「情報戦」の時代をどう生き抜くか? 巨大組織メディア報道の罠を検証!【第2部】新型コロナウイルス危機とmRNAワクチン危機(第9回)〜岩上安身によるインタビュー第1164回ゲスト 在野研究者・嶋崎史崇氏 2024.7.1

記事公開日:2024.7.5取材地: テキスト動画独自
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(文・IWJ編集部)

特集 #新型コロナウイルス
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 岩上安身は2024年7月1日、『ウクライナ・コロナワクチン報道にみるメディア危機』の著者で、新進気鋭の若手在野研究者である嶋崎史崇氏に、連続インタビューの通算9回目であり、第2部の5回目となるインタビューを行った。

 岩上安身は【第1部】として、「ウクライナ紛争をめぐる『半ポスト真実』を見極める」と題し、嶋崎氏へ4回の連続インタビューを行ってきた。また、【第2部】として、新型コロナウイルス危機とmRNAワクチン危機とその報じ方のバイアスについて、これまで4回の連続インタビューを行ってきた。

 これまでのインタビューは、ぜひ以下のURLから御覧いただきたい。

 この日のインタビューの冒頭では、IWJ記者が、6月25日と28日の武見敬三厚生労働大臣記者会見で行った、2つの質問を取り上げた。

 2022年にニュージーランドで、心臓手術を必要とする乳児が、新型コロナワクチン接種者からの輸血を拒む両親のために、手術ができないという事態になった。この両親は、「新型コロナワクチン未接種者から提供された血液しか使わせない。ワクチン接種者の血中には、スパイクタンパク質が存在し、そのタンパク質が輸血で予想外の死をもたらす」と主張していた。

 6月25日の会見でIWJ記者は、「日本国内で、コロナワクチン未接種者に、接種者の血液を輸血し、何らかの健康被害を被ったという事例は確認されているか? また、日本国内の献血の際、ワクチン接種者と未接種者の血液の区別は行われているか?」と質問した。

 これに対して武見大臣は、「ワクチン接種後の採血制限は、接種後24時間で安全性が確保されると考えられている」とした上で、「さらに安全性を高める観点から、接種後48時間としている」と答えた。

 また、「献血の際にもワクチン接種者と未接種者の区別は行っていない」と述べ、「科学的にも国際的にも妥当」だと強調した。

 その上で、武見大臣は、国内でワクチン接種者の献血した血液を輸血したことによる問題事例は確認されていない、としている。

 このIWJ記者の質問を切り出した動画は、YouTubeで再生回数が、即日4万回を超えた。

 これについて嶋崎氏は、「IWJさん、たいへん素晴らしい質問をされたと思います」と述べ、以下のように語った。

 「このスパイクタンパクというのは、コロナウイルスが人間の細胞に入り込むときに使うトゲみたいな部分なんですね。

 で、そのスパイクタンパクを、この新型コロナワクチンは、抗原として用いて、それを利用して、抗体を細胞につくらせるという仕組みなんですよね。

 ところが、この新型コロナワクチンにとって重要な、スパイクタンパク自体に、血管に対する毒性があるんじゃないかという、重要な研究が出てきてるんです。

 だから、接種を受けた人の血液の輸血でも、血管を傷めてしまう、こういう被害というのがあっても、理論上はおかしくないんですよね。

 だから、そう簡単に否定して、『あり得ない』とか『偽情報だ』とか言って片付けてはならないと思いますね」。

 さらに嶋崎氏は、武見大臣の答えについて、次のように指摘した。

 「接種者の献血した血液を輸血して問題になった事例は確認されていない、というのは、それはそうかもしれないんですけど、それはやはり、ワクチン由来のスパイクタンパク自体に毒性があるという報告があって、しかも、スパイクタンパクは(ワクチン接種後)すぐ消えるわけではなくて、何週間、何ヶ月も(体内に)残っているという報告もあるわけです。

