地域: 大阪府
「原発の電気は、どこがクリーンなんだろう」 〜大震災から3年 今私たちができること 講師 武藤北斗氏 2014.2.8

「核爆弾を残したままの世界を、次の世代に渡せない。原発や核燃サイクルはやめるべき」──。
2014年2月8日、大阪府茨木市の市民総合センターで、講演会「大震災から3年 今私たちができること」が行われた。宮城県石巻市の水産会社に勤務し、東日本大震災後に茨木市へ移住した武藤北斗氏が、原発・核燃料サイクルの問題、被災地の模様などを語った。
「武村式を適用すると地震動は4.7倍に跳ね上がり、格納容器も破壊され大破局に」 〜大飯原発裁判 交流会 2014.2.6

「大飯原発の再稼働審査で、関西電力は地震規模(地震モーメント)を入倉式で算出した。一方、津波に対しては、武村式を使っている」──。小山英之氏は、関電が算出方法を都合良く使い分けていると指摘し、「地震動の算出も、日本の地震に特化した武村式ですべきだ」と主張した。
また、関西広域連合の避難計画(素案)のずさんな内容に、「避難計画を作ってみると、あまりにも難しすぎて、行政はお手上げの状態ではないだろうか。これを指摘して、再稼働を止めよう」という声が上がった。
2014年2月6日、大阪市北区にある大阪弁護士会館で、「大飯原発裁判と原子力防災などに関する報告・交流会」が行われた。美浜の会の小山英之氏が「地震動評価について」、原発なしで暮らしたい丹波の会の世話人、児玉正人氏からは「防災・避難計画について」のレクチャーがあり、その後、質疑応答と意見交換が行なわれた。
特定秘密保護法 ロックアクション 2014.2.6

特集 秘密保護法
2月6日(木)、大阪市で「特定秘密保護法 ロックアクション」が開催された。「毎月6日は秘密保護法ロックの日」と銘打った毎月行われる抗議行動で、この日は、18時半より中之島公園で集会を行い、その後、大阪市役所や米領事館近辺をデモ行進した。
辞職・出直し選挙への対応を考える「アンチ橋下」有志の会合──今井一氏、想田和弘氏ら 2014.2.4

2月4日(火)、大阪市の天王寺区民センターで、辞職・出直し選挙への対応を考える「アンチ橋下」有志の会合が行われ、ジャーナリストの今井一氏、辻公雄弁護士、松浦米子氏らが出席し、最後には、映画監督の想田和弘氏もニューヨークからスカイプで参加した。
米国からのプルトニウム返還要求「明らかな政治的メッセージ」~岩上安身によるインタビュー 第395回 ゲスト 京都大学原子炉実験所助教・小出裕章氏 2014.2.3

「米国が日本政府に対し、300キロのプルトニウムの返還を要求している」。1月27日付けの共同通信が伝えた内容は、日本の原子力産業関係者だけでなく、政界・財界を含むあらゆる関係者に対して衝撃を与えた。この報道の真偽について外務省は、IWJの取材に対し「ノーコメント」と答え、現在に至るまで回答を保留している。
- 共同通信、1月27日【米、プルトニウム返還を要求】オバマ政権が日本に 300キロ、核兵器50発分/背景に核テロ阻止戦略
- 【IWJブログ】米国から日本政府への研究用プルトニウム「返還」要求について、外務省「ノーコメント」 2014.1.27
京都大学原子炉実験所の小出裕章助教が2月3日、岩上安身のインタビューに応じ、今回の米国によるプルトニウム返還要求について、「安倍政権が暴走しているので、米国は日本の動向を危惧しているのではないか」と分析。「2018年に日米原子力協定の見直しがされるが、米国は日本に対する締め付けを強めるのではないか」と語った。
交渉正念場入り「TPP」を学者らが解説 ~討議では「モザンビークODA」に関する重大指摘も 2014.2.2

特集 TPP問題
2014年2月2日、大阪市天王寺区の大阪国際交流センターで「TPP/日米並行協議に関する市民と政府のオープンフォーラム」が開かれた。市民に国際協力の大切さを訴える「ワン・ワールド・フェスティバル」2日目のプログラムの1つで、今、「TPP」を学びたい市民を対象に、わかりやすいレクチャーが3人の有識者によって行われた。
なお、冒頭にはTPP交渉の「難航」を巡る解説があり、今月に開かれる、次回閣僚会議の「ニュースの読み方」が言外に示された。さらにまた、後半の討議では、日本政府がモザンビークで進めるODA(政府開発援助)事業の「暗部」を指摘する報告もあった。
辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動 2014.2.1

