日刊IWJガイド「ロシアへの『一億総糾弾』論に一石を投じる! 夜6時半から、岩上安身による元外務省情報局長孫崎享氏インタビュー/赤字目前のIWJへ緊急のご支援を」2022.6.30号~No.3577号


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~<インタビュー告知>「ウクライナ侵攻に対し、ロシアへの『一億総糾弾』『総制裁』論に一石を投じる! 今必要なのは『平和を創る道』の探求!」本日夜6時半から岩上安身による元外務省情報局長・孫崎享氏インタビューを中継します。ぜひ御覧ください。

■昨年8月から始まったIWJの今期第12期も残り1ヶ月と1日となりました! 改めて経理とともにこれまでの収支を計算し、残り1カ月余りの見通しを立て直したところ、期末の7月31日までに約950万円のご寄付が必要となることがわかりました。赤字転落とならないように、ぜひ、IWJの活動をご寄付・カンパでご支援ください!

■【中継番組表】

■ツイッター「IWJ_Sokuho」6月29日、NATO首脳会談始まる、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟に反対していたトルコが急転直下、北欧2国の参加を認める覚書に署名! トルコ政府が懸念するクルド人組織への支援禁止、トルコに対する武器禁輸措置の解除という条件で、エルドアン首相は「欲しいものは得た」! 北欧2カ国は長年維持してきた中立を自ら捨て、世界的な核軍縮の取り組みにおける主導的な役割を失うことに! ストルテンベルグNATO事務総長は、NATO軍の大幅拡大を宣言! 戦争の脅威は遠ざかるどころか、ますます深刻に!

■<新記事紹介>【特別寄稿】参院選と沖縄県知事選で浮き彫りになる争点は「米国追随の軍拡路線」対「対話重視の東アジア平和外交」! 伊波洋一参議院議員は「今の日本の安全保障は、『国内を戦場にさせる』というもの」と指摘!!

■<IWJ取材報告>「『山本総理』は誕生可能!(今後)野党は分裂し必ず連立政権になる。そのときに誰をトップに据えるか? 国会議員として『山本総理』誕生の仕事をやらせて欲しい」れいわ新選組幹事長・高井たかし氏~6.24比例はれいわ 参議院議員選挙2022~れいわ Friday Nightライブ

■6月発行の「岩上安身のIWJ特報!」は3月3日収録の「ロシア軍侵攻で世界に衝撃! 東の『台湾有事』危機と西の『ウクライナ有事』危機が同時に迫る!(第4回)岩上安身によるインタビュー 第1069回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏」の後半をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行します! ぜひ、「まぐまぐ」からご登録ください!! バックナンバーの単独購入も可能です! サポート会員になればバックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員に登録を!!

■【スタッフ募集・テキスト(赤反映担当)班】日刊IWJガイドや記事の執筆、編集業務を行っていただける方、特に深夜業務での作業を厭わない方は優遇し募集します。深夜に及んだ場合は、社用車での帰宅が可能です。時給は1300円から、能力・実績次第で昇給します。深夜業務は法にのっとった割り増し残業代を支払います。

■【スタッフ募集・テキスト(パワポ作成担当)班】書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要とされる「岩上安身によるインタビュー」のパワポ作成に責任をもってかかわっていただける方。時給は1500円です。
┗━━━━━

■はじめに~<インタビュー告知>「ウクライナ侵攻に対し、ロシアへの『一億総糾弾』『総制裁』論に一石を投じる! 今必要なのは『平和を創る道』の探求!」本日夜6時半から岩上安身による元外務省情報局長・孫崎享氏インタビューを中継します。ぜひ御覧ください。

 おはようございます。IWJ編集部です。

 本日夜6時半から、岩上安身による元外務省情報局長の孫崎享氏インタビュー「ウクライナ侵攻に対し、ロシアへの『一億総糾弾』『総制裁』論に一石を投じる! 今必要なのは『平和を創る道』の探求!」を生中継でお送りします。

 孫崎氏は1966年に外務省へ入省され、在米大使館参事官・ハーバード大学国際問題研究所研究員、在イラク大使館参事官、在カナダ大使館公使、ウズベキスタン駐箚(ちゅうさつ)特命全権大使などを経て、1997年に外務省国際情報局長に就任されました。その後、イラン駐箚特命全権大使、防衛大学校人文社会科学群教授・学群長などを務められました。外交と安全保障のプロ中のプロであることは皆さん、ご存知の通りです。

