日刊IWJガイド「米国の債務が37兆ドルを突破! 本日午後7時より、岩上安身によるエコノミスト田代秀敏氏インタビュー第4弾 後編1を初配信!」2025.9.17号~No.4615


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~<岩上安身によるインタビュー撮りおろし初配信!!>米国の債務が37兆ドルを突破! 米国経済は時限爆弾!? 本日午後7時より、「岩上安身によるインタビュー第1206回ゲスト エコノミスト田代秀敏氏 第4弾 後編1」を撮りおろし初配信します! 配信終了後、会員向けIWJサイトのアーカイブにアップします! 会員登録をお忘れなく!

■9月になり、IWJの第16期も2ヶ月目に入りました! しかし8月のご寄付・カンパは、月間目標額の16%にとどまり、84%届きませんでした! 9月も16日間でまだ7%にとどまっており、非常に危機的なペースです! あと14日で95%331万6000円の皆様のご支援が必要です! 有料会員登録と、ご寄付・カンパによるご支援を、どうぞ皆様、よろしくお願いいたします!

■【中継番組表】

■【IWJ号外】を出します!『ニューヨーク・タイムズ』の「ウクライナ戦争における米国関与の秘史」きわめて珍しい、貴重で重要な調査報道です!(第1回)ウクライナ紛争は、2022年4月から、ドイツのヴィースバーデンの米陸軍基地「クレイ・カザーン」が総司令部だった!

■<岩上安身による最新インタビュー報告 1>上海協力機構(SCO)首脳会議が開催された天津は、列強が中国を植民地化した「天津条約」の締結地! プーチン大統領は、SCOが「真の多国間主義」を体現し、「時代遅れの欧州中心モデル、欧州大西洋モデルに取って代わるものだ」と訴え!「親米国」のはずのインドのモディ首相は、プーチン大統領と手をつなぎ、「米国に中指を立てた」! 岩上安身によるインタビュー第1206回ゲスト エコノミスト田代秀敏氏 第4弾 前編1

■<岩上安身による最新インタビュー報告 2>中国が軍事パレードで披露した、ICBM、SLBM、戦略爆撃機の核攻撃能力「3点セット」! さらに極超音速の対艦ミサイル群で、米空母打撃群は「張子の虎」に!「教育レベルからの膨大な蓄積が、世界最高のテクノロジーを作り出す」! 気休めの中国自滅論などに逃避せず、現実の物理的パワーを直視すべき! 岩上安身によるインタビュー第1206回ゲスト エコノミスト田代秀敏氏 第4弾 前編2
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■はじめに~<岩上安身によるインタビュー撮りおろし初配信!!>米国の債務が37兆ドルを突破! 米国経済は時限爆弾!? 本日午後7時より、「岩上安身によるインタビュー第1206回ゲスト エコノミスト田代秀敏氏 第4弾 後編1」を撮りおろし初配信します! 配信終了後、会員向けIWJサイトのアーカイブにアップします! 会員登録をお忘れなく!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 9月15日から4夜連続でお送りしている「岩上安身によるインタビュー第1206回ゲスト エコノミスト田代秀敏氏 第4弾」、3日目の本日からは、前回までのインタビューに続き、トランプ政権の関税政策・経済政策について、田代氏にうかがっていきます。

 本日午後7時から撮りおろし初配信する後編1では、以下の内容をお送りいたします。

・ドルの終わりの始まり!~「米ドルに代わる資産」を世界は探している! そのマネーの逃避先は、金か、暗号資産か!? それらは安全なのか!?

・米国の債務が37兆ドルを突破! 米国経済の時限爆弾が爆発するのはいつなのか!? 米国経済が恐慌に至れば、依存している日本経済も必ず巻き込まれる!

 詳しくは、本日初配信する「岩上安身によるインタビュー第1206回ゲスト エコノミスト田代秀敏氏 第4弾 後編1」を、ぜひご視聴ください!

 インタビューは、会員向けサイトのアーカイブにて、4日間、全公開で、その後はハイライトは公開、全編動画は会員限定となります。お見逃しの場合は、ぜひ、IWJの会員となって、全編を御覧ください!

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【撮りおろし初配信】19:00~
ドルの終わりの始まり! 米国経済は時限爆弾!? 世界は「米ドルに代わる資産」を探している!! 岩上安身によるインタビュー第1206回ゲスト エコノミスト田代秀敏氏 第4弾 後編1
視聴URL:https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529138

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 「岩上安身によるエコノミスト田代秀敏氏インタビュー」の第1弾から第3弾までは、ぜひ以下のURLからご視聴ください。会員登録をお願いいたします!

