月別: 2015年3月
【岩上安身よりみなさまへ】お詫びと、ひとまずの復帰のご報告 ~2週間で3回の救急搬送を乗り越えて 2015.3.16
いつもご支援いただき、誠にありがとうございます。IWJ代表の岩上安身です。
既にIWJのサイトや、私のTwitter、日刊IWJガイドでもお伝えしています通り、3月10日(火)のテレビ朝日「モーニングバード!」出演を皮切りに、仕事に部分的に復帰いたしました。
【岩上安身よりみなさまへ】ひとまずの復帰のご挨拶 〜突然の「攣縮(れんしゅく)」からのサバイバル、そしてニトロ片手のタイトロープウォークへ
その「ひとまずの復帰のご挨拶」として本メールを書き始めたのですが、その前に、まずみなさまに、至急お詫び申し上げなければならない事態が発覚しました。
TPPで知財の米国化を許していいのか!? 「著作権保護期間の延長」「非親告罪化」に懸念 ~津田大介・平田オリザ氏らが緊急声明 2015.3.13
特集 TPP問題
※3月16日テキストを追加しました!
「2013年度、米国は、著作権と特許の使用料だけで10.9兆円の驚異的な黒字。知財条項を最重要のテーマに位置づけている」
約10年前から著作権の保護期間延長など、知的財産をめぐる問題について継承を鳴らしてきたジャーナリストの津田大介氏ら「TPPの知的財産権と透明化を考えるフォーラム」(thinkTPPIP)が3月13日、都内で記者会見を開き、TPPでの知財条項の交渉内容の公開と、「著作権保護期間の延長」「非親告罪化」など、各国の利害対立が大きい条項を妥結案から除外するよう求める緊急声明を発表。同日朝、メンバーらは西村康稔内閣府副大臣に声明を提出した。
規制委・田中委員長「福島第一の事故に学ばないのであれば、原子力はやめたほうがいい」と正論 ~他方で「原発の是非」と「福島の復興の問題」は切り離すべきとの妄言も 2015.3.11
東日本大震災からちょうど4年にあたる2015年3月11日、原子力規制委員会の田中俊一委員長による定例会見が行なわれた。「原子力規制委員会が安全性を確認した原発については再稼働を進める」、という政府の方針に、多くの国民からの賛同を得られていないとの声がある中、田中委員長は、「国民世論に規制委員会の審査は左右されない」と語った。
南京・史実を守る映画祭 シンポジウム 2015.3.14
3月14日(土)、東京都江東区の亀戸文化センターにて、「南京・史実を守る映画祭」実行委員会主催にて、シンポジウムが行われ、パネリストとして、ヤン・ヨンヒ氏(映画監督、「かぞくのくに」「愛しきソナ」など)、永田喜嗣氏(ジョン・ラーベ研究家、大阪府立大学大学院)が登壇し、熊谷伸一郎氏が司会を務めた。
勉強会「高浜原発再稼働問題をどう考えるか ~確実な原子力防災と民主主義尊重の必要性~」 2015.3.9
3月9日(月)14時より、東京都千代田区の衆議院第二議員会館にて、原子力市民委員会主催による勉強会「高浜原発再稼働問題をどう考えるか ~確実な原子力防災と民主主義尊重の必要性~」が行われた。
【岩上安身のツイ録】植草一秀氏のお見舞いを受けて 〜「絶対に玉砕はすまい」の誓いと匍匐前進での仕事復帰 2015.3.15
※3月14日の岩上安身の連投ツイートをリライトして掲載します。
2月21日に帯広で倒れてから、ちょうど3週間目の土曜日。昨日はまる一日、自宅にこもってほとんど寝たりして休んでいたが、今日は事務所に出勤して、仕事。経営者としての仕事は休みなくある。ジャーナリストとしての仕事は、まずは負担の比較的かかりにくい書き仕事から。
【第200・201号】岩上安身のIWJ特報!米国は「戦略的にコアのない、バラバラに分裂した帝国である」 カレル・ヴァン・ウォルフレン氏インタビュー 2015.3.15
「フル・スペクトラム・ドミナンス」(Full spectrum dominance)――。