 そういう知識がないから、輸血後に、何か症状、有害事象が起こっても、それを疑うことすらしないので、報告もないんじゃないのかと、そういう疑いはある」。

 また、「ワクチン接種後の採血制限は、接種後48時間としている」という武見大臣の答えについても、嶋崎氏は「先ほど言った(ワクチン接種後)何週間、何ヶ月という単位で、スパイクタンパクが残っているという報告を鑑みると、楽観的だ」と述べ、次のように語った。

 「もし本当に輸血に有害性があるとしたら、これだけ大量に何千万人にも接種してしまったので、本当であっては困るという予断があるのではないか。

 本当であっては困るから、ちゃんと調査しないというのは、ワクチン副反応問題でも、同じ構図です。本当であったら困ることは、ちゃんと調査をしない。これは、日本の悪癖になっているんじゃないかと思います。

 だからこそ、徹底的に調べることが必要なんじゃないか」。

 続いて岩上安身は、6月28日の厚労大臣会見での、IWJ記者の質問についても紹介した。

 JCHO東京山手メディカルセンターの呼吸器内科顧問、徳田均医師が、2024年3月25日付(医学サイトの)『メディカル・トリビューン』に『ワクチンの複数回接種がコロナリスクを招く?!』という論考を寄稿した。

 その中で徳田医師は、2022年の夏から秋、第7波・第8波を迎えた時に、日本のワクチン追加接種率は世界第1位であったにもかかわらず、新型コロナウイルスの新規感染者と死亡者数が世界最多を記録し続けた、という矛盾を指摘している。

 徳田氏は、また、米国を代表する非営利総合大学医療センターであるクリーブランド・クリニックが2022年に行った大規模追跡調査の報告の中で、『ワクチンの接種回数が増えるほどコロナに罹患しやすくなる』と結論を出したことを引用し、『日本の感染状況と接種率との不整合を考える上で参考になる』とも指摘している。

 IWJ記者は、6月28日の記者会見で、武見大臣に「厚労省はこれまで、新型コロナワクチンは『ベネフィットを踏まえると安全性は許容可能』だとして、ワクチン接種を進めてきたが、接種回数が多ければ多いほど、コロナに感染しやすくなる、というのが正しいのではないか? 安全性を主張するなら、エビデンスを示す必要があると思うが、同様の大規模調査・検証をする考えはあるか?」と問いただした。

 これに対して武見大臣は、このクリーブランド・クリニックが2022年に行った大規模追跡調査について、「私もその報告書を見た」と述べ、次のように反論した。

 「この報告書の筆者も、ワクチンの有効性そのものは認めています。

 それを認めた上で、ワクチンの接種回数と感染リスクの相関関係をしたものであって、しかも、その結果に影響を与えるグループ間のさまざまな因子というものが、実際には調整されていないということから、接種回数と感染リスクの因果関係までは、明確にはまだしていない、不明であるというふうに、私は読んで受けとめました。

 しかも、この筆者自身は、全体として、ワクチンの評価については肯定しておりますので、それをまずふまえた上での議論であったというのが、この論文に係る私の理解であります」。

 その上で武見大臣は、「新型コロナワクチンについては、国内外の複数の報告において、重症化予防効果などの公衆衛生上のベネフィットが、繰り返し認められているほか、ワクチン接種により、感染者数や死亡者数を抑制できたとする研究結果も、国内外から複数報告されている」と、従来の答弁を繰り返した。

 武見大臣が答弁で「この報告書の筆者も、ワクチンの有効性そのものは認めています」と述べたことについて、嶋崎氏は次のように指摘した。

 「私がたびたび引用している免疫学者の荒川央(あらかわ ひろし)博士は、ワクチン副反応問題を分析する論文を解説していますが、やっぱりそういう論文も、『このワクチンは安全なんだよ』と、前提とするそうなんですよね。でも、数字を見ると、全然安全じゃない。

 荒川博士は(医学界の)業界人ですから、学術雑誌のゆがみとか裏事情まで熟知している。そういうふうに、安全だとか有効だとか、それを大前提としておかないと、そもそも載せてもらえないんだと。そういう傾向が、大手学術雑誌にこそある。

