特定秘密保護法案が11月26日、衆議院で可決された。今回で三回目となる立憲フォーラム「『秘密保護法』に関する連続院内集会」が衆議院第一議員会館で開かれ、「ジャーナリズムを死なせてはならない」をテーマに、作家の保阪正康氏が講演を行った。
(取材:鈴木美優、記事構成:平山茂樹)
特集 秘密保護法
特定秘密保護法案が11月26日、衆議院で可決された。今回で三回目となる立憲フォーラム「『秘密保護法』に関する連続院内集会」が衆議院第一議員会館で開かれ、「ジャーナリズムを死なせてはならない」をテーマに、作家の保阪正康氏が講演を行った。
■ハイライト
保阪氏はまず、安倍総理について「平時から戦時へと法体系を移行させようとしている」と痛烈に批判。「彼には内的触発性がない」と指摘した。
「政治家の公の場における発言には、通常、プロセスが存在する。しかし、安倍総理は、『美しい国』、『積極的平和主義」などの言葉を使うが、それらの具体的な内容や目的、それに至るプロセスが見られない」。
さらに、中国や韓国をはじめとする周辺諸国との間で摩擦を生んでいる安倍総理の歴史認識についても、「歴史に対する検証能力が低い」と批判した。
(…会員ページにつづく)
平和という言葉に単に自己陶酔してきただけじゃないかという指摘、自分の頭で考えていないということですね。覚悟がないと負けるのですね。なんとなくそう思っていましたが、保坂先生の話を聞いて肺腑に入った重いです。
「政治の失敗を軍事で解決しようとする」この言葉には感動した。なるほどと頷けた。