「完全支配」を意味するこの単語は、対テロ戦争、イラク戦争を遂行したジョージ・W・ブッシュ政権を支えた米国のネオコンシンクタンク「アメリカの新世紀プロジェクト(PNAC)」により実現が目指された概念である(The Pentagon’s Strategy for World Domination: Full Spectrum Dominance, from Asia to Africa 、Global Reseach【URL】http://bit.ly/1sXmvCe)。軍事力の強化により、物理的空間のみならず、宇宙空間や情報空間をも含め、地球のあらゆる領域を米軍の力によって完全に支配することをもくろむ狂気じみた戦略構想である。これは、いかがわしい陰謀論などの話ではない。
今中哲二氏講演会「今、原発を考えよう!垣根を越えて~」(生駒市) 2015.3.14
3月14日(土)13時半より、奈良県生駒市にあるたけまるホールで「避難者と未来をつくる会」と「生活フォーラム関西」が共催して学習会「今、原発を考えよう!垣根を越えて~」が開かれ、京都大学原子炉実験所・今中哲二氏が講演を行った。
NO NUKES! DEMO 原発ゼロを永遠に!NAGOYA ACTION 2015.3.15
2015年3月15日(日)13時より、名古屋市中区の白川公園で「3.15 NO NUKES! DEMO 原発ゼロを永遠に!NAGOYA ACTION」が開かれ、東京から駆けつけた首都圏反原発連合ミサオ・レッドウルフ氏がスペシャル・ゲストとしてスピーチを行った。集会後、参加者は2台のサウンドカーとともに市内繁華街をデモ行進した。
第3回 さよなら原発小田原パレード with LOVEデモ ~3.11忘れない 原子力より愛の力を~ 2015.3.15
神奈川県小田原市で3月11日前後に脱原発パレードを行ってきた「さよなら原発小田原パレード」がLOVEデモとコラボレートし、2015年3月15日(日)13時半より「第3回さよなら原発小田原パレード with LOVEデモ ~3.11忘れない 原子力より愛の力を~」を開催した。
さようなら原発・核燃「3.11」青森集会 2015.3.15
3月15日(日)12時半より、青森市文化会館で「2015さようなら原発・核燃『3.11』青森集会」が開かれ、去年に続き詩人のアーサー・ビナード氏が講演を行った。集会後、参加者らは青森県庁までデモ行進し、県庁を囲んで原発と核燃サイクルからの撤退を訴えた。
第4回福島国際専門家会議 〜事故から4年:県民健康調査と福島県民の安全・安心 2015.3.15
2015年3月15日(日)、福島市の福島ビューホテルで福島県立医科大学が主催した第4回「福島国際専門家会議」が「事故から4年:県民健康調査と福島県民の安全・安心」と題して開催された。内堀・福島県知事、ICRP科学事務局長クリストファー・クレメント氏の講演に次いで、福島県の県民健康調査の状況や各国での取り組みなどが報告された。
【IWJブログ・特別寄稿】『健康被害に関するICRPの理論の問題点』(北海道がんセンター名誉院長 西尾正道) 2015.3.15
2011年3月11日の福島第一原発事故に際し、日本政府に被曝放射線量の許容値について勧告を行ったICRP(国際放射線防護委員会)。このICRPの実態とは、いかなるものか。国際的な「原子力ムラ」の一部として位置づけられるその実態について、放射線治療の第一人者が告発する。
(IWJ編集部)
私は、がんを如何に放射線で治すかという放射線の光(表)の世界に長く携わってきた。そんな業務のなかで、ラジウム(Ra-226)やセシウム(Cs-137)などの少量の放射線を出す小線源を使用した治療も行ってきた。これは腫瘍に線源を刺入したり、線源を腫瘍に密着させて照射する治療法であり、患者さんにとっては内部被曝を利用した治療法である。
しかし、2011年の福島原発事故は、放射線の健康被害について根本的な視点から考える機会となった。それは放射線の影(裏)の世界についての考察となる。その考察を通じて突き当たったのは、現在、国際的に放射線防護体系として流布されているICRP(国際放射線防護委員会)の理論は全く科学性がなく、原子力政策を推進するために修飾された疑似科学的な物語であるという事実だ。この事実を改めて知ると、驚愕せざるをえない。本稿では、ICRPの根本的な問題点について簡潔に述べる。
