オバマ来日発言「尖閣は安保適用範囲」は成果にあらず! 〜孫崎享氏、山田正彦政治塾で「報じられない3点」強調 2014.4.25

記事公開日:2014.4.30取材地: テキスト動画

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 「現在の日本は、明治維新、第2次世界大戦に次ぐ、近代日本における3度目の大転換期を迎えている。今後、日本がどのような方向に向かえばよいのか、若い人たち、志ある仲間たちと、あらゆることを共に考えて徹底的に議論したい」──。

 設立趣旨をこう記した、新たな有志勉強会「山田正彦の炉端政治塾」の第1回目が、2014年4月25日、東京都港区の南青山会館で開かれた。冒頭、主催者である、元農林水産大臣で弁護士の山田正彦氏は、「日本を変えるのは若い世代」と力を込め、会場に集まった20代から60代の、総勢10人余りの塾生に奮起を促すとともに、この日の講師、元外務省国際情報局長で『小説外務省』(現代書館)を上梓したばかりの孫崎享氏に、刺激的なレクチャーを求めた。


「アメリカから認められてきた再処理がどうなるのか。日本の原子力ピラミッド全体がビビリまくっていると思う」―IWJ中継市民による座間宮ガレイ氏インタビュー 2014.4.24

記事公開日:2014.4.29取材地: テキスト動画

 「日本がアメリカから認められてきた再処理がどうなるのか。日本の原子力ピラミッド全体がビビリまくっていると思う」―。

 2014年4月24日(木)0時半、鹿児島市内で行われたIWJ中継市民ボランティアによるインタビューで、ブロガーの座間宮ガレイ氏はこのように述べた。鹿児島2区補選の候補者支援のために鹿児島入りしている座間宮氏は、個人やいわゆる「勝手連」として各地の選挙に関わってきた経験をもとに、選挙におけるインターネットの果たす役割について意見を述べたほか、日本とトルコとの間の原子力協定に関連し、政府が協定締結を急いだ背景などについても持論を語った。


「さらば、独裁者」週刊金曜日主催の緊急集会で鈴木宗男氏、辛淑玉氏、小森陽一氏らが「暴走する安倍政権」の危険性を指摘 2014.4.25

記事公開日:2014.4.29取材地: テキスト動画

 「政治の原点は弱い人のためにある。しかし、今の政治は、ひと握りの金持ちや強い者のためにある」──。鈴木宗男氏は厳しく断じた。

 2014年4月25日(金)、東京都文京区の文京区民センターで「緊急集会『さらば、独裁者 徹底検証 暴走する安倍政権』」が開催され、佐高信氏(評論家、週刊金曜日編集委員)と北原みのり氏(文筆家、週刊金曜日書評委員)の対談、鈴木宗男氏(新党大地代表)、辛淑玉氏(のりこえねっと共同代表)、小森陽一氏(東京大学教授)の講演が行われた。


安倍政権の「内閣は何でも決められる」政治を止める ~「立憲デモクラシーの会」シンポで山口二郎氏ら表明 2014.4.25

記事公開日:2014.4.29取材地: テキスト動画

 解釈改憲で集団的自衛権の行使容認を目指すことに象徴される、安倍政権の強引なやり方は、立憲主義を軽んじた、いわば「政治の暴力」。このままでは、日本国憲法が無意味になる──。

 政治学や法学、社会学、哲学といった幅広い分野の学者ら総勢約50人が、こうした共通の危機意識の下で結成した「立憲デモクラシーの会」が、4月25日、東京都千代田区の法政大学富士見キャンパスで発足記念シンポジウムを開いた。


放射能賠償巡る「科学立証不可欠論」に反発 ~公害病訴訟から学ぶシンポで弁護士ら国を批判 2014.4.29

記事公開日:2014.4.29取材地: テキスト動画

 「福島原発事故での国と東京電力の姿勢は、水俣病問題での、国とチッソの対応と重なる。福島の放射能被害の訴えにも、水俣病の時と同様に、一部の専門家たちが、科学的立証主義の立場で妨害を図って来るだろう」──。

 2014年4月29日、京都市下京区のキャンパスプラザ京都で、「今求められる低線量・内部被ばくに対する健康・医療対策とは? 水俣病・原爆病認定訴訟に学ぶつどい」が行われた。


(再掲)井戸川克隆氏「国は事故の想定を地元に隠していた」 ~急浮上した伊方原発再稼働への反対訴える座談会で 2014.4.29

記事公開日:2014.4.29取材地: テキスト動画

 「原発ゼロの夏」を迎えようとしている。原発再稼働に向けた規制委員会の適合審査(安全審査)を優先的に進める「優先原発」に選ばれた川内原発だが、2014年4月23日の会合で島崎邦彦委員長代理が、火山噴火による影響を厳しく想定し直すように求めたことから、再稼働の予定に狂いが生じている。そこで急浮上したのが、愛媛県の伊方原発だ。


