世界中から現在の“影”の写真を集めて壁に投映することで、広島、長崎の原爆の強烈な熱線で影になった人々のことを考える「シャドー・ピープル・プロジェクト」のイベントが2月13日、マンハッタンで開かれた。
このイベントは、11年前、イラストレーターの黒田征太郎氏が始めたアートを通して核廃絶を訴える「ピカドン・プロジェクト」の一環。同イベントの開催は、今年が初となる。映像プロデューサーの西前拓氏と、アメリカ人アーティストのキャノン・ハーシー氏が主催した。
午後11時、零下10度のなか、ニューヨーク近代美術館の壁面や雪道に影の写真が映し出された。写真は、同プロジェクトのHPで呼びかけ、約1カ月かけて日本、米国、カナダ、中国、南アフリカ、メキシコなどから300枚以上が集まった。
原爆投下から70年。主催者の2人は、今月2月に被爆地を訪れ、アートを通して日米の若者たちと平和について考える。ネット上などでは、プロジェクトの運営資金を募っている。
ニューヨークからの取材ありがとうございます。
アートについての感想は、作品を体験してから始まる営みに、ふと降りてくる・・のを待ちたいと思います。
と言っても、NYはマイナス10度!テーマは重たいのにシチュエーションがさりげないし、車のクラクションは共感のしるしでしょうか。
前田真理さんが綴るニューヨークの日常。 ニューヨーカーの日常。異文化は興味深いです。