 孫崎氏は今月、『平和を創る道の探求 ウクライナ危機の「糾弾」「制裁」を超えて』をかもがわ出版から出されました。ウクライナ紛争、新しい世界秩序の形成、そして台湾有事と、日本の外交・安全保障のあるべき姿を問い、「平和を創る」ことを提言されています。

 岩上安身はこれまでも、継続的に孫崎氏にインタビューを行なってきました。

 2021年1月、米国の民主主義の崩壊ともいわれた米連邦議会襲撃事件を経て発足したバイデン米新政権について、2月9日のインタビューで、岩上安身が孫崎氏に「バイデン政権で世界はどう変わるのか?」を問いました。

 孫崎氏は「バイデン政権は、今までのどの時代よりも、金融資本と軍産複合体に牛耳られた政権」であり、「今のチームは本当に海外で戦争をしたいと思っている人たちが作った政権」だと述べ、「唯一それ(戦争)を止める足枷となっているのは、米国内のコロナ禍だ」と語りました。

 孫崎氏の「予告」は、ウクライナを「利用」した、間接的なロシアとの「戦争」という形で現実のものとなりました。

※バイデン新政権始動! 強硬な対中国政策と「同盟再強化」は東アジアでの戦争発火へつながるのか? そのとき日本はもはや傍観できない~岩上安身によるインタビュー 第1028回 ゲスト 元外務省情報局長・孫崎享氏 連続インタビュー第1回 2021.2.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/488564

 コロナ禍が抑制されるにつれ、ウクライナ危機が亢進し、2月24日のロシアによるウクライナ紛争が開始されました。まさに、孫崎氏が予告した通りになっています。2014年にウクライナで引き起こされたクーデター(通称:マイダン革命)の背景には、米国の暗躍があったことはすでに周知の事実です。米国は、ウクライナのクーデター政権の人選に深く関与していました。

 2014年3月、岩上安身が孫崎享氏にインタビューした内容が以下です。詳しくは下段のURLから御覧いただけます。

岩上「本題のウクライナ政変に移ります。私はウクライナ政変については、第一幕と第二幕に分けて考える必要があると思います。昨年11月、EUとの協定を見送ったヤヌコビッチ大統領への不満が高まり、首都キエフに民衆が集まって3ヶ月にわたる抗議行動が行われた。その結果、銃撃戦も起きて死傷者が出て、ヤヌコビッチはキエフを脱出、反政権側が権力を掌握するまでが第一幕。

 第二幕はその後、ロシアのプーチン大統領がロシア系住民が過半数を占めるウクライナ南部のクリミア半島をおさえ、黒海艦隊の基地を確保したところまで。これに対しウクライナだけでなく米国が猛反発して、緊張が高まっています」

孫崎「ウクライナ政変の第一幕が意味するところは、ヤヌコビッチという選挙で選ばれた大統領が、デモで倒されたということです。ヤヌコビッチは親ロシア派です。

 欧州とアメリカはこの流れを知っている。ウクライナの次の指導者を誰にするのがいいか、アメリカ国務省のヌーランド国務次官補とパイアット駐ウクライナ大使が会話をしている内容がすっぱ抜かれて表に出ました。

 ヤヌコビッチ政権を倒す時点でヨーロッパとアメリカがすでに関与しているということが非常に重要なポイントです」

※【IWJブログ】「侵略者」にされたロシア:ウクライナ政変が指し示すもの ~岩上安身による孫崎享氏インタビュー 2014.3.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/130021

 バイデン氏はクーデター当時、オバマ政権の副大統領であり、ウクライナ問題を担当していました。バイデン氏の次男、ハンター・バイデン氏はなぜかウクライナのガス企業の役員に就任し、高額な報酬と引き換えに当該企業の不正行為を隠蔽した、ウクライナにおける生物学研究にも関与していたといった疑惑がずっと燻り続けています。

 ビクトル・クリチコ氏は不適当、ヤツェニュク氏が相応しいとし、米国の提案に従わない「EUなんかくそくらえ(Fuck the EU)」と述べた電話での会話を盗聴・公開され、具体的な証拠を残したビクトリア・ヌーランド氏は当時国務次官補でしたが、バイデン大統領下で、国務次官へ昇進しています。

【IWJブログ】分裂するウクライナ —-親ロシア派、親欧米派、そして第三の勢力 2014.2.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/126778

※米国務次官補が「EUくそくらえ」、電話盗聴され暴露(2014年2月7日)
https://www.afpbb.com/articles/-/3007954

 先月ホワイトハウス報道官を退任したジェン・サキ氏は当時、国務省報道官でした。サキ氏は「明らかに、これはロシアの情報活動の新たな手法だとみている」と述べていましたが、ヌーランドの発言であることを否定はしませんでした。米国の議員は数名、ヌーランド氏自身の声だと確認しています。