※「トランプ関税」の衝撃波が世界を襲う! 貿易政策と安全保障政策の融合!? 逆に米国と同盟国に、経済破綻と社会崩壊の危機が迫る!? 岩上安身によるインタビュー第1188回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第1弾
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527367

※40年間続いた米国債の価格上昇が、下落へ! 世界一米国債を保有する日本には、巨大な含み損が発生! 米国債務は対GDP比100%を超え、利払い費だけで、米防衛費を超過!「アメリカの、世界に対する覇権を支えている財政システムが、大変動を起こしている」! 岩上安身によるインタビュー第1195回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第2弾 前編
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527763

※フォン・デア・ライエン委員長は「我々が知っていた西側は、もはや存在しない」と宣言!「日本人がもっと真面目に考えないと。日本の立ち位置って何ですか?『西側の一員です』と。でも、その『西側』はないんです」! 米国債がクラッシュしてしまえば、最大保有国である日本は、最大の被害国に! 岩上安身によるインタビュー第1195回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第2弾 後編
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527782

※1930年代、フーバー米大統領の高関税政策の影響は、全世界に波及して大恐慌に至った! 歴史の教訓になぜ学ばない? トランプ関税によって「世界経済はより大きな不確実性に直面」! 安全保障を餌にして不平等貿易をゴリ押し!?「トランプ関税」の衝撃波が世界を襲う! 岩上安身によるインタビュー第1203回ゲスト エコノミスト 田代秀敏氏 第3弾(前編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528750

※「製造業が復活するはずがない米国への、こんな馬鹿げたこと(5500億ドルの対米投資)は、誰もやらない!」「兆円単位の金が米国に投資されるとしたら、恐るべきバブルが発生する! それが崩壊する時が恐ろしい!!」岩上安身によるインタビュー第1203回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第3弾(中編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528823

※「米国の現状は、大国(中国やロシア)を相手に、戦争ができるという状態じゃない! 債務の年間の利払いだけで、あの巨大な米軍を支えている年間の軍事費を超える!」「米国債がデフォルトする可能性が、もう現実の脅威になってきている!!」岩上安身によるインタビュー第1203回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第3弾(後編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528826

■9月になり、IWJの第16期も2ヶ月目に入りました! しかし8月のご寄付・カンパは、月間目標額の16%にとどまり、84%届きませんでした! 9月も16日間でまだ7%にとどまっており、非常に危機的なペースです! あと14日で95%331万6000円の皆様のご支援が必要です! 有料会員登録と、ご寄付・カンパによるご支援を、どうぞ皆様、よろしくお願いいたします!

 会員の皆様、ご寄付・カンパによってご支援くださっている皆様、IWJの第15期をお支えいただき、誠にありがとうございました。

 9月になり、8月1日から始まったIWJの第16期は、2ヶ月目に入りました!

 8月は1日から31日までの31日間で、49件、56万7300円のご寄付・カンパをいただいています。これは、これまでの月間目標額350万円の16%にあたります。ご支援くださった皆様、本当にありがとうございます。しかし、目標額に、84%届きませんでした。

 9月は1日から16日までの16日間で、16件、22万9000円のご寄付・カンパをいただいています。これは、月間目標額350万円の7%にあたります。ご支援くださった皆様、本当にありがとうございます。しかし、まだ目標額の93%、331万6000円が不足しております。

 IWJをスタートさせたのは、15年前の2010年でした。

 これまで、ご支援してくださった皆様には、この節目に、あらためて感謝申し上げます。

 と同時に、この15年間、あるいはそれ以前から、米国の従属国の地位に甘んじることの危険性に、警鐘を鳴らしてきたことが今、まさに現実になりつつあるのを痛感しています。

 もはや『前夜』などではなく、今まさに波濤が砕けるような時が来ていることに、身震いする思いがいたします。

 「日本は主権国家である」と、曲がりなりにも口にした石破茂総理と比べて、次の有力な総理総裁候補とされる、「反中」むき出しの高市早苗氏も、ジャパンハンドラーの操る通りに農協の構造改革を目論む小泉進次郎氏も、米国の意図を汲んでふるまい、長期的に国益になるとは、どういうことなのか、念頭にありません。

 当然、連立を組めば、維新や、国民民主党は、緊急事態条項の導入に賛成なので、連立内閣といっても、緊急事態条項導入を含む憲法の改悪が実現に向かって一歩進んでしまいます。

 緊急事態条項とは、議会制民主主義もフリーズ、選挙も延々と延期、立法府は機能せず、法律の代わりに、内閣が政令を出して、国民はそれに問答無用で従わなければならなくなります。

 ファシズムそのものであり、しかも自民党案では、その解除や出口は定められていないのです。

 戦争に突入しても、反対もできませんし、今のウクライナのように負けがこんで、国民の大半が嫌気をしても、止めることができません。人権の制約、徴兵、戦時国債の強制、何から何まで、内閣が出す政令一つで決まります。

 しかも、米軍は、ウクライナ紛争で見た通り、自分は手を引きます。

 日本は中国と、その同盟国のロシア、北朝鮮、下手をすると、中露と急接近したインドまでも敵に回してしまいます。4ヶ国すべて核保有国であり、戦う前から敗北しているようなものです。

 日本は、自前のエネルギー資源もなく、食料自給率も低い島国であり、海上封鎖されれば、通常兵器での戦闘も続けられません。

 日本には、ウクライナのように、陸続きで難民になることもできません。米国抜きでもバックアップするEUのような国々は、どこにもありません。韓国も、台湾も、自分のことで必死でしょう。

 しかし、そんな危機感は、次の自民党総裁の有力候補とされる高市氏と小泉氏のお二人には、まったく見られません。中国に対して好戦的な姿勢をとる高市氏ですが、現代の戦争とはどういうものなのか、理解しているとは到底思えず、さらに自民党の裏金作りにも、真摯な反省や改善の言葉はなく、開き直ってきました。

 一方の小泉氏は、米国にコントロールされることに、何の疑問も抱いていないようです。「小泉構文」と揶揄される、何かを言っているようで、意味内容のあることを何も言っていない、すっからかんの発言は「健在」です。

