月別: 2015年8月
相次ぐ死亡事故を受け、安全点検のため凍土壁工事の工程が先延ばしに ~東京電力定例記者会見 2015.8.13
2015年8月13日(木)17時30分から、東京電力定例記者会見が行われた。相次いだ死亡事故を受け、安全点検を行うことから、陸側遮水壁(凍土壁)工事の予定変更し、工程を先延ばしすることを発表した。
「自衛隊が米軍の指揮下に入るのは間違いない」――“調整メカニズム”で「軍軍間」協力!? 秘密文書で発覚した「独立と主権を蔑ろにする異常な対米従属」~岩上安身によるインタビュー 第569回 ゲスト 小池晃議員 2015.8.12
特集 安保法制
「日本の独立と主権を蔑ろにする異常な対米従属の姿勢だというふうに言わざるを得ません」
防衛省の秘密文書で、すでに安保関連法案の成立を前提とした自衛隊の「日程表」が存在していることが明らかになった。2015年8月11日の国会で日本共産党の小池晃議員が暴いた。
文書は「8月に法案成立。2月に法施行。南スーダンPKOについては年明けの2月から新法制のもとで運用する」と記述し、「平時から利用可能な常設の同盟調整メカニズム(ACM)」へ変更されるとも明記。さらに、ACM内には運用を調整する「軍軍間」の調整所が設置されるという。「軍軍間」の調整所に関しては、ガイドラインにも安保法案にも書かれていない、まったく無根拠な新たな仕組みだ。
「これまでにない『協働』が安倍政権を退陣に追い込む」法学者と市民、学生が「戦争法案」の問題点を議論 2015.8.12
「戦後70年間、海外で戦争をしなかった国を守るという責任が私たちにはある」——。
衆議院で強行採決され、参議院で審議中のいわゆる「戦争法案」。この廃案を目指し、九条の会事務局主催・民科法律部会協賛による、法学者と学生・市民のつどいが8月12日(水)、東京しごとセンター地下講堂(千代田区飯田橋)で行なわれた。
集会には約200人が参加し、参加者の質門に答える形で、憲法学、国際法学、刑事法学の専門家と、「戦争法案」の問題点について話し合った。
戦争法案反対国会前集会~第13回目 2015.8.13
2015年8月13日(木)、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会が主催する「戦争法案反対国会前集会」の第13回目が行われた。
川内原発再稼動反対! 0813九州電力東京支社前大抗議 2015.8.13
2015年8月13日(木)、首都圏反原発連合、さようなら原発1000万人アクション、原発をなくす全国連絡会の呼びかけで、「川内原発再稼動反対! 0813九州電力東京支社前大抗議」が行われた。
【全文公開】細川・羽田・村山・鳩山・菅元総理が安倍総理に苦言「あまりにも唯我独尊」――法案の「廃案」、総理「辞職」をも求めた5人の提言 2015.8.11
歴代の首相5人から安倍首相宛に提言が届いた。5人一様に安全保障関連法案の成立を急ぐ安倍首相に「待った」をかけた。 12人の歴代首相に安倍総理への提言を要請してきたマスコミOBの会が2015年8月11日、記者会見を開き、5人の歴代首相から受け取った安倍首相へのメッセージを公開した。
「現在は、幕末・維新期に次ぐ第2の国難に見舞われた状態」ハワイでのTPP閣僚会合をどう見るか ~現地入りした山田正彦元農水相、内田聖子PARC事務局長に岩上安身が聞く~岩上安身によるインタビュー 第568回 ゲスト 山田正彦元農水相、内田聖子氏 2015.8.11
特集 TPP問題
※公共性に鑑み全公開します。IWJ会員にご登録いただき、安定的な取材をお支えください!→→ご登録はこちらから