 バイデン大統領は、まさに「2014マイダン・クーデター・チーム」を再編成して、2022年のウクライナ紛争に取り組み、「プーチン政権打倒」や「ロシアを弱体化させる」と明言しているのです。

 バイデン大統領は、侵攻が開始される前、ロシアの要求であるNATOの不拡大を無視し続け、侵攻の前週から「明日にもプーチンはロシアに侵攻するだろう」と何度も繰り返し警告するかのように、挑発を繰り返しました。バイデン大統領の姿勢は、ロシアの侵攻後も変わっていません。

 「ロシアは生物兵器を使用するだろう」と「予言」するかのように述べていたものの、ロシア軍の捜索によって、ウクライナの生物学研究所への関与が浮上してくると、バイデン大統領のトーンはだんだん落ちていきました。「ロシアは化学兵器を使用するだろう」との警告も、危険な化学物質を貯蔵していたアゾフスタリ製鉄所が陥落すると、さらにトーンダウンしました。

 ひと頃しきりと言われていた「ロシアは戦術核兵器を使用するだろう」発言も、ザポリージャ原発に大量のプルトニウムや濃縮ウランが存在しているという指摘があり、「戦術核兵器使用」発言も、今はトーンダウンしています。プーチン大統領が、新たな強力なミサイル「サルマット」の実験を行い、ベラルーシに核兵器の配備をしようとしており、核の脅威はより高まっているように見えるにもかかわらず、です。

 すべての発言は、挑発または伏線だったのでしょうか。

 日刊IWJガイドでも繰り返しお伝えしてきたように、バイデン政権は国内のインフレを顧みず、途方もない金額の武器をウクライナ紛争に注ぎ込んでいます。

 ドイツの経済研究所「キール世界経済研究所(IfW)」によると、ウクライナ紛争にバイデン大統領がつぎ込むと宣言した軍事支援の総額は4.14ビリオンユーロ(約5兆8000億円)、すでに行われた金額は1.97ビリオンユーロ(約2兆7600億円)です。

※【IWJ速報6月17日18日】
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507355

 これらの「軍事支援」は、米国製兵器を購入するのですから、ウクライナに直接支援金が行くわけではなく、米国の軍需産業に入ります。孫崎氏の指摘していたと、「バイデン政権は、今までのどの時代よりも、金融資本と軍産複合体に牛耳られた政権」であることは明らかです。

 「2014マイダン・クーデター・チーム」に新たに加わったオースティン米国国防長官は、就任直前まで米レイセオン社の取締役でした。そのレイセオン始め、米国の軍需企業の株価はうなぎ登りです。

 ※【号外第24弾】ウクライナ紛争によって恩恵を受ける軍需産業の株価は軒並み10%~20%上昇! 大儲けで笑いが止まらない! 英国エセックス大学ピーター・ブルーム教授の論文 2022.4.29
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/505320

 本日のインタビューでは、孫崎氏の新著『平和を創る道の探求 ウクライナ危機の「糾弾」「制裁」を超えて』についておうかがいし、ウクライナ紛争について考え、日本が進むべき方向について考えます。ぜひ、御覧になってください。

 孫崎享氏は、岩上安身によるインタビューにたびたびご登場くださっています。その他のバイデン大統領誕生以降のインタビュー動画と関連記事は以下の通りです。ぜひあわせて御覧ください。

※バイデン新政権始動! 強硬な対中国政策と「同盟再強化」は東アジアでの戦争発火へつながるのか?~岩上安身によるインタビュー 第1030回 ゲスト 元外務省情報局長 孫崎享氏 連続インタビュー第2回 2021.2.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/488829

※バイデン新政権始動! 強硬な対中国政策と「同盟再強化」は東アジアでの戦争発火へつながるのか?~岩上安身によるインタビュー 第1032回 ゲスト 元外務省情報局長 孫崎享氏 連続インタビュー第3回 2021.3.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/489590

※アフガニスタンから敗走した米軍! 米国は中国との覇権をかけた戦いのために東アジアへ!!~岩上安身によるインタビュー第1051回 ゲスト『アメリカは中国に負ける-日本はどう生きるか』著者 元外務省国際情報局長・孫崎享氏 2021.9.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496079

 2022年のインタビューについては、『IWJ特報』でもお読みになれます。本日の日刊IWJガイド、6月発行の「岩上安身のIWJ特報!」をご参照ください。

■昨年8月から始まったIWJの今期第12期も残り1ヶ月と1日となりました! 改めて経理とともにこれまでの収支を計算し、残り1カ月余りの見通しを立て直したところ、期末の7月31日までに約950万円のご寄付が必要となることがわかりました。赤字転落とならないように、ぜひ、IWJの活動をご寄付・カンパでご支援ください!