2014年2月1日(土)15時半より、JR大阪駅付近で「辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動」が行われた。沖縄県名護市辺野古への米軍基地移設に反対して駅南側のバス停付近で毎土曜に行われている街頭宣伝は今回で495回目になるが、最近になって移設反対運動に抗議する排外主義団体と、団体の抗議を受けたJR西日本や大阪府警などの介入を受けるようになっている。
最近の緊張を見て、今回は、憲法学者の石川裕一郎氏(聖学院大学)と石埼学氏(龍谷大学)も駆けつけ状況を視察した。石崎氏は「JRの所有地だとしても公共性が高く、許可なしに平穏にビラ配りすることに問題はない」「鉄道営業法にいう『鉄道地』でもない」「憲法21条が保証する表現の自由が優先される場所だ」とコメントした。石川氏・石埼氏をはじめ全国の憲法学者34名は、1月31日に表現活動へのJR西日本と大阪府警による妨害の中止を求めた声明を発表している。
「六ヶ所再処理工場で出るヨウ素129の半減期は1570万年!」 〜原発事故現場どうなってるの?講師 末田一秀氏 2014.2.1

「福島第一原発の、4号機燃料プールから取り出した使用済み核燃料を保管するため、他の貯蔵プールに以前からあった使用済み燃料の移設作業も並行して行なっている。それらは、乾式キャスクで屋外に仮保管という、今までやったことのない方法で保管する」──。末田一秀氏は、原発事故現場の高リスク作業に懸念を表明した。
また、「もし、青森の六ヶ所再処理工場が本格稼働したら、原発1年分の放射能を1日で放出する。再処理工場で出るヨウ素129の半減期は1570万年だ」などと、恐ろしい事実を明かしていった。
原発輸出、NPT非加盟・核保有国に売るの? 〜菅政権時代「交渉開始」をインド研究者が問題視 2014.1.31

「民主党政権は、熟慮せずに『原発輸出』に舵を切っており、あとになって安倍政権に乗っ取られて、原発輸出をいいように使われている」──。
2014年1月31日、大阪市のエル・おおさかで開かれた「日本は原発を売るな! 1.31原発輸出反対学習討論会」で、インドの事情に通暁する岐阜女子大学の福永正明氏は、こう指摘した。
辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動 2014.1.25

特集 名護市長選挙
2014年1月25日(土)15時半より、大阪市梅田のJR大阪駅南口前で494回目となる「辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動」が行われた。名護市長選挙での稲嶺市長再選後初となる抗議行動では、JRによる妨害はあったものの、しばらくぶりに署名活動を行うことができたといい、また用意した500枚のビラもすべて配り終えて人々の関心の高さをうかがわせた。
特定秘密保護法の廃止を求めるデモ行進 2014.1.24

特集 秘密保護法
全国各地で秘密保護法への抗議活動が行われた2014年1月24日(金)、大阪市では12時より大阪弁護士会による「特定秘密保護法の廃止を求めるデモ行進」が行われた。
原発メーカー訴訟「法戦術を駆使し『日立、東芝、米GE』の責任を問う」 〜島弁護団長が表明 2014.1.18

2014年1月18日、大阪市天王寺区の南YMCAで「1.18集会『原発メーカー訴訟の意義について』」が開かれ、弁護士の島昭宏氏と原発メーカー訴訟の会の崔勝久(チェ・スング)氏が講演を行った。原発メーカー訴訟の会は日立、東芝、米GE(ゼネラル・エレクトリック)の原発メーカー3社を相手取り、今月中に第1次の訴訟を起こす予定。
「原発メーカーにも責任追及の矛先を向けない限り、今の原発体制は崩れない」と力説した島氏は、この訴訟で弁護団長を務める。「あんなに酷い福島原発事故を起こしたのに、東京電力に義務づけられた保険で賠償できるのは1200億円まで(9兆円は税金負担)。しかも、原発メーカー3社は完全に『免責』される」と、原子力損害の賠償に関する法律(原賠法)に守られながら、原発ビジネスが展開されている実態に触れ、「日本の市民グループなどによる、東京電力や国を相手取った訴訟はすべて、体制側にとっては想定内の出来事で、痛くもかゆくもない」と述べた。
グローバル視座で「在特会」問題などを論議 ~前田朗氏ら安倍政治に物申す大学人が出版シンポ 2014.1.18

