2022年3月25日、午前11時50分頃より、東京都千代田区の外務省庁舎にて、林芳正 外務大臣の定例会見が開催された。
会見冒頭、林大臣より、24日(日本時間)の夜に行われたG7首脳会議において、岸田総理が人道状況についての深刻な懸念をG7首脳と共有した上で、ウクライナとその周辺国に対する1億ドルの追加的な人道支援を行うことや、ウクライナ経済を下支えするため、世界銀行との協調融資として1億ドルの開発政策借款を速やかに供与すること、さらにウクライナ周辺国に滞在する避難民支援のため、物資協力や医療・保健等の分野での人的貢献の実施を検討中であることが報告された。
林大臣は「日本政府と日本国民の心は、ウクライナと共にあります。日本は引き続き、G7をはじめとする国際社会と連携しながら、ウクライナの人々に寄り添った支援を実施してまいります」と表明した。
大臣からの報告に続く質疑応答は、大臣のスケジュールのため、短時間で会見が切り上げとなった。
IWJ記者は質問を準備して臨んだが、指名されず、質問はかなわなかった。
他社の記者からは、ロシアがウクライナで生物・化学兵器を使用する可能性、ミサイル発射を繰り返す北朝鮮への追加制裁、そして、ロシアへの追加制裁などについての質問があった。
会見の詳細は、ぜひ全編動画を御覧いただきたい。