 おはようございます。IWJ代表の岩上安身です。

 2022年も、IWJは経済的にピンチです! 7月31日には第12期の終わりを迎えます。第13期をIWJが迎えられるように、皆さまへ重ねてお願い申し上げます。

 IWJはかねてより、活動費の半分を会員の皆さまからの会費で、もう半分を皆さまからのご寄付・カンパによって支えられて活動しています。

 昨年8月から始まったIWJの今期第12期は、6月で11カ月目に入りました。12期も残りわずかとなりましたが、改めて経理とともにこれまでの収支を計算し、検証し直し、残り1カ月余りの見通しを立て直したところ、期末の7月31日までに約950万円のご寄付が必要となることがわかりました。

 12期は、経費を前年度比で約30%程度削減してきましたが、会費は前年度比で約20%減少してしまいました。皆さまのご助力、ご支援が、IWJの存続のために必要です! もし仮にご寄付がまったく集まらなかったとしたら、IWJは今期約1千万円の赤字となってしまいます。

 IWJの今期は残すところ6月の本日1日と7月のみとなりました。今期末までの残り1か月あまりで、この赤字を削って、不足分をゼロにし、次の期につなげられるように、どうか皆さまのお力で、ご支援ください!

 IWJの会員数は現在3177人です。そのうちサポート会員は1099人です(2022年5月31日現在)。本当に心苦しいお願いではありますが、会員の皆さま全員が2991円ずつカンパしてくださるか、サポート会員の皆さまが全員1人8645円ずつカンパしてくださったならば、なんとかこの赤字は埋められます!

 伏してお願いいたします! どうか皆さまのお力で、この窮状をお助け願います!

 すでにお伝えしている通り、私、岩上安身は、キャッシュフローが足りなかったIWJに対して1093万円を貸し込んでおり、まだ1円も返済されていません。個人が1000万円を超えるお金を会社に貸す、というのは大変なことです。この第11期と第12期は、会社から報酬も受けとっていません。前期に続き、今期もただ働きが続いています。私は富裕層でもなんでもなく、40年間働いてきて乏しい貯えがわずかにあるだけの、もともとは一介のフリーランス、自営業者に過ぎません。

 これ以上は、私、岩上安身個人の力だけではいかんともしがたい状況です。私1人の力や、無報酬のため細る一方の私の貯えでは、金額不足分を穴埋めすることはできません! 2期連続で、会社から1円も報酬を受けとらずにただ働きを続けるということは、個人として、経済的、物理的、精神的にも、きわめて厳しいものがあります!

 どうか会員の皆さまのお力で、IWJをお支えください!

 伏してお願いいたします! どうか皆さまのお力で、この窮状をお助け願います!

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 皆さまにおかれましても、消費税増税に加えてコロナ禍での経済的な打撃、そしてこのところの物価のインフレに悩まされていることとお察しいたします。我々のさらなる支出削減の努力が必要なことは、言うまでもありませんが、IWJを支えてくださる市民の皆さまのご支援、ご協力が、どうしても必要です。

 また、会員の数が足りないと、IWJは活動していけなくなってしまいます。市民の皆さま、お一人お一人が会員となっていただくことで、IWJは支えられ、政治権力におもねり、広告スポンサーに牛耳られている記者クラブメディアとは一線を画した、権力に不都合であっても真実を追求し、権力の監視を行う「ウォッチドッグ」の役割を果たし続けてまいります。

 ウクライナ紛争が勃発してからの約4カ月間、IWJは徹底的に「まとも」な公正中立な報道に徹してきたところ、米国のプロパガンダ機関と化したほぼすべての新聞、雑誌、テレビ、そしてネットの大勢とも違う「スタンス」を取り続ける結果となりました。

 その間の我々の報道を、他の米国のプロパガンダの走狗のような「報道」と比較していただければ、我々が独立メディアとしての使命をいかに果たしてきたか、ご理解いただけると存じます。

 ぜひとも、サポート会員様におかれましては会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましてはサポート会員へ、無料会員の皆さまにおかれましてはサポート会員もしくは一般会員へのアップグレードをぜひともお願いいたします。

 また休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければすぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、改めて申し込みをいたくことで会員を新たに始めることができます。

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします。

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 既存の大手新聞、テレビなどの御用マスメディアは、日本政府と同様、米国追従を続けていますから、それらに頼っていては、こうした現実は、まったく見えてきません。現実には記者クラブメディアは国民の目を真実からそらせるような情報操作ばかり行い続けています!

