、福岡、松山、八王子、大阪、札幌で行われる予定。
秘密保護法に反対する奈良県集会&デモ行進 2013.11.30
2013年11月30日(土)17時より、奈良市のJR奈良駅前東側広場で「秘密保護法に反対する奈良県集会」と市内のデモ行進が行われた。河合町での講演を終えた山本太郎・参議院議員も急遽参加した。
「山、谷、川、の多い四国の地形は、米軍の飛行訓練に最適なのだ」 〜沖縄・岩国・愛媛の連帯で『オスプレイNO!』 講師 本田博利氏 2013.11.30
「悪いが、愛媛は『のんき』である。米軍機が岩国に集中すれば、訓練空域は四国にも及ぶ。沖縄では、オスプレイが市街地上空などを飛ぶルール違反が2ヵ月で318回。情報ネットワークを作り、住民が連帯していくべきだ」──。
2013年11月30日、愛媛県松山市の男女共同参画推進センター・コムズにて、本田博利氏(元愛媛大学教授)を講師に招いた、講演会「沖縄・岩国・愛媛の連帯で『オスプレイNO!』」が行われた。本田氏は、岩国が本土での米軍基地の受け皿になりつつある現状に危機感を表した。
第7回福島原発事故による長期影響地域の生活回復のためのダイアログセミナー「いわきと浜通りにおける自助活動─被災地でともに歩む」 2013.11.30
2013年11月30日(土)、福島県いわき市の東日本国際大学でICRP(国際放射線防護委員会)による「第7回福島原発事故による長期影響地域の生活回復のためのダイアログセミナー『いわきと浜通りにおける自助活動─被災地でともに歩む』」が行われた。セミナーは12月1日も行われる。
「他者を見下し、攻撃しようとするネット右翼の態度は、排外主義と親和的だ」 ~大阪社会調査研究会「排外主義って何だろう」 金明秀氏 2013.11.30
「排外主義の高揚が、世界中で進行している。ただし、日本と欧米との大きな違いは、日本では『外国人が仕事を奪っている』という意識が低いことだ」。金明秀氏は、このように日本の排外主義の特徴を述べ、その理由を「在日コリアンは自営業者が52.1%を占める。そのため、在日コリアンが日本人から仕事を奪う、という意識は生まれにくかった」と結論づけた。
また、日本人が美徳と信じて疑わない同化主義の潜在的な危険性を語り、「将来、人口減少により、日本に移民が大勢入ってくる。その前に、多文化主義の重要性を理解し、同化主義の問題を自覚しておかなければならない」と訴えた。
【第113-115号】岩上安身のIWJ特報!「特定秘密保護法は『ツワネ原則』にもとづき白紙撤回すべき! ~海渡雄一弁護士インタビュー」 2013.11.30
11月26日、衆議院特別委員会で強行採決が行われ、たった40時間、審議ともいえない形ばかりの審議を行っただけで、稀代の悪法・特定秘密保護法が衆院で可決されてしまった。
その翌日からは、さっそく参議院で審議が開始された。政府・与党は、会期末である12月6日までに、同法案を成立させる構えである。
【IWJウィークリー27号】国民無視の「強行採決」 秘密保護法の先にある「米国の軍事属国化」(ePub版・PDF版を発行しました!) 2013.11.30
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【岩上安身の「ニュースのトリセツ」】では、修正協議という茶番の果てに、国民無視の「秘密保護法強行採決」を行った自民党の焦りと、法案の目的を徹底解説。【特別寄稿】では、環境ジャーナリストの青木泰氏が「がれき広域化の闘い」から見えた、大手メディアと官僚の「腐敗の絆」を徹底追及。【スタッフ寄稿】では、麻生副総理の米CSISでの「水道民営化」発言と連動する政府の「水道料金値上げ」と大阪市の水道民営化、その先にある外資の水支配の実態などをIWJ記者が取材。
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PC遠隔操作事件 ITの専門家2人を特別弁護人に選任 佐藤弁護士「これまで猫に小判」 2013.11.29
特集 PC遠隔操作事件
PC遠隔操作事件で起訴、勾留された片山祐輔被告の弁護団が、第7回公判前整理手続きを受けて司法記者クラブで記者会見を行い、特別弁護人にITの専門家を専任したことを明らかにした。
弁護団の佐藤博史弁護士は、「片山被告との接見は、ITに精通していない我々にとって、言葉が通じない者同士の会話になってしまう」と理由を説明。技術的な情報をうまくやりとりできていなかったこれまでの接見を「猫に小判」と表現し、そのもどかしさを語った。弁護団はこれまで、ITの専門家2人から助言を受けてきたが、弁護人として選任するのは今回が初めて。
「こんなにひどいとは」 新国立競技場建設、不透明さに批判集中 自民・無駄撲滅PT 2013.11.28
特集 新国立競技場問題
2020年の東京オリンピックのメーン会場となる新国立競技場の建設計画について、自民党の議員から激しい質問が投げかけられた。 28日、自民党の河野太郎衆議院議員を座長とする自民党の無駄撲滅プロジェクトチーム(PT)が、文部科学省と日本スポーツ振興センター(JSC)の担当者を呼んでヒアリングを行った。
新国立競技場のデザインには、昨年11月に行われた国際コンペで、イラク出身の建築家ザハ・ハディド氏の斬新な流線型のデザインが選ばれた。しかし、コンペの選考過程は公表されておらず、また、1300億円とされる総工費の妥当性も明らかになっていない。
徳洲会からの5000万円受領問題 猪瀬直樹都知事、歯切れの悪い回答に終始 辞任はまたしても否定 2013.11.29
猪瀬直樹東京都知事は29日、14時30分から定例の記者会見に応じ、昨年12月の東京都知事選挙立候補前に、医療法人・徳洲会から5000万円の資金提供があった件で、記者団から、矢継ぎ早の質問を受けた。
「国民主権、民主主義のあり方そのものを覆すものだ」 〜11・29 秘密保護法を考える緊急学習会「原発問題と特定秘密保護法」小笠原伸児氏 講演 2013.11.29
特集 秘密保護法
「これは、行政官僚が仕掛けた罠である。法案に賛成した政治家たちは、内容を理解しているのか」──。
2013年11月29日、京都市下京区のキャンパスプラザ京都で「11・29 秘密保護法を考える緊急学習会『原発問題と特定秘密保護法』」が開かれ、「憲法9条京都の会」事務局長の小笠原伸児弁護士が講演を行った。小笠原氏は「特定秘密保護法案は、非民主的な法律」と切り捨てた。
「特定秘密保護法、絶対反対!」1000人を超える人々が抗議 2013.11.29
特集 秘密保護法
連日連夜、特定秘密保護法に反対する抗議行動が行われている。
29日、参議院特別委員会が行われている国会議事堂に向かって1000人を超える抗議者たちがシュプレヒコールを上げた。スピーチを行ったのは大学生から年配の方まで。まさに老若男女問わない人々が懸命にこの法案に対する反対意見を訴えた。
「安倍首相は一度くらい顔を出せ!」 ~再稼働反対!首相官邸前抗議 2013.11.29
首都圏反原発連合有志主催の「再稼働反対!首相官邸前抗議」が11月29日18時から首相官邸前で行われ、集まった参加者らは「原発反対」「首相は一度くらい顔を出せ」と怒りの声をあげた。
大飯原発・高浜原発再稼働反対!関西電力支社前抗議アクション@名古屋 2013.11.29
2013年11月29日(金)18時より、名古屋市東区の関西電力東海支店前で「大飯原発・高浜原発再稼働反対!関西電力支社前抗議アクション@名古屋」が行われた。