「東京電力に対する責任の追求は、決して止めない」 〜市民たちが福島県警へ上申書を提出 2014.4.28

記事公開日:2014.4.28取材地: 動画

 「あたかも自然災害に遭ったかのような東電の態度。ひとつひとつの被害に対して、真摯な反省もなければ謝罪もない。刑事事件として責任を追求していく」──。

 2014年4月28日、福島市で「4.28 ふくしま集会」が開かれた。福島市民会館には120人もの市民が集まり、福島老朽原発を考える会の阪上武氏による「汚染水漏洩の実態」についての講演と、保田行雄弁護士と海渡雄一弁護士による現状報告が行われた。海渡弁護士は、漏れることがわかっていて仮設の汚染水タンクを設置したことと、2011年6月に着工できたはずの遮水壁工事を先延ばしにしたことが現在の状態を引き起こしたとして、東電の無作為を厳しく追及する方針を示した。


バルブ誤操作のトラブル「まだ調査は継続している」~東電定例会見 2014.4.28

記事公開日:2014.4.28取材地: テキスト動画

 2014年4月28日17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。2月に発生した福島第一原発H6タンクバルブ誤操作の原因調査は、電話受け付け窓口を設けて自発的な情報を待っており、東電としては、調査は「継続中」との認識であるという。


【鹿児島2区補選】山本太郎議員、安倍政権との徹底抗戦の誓い新たに「これは命の問題、安倍政権を信任しろなど無理」 2014.4.27

記事公開日:2014.4.27取材地: テキスト動画

特集 山本太郎

 鹿児島2区の衆院補欠選挙が27日、投開票され、自民党の新人・金子万寿夫氏が初当選した。投票率は同区で過去最低の45・99%。野党連合から出馬した無所属・打越明司氏は46,021票を獲得し、次点。金子氏は打越氏よりも約2万票多い66,360票を獲得し、当選を果たした。

 争点が「政治とカネ」であると言われ、与野党の政策面の違いが明確にならなかった中、脱原発、反TPPなどを訴えた「新党ひとりひとり」の有川美子氏は、結果的に5,858票の得票、3位にとどまった。


「パブコメ募集の今年8月に向けて、反対の声を集中しよう」 〜特定秘密保護法は憲法違反!学習会 齋藤裕氏 2014.4.27

記事公開日:2014.4.27取材地: テキスト動画

 「特定秘密保護法は憲法21条(表現の自由)の侵害だ、という裁判を起こされると、国としてはまずい。だから、自民党は憲法21条を『公益のために表現の自由は制限できる』という内容に変えようとしている」──。

 2014年4月27日、新潟市のガレッソホールで「特定秘密保護法の撤回を求める新潟県女性の会」の第2回学習会と街頭行動「特定秘密保護法は憲法違反!施行されないために何をしたらいいの?」が行われた。


東海第2原発バルーンプロジェクト 2014.4.27

記事公開日:2014.4.27取材地: 動画

 2014年4月27日(日)10時過ぎより、茨城県東海村の東海第二原発を間近に望む豊岡海岸で「ふうせんはどこへ行くかな?東海第2原発バルーンプロジェクト」が行われた。原発事故が起きれば風に乗って飛散することになる放射性物質の影響を目に見える形で確認しようと、参加者が3度に分けてメッセージの書かれた1000個のエコ風船を空に放った。結果は主催者ウェブページで公開される。


沖縄市長選 無所属 島袋芳敬候補選対事務所 開票時の模様 2014.4.27

記事公開日:2014.4.27取材地: 動画

 2014年4月27日(日)、沖縄市長選開票時の島袋芳敬候補選対事務所の模様を、21時からIWJ沖縄で配信した。


「日本人は安全なエネルギーをみつけて、人々の健康を守って」 チェルノブイリで被曝した少女が語る28年 2014.4.26

記事公開日:2014.4.26取材地: 動画

 「4歳で被曝し、13歳の時に甲状腺がんと診断された。がんと言われるまで病気はしていなかったが、疲れやすかったり、頻繁に鼻血が出たり、頭痛が起きたりしていた」──。チェルノブイリ原発事故で被曝し、甲状腺がんを患ったシネオカヤ・インナ氏は、自身の体験を語った。