 IWJは、国民をないがしろにして戦争準備を進める政府と、そのプロパガンダ機械と成り果てたマスメディアに対して、これでいいのか! と声を上げ続けていきます!

 こうしたことがIWJに可能なのは、市民の皆さまに直接、支えられているからです。特定のスポンサーに頼らずとも、活動することができる独立メディアだからです! 何者にも縛られず、権力に忖度せずに、真実をお伝えしてゆくことができるのは、市民の皆さまのご支援のおかげなのです!

 非会員の方はまず、一般会員になっていただき、さらに一般会員の皆さまには、サポート会員になっていただけるよう、ぜひご検討いただきたいと存じます!

 その会費と、ご寄付・カンパの両方によって、支えられてはじめて、IWJは、市民の皆さまのために役立つ、真の独立市民メディアとして活動を継続し、その使命を果たすことが可能となります。

 マスメディアが報じない事実と真実を報道し、売国的な権力への批判を続け、主権者である日本国民が声をあげ続けることができるようにすることが、今、絶対に必要なことであり、それが我々IWJの使命であると自負しています。

 7月10日投開票の参院選も始まりました。主権を外国に売り渡すがごとき、売国的な改憲勢力は、改憲による緊急事態条項の憲法への導入を狙っています。この緊急事態条項は、国民主権と議会制民主主義を根こそぎ奪うものです。その先には、終わりのないファシズムと、国民の声に一切耳を貸さない、問答無用の戦争が待ち受けています。今年は、本当に日本の分水嶺の年となります!

 決して負けられないこの戦いに、私は、IWJのスタッフを率いて全力で立ち向かいたいと腹をくくっています! 皆さまにはぜひ、ご支援いただきたくIWJの存続のために、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします。

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJホームページからもお振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

岩上安身拝


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆中継番組表◆

**2022.6.30 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh1・兵庫】13:00~「立憲民主党 相崎佐和子 参議院議員候補 街頭演説会 ―応援弁士:泉健太代表」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach1

 立憲民主党による街頭演説会を中継します。これまでIWJが報じてきた立憲民主党関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%ab%8b%e6%86%b2%e6%b0%91%e4%b8%bb%e5%85%9a
————————

【IWJ・Ch5】13:30~「自民党 生稲晃子 参議院東京選挙区候補 街頭演説会 ―応援弁士:佐藤正久 外交部会長」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 自由民主党による街頭演説会を中継します。これまでIWJが報じてきた自民党関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A
————————

【IWJ・エリアCh1・大阪】16:00~「『衆議院議員 大石あきこさんとコラボ街宣』―弁士:れいわ新選組 辻恵 全国比例区公認候補」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach1

 れいわ新選組によるコラボ街宣を中継します。これまでIWJが報じてきたれいわ新選組関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e3%82%8c%e3%81%84%e3%82%8f%e6%96%b0%e9%81%b8%e7%b5%84
————————

【IWJ・エリアCh1・大阪】18:00~「参議院選挙 2022 八幡愛 大阪府選挙区れいわ公認候補 × 水道橋博士 全国比例区れいわ公認候補 コラボ街宣」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach1

 れいわ新選組によるコラボ街宣を中継します。これまでIWJが報じてきた参議院選挙関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%8f%82%e8%ad%b0%e9%99%a2%e9%81%b8%e6%8c%99
————————

【IWJ_YouTube Live】18:30~「岩上安身による元外務省国際情報局長 孫崎享氏インタビュー」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 岩上安身による元外務省国際情報局長 孫崎享氏インタビューを中継します。これまでIWJが報じてきた孫崎享氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/magosakiukeru

========

◆中継番組表◆

**2022.7.1 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh5・東京】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach5

 「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee
————————

【タイムリー再配信 1062・IWJ_YouTube Live】19:00~「法の支配・立憲主義、緊急事態条項、そして9条加憲論を包括的に解説!!~1.10学習会『緊急事態条項改憲論と9条「加憲」(自衛隊明記論)の何が問題か~その内容と危険性~』―講演:清水雅彦氏(日本体育大学スポーツマネジメント学部教授)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 1月10日に収録した「市民連合@国分寺」、「国分寺9条の会」共催の学習会を再配信します。これまでIWJが報じてきた緊急事態条項関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%b7%8a%e6%80%a5%e4%ba%8b%e6%85%8b%e6%9d%a1%e9%a0%85