 岩上安身は、梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士とともに、2012年の自民党改憲草案を日本国憲法と序文から補則まで比較して、延べ40時間にわたり逐条解釈し、250項目にわたる詳細な注釈をつけて、2013年に『前夜』(現代書館)として、自民党が憲法に導入を目論む緊急事態条項の危険性を訴えました。

 2015年には、安保法案の成立を受け、56ページ、約50項目の注釈を追加した、「増補改訂版」を発売しました。

 この『増補改訂版・前夜』の「まえがき」や「第九章 緊急事態」を、下記で公開しています。ぜひ御覧ください。

※【特別掲載!】安倍総理による「改憲隠し」にダマされるな! 参院選の真の争点は改憲と「緊急事態条項」の創設である~岩上安身による『前夜・増補改訂版』の「まえがき」を緊急アップ! 2016.6.15
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/309102

※【特別掲載!】基本的人権を停止させ、国民が「公の機関」の指示に従う義務をうたう「緊急事態条項」を警戒せよ!~『前夜・増補改訂版』より抜粋第2弾!「第九章 緊急事態」をアップ! 2016.6.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/309929

 IWJ書店では、『増補改訂版・前夜』を販売しています。よろしければ、ぜひお買い求めください。

※【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=169

※【増補改訂版・岩上安身サイン入り】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171

 国難は避けられない、としても、大難を小難にとどめて、日本が米国の従属国の地位から離脱して、対米自立を果たし、「敵国」ばかりになってしまった周辺国と和解し、各国と平和条約を結んで、「敵」と戦うのではなく、「敵」と和解して、「敵」を消し去ることができるかどうか。

 対米自立と、周辺国との自力での平和構築に失敗すれば、日本は、大きな試練に直面します。平和の上にしか、繁栄も、日々の穏やかな暮らしも、築くことができません。

 トランプ政権から押し付けられた不平等協約の言いなりになって、「対米投資」と称して約80兆円超をむしられ、その使途は米国次第で、日本は口をはさめず、日本が得られる利益はわずか1割で、9割を米国政府がとるという、植民地さながらの搾取に甘んじる屈辱を、このままではこの先も、何度も味わわされることになるでしょう。これではカツアゲです。このままならば、ついには、国が滅ぶまで吸い尽くされることになると思われます。

 そうならないために、日本は、まだ国力のあるうちに、脱米国依存を図り、主権を確立しなければならないはずです。カナダや、インドのように、です。

 間に合うでしょうか。懸念は尽きません。

 日本の行末に、深い不安を感じつつも、世界を広く見渡せば、新たな息吹や希望や可能性も見出せます。成長著しい地域や、フロンティアも見出せます。進むべき道の道標は、視野を広げさえすれば、まだまだ、見つけ出せるはずです。

 肝心なことは、前向きな希望を信じる力が残っているかどうかではないかと思います。

 厳しい経営の続くIWJの行方も、その希望をもてるかどうか次第だと思います。

 IWJの活動運営費は、約半分が、会員の皆様からの会費によって支えられています。残りの約半分が、ご寄付・カンパによって支えられています。

 2025年8月31日時点での会員数は1658名で、うちサポート会員様が641名、一般会員様が1017名です。

 会員数は、第15期は、前年度比で、サポート会員が208名、一般会員が375名、合計583名減少していて、会費収入に換算すると、前年度に比べて約930万円の減少となってしまう見通しです。

 この会費収入と、ご寄付・カンパの収入と合計すると、収入は予定していた目標値を、前期第15期は、3197万7000円も下回ることになってしまいました。

 支出については、経費などの大幅な削減に努め、前年度比約1000万円ほど削っています。あくまで現時点の推計ですが、差し引きますと、収支は約2198万円ほどのマイナスです。

 非常手段として、万が一の時に備えて、セーフティネットとして積み立ててきた役員生命保険(受取人はIWJです)を解約することを決断いたしました。解約金1640万円を計上して、赤字の穴埋めとします。残りは、558万円のマイナスです。

 これは、最後の手段です。こうしたセーフティネットはもうIWJに残されていません。今期も同じ支出、同じ収入ですと、約2000万円の赤字になってしまうだろうと思われます。それではもはやIWJの活動を続けていくことができません。

 今回のように、長いこと積み立ててきた保険の解約のような非常手段も、これで最後です。第16期は、支出を思いきって、しぼりこまなければならないと覚悟しています。

 しかし、IWJも、岩上安身も、めげてはいません! 先述したように、状況は厳しくても、希望は失われてはいないと、信じるからです。

 困難は、迫ってきています。向こう10年以内が、東アジアでも、全世界においても、第3次世界大戦に巻き込まれるか否か、日本が、代理戦争の駒として、ウクライナのように扱われてしまうかどうかの正念場です! そうした事態は、絶対に回避しなければなりません。

 今期16期もIWJは、日本だけでなく西側に広がるプロパガンダにのみこまれず、事実にもとづく真実をお伝えするというポリシーは一切変えず、より質の高い情報をお届けしつつ、経営面では、黒字転換をめざし、累積していた借金も返済していきたいと思います!

 そのためにも、経営面では、思い切った改革、支出の削減を、断行します!

 どうぞ、ご支援のほど、よろしくお願いいたします!

