2度目となるドナルド・トランプ氏暗殺未遂事件の暗殺未遂犯、ライアン・ラウスが、狂信的なウクライナ支持者だったことがわかり、さらに、スロバキアのロベルト・フィツォ首相の暗殺未遂事件との類似性を指摘する声が出てきました。
モスクワ在住の米国人政治アナリスト、アンドリュー・コリブコ氏は、「直近のトランプ暗殺未遂事件に残るウクライナの痕跡は無視できない」と題した記事で、スロバキアのロベルト・フィツォ首相の暗殺を試みた「政治的過激派のプロフィールとよく似ている」と指摘しました。
- The Ukrainian Trace In The Latest Trump Assassination Attempt Is Impossible To Ignore(ANDREW KORYBKO、2024年9月16日)
コリブコ氏は、ライアン・ラウスが、「ウクライナ、米国、その他の西側諸国政府とつながっている世界的なトロール(ネットの『荒らし』)ネットワーク『NAFO』のメンバーでもあったことは、ほぼ間違いない」と指摘しています。
「NAFO」はフルネームは「North Atlantic Fella Organization」で、「Fella」は、マスコットの柴犬の名前です。「NATO(北大西洋条約機構)」のパロディですが、「ロシアのプロパガンダと偽情報に対抗する」と称する、ネット上の情報戦を担う集団です。一方、「ヘイトスピーチ、不寛容、荒らし、スパム、いじめ、外国人嫌悪」などの温床になっているという批判もあります。
以下、コリブコ氏の「直近のトランプ暗殺未遂事件に残るウクライナの痕跡は無視できない」を、IWJが全文仮訳しました。どうぞ、お読みください。
直近のトランプ暗殺未遂事件に残るウクライナの痕跡は無視できない
アンドリュー・コリブコ
2024年9月16日
容疑者はウクライナ狂信者で、マスメディアによって過激化され、キエフに渡り、「国際軍団」に入隊し、さらには元アフガニスタン兵士を勧誘していた人物である。
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