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/500940

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆昨日アップした記事はこちらです◆

G7によるロシア産石油価格の上限設定について、萩生田大臣は「G7はロシア産石油を禁輸したが、他国への輸出が増え、原油価格が高騰するなど、効果が得られないため」と回答!~6.28 萩生田光一 経済産業大臣 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507805

【特別寄稿】参院選と沖縄県知事選で浮き彫りになる争点は「米国追随の軍拡路線」対「対話重視の東アジア平和外交」! 伊波洋一参議院議員は「今の日本の安全保障は、『国内を戦場にさせる』というもの」「沖縄が戦場になろうとしているから、沖縄に来る海兵隊は今、もう家族は伴わない」と衝撃の現実を指摘!!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507833

「『山本総理』は誕生可能!(今後)野党は分裂し必ず連立政権になる。そのときに誰をトップに据えるか? 国会議員として『山本総理』誕生の仕事をやらせて欲しい」れいわ新選組幹事長・高井たかし氏~6.24比例はれいわ 参議院議員選挙2022~れいわ Friday Nightライブ
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507593

「『五体不満足』から24年。公共施設等のバリアフリー化は進み、セクシャルマイノリティの方々にも注目が集まるようになったが、幼稚園などでの障害児の受け入れ問題にはまるで進展が無い!」~6.28無所属 乙武洋匡 参議院東京選挙区候補街頭演説
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507803

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■ツイッター「IWJ_Sokuho」6月29日、NATO首脳会談始まる、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟に反対していたトルコが急転直下、北欧2国の参加を認める覚書に署名! トルコ政府が懸念するクルド人組織への支援禁止、トルコに対する武器禁輸措置の解除という条件で、エルドアン首相は「欲しいものは得た」! 北欧2カ国は長年維持してきた中立を自ら捨て、世界的な核軍縮の取り組みにおける主導的な役割を失うことに! ストルテンベルグNATO事務総長は、NATO軍の大幅拡大を宣言! 戦争の脅威は遠ざかるどころか、ますます深刻に!

 IWJは、ツイッターアカウント「IWJ_Sokuho」で、ウクライナ情勢をツイートしています。テレビでは流れない情報や、石油・天然ガスなどの資源問題、ウクライナの実情もあわせて、多角的にウクライナ情勢をお伝えしています。ぜひ、一度御覧ください。

※IWJ速報@IWJ_Sokuho
https://twitter.com/IWJ_Sokuho

 28日、フィンランドとスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟に対して懸念を示していたトルコが一転、両国のNATO加盟を支持することになりました。NATO首脳会談は、G7首脳会議に続き、28日にマドリッドで開幕しました。そのため、29日、30日と続くNATO首脳会議で、両国のNATO加盟が実現する見通しです。

 NATO首脳会議の直前まで、6月末の合意は困難とみられ、ストルテンベルグNATO事務総長も「今回のNATO首脳会議が締め切りではない」と述べていましたが、急転直下のトルコの方針転換です。

 『ロイター』(28日)によると、フィンランドのニーニスト大統領、スウェーデンのアンデション首相、トルコのエルドアン大統領と、ストルテンベルグNATO事務総長が4時間にわたる会談をしまし、トルコ、フィンランド、スウェーデンの3国は「武器の輸出やテロとの戦いなど、トルコの懸念に対処する覚書に署名しました。

 ニーニスト大統領は「互いの安全保障への脅威に対する全面的な支援を行い」、「トルコがフィンランドとスウェーデンのNATO加盟を支持する」ことを確認する共同覚書に署名したと明らかにしました。ストルテンベルグNATO事務総長も「フィンランドとスウェーデンのNATO加盟に向けた道を開く合意に達した」と発表しました。

 米政府高官よると、バイデン大統領は北欧2カ国のNATO加盟に向けた合意に支持を表明しました。同高官は、バイデン大統領が、28日に3国の会談の前にエルドアン大統領と会談していたことを明らかにしています。

※【速報8936】ロイター、28日「北欧フィンランドとスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟を巡り、これまで難色を示していたトルコが28日、一転支持することで合意した。これにより、北欧2カ国のNATO加盟が実現する見通しとなった」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1542114609037180928

 『ウォール・ストリート・ジャーナル』(29日)によると、ストルテンベルグ事務総長は、30日中にも両国のNATO加盟が実現すると述べています。

ストルテンベルグ氏「ついに合意がまとまり、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟に道が開かれると発表できることをうれしく思う。

