2021年5月24日(月)、午後2時より、東京・衆議院本館にて、第13回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」ヒアリングが開催された。ヒアリングでは高齢者へのワクチン接種体制などについて、ZOOMで参加した大分県大分市の佐藤樹一郎市長より野党議員による聞き取りが行われた。また、ワクチン接種の進捗状況などについて、厚生労働省、総務省、防衛省、内閣官房(オリパラ事務局)の各担当官より、野党議員による聞き取りが行われた。
冒頭、立憲民主党・国会対策委員長代行の原口一博衆議院議員、そして、ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム座長の立憲民主党・長妻昭衆議院議員から挨拶があった。
続いて、高齢者へのワクチン接種体制などについて、大分市の佐藤市長から、PCR検査体制の強化、ワクチン接種の取組状況、そして、ワクチン接種スケジュール等について、報告があり、その内容について、佐藤市長と野党議員の間で質疑応答が行われた。
次に、野党側から事前に提出されていた以下の質問について、各担当省庁の担当官からの説明があった。
1.総務省に対して、最新の7月末の接種完了予定の自治体数を教えて下さい。
2.防衛省に対して、本日(4/24)開始の大規模接種会場の状況を報告下さい。
3.防衛省に対して、毎日新聞と朝日新聞出版への抗議文を提出し、ご説明下さい。
4.厚労省に対して、ワクチン接種を薬剤師に解禁する検討会はいつ開催するか。
5.厚労省に対して、オリパラに向け議員立法で、覚醒剤使用を認める検討がされていることへの見解。
6.オリパラ事務局に対して、コーツ副会長の、緊急事態宣言下でも五輪を開催する、という発言に対する見解。
7.オリパラ事務局に対して、小学生が集団で五輪を見学する計画があるが、予定通り実行するのか。
上記3の「東京・大阪での、防衛省による新型コロナウイルスワクチンの大規模接種をめぐり、架空の接種券番号で虚偽予約をしたとして、朝日新聞出版と毎日新聞の両社に抗議文を送った問題」、また、「正しい接種券番号でも予約ができない問題」など、「予約システムの不備」について、長妻議員が次のとおり、防衛省の認識を質した。
長妻議員「マスコミの報道がなければ、こうした問題はずっとわからずに放置されていた可能性がある。ですから、マスコミをあまり敵視せずに、マスコミに教えてもらっている、マスコミは全部敵ではない。皆さんが嫌いな新聞はあるだろうが、この問題は、『あまり敵視しないほうがいい』という実例であると思う」
ヒアリングの一部始終については、全編動画にてご確認いただきたい。