 損益に直接の関係はありませんが、私からの会社への貸付金は、IWJからの返済が滞っていて(逆の言い方をすると、自分への返済を後回しにしていて)、2025年6月30日現在の貸付残高が、約1150万円あります。

 また、コロナ期に融資を受けた金融機関からの借入金残高は、2025年6月30日現在で、約1870万円となっています。こちらは、毎月、必ず返済していかなければなりません。この連帯保証人は、私、岩上安身1人です。事実上、IWJの代表取締役である私が借りて、私が返済する借金です。

 したがって、今期の収支とは無関係に、私の負っている借金は現在3000万円ほどになります。これらは、今期の赤字とは、また別の借金となります。

 今期の最終的な収支は、決算を終えないとわかりませんが、機材の故障のため、新機材の購入でまとまった出費が必要になるなど、突発的な出費がない限り、おおよそこの予測からは、大きく外れることはないと思われます。最終的な数字が固まり次第、皆様には確定した決算のご報告をさせていただきます。時期的には9月末か10月頭となる見込みです。

 どうか、皆様のご寄付・カンパ、そして会費の納付によって、今月の目標額を達成し、さらには、赤字額を少しでも減らすことができれば、と存じます!

 どうぞ、よろしくお願いいたします!

 岩上安身 拝

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
(会員登録済みの方)https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
(新規会員登録の方)https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 年会費をまとまってお支払いいただければ、12ヶ月中2ヶ月分がサービスとなります。即ち、一般会員が月1100円で、年間だとその12ヶ月分1万3200円のところ、一括払いなら、1万1000円(消費税込み)となります。

 同じくサポート会員が、1ヶ月3300円で、毎月支払ってゆくと、12ヶ月で3万9600円のところ、一括払いですと、3万3000円(消費税込み)ですみます! 2ヶ月分おトクです! ぜひ、ご検討ください!

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◆中継番組表◆

**2025.9.17 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【撮りおろし初配信】19:00~「ドルの終わりの始まり! 米国経済は時限爆弾!? 世界は『米ドルに代わる資産』を探している!! 岩上安身によるインタビュー第1206回ゲスト エコノミスト田代秀敏氏 第4弾 後編1」
視聴URL: https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529138

 岩上安身による田代秀敏氏インタビューを配信します。これまでIWJが報じてきたトランプ政権関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e3%83%88%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%97%e6%94%bf%e6%a8%a9

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◆中継番組表◆

**2025.9.18 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【撮りおろし初配信】19:00~「ドルの終わりの始まり! 米国経済は時限爆弾!? 世界は『米ドルに代わる資産』を探している!! 岩上安身によるインタビュー第1206回ゲスト エコノミスト田代秀敏氏 第4弾 後編2」
視聴URL: https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529139

 岩上安身による田代秀敏氏インタビューを配信します。これまでIWJが報じてきた田代秀敏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E7%94%B0%E4%BB%A3%E7%A7%80%E6%95%8F

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

驚きの見解! トランプ政権によるインドへの関税圧力が生んだ米印の関係悪化により、中露印が急接近しても、中国包囲網クアッドからインドが抜けて有名無実化したと日本政府は考えていない!? 同盟国や友好国に圧力をかけ、自らの覇権を自らが破壊するトランプ外交!「日本の安全保障は米国一極依存のままでいいのか?」IWJ記者が岩屋外務大臣に問う! 外務省の現実認識は大丈夫か!?~9.9 岩屋毅 外務大臣 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529061

ドルの終わりの始まり! 米国経済は時限爆弾!? 世界は「米ドルに代わる資産」を探している!! 岩上安身によるインタビュー第1206回ゲスト エコノミスト田代秀敏氏(第4回)前編1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529046

ドルの終わりの始まり! 米国経済は時限爆弾!? 世界は「米ドルに代わる資産」を探している!! 岩上安身によるインタビュー第1206回ゲスト エコノミスト田代秀敏氏 第4弾 前編2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529137

◆昨日テキストアップした記事はこちらです◆

大阪・関西万博の真の目的は、税金によるIRのためのインフラ整備! しかし10兆円規模のインフラ整備事業費は、日本国内に経済波及効果がまったくなし! カジノの存在価値は、実はアングラマネーのマネーロンダリング! 岩上安身によるインタビュー第1205回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト森山高至氏(第3回)前編
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528910

維新のそもそもの出発点であるベイエリア開発利権! そして大阪都構想などの言葉遊び! 都とは首都であり、天皇の所在を示す唯一の地名。都を名乗るとは「独立ごっこ」なのか、それとも本気で日本を分断して内戦を起こし、「南北朝時代」を繰り返すつもりなのか!? 維新の会のいい加減さ、思慮のない薄っぺらさを、都市計画の側面から批判した稀有の議論に! 岩上安身によるインタビュー第1205回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト森山高至氏(第3回)中編
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529049

万博とカジノ問題のインタビュー中に、2人の話が大脱線! 日本を含む西側諸国で報じられるウクライナ紛争のプロパガンダの裏面を、岩上安身が問われるがままに話す大雑談へ! 岩上安身の解説に、森山高至氏が「この話は伝えたほうがいい。(もっと多くの人に)知ってほしい」と感激! 岩上安身によるインタビュー第1205回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト森山高至氏(第3回)大雑談編
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529051

大阪・関西万博失敗の原因は、簡単に空き地(夢洲)を活用しようとした、短期的利益の追求! 開催の動機そのものが、IRの誘致にしかなく、ファスト化していること!! 岩上安身によるインタビュー第1205回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト森山高至氏(第3回)後編
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529050