 チェルノブイリ原発事故から28年となる2014年4月26日、三重県津市の津リージョンプラザお城ホールにて、「チェルノブイリ・福島 いのちは宝」が行われた。ウクライナから招かれたシネオカヤ・インナ氏が、幼児期から甲状腺被曝を抱えて生きてきた人生を振り返った。


安倍総理登壇も、会場からは「残業代ゼロ絶対反対」の怒号 ~第85回メーデー中央大会 2014.4.26

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 政府を代表して登壇した安倍晋三内閣総理大臣。総理を出迎えたのは、歓迎の拍手ではなく、怒号だった―。

 4月26日、連合が主催する第85回メーデー中央大会が代々木公園で行われた。連合は日本共産党を除く全政党を招待し、自民党からは安倍総理大臣と田村憲久厚生労働大臣、公明党からは山口那津男代表が出席した。


「3年経っても雨どいの下は、毎時60マイクロシーベルト」 〜福島フィールドワーク報告会 2014.4.26

記事公開日:2014.4.26取材地: テキスト動画

 「3年経った浪江町で見たものは、請戸小学校の惨状、校庭に積み上げられたがれきと除染廃棄物、流された車、浪江駅前の新聞販売店に残った2011年3月12日付の福島日報の束、倒壊した住宅、いたるところにある進入禁止のバリケード。そして、避難指示解除区域と居住制限区域を分けている、廃線になった常磐線だった」──。

 2014年4月26日、新潟市江南区文化会館で、「福島FW(フィールドワーク)ツアー報告会 ふくしまで見て聴いて考えたこと」が行われた。福島からの避難者の話を聞くとともに、民主青年同盟新潟県委員会が3月下旬に行った、福島県浪江町の視察の模様が報告された。


沖縄市長選 無所属 島袋芳敬候補 打ち上げ式 2014.4.26

記事公開日:2014.4.26取材地: テキスト動画

 2014年4月26日(土)18時より、沖縄市コザ十字路で無所属新人の沖縄市長選挙・島袋芳敬(しまぶく・よしのり)候補=社民・共産・生活・社会大衆党推薦=が27日の投開票日を前に打ち上げ式を行った。


沖縄市長選 無所属 桑江朝千夫候補 打ち上げ式 2014.4.26

記事公開日:2014.4.26取材地: 動画

 2014年4月26日(土)18時より、無所属新人の沖縄市長選挙候補・桑江朝千夫(くわえ・さちお)氏=自民・公明推薦、民主・維新・政党そうぞう支持=が沖縄市ゴヤ十字路で選挙期間最後の訴えを行った。沖縄市長選は27日投開票される。


「原発は反倫理的な技術。倫理は科学や経済より優先する」 〜第8回 中部エネルギー市民会議 2014.4.26

記事公開日:2014.4.26取材地: テキスト動画

 「原子力規制委員会のさじ加減で、再稼働が判断される状態では危ない」──。

 2014年4月26日、名古屋・新栄の多目的スペース「parlwr/パルル」において、「第8回 中部エネルギー市民会議 ―中間報告&意見交換」が行われた。2012年、中部電力を含む登壇者を招いて、全7回の会合でエネルギー問題、原発問題について議論してきた中部エネルギー市民会議は、1年をかけて中間報告をまとめた。今回の会合では、さまざまなスタンスの中間報告寄稿者や参加者の間で、活発な意見交換が行われた。


「政治サミット」inアースデイ名古屋に集まろう! 2014.4.26

記事公開日:2014.4.26取材地: 動画

 2014年4月26日(土)、名古屋市久屋大通公園で行われているアースデイ名古屋において、緑の党・東海が「政治サミット」と題したブースを設け、エネルギー、地産地消、雇用、ジェンダー問題と子育てなどについて3部に分けて参加者らと語り合った。催しは27日も行われる予定。


日米首脳会談、大手メディアの偏向と米国の本音~岩上安身によるインタビュー 第420回 ゲスト 軍事ジャーナリスト・田岡俊次氏 2014.4.25

記事公開日:2014.4.25取材地: テキスト動画独自

 「尖閣に安保適用」――。4月24日付けの大手各紙朝刊の一面には、この文言が踊った。来日中のオバマ大統領が安倍総理との日米首脳会談で、尖閣諸島が対日防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用範囲内であると、大統領として初めて明言したのである。

 しかし、米国側が、尖閣諸島について日米安保が適用されると明言したのは、実はこれが初めてではない。2010年と2013年、クリントン前国務長官から、日米外相会談において既に同様の趣旨の発言が飛び出している。今回の日米首脳会談におけるオバマ大統領の発言は、これまでの米国の態度を何ら変更するものではないのである。