ハワイ・マウイ島で開かれたTPP閣僚会合は、最終日となった2015年7月31日、大筋合意に至らないまま閉幕した。焦点だった新薬のデータ保護期間と乳製品の関税の扱いをめぐり、参加国の対立が解けなかった。
今回の閣僚会合に対し、日本政府は交渉を最終妥結させる意気込みで臨んだ。日本からは、多くの財界関係者がハワイに詰めかけ、交渉の行方を見守った。交渉の合意が先送りされた報告を受けた安倍総理は、「えっ、そうなの」と驚きの声をあげたという。
【安保法制国会ハイライト】防衛省が「8月に法案成立」を前提に運用計画検討!? 自衛隊を「軍」と明記!? 内部資料を小池晃議員が暴露!「まさに戦前の軍部の独走」 2015.8.12
特集 安保法制
日本はシビリアンコントロールが崩壊していたのか。2015年8月12日、共産党の小池晃議員が暴露した「自衛隊内部資料」をめぐり、国会が紛糾。中谷元防衛大臣は答弁できずに審議がストップする事態が起こった。
小池議員が暴露した資料は、 日米防衛協力指針(ガイドライン)および安全保障関連法案を受けた今後の方向性」と題し、最も早いパターンとして「8月に法案成立」「2月ころに法施行」としている。作成したのは防衛省「制服組(自衛官)」を主体とする統合幕僚監部で、作成日時は、まさに安保法制が衆議院で審議入りした5月末。小池議員が独自に入手したという。
【岩上安身のツイ録】安保法制に賛成するかしないかは、日本の独立主権を守るのか、米国の属国として独立主権を売り渡すのか、という問いだ。 2015.8.12
そもそもこの平和安全法制の法案、スタート点は、4月27日に日米両政府が18年ぶりに、再改定に合意した、日米防衛協力のための指針=新ガイドラインにある。これが大問題の文書なのだ。集団的自衛権の行使、日本周辺という防衛協力の地理的制限を取り払って、地球の裏側まで米軍に付き従うこと、そして自衛隊が戦闘地域にまで行って、軍事支援を行うことまで明記されている。
これほど重要な変更が、「単なる指針」に過ぎないという理由で、国会の審議にかけられることもなかった。本来、日米安保条約の条約改定が必要な大変更である。国会で審議、議決、批准は不可欠のはずである。
豊洲市場用地の土壌汚染問題、法で定める調査を都が未実施 濾過海水取水口から有害物質の直接暴露の懸念が発覚 2015.8.11
特集 築地市場移転問題
守ろう築地市場パレード実行委員会は2015年8月11日、都庁で記者会見した。今年6月23日に開催したシンポジウムで一級建築士の水谷和子氏が報告した豊洲市場用地での土壌汚染の未調査問題(帯水層底面調査)などについて、都政担当記者を前に説明した。
会見後には、舛添要一知事宛に市場移転の凍結などを盛り込んだ要請書を、都知事直下の部局である政策企画局の職員に手渡した。
川内原発再稼働反対!スーツ街宣&抗議行動 2015.8.12
2015年8月12日(水) 19時より、東京・千代田区の九州電力東京支社前にて、脱原発☆スーツデモ主催による、川内原発再稼働反対!スーツ街宣&抗議行動が行われた。
辺野古新基地建設の断念を求める緊急集会 2015.8.11
特集 辺野古
菅義偉官房長官が11日(火)、翁長雄志沖縄県知事と辺野古移設問題について協議を行うため沖縄を訪問したことを受け、那覇市の沖縄県庁前では、「辺野古新基地建設の断念を求める緊急集会」が行われた。
「米軍依存の保守と左翼はくだらない」安保法案反対の漫画家・小林よしのり氏が外国特派員協会で会見ーー「わしが日本人を覚醒させて、本当の独立国を築く」!? 2015.8.10
特集 安保法制
※8月11日テキストを追加しました!