◆しばらくフルオープン! 動画をご視聴になり、記事をお読みになった方々は、ぜひ、この機会に会員登録をお願いします!◆

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「トランプ関税」の衝撃波が世界を襲う! 貿易政策と安全保障政策の融合!? 逆に米国と同盟国に、経済破綻と社会崩壊の危機が迫る!? 岩上安身によるインタビュー第1188回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第1弾 2025.5.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527367

40年間続いた米国債の価格上昇が、下落へ! 世界一米国債を保有する日本には、巨大な含み損が発生! 米国債務は対GDP比100%を超え、利払い費だけで、米防衛費を超過!「アメリカの、世界に対する覇権を支えている財政システムが、大変動を起こしている」! 岩上安身によるインタビュー第1195回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第2弾 前編 2025.6.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527763

フォン・デア・ライエン委員長は「我々が知っていた西側は、もはや存在しない」と宣言!「日本人がもっと真面目に考えないと。日本の立ち位置って何ですか?『西側の一員です』と。でも、その『西側』はないんです」! 米国債がクラッシュしてしまえば、最大保有国である日本は、最大の被害国に! 岩上安身によるインタビュー第1195回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第2弾 後編 2025.6.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527782

ヒンドゥー至上主義のインド・モディ政権によって酷い差別を受けているカシミールは、ユダヤ人至上主義によって民族浄化を受けるガザと共通性がある! パレスチナ問題とカシミール問題はともに大英帝国支配の負の遺産! しかし、英国は責任を果たさない! 岩上安身によるインタビュー第1194回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長 宮田律氏 第1回 2025.5.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527633

イスラエルは、トランプ米大統領のリゾート開発構想のために、ガザ戦争を再開! 毎日100人単位でパレスチナ人を殺害しているのに、主要メディアではほとんど報じられず、批判もされない! ユダヤ教の極右政党と連立するネタニヤフ政権は、UNRWA施設を破壊し、職員も殺害! 人道援助を妨害し、ガザは「国際法の墓場」に! 岩上安身によるインタビュー第1194回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長 宮田律氏 第2回 2025.6.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527726

「トランプは戦争をしない」は嘘! 米大統領がバイデンでもトランプでも、イスラエルのやることは全部支持! キリスト教に妥協したユダヤ教徒と、キリスト教シオニストの福音派の猛烈な支持を抜きには考えられず、イスラエルの利益を最大限に追求!~岩上安身によるインタビュー第1176回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526058

「戦争をやめさせる」はずのトランプ内閣が、ウクライナ紛争を剛腕で停戦させようとしているのに対し、イスラエルのジェノサイドはなぜ野放し!? その謎に迫る!!【ガザ戦争とハマス】15ヶ月に及ぶ戦争は中東地域に何をもたらしたか? トランプ政権によってパレスチナはどうなるのか? 岩上安身によるインタビュー第1184回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏 2025.2.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526531

2024年を振り返る! そして1ヶ月後に始まる第2次トランプ政権で、米国は、そして世界はどう変わる!?~岩上安身によるインタビュー第1175回 ゲスト 元外務省国際情報局長・孫崎享氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/525988

ハミッド・ダバシ氏が指摘「ガザのおかげでヨーロッパ哲学の倫理的破綻が露呈した」!「ガザ攻撃における植民地主義の視点」~岩上安身によるインタビュー第1145回 ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 2024.2.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521575

「イスラエルがどんな戦争犯罪、人道に対する罪を行っても一度も裁かれなかった。こういう国際社会の『伝統』がジェノサイドを可能にしている」!!~岩上安身によるインタビュー第1144回 ゲスト 早稲田大学文学学術院教授・京都大学名誉教授・岡真理氏 2024.2.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521515

イスラエルがパレスチナ・ガザ地区に対して行なっているのは「民族浄化」! イスラエルによる「報復」でもなければ、ハマスとの戦争でもない!~岩上安身によるインタビュー第1138回 ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 2023.11.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519713

「絶望」に突き動かされたハマスがイスラエルを急襲! イスラエルは、「報復」の名のもとに「民族浄化」を開始! パレスチナ人の「完全追放」まで至るのか!?「第2のナクバ」に~岩上安身によるインタビュー第1137回 ゲスト 放送大学名誉教授 高橋和夫氏 2023.11.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519653

対等な者同士の「ハマス・イスラエル戦争」ではない!「植民地主義とそれへの抵抗であるという基本的な視点が必要」~岩上安身によるインタビュー第1136回 ゲスト 東京大学名誉教授 板垣雄三氏 2023.11.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519527

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■【IWJ号外】を出します!『ニューヨーク・タイムズ』の「ウクライナ戦争における米国関与の秘史」きわめて珍しい、貴重で重要な調査報道です!(第1回)ウクライナ紛争は、2022年4月から、ドイツのヴィースバーデンの米陸軍基地「クレイ・カザーン」が総司令部だった!

