2021年5月20日(木)、午後2時より、東京・衆議院本館にて、第12回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」ヒアリングが開催された。
このたびのヒアリングでは、高齢者へのワクチン接種体制などについて、神奈川県相模原市より、ZOOMを通じての説明が行われ、その後、野党議員により、ワクチン接種の進捗状況について、厚生労働省、総務省、防衛省、内閣官房(オリパラ事務局)の担当官への聞き取りが行われた。
冒頭、ワクチン進捗フォローアップ野党合同チームの座長である、立憲民主党・長妻昭衆議院議員から、以下のようにと現状の問題についてのまとめがあった。
「ワクチンの1日100万回接種、これも至上命題、非常に重要だと思うし、そして、助かる命が助からない、入院できれば助かった方々が、どんどん自宅で無念の死を遂げられているということ。この2つの大きな課題を喫緊の課題として取り組まなければならないと思っている。
その意味では、私のところにも、特に大規模自治体のほうから、『打ち手』不足が言われており、今から先手を打って欲しいという要請が数々寄せられている。我々としてもそのようなことを提言し、実現をしていきたいと思う。
大規模接種会場においても、本来はお医者さんも総括をしていただいて、あるいは事後的な副反応など見て、総括をしていただき、『打ち手』は別の方にある程度はお願いして、助かる命が助からないというところに、お医者さんには行っていただくことが望ましいと思う。
今後、接種回数が上がって行くにつれて、お医者さん、看護師さんが相当量取られ、オリンピックの準備にも相当数取られ、そういう医療逼迫がさらに激しさを増すという懸念もあるので、是非、『打ち手』の確保ということについても、前広に、先手を打って、検討いただきたいということもお願いしたい」。
各省担当官へのヒアリングでは、以下の問題について、担当官と野党議員との間で質疑応答が行われた。
・ワクチンの「打ち手」不足解消のための薬剤師の方々の登用
・自衛隊による東京と大阪の新型コロナウイルスワクチン大規模接種センターをめぐり、朝日新聞出版と毎日新聞の記者が架空の接種券番号で虚偽予約をしたとして、防衛省が両社に抗議文を送った問題
・東京オリンピック・パラリンピックで来日する外国人の行動を監視する監視員の人員規模や労働形態
ヒアリング内容の詳細については、全編動画にてご確認いただきたい。