2014年1月18日(土)、大阪市中央区のドーンセンターで、昨年12月に発刊された『21世紀のグローバル・ファシズム』の出版記念シンポジウムが行われ、本づくりにかかわった有識者らがマイクを握った。在特会の存在に象徴されるヘイトスピーチ(在日韓国・朝鮮人への憎悪表現)の台頭や原発関連など、今の日本社会を覆う諸問題について、熱い議論が交わされた。
著者のひとりである下地真樹氏(阪南大准教授)は、経済が政治を凌駕する米国発の世界潮流の存在を指摘。「TPP(環太平洋経済連携協定)に関する議論では、米国対日本といった視点によるものが多いが、実際は(多国籍企業による)『資本の論理』が進出先国の政治をも飛び越え、その国のルールを自分たちに好都合なものにしようとしている」と警鐘を鳴らし、「主権者である国民は、自分の国の労働・環境規制がどう変えられるか、あるいは、どんな法律が新設されるのかについて、従来以上に敏感になってほしい」と呼びかけた。
なお、同書の狙いは、ずばり国民的議論の喚起にあるとのこと。冒頭で挨拶に立った版元(耕文社)の代表者は、「(衆参のねじれ解消を背景に改革を断行している)今の安倍政権の動きに対し、国民がはっきりと批判の声を上げることが大切だ。そのために必要な素材を提供することが、この本の役目だ」と力を込めた。
辺野古に基地を作らせない大阪行動 大阪駅前街宣 2014.1.11

2014年1月11日(土)15時半より、大阪市梅田のJR大阪駅南口前で「辺野古に基地を作らせない大阪行動・大阪駅前街宣」が行われた。辺野古移設反対のアピールを行う参加者と、JR管理地であるとして制止させようとするJR職員や警官との間で混乱した状況が続いた。
参加者によると、これまで10年間ほど492回にわたって行ってきた街宣活動にJR側らが介入するようになったのは、最近になりこの活動に反対する団体の妨害が入るようになってからのことだという。
秘密保護法廃止! ロックアクション 2014.1.6

特集 秘密保護法
1月6日(月)、大阪市北区の中之島公園で「秘密保護法廃止!ロックアクション」が行われた。秘密保護法が可決した12月6日を決して忘れないとして、主催の「秘密保護法廃止!ロックアクション」実行委員会は、今後も毎月6日に抗議デモを予定している。
「検察審査会の補助弁護士は、脱税幇助で辞職した元検事だった!」 ~八木啓代氏トークショー「『ストーリー田代不起訴』の裏側と『PC遠隔操作事件』の真相」 2014.1.5

特集 PC遠隔操作事件
特集 小沢一郎/陸山会事件
「PC遠隔操作事件では、いたずらメールで懲役10年を求刑するらしい。1年近く経っても『証拠隠滅する恐れがある』と家族の接見禁止。再逮捕を繰り返し、ハイジャック防止法まで課している」──。
2014年1月5日、大阪市浪速区日本橋にある討論Barシチズンで、八木啓代氏(ラテン歌手、作家、健全な法治国家のために声をあげる市民の会会長)のトークショー「『ストーリー田代不起訴』の裏側と『PC遠隔操作事件』の真相」が行われた。
「自分が国を相手に裁判をするなど、考えたこともなかった」原発避難者講演会 第2弾 森松明希子氏 2013.12.19

「この裁判は、子どもたちの未来や健康を守るためのもの。原発事故を風化させないためにも、多くの人に興味を持ち続けてほしい」──。
2013年12月19日、大阪市住吉区の大阪市立大学で、原発賠償関西訴訟原告団代表の森松明希子氏を講師に迎え、「東日本大震災4年目に向けて、原発事故の被害をどう回復するか ー原発避難者講演会 第2弾」が開催された。福島県郡山市から母子避難して大阪に暮らす森松氏は、避難者の現状について語った。
