 バイデン政権下では、政権のプロパガンダが中心で、時折、正気に返ることもある、という程度だった『ニューヨーク・タイムズ』が、2025年3月29日付で、ウクライナ紛争に関する長大な暴露記事を発表しました。

 これは、信用度がすっかり落ちてしまった米国の主要メディアにあって、きわめて珍しい、貴重で、重要な調査報道です。

 この記事は、ウクライナ戦争における米国関与の秘史です。日本の主要メディアは、この重要な記事を無視、あるいは黙殺して、今に至っても何も伝えようとしていませんし、政治家も、官僚も、目をつぶり、耳をふさいでいる状態です。

 この『ニューヨーク・タイムズ』の記事は、米軍が軍事情報の提供や作戦立案などの点で、ウクライナ軍の頭脳として、紛争を主導してきたことを証拠立てるものです。

 しかし、これまでの『ニューヨーク・タイムズ』の記事と同様、反ロシア・親NATOに「偏向」している部分が随所に見られますので、すべてを真に受けるべきではありません。

 そういう偏向ポイントは、逐一、指摘し、検証しながら紹介していきます。

※The Partnership: The Secret History of the War in Ukraine(ニューヨーク・タイムズ、2025年3月29日)
https://www.nytimes.com/interactive/2025/03/29/world/europe/us-ukraine-military-war-wiesbaden.html

 IWJは、A4で56頁にも及ぶこの長大なスクープ記事を、5回に分けて仮訳・粗訳して紹介します。

 第1回は、我々が想像していた以上に、米軍が紛争当初から緊密かつ体系的にウクライナ軍と連携し、主導していた事実が、ウクライナ側の、恐ろしいほどの残酷さに目をつぶってきた事実とともに暴露されます。

 その緊密さを、驚きとともに、ある欧州の情報機関の長官は、「米国はキル・チェーン(軍事用語で、敵を発見し、攻撃を決定し、実際に無力化するまでの、一連のプロセス=攻撃サイクルを指す)の一部になっている」と表現しています。

 米軍とウクライナ軍のパートナーシップは、情報、戦略、計画、技術の分野にわたっていました。

 当然のことながら、このパートナーシップは、地政学的恐怖のもとで行われました。

 ロシアの隣国のウクライナとの、このような軍事的パートナーシップは、ロシアにとっては、自国の実存的生存的危機のかかった、見逃すことのできない軍事関与のレッドライン侵害であると、プーチン氏に見なされれば、核攻撃を受ける可能性があるからです。

 記事の筆者、アダム・エントス記者は、1年以上にわたる取材活動の中で、ウクライナ、米国、英国、その他多くのヨーロッパ諸国の現職および元職の政策立案者、米国防総省関係者、情報機関関係者、軍将校に300件以上のインタビューを実施したといいます。

 記事に偏向点はあるものの、一読する価値が十分にある重要な記事です。

 詳しくはぜひ、【IWJ号外】で御覧ください。

■<岩上安身による最新インタビュー報告 1>上海協力機構(SCO)首脳会議が開催された天津は、列強が中国を植民地化した「天津条約」の締結地! プーチン大統領は、SCOが「真の多国間主義」を体現し、「時代遅れの欧州中心モデル、欧州大西洋モデルに取って代わるものだ」と訴え!「親米国」のはずのインドのモディ首相は、プーチン大統領と手をつなぎ、「米国に中指を立てた」! 岩上安身によるインタビュー第1206回ゲスト エコノミスト田代秀敏氏 第4弾 前編1

 9月15日午後7時より、「岩上安身によるインタビュー第1206回ゲスト エコノミスト田代秀敏氏 第4弾 前編1」を撮りおろし初配信しました。

 インタビューの第4弾では、前半で、8月31日と9月1日に中国の天津で開催された、上海協力機構(SCO)プラス首脳会議と、9月3日に北京の天安門広場で行われた、日中戦争勝利80周年と第2次世界大戦終結80周年を記念する軍事パレードについて、検証しました。

 15日に初配信した前編1では、このうち上海協力機構プラス首脳会議を振り返りました。

 上海協力機構プラス首脳会議が、中国の天津で開催されたことについて、旧帝国主義列強クラブのメディアではなく、まさに中国と同様、大英帝国に侵略され、植民地にされた経験のあるインドのメディアである『ファースト・ポイント』は、「天津は復興と戦略的野心の象徴」であり、「列強に分割統治された植民地時代の屈辱を晴らす舞台として選ばれたのではないか」という解釈を報じています。

 この『ファースト・ポイント』の考えに同意した田代氏は、次のように補足説明しました。

 「世界史で習った通り、ここ(天津)は、1858年の天津条約(※清と英仏露米が締結した、第2次アヘン戦争の講和条約。開港の拡大、外国公使の北京駐在、領事裁判権の確立、キリスト教の公認など、中国の半植民地化が進んだ)の締結地ですよね。(中略)

 それともう一つは、天津を選んだというのは、ある意味画期的で、アロー号事件(※1856年に清が、イギリス国旗を掲げたアロー号の乗組員を拿捕した事件。第2次アヘン戦争のきっかけとなった)、第2次アヘン戦争ですね。

 その時に、この天津で国際会議が開かれて、清の王朝は、ロシアと、アメリカと、イギリスと、フランスと、それぞれ、賠償金の条約を結んだ。

 この中に、ロシアが入ってるんです。

 その天津で、上海協力機構の元首の会議をやるというところに、(歴史を深く理解し、知っている)プーチンが来た、というのは、びっくりした。

 これは、本当にロシアは、中国に全面的に依存するしかないんだなというのが、暗黙にわかりますよね」。

 この田代氏の発言に対して、岩上安身は、次のように応じました。

 「そういうかつての列強の中で、『我々は、あの帝国主義は繰り返しませんよ』ということを明確に言ったのは、言うならばロシア帝国の負債を負っているロシアだけなんですよ。

