<武漢ウイルス学研究所漏洩説続報!>新型コロナは自然界に存在しないウイルスだった!? 米国内で大騒ぎとなっている新型コロナ人為説と武漢流出説再燃に、自然発生説サイドから反論! 科学的議論は必要だが、悪質な「政治的利用」は許されない! 2021.7.8

記事公開日:2021.7.8 テキスト
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(翻訳、取材、文・尾内達也 文責・岩上安身)

 以下の記事でお伝えしたように、米国で5月11日の共和党のランド・ポール上院議員によるファウチ国立アレルギー感染症研究所(NIAID)所長への上院Covid-19公聴会での追及を境に、Covid-19(新型コロナ)の起源に関して、米国内の論調に変化が生じてきた。

 武漢ウイルス学研究所流出説が、米国内で再び急浮上しつつあるのである。

 武漢ウイルス学研究所起源論、あるいは再調査必要論を形成しているのは、主に、共和党の政治家、科学者、科学ジャーナリスト、米国およびその同盟国のメディアである。

 こうした科学ジャーナリストの一人に、ニューヨーク・タイムズ紙の元科学記者、ニコラス・ウェイド氏がいる。

▲ニコラス・ウェイド氏(Wikipediaより)

 ウェイド氏は、5月5日の時点で、『原子力科学者会報』(Bulletin of the Atomic Scientists)に寄稿し、証拠を検証して武漢ウイルス学研究所流出説を強く主張している。

 このウェイド氏の武漢ウイルス学研究所流出説の根拠は、ウイルスのヒト細胞への感染力を高めるフリン切断部位(フリン切断部位とは、宿主のタンパク分解酵素フリンによって切断された新型コロナウイルスのスパイクタンパクに存在する開裂部位)にある。

記事目次

  • SARS-2(Covid-19の原因ウイルスの略称)には、自然環境の中に、SARS-1(重症急性呼吸器症候群の原因ウイルス)と同じパターンの出現痕跡がない!
  • ノース・カロライナ州立大学のラルフ・バリック教授と武漢ウイルス学研究所の石正麗博士は、2015年に「キメラ」と呼ばれる人工ウイルスを作り出し機能獲得実験を「米中共同」で行っていた!!
  • 石博士が作業していた安全条件から見て非常に簡単に漏洩できた!? 石博士が取っていた安全予防措置はBSL2かBSL3だった(最も厳しい予防措置がBSL4) !
  • SARS-CoV-2(Covid-19の原因ウイルス)のスパイクタンパクだけに、サブユニットS1とS2のつなぎ目にフリン切断部位がある!どのベータ・コロナウイルスにも、このようなフリン切断部位ないので、実験室で挿入された可能性を考えざるを得ない!?
  • IWJは武漢ウイルス学研究所漏洩説について、日本の代表的な免疫学者、臨床医、遺伝学者に直接取材! 宮坂昌之大阪大学名誉教授は「人工説も自然発生説も否定はできない」、上昌広医療ガバナンス研究所所長は「科学者の間では米国の主張を支持する人は少ない」、国立遺伝学研究所の川上浩一教授は「ウェイド氏の仮説はデイヴィッド・ボルティモア カリフォルニア工科大学教授の説に依拠」!
  • 武漢ウイルス学研究所漏洩説の理論的な支柱でノーベル賞受賞の分子生物学者、デイヴィッド・ボルティモア カリフォルニア工科大学教授は自然発生・人工発生の両方の可能性を排除しないと態度変更!
  • 研究所漏洩説を裏づける「決定的証拠」(smoking gun)には、すでに反論の論文が複数存在する! フリン切断部位はコロナウイルスでは自然発生している! オリゴヌクレオチドの「ブレイクポイント配列仮説」によって、SARS-CoV-2の自然発生を説明できる!
  • 科学論争は、中国がフルデータを開示していない以上、今後も続く! 懸念されるのは科学による慎重な吟味を省略して問題を「政治問題」化する動き! ピーター・ナヴァロ元国家通商会議委員長は「コウモリ女がファウチの金で致命的なウイルスを産み出した」とツイート! ジョー・バイデン大統領はG7で「実験に失敗した可能性がある」と発言! 軽率ではないか!?

SARS-2(Covid-19の原因ウイルスの略称)には、自然環境の中に、SARS-1(重症急性呼吸器症候群の原因ウイルス)と同じパターンの出現痕跡がない!

 ウェイド氏は、5月20日のLockdown TV(コロナウイルス・パンデミック期間中に専門家等へのインタビューを行うインターネット・チャンネル)のインタビューの中で、次のように語っている。

※本記事は「note」でも御覧いただけます。単品購入も可能です。
https://note.com/iwjnote/n/na74e5451d52e

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