 だから、大臣があげ足取りみたいに、『有効と認めてますよね』と、そこだけを見て、実際の数字の方を軽視するというのは、かなり危ういんじゃないかなということですね」。

 岩上安身は、武見大臣がこの報告書について、「ワクチンの接種回数と感染リスクの相関関係をしたもの」だと認めながら、「接種回数と感染リスクの因果関係までは、明確にはまだしていない、不明である」と答えたことについて、「この問題に向き合おうとしない」と批判した。

 これについて、嶋崎氏は、次のように語った。

 「厳密な因果関係だけにこだわるんじゃなくて、不都合な相関関係みたいなものが出てきたら、大量接種を中止して、徹底的に調査するとか、そうやっていかないと、人々の命を守れないと思いますね。

 学問だったら因果関係が大事だというのはわかりますけど、行政でその因果関係を徹底的に追求して、完全な因果関係を確定するまで方針を変えないというと、本当に危ういことになりますよね」。

 続いてインタビューは、この日のテーマである「PCR検査の不確実性の問題と新型コロナの脅威誇張という疑惑」という話題に入った。

 コロナ禍では、ワクチンと並んでPCR検査の普及も、大きな問題となった。IWJも当初から、PCR検査を簡便に受けられるようにするべきだという論陣を張ってきた。

 ところが嶋崎氏によると、PCR検査の感度について、国立感染症研究所が推奨する数値で検査を行うと、症状を発達させる力や、他者に感染を伝播させる力のない不活化された(「死んだ」)ウイルスまで拾ってしまい、大量の「無症状陽性者」が、「感染者」として発生してしまうというのである。

 嶋崎氏によると、PCR検査は、技術的・メカニズム的に間違ってはいないが、イタリア在住の免疫学者、荒川央博士は、当初から日本のPCR検査の基準となる数値の高さを問題視していたとのこと。

 荒川氏は著書『コロナワクチンが危険な理由』の中で、「コロナパンデミックとは、健康な無症状者を大量にスクリーニングし、意図的に(高く)設定した検査基準の結果によって陽性者が多く存在するように見せかけたもの」と指摘し、「9割以上が偽陽性者」とも推定している。

 さらにインタビューでは、2020年の段階で、日本医師会が、インフルエンザの検査を行わないよう呼びかけていたことや、インフルエンザとコロナの症状は区別が難しいことなどを指摘し、コロナ死者数が水増しされていたのではないかという疑惑を検証した。

 その上で嶋崎氏は、新型コロナによる死者数が、2020年時点で、2018年のインフルエンザによる死者数と同程度だったことを指摘。また、致死率・重症化率も、2021年にやや上がったが、オミクロン株に置きかわった2022年以降は、インフルエンザとそれほど変わらないことを示した。

 嶋崎氏は、京都大学准教授だった宮沢孝幸氏の著書『ウイルス学者の絶望』から、「新型コロナは『新型』だが決して『未知』のウイルスではない」という言葉を引用し、「『コロナはただの風邪』論は、後遺症を考慮すると乱暴な議論であろうが、未知のリスクをはらむ遺伝子型ワクチンを、ほぼ全員に勧めるほどの病気だったか?」と、疑問を呈した。

※このインタビューは、通常のYouTubeによる配信を行いません。YouTubeが検閲体制の一部を担っていると考えられるからです。特にワクチン問題は、WHOの見解を絶対視し、そこに疑義をさしはさむだけで、バンされてしまいます。

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  • このインタビューの内容はすべて嶋崎氏個人の見解であり、いかなる組織の見解も代表しません。なお嶋崎氏の話のより詳しい根拠となるURL等は、以下のサイトからダウンロードできます。https://researchmap.jp/fshimazaki/published_works

■ハイライト

  • 日時 2024年7月1日(月)16:30~
  • 場所 IWJ事務所(東京都港区)

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