 西欧は一言も謝りもしないし、(同じく中国をしつこく侵略した)日本も十分謝罪したのか、あるいは補償したのかと言ったら、それはしてないわけですね」。

 田代氏は、さらに、以下のように、日本のメディアを批判しました。

 「日本のメディアは、『天津は貿易港であって、開かれた中国を象徴する』と。

 そうかもしれないけれど、歴史を見なかったのかなというのは、びっくりですよね。

 ここが、天津条約の締結地であるということに、誰も触れなかったですよね」。

 上海協力機構首脳会議には、西側の中国包囲網である「クアッド」の一角を形成する、インドのモディ首相も参加しました。

 インドは、ウクライナ紛争後もロシアから石油を輸入し続けていることで、8月27日、米国のトランプ政権から、対露制裁の一環として、25%の「2次関税」を追加で課せられました。これにより、すでに発動済みの「相互関税」の25%とあわせて、50%になりました。

 ところが、天津でモディ首相は、ロシアのプーチン大統領と手をつないで登場し、両者が深い絆で結ばれていることをアピールして、世界中に大きく報じられました。

 これについて田代氏は、次のように指摘しました。

 「『BBC』は、うまいこと言いましたよね。モディが、プーチンとここまでの親密さを見せつけることで、『トランプに対して、中指を立てた』と。本当にそうですよね。

 インドに行ったこともないし、インド人の誰かと話したこともないような日本人達が、何か妙にインドに過剰な期待とか幻想を押し付けて、中国を叩く一番大きい駒になるんじゃないかと踏んでいたら、どうも全然違ったかなと。

 『インド太平洋』というのは、どこからそんな言葉が出てきたんだ、という。太平洋って、『インド』と頭に付くんですか、とびっくりした。

 ああいうのも、日本人が勝手に思いついたんだけど、まず、インド人が使わない。インドの新聞やメディアで、『インディアン・パシフィック』という言い方を、1回も見たことがないですね。

 結局、インドはインドであって、(日本人が)自分達が思っているようなインドではない、ということが、明確にわかっちゃったから、そうすると、(政府も、メディアも、保守系論客やYouTuberらも、ことごとく)黙ってしまう」。

 上海協力機構(SCO)首脳会議での演説で、プーチン大統領は、SCOが「真の多国間主義」を体現しており、「時代遅れの欧州中心モデル、欧州大西洋モデルに取って代わるものだ」と訴えました。

 このプーチン大統領の発言と対比させる形で、岩上安身は、2022年10月に行われた、欧州外交アカデミーでのジョゼップ・ボレルEU外務安全保障政策上級代表(当時)の、おそろしく差別的な演説を紹介しました。

 ボレル氏は、「ヨーロッパは庭園だ」と述べた上で、「世界の他の地域は、庭園とは言い難い。世界のほとんどはジャングルであり、そのジャングルが庭園に侵入するかもしれない」と、欧州以外の地域や、国家や文化や、人々に対し、危険な外来種や野蛮な蛮族の侵入の危険性があるかのごとく語りました。

 田代氏は、このボレル氏の発言が、式典での挨拶であったことから、「つい口が滑ったのではなく、ちゃんと原稿があって、それを読んでいる」と指摘した上で、次のように語りました。

 「2022年の時点で、こういうことを平然と話す人間達が、こういう重要なポストについていて、そのまた取り巻いているスタッフも、当然、エリートの中のエリートですよね、EUの各国から選ばれた。そういう人達の中で、これを言ったらまずいですよ。

 実際、これ、あとで謝罪しているんですね。でも、謝罪しているけれど、主張は曲げないで、ただ、『表現がよくありませんでした。ごめんなさい』ということを言っているわけ。

 だから当たり前だけど、やっぱり問題にはなったわけですよね。

 これ、本当に、ユーロセントリズム(ヨーロッパ中心主義)ですよね。

 それが、今の時点でできたというのが、たいへんびっくりで、ああ、なるほど、これはナチズムが台頭するはずですよね。

 これを下品にすると、ナチズムです。これは、尊大な白人エリート主義です。

 それを、ヨーロッパの中の下層の、沈殿物みたいな人達が(発言・実行)すると、それはもう、ナチズムとして復活してくるんだろうということが、よくわかりますよね」。

 「岩上安身によるインタビュー第1206回ゲスト エコノミスト田代秀敏氏 第4弾 前編1」の詳細は、会員向けサイトのアーカイブにて、ぜひ以下のURLから御覧ください! 会員にまだなっていない方は、この機会にぜひ、会員登録をお願いします! 会員となって、IWJの活動をお支えください!