 フィンランドとスウェーデンがNATOに加盟する道を開く契約は、軍事同盟の2日目に向けて、数年で最も重要なサミットに勢いをつけた」

※【速報8943】ストルテンベルグ氏「ついに合意がまとまり、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟に道が開かれると発表できることをうれしく思う」WSJ、29日
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1542114847462400001

 『ウォール・ストリート・ジャーナル』など複数のメディアによると、今回のNATO首脳会議では、1)ヘルシンキとストックホルムを正式加盟、2)ウクライナでのロシアの戦争が地域の安全をどのように変えているかを議論、3)ロシアの侵略に対応してNATOの東側側面を強化する計画、4)「北京が私たちの安全、利益、価値観にもたらす課題」(ストルテンベルグ氏)に取り組み、NATOと中国を包囲するインド太平洋問題を結びつけること、について議論するということです。

 特に3)について、ストルテンベルグ事務総長が「冷戦以来の私たちの集団的防衛と抑止の最大の見直し」と述べています。

 『ワシントン・ポスト』(29日)によれば、ストルテンベルグ事務総長は27日に、ロシアの戦争に対応して、同盟の準備の整った部隊の数を大幅に増加させ、4万人から30万人以上にすると発表しました。

 公式発表前に欧州防衛高官は匿名の条件で、NATO首脳は29日、東欧の新しい戦闘旅団を指揮するための「前方配備本部」を持つ計画を承認することが期待されている、と話しています。

 同高官は、コミットメントの重要点は、兵士を増やすことではなく、大隊(約1000人の軍隊)から旅団(約3000人から4000人の軍隊)への拡大に伴う戦闘能力についてであると述べています。新しい戦闘ユニットは、防空、砲兵、およびロシアからの脅威に対抗する能力を高める偵察および標的能力の向上を備えるものだと、見られています。

 『AFP』(28日)はストルテンベルグ事務総長が、これは「冷戦以来、最大規模の集団防衛力と抑止力の見直し」になると述べた、と報じました。

ストルテンベルグ事務総長「フィンランドとスウェーデンを同盟に迎えることで、彼らはより安全になり、NATOはより強くなり、ユーロ大西洋地域はより安全になるだろう。

 これは、数十年で最大のセキュリティ危機に直面しているため、非常に重要である」。

 『ワシントン・ポスト』は、バイデン大統領は、刷新された姿勢における米国の役割について詳しく説明し、ウクライナ軍への追加支援を発表する可能性が高い、と報じました。

 さらに、日本の岸田総理と韓国の尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が、初めてNATO首脳会議に参加しています。バイデン大統領は、両首脳と会談し、中国やその他の問題について話し合うということです。

※【速報8948】WP、29日「バイデンは、刷新された姿勢における米国の役割について詳しく説明し、ウクライナ軍への追加支援を発表する可能性が高い」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1542115054513844224

※【速報8955】AFP、28日「ストルテンベルグ氏によると、これは『冷戦以来、最大規模の集団防衛力と抑止力の見直し』となる」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1542115284454371330

※【速報8973】BBC、29日「ストルテンベルグ氏は、このNATO首脳会合で初めて、『北京が私たちの安全、利益、価値観にもたらす課題』と呼ばれるものに取り組む予定だと述べた」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1542115868645236739

 『BBC』(29日)によれば、両国のNATO加盟に反対していたトルコは、急転直下、加盟支持に回り、「トルコ、フィンランド、スウェーデン間の三国間覚書」に署名しました。『RT』(28日)によれば、エルドアン大統領は「欲しいものは手に入れた」と述べています。

※【速報8957】BBC、29日「3国の外相は、トルコの懸念に対処する共同安全保障協定に署名した」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1542115352888627200

 NATOのウェブサイトには、「トルコ、フィンランド、スウェーデン間の三国間覚書」が掲載されています。長文ですので、トルコにとって重要な安全保障上の問題であった、テロ組織への支援停止に関する部分を抜粋します。

 「1.今日、NATO事務局長の後援の下、トルコ、フィンランド、スウェーデンの代表は以下に同意した。

 4.将来のNATOの同盟国として、フィンランドとスウェーデンは、国家安全保障への脅威に対してトルコを全面的に支援する。

 そのため、フィンランドとスウェーデンはYPG/ PYD、およびトルコでFETOと呼ばれる組織をサポートしない。

 フィンランドとスウェーデンは、トルコを攻撃しているすべてのテロ組織を明確に非難し、トルコと犠牲者の家族との深い連帯を表明する。

 フィンランドとスウェーデンは、PKKが禁止されたテロ組織であることを確認した」。

 「FETO」とは、フェトフッラー・ギュレン師や同師が指導する団体「ギュレン運動」を指します。トルコ政府はテロ組織指定している。「YPG」はクルド人民防衛隊、「PYD」はクルド民主統一党です。トルコ政府は、トルコに敵対的なこれらの組織をスウェーデンとフィンランドが支援していると見て、反発していました。「三国間覚書」では、これらの組織への支援停止が明示されました。