「保守と左翼は同じことを言ってるんですよ。『米軍に依存せよ』と。これがくだらないと思ってるんですよ、わしは」——。
安倍政権が成立を急ぐ安保法制に反対を掲げる漫画家の小林よしのり氏が、日本の保守と左翼を一刀両断した。
これまでも「右から左までヘタレばっかりである」と、自らを本物の保守だと主張してきた小林氏が2015年8月10日、外国特派員協会で会見を開いた。米国依存から脱却した「本当の独立国を築く」と豪語した小林氏は、「わしのエネルギーは十分に充実している。日本人を覚醒させようと思っています」と笑ってみせた。
「科学の基礎は疑うこと。疑わなくなったら単なるドグマです」――CO2削減を主張するナオミ・クライン氏の論拠に疑問 〜岩上安身によるインタビュー 第567回 ゲスト 伊藤公紀氏 前編 2015.8.5
※8月20日テキストを追加しました!
「ナオミ・クライン氏は、気候変動を(新自由主義に対抗する)材料、手段としてしまった。現実に起こっている竜巻、ハリケーン、洪水がその証拠だと言うが、それは勇み足ではないか」――。
新自由主義の批判者で、『ショック・ドクトリン』などの著作で知られるカリスマ的なジャーナリスト、ナオミ・クライン氏が、岩波書店『世界』2015年5月号のインタビューで、人為的な地球温暖化説を支持し、「気候変動は明らかで、将来にわたって気温変化を2度以内に抑えなければならない」と主張している。これに対し、横浜国立大学の伊藤公紀教授は、「彼女が得ている基本情報はどこまで正確なのか」と疑問を呈した。
問題だらけの川内原発が再稼働「免震重要棟も土台しかない。ベント施設も完成していない。住民の避難計画もない。これが原子力社会、核社会の本質だ」2000人超が抗議 2015.8.9
「再稼働を承認したのは地元の薩摩川内市だけ。原発30キロ圏内では住民説明会を要求している自治体も多い。姶良市市議会は、再稼働反対、廃炉の決議をした。県民の6~7割が反対する中、強引に再稼働を進める九州電力の手口は、政治家、官僚を抱き込み、住民を騙すマフィア企業と同じだ」――。
住民の不安をよそに、九州電力は2015年8月11日、川内原発1号機を再稼働した。新規制基準のもとで適合審査に合格し、稼働した原発はこれが初となる。2013年9月に大飯原発3、4号機が停止し、国内で稼働する原発がゼロになっていたが、今回約2年ぶりにそれが解消された。
さようなら原発1000万人アクション 川内原発再稼働反対 緊急行動 2015.8.11
2015年8月11日(火)、「さようなら原発1000万人アクション 川内原発再稼働反対 緊急行動」が、衆議院第二議員会館前で行われた。
許すな、川内原発再稼働!8・11 官邸前アクション 2015.8.11
2015年8月11日(火)、「許すな、川内原発再稼働!8・11 官邸前アクション」と題する抗議行動が行われた。
川内原発再稼働阻止!ゲート前大行動・起動日集会 2015.8.11
2015年8月11日(火)、九州電力は川内原発1号機を再稼働した。この日、鹿児島県薩摩川内市の川内原子力発電所ゲート前や市役所前では、早朝から再稼働に反対する住民らによる「川内原発再稼働阻止!ゲート前大行動・起動日集会」が行われた。
【安保法制国会ハイライト】劣化ウラン弾も毒ガスも核ミサイルも「武器ではない」!?「要請があっても断固拒否する」と強調するも、法文上はあらゆる武器の輸送が可能に! 2015.8.4
特集 安保法制
米軍への武器の提供が可能となり、米軍の武器の輸送が可能になってもなお、安倍政権は「武力行使との一体化ではない」と強弁し続けるのか。参議院審議における野党の追及により、安倍政権が、クラスター爆弾や劣化ウラン弾などの非人道兵器や毒ガスなどの生物化学兵器、果ては核兵器についても、「武器ではない」という認識を示していることが明らかになった。
2015年7月30日の審議で社民党・福島みずほ議員の追及により、これまで他国軍への提供が禁止されていた「弾薬」について、中谷元防衛大臣が「弾薬は消耗品であり武器ではない」と答弁。これまでは「米軍のニーズ」がなかったためにあえて盛り込まなかったに過ぎず、今回の安保法制では弾薬の提供が可能になることを明かした。