あおもり県民シンポジウム 豊かな青森県を実現する政策を共に考える 2015.3.8
県知事選挙を控えた青森県で、3月8日(日)13時より、市民団体「青森県政を考える会」が「あおもり県民シンポジウム 豊かな青森県を実現する政策を共に考える」を開催し、会が県政各分野への政策提言をまとめた「基本政策」について議論した。
市民ネット 京都市議選キックオフイベント 2015.3.14
京都市議選で白塚悦子氏・広海ロクロー氏・鈴木勇子氏を支援する「市民ネットワーク・きょうと」(市民ネット)が、京都市下京区にあるキャンパスプラザ京都で3月14日(土)18時半より「京都市議選キックオフイベント」を開催した。応援スピーカーには山本太郎・参議院議員やミュージシャンの三宅洋平氏、原和美氏(元神戸市議)、長谷川羽衣子氏(緑の党共同代表)が駆けつけた。
山本太郎参院議員、松原美佐子氏・杉浦聡氏・安間優希氏(名古屋市議選立候補予定者)街宣 2015.3.15
3月14日(土)、名古屋市市議会議員選挙に立候補予定の松原美佐子氏・杉浦聡氏・安間優希氏の街頭演説に山本太郎参院議員が駆けつけ応援演説を行った。立候補予定者の3名は公選法上の確認団体となるべく結成された政治団体「無所属の会」に所属する。名古屋市議選は4月12日投開票予定。
民主主義と生活を守る有志 (SADL) 「大阪都」構想反対デモ 2015.3.14
3月14日(土)13時半より、民主主義と生活を守る有志(SADL、サドル)が主催して「『大阪都』構想反対デモ」が大阪市内で行われた。大阪都構想に関しては、大阪市議会で13日、都構想協定書が可決され、17日の大阪府議会採決を経て、5月17日にその是非を問う住民投票が行われる公算が大きくなっている。
【IWJブログ・特別寄稿】国際放射線防護委員会(ICRP)の放射線防護体系を批判する ~人格権破壊と反科学(琉球大学名誉教授 矢ヶ崎克馬) 2015.3.13
ICRPが歴史的に果たした役割を図解したものが図1である。
ICRPは「知られざる核戦争」の実戦部隊である。「知られざる核戦争」は爆弾を投下するという物理的破壊である核戦争に対して、裏側の「放射線の犠牲者隠し」という内容である「核戦争」を矢ヶ崎が命名したものである。
核戦略遂行や原子力発電により命と環境が被害を受ける。これを見えなくするためにICRPという組織が編成され、いわゆるIAEAをはじめとする「国際原子力ムラ」を実施機関とし、人格権破壊の思想と反科学を専制的抑圧的に遂行する。
「環境省には相手にされない。地元に的を絞り、民主的に進めることで白紙撤回を実現できた」──「塙町のバイオマス発電との闘い」講演学習会 2015.2.13
※3月13日テキストを追加しました!
木質バイオマス発電とは、山に放置された間伐材など、利用されない木材を燃料に使う火力発電で、太陽光や風力と違って、天候に左右されない再生可能エネルギーとして注目されている。福島県の塙町(はなわまち)で、2013年に持ち上がった木質バイオマス発電所の建設計画は、県内の森林除染で生じた木材を有効活用するとされ、総事業費60億円の半分を福島県の復興基金を使って、2014年後半には稼働する予定だった。
しかし、福島第一原発事故で、山林にも放射性物質が飛散していることから、塙町の住民らは焼却による健康被害や、放射性物質が濃縮される焼却灰処理の不安を訴え、建設反対運動は町長のリコールにまで発展。計画は白紙撤回された。
2015年2月13日、福島県郡山市の教職員組合で、鮫川村の指定廃棄物焼却炉の停止を求める仮処分の第4回審尋後、講演学習会「塙町のバイオマス発電との闘い──どの様にして白紙撤回できたか」が行われ、反対運動の先頭に立った、塙町木質バイオマス発電問題連絡会の吉田広明氏と金澤光徳氏が講演を行った。