甲状腺がんの発見率と被ばく線量の間に「一貫した関係(線量・効果関係)は認められなかった」の報告に反発の声も ~3.22 第22回 福島県 甲状腺検査評価部会 2024.3.22

記事公開日:2024.3.23取材地: 動画
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 2024年3月22日(金)午後1時30分より、福島県福島市の杉妻会館において、福島県保健福祉部県民健康調査課主催の「第22回 甲状腺検査評価部会」が開催された。

 甲状腺検査評価部会とは、「県民健康調査」甲状腺検査について、病理、臨床、疫学等の観点から専門的知見を背景とした議論を深め、適切な評価を行っていくため、設置されたものである。

 チェルノブイリ原発事故において、放射性ヨウ素の内部被ばくによる小児の甲状腺がんが報告されている。福島県はチェルノブイリに比べて放射性ヨウ素の被ばく線量が低いとされているが、子どもたちの甲状腺の状態を把握し、健康を長期に見守ることを目的に甲状腺検査を実施している。

 現在最新の本格検査(6回目) は、昨年2023年4月から実施中であり、検査対象人数:211,875人に対し、一次検査実施率は8.6%となっている。

 「甲状腺検査専攻検査から本格検査(検査4回目)までの結果に対する部会まとめ(部会まとめ)」に関する報告では、症例対照研究の結果、甲状腺がんの発見率と被ばく線量の間に「一貫した関係(線量・効果関係)は認められなかった」などとして、「甲状腺がんと放射線被ばくの間の関連は認められない」との結論が示されたが、この評価部会の報告書に強く反対していた祖父江友孝大阪大学教授は、2023年11月に退任した。

■Twitcasting録画(13:37~2時間37分)

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