2024年11月4日(月・祝)午前10時より福島県いわき市のいわき市生涯学習プラザにて、放射線防護の民主化フォーラム主催による「真実に目を向ける:福島が問いかける未来への選択を、いわき市から考える」第2回 放射線防護の民主化フォーラム(2日目)が開催された。
福島第一原発事故後の放射線の健康被害は風化しつつある。放射線の影響から身を守る「放射線防護」の基準のもととなるICRP(国際放射線防護委員会)の基本勧告が2030年頃改訂される予定だ。それに伴い、放射線防護に関する勉強会が開かれた。
プログラム 11月3日(日)
13:00-
「はじめに」/濱岡 豊(慶應義塾大学教授、CCNE福島原発事故部会)
「あのとき何が起こっていたのか?:子育て世代の経験から」/佐原真紀さん(ふくしま30年プロジェクト元理事長、福島市議会議員)(Q&A・ディスカッション)
「展示者のメッセージ」/飛田晋秀さん(写真展 「福島の記憶 3.11で止まった町」)/菅野行雄さん(原発災害情報センターの活動紹介)
14:00-
「あのとき何が起こっていたのか?:ヨウ素剤が配布された三春から」/後藤 忍(福島大学教授、CCNE福島原発事故部会 部会長)/武藤類子(ひだんれん代表、CCNE福島原発事故部会)/佐久間淳子さん/大河原さき さん(ひだんれん事務局長、モニタリングポストの継続配置を求める会・三春共同代表)Q&A・ディスカッション 16:30-
「放射能に汚染された水や土壌をどうすればよいのか?」/濱岡 豊(慶應義塾大学教授、CCNE福島原発事故部会)/満田夏花さん(国際環境NGO FoE Japan、CCNEアドバイザー) /和田央子さん(放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会) /青木一政さん(ちくりん舎/フクロウの会)Q&A・ディスカッション
プログラム 11月4日(祝・月)
10:00-
「福島での甲状腺がんをどう考えるのか?」/濱岡 豊(慶應義塾大学教授、CCNE福島原発事故部会)/種市靖行さん(医師)/津田敏秀さん(岡山大学名誉教授、医師・医学博士) /本行忠志さん(大阪大学名誉教授、医師)/黒川眞一さん(高エネルギー加速器研究機構・名誉教授)Q&A・ディスカッション
<昼休憩>
13:20-
「あのとき何が起こっていたのか?(何も知らされなかった津島から)」/石井ひろみ さん(福島原発事故津島被害者原告団 副団長)Q&A・ディスカッション 14:45-
「若者から見た福島原発事故(避難の問題を中心に)」/明智礼華(原発賠償京都訴訟団、CCNE事務局)/金本 暁さん/佐久川恵美さん(同志社大学都市研究センター研究員)
15:40-
「ICRPの福島原発事故の捉え方や勧告策定のどこに問題があるのか?」/柿原 泰さん(東京海洋大学・教授、市民科学研究室・低線量被曝研究会)/林 衛さん(科学ジャーナリスト/富山大学准教授)林論考
16:20-
「市民にとって、よりよい放射線防護とは?」/八巻俊憲(CCNE福島原発事故部会)/藤岡 毅さん(大阪経済法科大学客員教授)/瀬川嘉之さん(高木学校、市民科学研究室・低線量被曝研究会) 瀬川資料 Q&A・ディスカッション
「全体まとめと今後に向けて」/後藤 忍(福島大学教授、CCNE福島原発事故部会 部会長)