2021年7月26日、東京都千代田区の衆議院本館で、野党議員が、厚生労働省、内閣官房の各担当者に、東京五輪開催中のコロナ対策などについてヒアリングを行った。
冒頭、立憲民主党の長妻昭衆議院議員はテレビ報道を引用し、大会関係者用ホテルの入り口に掲げられた「15分ルール」の案内板について、例外を設けることに対して抗議した。
警備員用のマニュアルには「60分たっても帰ってこなかった場合は緊急連絡先に連絡を」となっており、事実上60分の外出が認められている。
長妻議員はこれに対し「一般の新規入国者は、14日間の待機をまじめに守っている」と述べ、「とんでもないことだ」と批判した。
続けて長妻議員は、ボランティア用の食事が大量に廃棄されているとの報道をあげ「無観客になったことで数千の弁当が、繰り返し廃棄されている。しかも『賞味期限前に廃棄しろ』と」と、指摘した。
その上で長妻議員は「都庁の足元で、NPO団体がホームレスにお弁当を配るボランティアを行っている」と述べ、「そういうところに回すということが、なぜできないのか」と政府側の配慮を求めた。