2022年1月17日夜19時過ぎより、IWJオフィスから岩上安身による医療ガバナンス研究所理事長上昌広医師インタビュー「『学術的鎖国』状態の日本・岸田政権は非科学的な対策にいまだに終始!『防疫』ではなく『医療』によるコロナ対策と公務員改革が必要!」を中継した。
インタビュー直前の15日、日本全国の新規感染者は2万5630人を数え、過去最多の2万5975人(2021年8月20日)に迫った。11月に南アフリカで検出された新型コロナウイルスの変異株、オミクロン株が日本でも猛威を振るう中でのインタビューとなった。
岩上安身はこれまで、新型コロナウイルスのパンデミックが始まってから、要所要所で上医師にインタビューを行ってきた。これまでのインタビューは、そのままパンデミックのドキュメンタリーになっている。お時間のある時にぜひ御覧下さい。
上医師は、2021年7月のインタビュー時にすでに、新型コロナウイルスの「変異株は途上国の流行期にまた出現するだろう」と、今回の南アフリカで検出されたオミクロン株の感染爆発を予見するような発言をされていた。岩上が「先生はどうして、こんなことになるとわかったんですか?」と聞くと、上医師は「世界の研究者が言っていることです。普通のことです。季節性ということもあります」と回答した。
岩上「年末年始、多くの人が街に出ていて、いわゆるソーシャルディスタンスもなく、初詣に並んだり。警戒が緩んでいるのかな、これは感染が拡大するなと思いました」
上医師「そうはいっても、日本(の新規感染者数)は米国の50分の1とか100分の1なんですよね。アジア諸国もそうですが。本当に社会的活動を緩めたから感染が拡大するのかと懐疑的です。世界が同時に増えているのは、むしろ、季節性とか、そういう要因ですよね」
ちょうど、17日は、東京都の新規感染者は3719人、1週間前の10日の871人の4.3倍になった。東京都は病床使用率が19.3%になり、「まん延防止等重点措置」を国に要請すると報じられたばかりであった。
上医師「今回の第6波で大騒ぎする必要はまったくありません。『まん延防止等重点措置』なんてまったく必要ありません。これはなんのためにやっているんですかね。