※上海協力機構(SCO)首脳会議が開催された天津は、列強が中国を植民地化した「天津条約」の締結地! プーチン大統領は、SCOが「真の多国間主義」を体現し、「時代遅れの欧州中心モデル、欧州大西洋モデルに取って代わるものだ」と訴え! 親米国のはずのインドのモディ首相は、プーチン大統領と手をつなぎ、「米国に中指を立てた」! 岩上安身によるインタビュー第1206回ゲスト エコノミスト田代秀敏氏 第4弾 前編1
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■<岩上安身による最新インタビュー報告 2>中国が軍事パレードで披露した、ICBM、SLBM、戦略爆撃機の核攻撃能力「3点セット」! さらに極超音速の対艦ミサイル群で、米空母打撃群は「張子の虎」に!「教育レベルからの膨大な蓄積が、世界最高のテクノロジーを作り出す」! 気休めの中国自滅論などに逃避せず、現実の物理的パワーを直視すべき! 岩上安身によるインタビュー第1206回ゲスト エコノミスト田代秀敏氏 第4弾 前編2

 9月16日午後7時より、15日に引き続いて、「岩上安身によるインタビュー第1206回ゲスト エコノミスト田代秀敏氏 第4弾 前編2」を撮りおろし初配信しました。

 9月3日、北京の天安門広場で、日中戦争勝利80周年と第2次世界大戦終結80周年を記念する軍事パレードが開催されました。

 軍事パレードには、その直前に天津で開催された上海協力機構(SCO)プラス首脳会議に出席した、ロシアのプーチン大統領が主賓として参加し、同じく主賓として参加した北朝鮮の金正恩総書記とともに、中国の習近平国家主席と3人が肩を並べる姿が、世界中に報じられました。

 田代氏によると、今回の軍事パレードは、「10年前より、規模も時間もダウンサイズしていた」とのことですが、その一方で、「出てきた兵器が、なかなかちょっと驚くものだった」とのこと。

 中でも、新型道路移動型長距離ミサイル(ICBM)について、田代氏は、「これは、非常に驚いた。アメリカは持っていない」と述べ、「基本的にアメリカの核戦力って、70年代で止まっていて、それを大事に使ってきているから、こんなすごいのは持っていない」と語りました。

 中国は、ICBM、SLBM(潜水艦発射型弾道ミサイル)、戦略爆撃機の核攻撃能力「3点セット」を、軍事パレードで公開しました。

 田代氏は、「中国は核弾頭の保有個数は、アメリカとは桁違いに少ないけれど、核弾頭の持っている破壊力を考えると、もう既に、アメリカと同じように、ICBMと、SLBMと、戦略爆撃機を持っている。もう、アメリカとしては、中国に圧力をかけるなんていうのは、よく考えましょうね、という話です」と述べました。

 さらに中国は、極超音速の対艦ミサイル群を発表しました。これは、「米国の世界戦略基盤の根拠の一つである空母打撃群が、『張子の虎に』なってしまう」兵器だと、田代氏は、次のように指摘しました。

 「アメリカは、航空母艦を一番大切にするという戦略で、今でも、空母の周りを他の軍艦が同心円を描くように隊列を組んで航行するという戦略をとっています。

 リンケージを組んで、そこにイージス艦をたくさん配置して、航空母艦に飛んでくるミサイルを途中で迎撃するというシステムを作ったわけです。

 問題は、これってイージス艦では、時間が短すぎて、反応できないわけです」。

 田代氏は、「こういうテクノロジーの競争は、どれくらいその国が、教育に力を入れてるかというのがポイント」だと述べ、以下のように続けました。

 「膨大な技術者が、必要なわけです。

 その点では、中国は本当に、世界で圧倒的な地位を占めてると思うんですね。

 中国の普通の公立の中学校でも、授業開始は7時半。終了は、午後8時半。

 中学生は、全国統一試験を経て、成績の上位半分が、高等学校に行く。

 その高等学校、特に進学校じゃなくても、普通の高等学校でも、授業開始は午前6時半。授業終了は、午後9時50分。

 それが、ごく普通の学校で、進学校となったら、こんなものじゃないわけですよ。

 で、その高校生達が、また全国統一試験を経て、大学に進学するわけですね。(中略)

 東京大学も、北京大学も、定員は、ほぼ一緒なんです。だけど、人口が10倍違うでしょ。それだけでも、まず、競争率は10倍違うわけですよね。なおかつ、その10倍多い高校生、さらに高校生の予備軍である中学生、その予備軍である小学生、それの勉強の度合いというのは、全然ケタ違いなわけですよ。(中略)

 そうやって選ばれた人達が、大学に入ると、もっと厳しい競争なわけです。

 その点でも、中国の教育システムというのは、こういうものを作り出す点において、世界最高なんですよね」。

 田代氏は、「米国にはもう技術者がいない。全部お払い箱にして、工場を移転してしまったのだから、今さら無理だ。できないものは、できない」と断言し、「こういうもの(最新のハイテク兵器)を作るといっても、膨大な、教育レベルからの、ものすごい蓄積がなければ、何もできないわけです」と語りました。

 インタビューでは、このあと、田代氏に提供していただいた、軍事パレードの公式ガイドブックを見ながら、さらに中国の最新兵器の数々を検証しました。

 「岩上安身によるインタビュー第1206回ゲスト エコノミスト田代秀敏氏 第4弾 前編2」の詳細は、会員向けサイトのアーカイブにて、ぜひ以下のURLから御覧ください! 会員にまだなっていない方は、この機会にぜひ、会員登録をお願いします! 会員となって、IWJの活動をお支えください!

※中国が軍事パレードで披露した、ICBM、SLBM、戦略爆撃機の核攻撃能力「3点セット」! さらに極超音速の対艦ミサイル群で、米空母打撃群は「張子の虎」に!「教育レベルからの膨大な蓄積が、世界最高のテクノロジーを作り出す」! 岩上安身によるインタビュー第1206回ゲスト エコノミスト田代秀敏氏 第4弾 前編2
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