 「PKK」は、クルド労働者党のことです。公安調査庁は、国際テロリズム要覧2021 で、クルド労働者党(PKK)を「クルド労働者党(PKK)Partiya Karkeran Kurdistan. トルコとイラクとの国境地帯を拠点に活動する分離主義組織」をテロ組織指定していましたが、現在は削除されています。

※【速報8958】NATO、28日「1.今日、NATO事務局長の後援の下、トルコ、フィンランド、スウェーデンの代表は以下に同意した」(トルコ、フィンランド、スウェーデン間の三国間覚書)
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1542115395691515904

※【速報8964】公安調査庁は、国際テロリズム要覧2021 で、クルド労働者党(PKK)を「クルド労働者党(PKK)Partiya Karkeran Kurdistan. トルコとイラクとの国境地帯を拠点に活動する分離主義組織」をテロ組織指定していたが、現在は削除されている。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1542115583751520256

※【速報8976】RT、28日「取引が発表された後、エルドアン首相は声明のなかで、「トルコは望んだものを手に入れた」と述べた」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1542116304379088897

 トルコの要求はもう一つ、トルコ製の武器に対する禁輸措置の解除です。「三国間覚書」では、禁輸措置の解除も明記しました。フィンランドとスウェーデンは、シリアへのトルコ政府の介入をめぐって、2019年にトルコに対して武器禁輸を課してきました。

 「トルコ、フィンランド、スウェーデンは、現在、それらの間に国の武器禁輸措置がないことを確認した」。

 トルコは、要求していた「テロ組織への支援停止」と「トルコ製武器禁輸措置の解除」をそっくりそのまま手に入れたことになります。

 「トルコは、NATOの門戸開放政策に対する長年の支持を確認し、2022年のマドリッドサミットでフィンランドとスウェーデンがNATOの加盟国になるよう招待することを支持することに同意する」。

※【速報8966】NATO、28日「トルコは、NATOの門戸開放政策に対する長年の支持を確認し、2022年のマドリッドサミットでフィンランドとスウェーデンがNATOの加盟国になるよう招待することを支持することに同意する」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1542115642165575682

※【速報8977】RT、28日「フィンランドとスウェーデンは、シリアへのアンカラの介入をめぐって、2019年にトルコに対して武器禁輸を課した」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1542116336369008642

 『BBC』(29日)は、画期的とされるスウェーデンとフィンランドのNATO加盟だが、一体何が変わるのだろうか、と問いかけています。『BBC』は、「すでに、両国は1994年にNATOの公式パートナーになり、それ以来同盟への主要な貢献者になっている、彼らは冷戦の終結以来、いくつかのNATOミッションに参加してきた」と指摘しています。

 今回のNATO参加で変化した点は、「両国は、1つの加盟国への攻撃をすべてへの攻撃と見なすNATOの第5条にもとづいて、初めて核保有国からの安全保障を得ることになる」ということです。しかし、逆に言えば、日本と同じように安全保障の独立を失うことが明文化されることになります。それが本当に国益か、議論が必要です。

 また、『BBC』は、両国がNATOに加盟する場合の懸念についても指摘しています。第一の懸念は、まさに核によって緊張がかえって高まるという懸念です。

 「スウェーデン平和と仲裁協会のデボラ・ソロモンは、NATOの核抑止力が緊張を高め、ロシアとの軍拡競争の危険を冒したと主張。この複雑な和平努力は、スウェーデンをより安全でない場所にしたと述べた」。(BBC、29日)

 もうひとつの懸念は、中立国であったが故に、持っていた特別な国際的地位を失うという懸念です。

 「もう一つの懸念は、同盟に参加する際に、スウェーデンが世界的な核軍縮の取り組みにおいて主導的な役割を失うことになるということだ

 NATO懐疑論者の多くは、スウェーデンが中立性を利用して国際的な仲介者としての地位を確立した1960年代から80年代までの期間を振り返る」。(BBC、29日)

 スウェーデンとフィンランドは中立国として、国際的な問題が起こった時に、仲介するという特別の地位を保っていましたが、NATO加盟は両国から中立の仲介者としての立場を奪い、NATO加盟国の末席に着くことを意味します。

※【速報8967】BBC、29日「スウェーデンとフィンランドは1994年にNATOの公式パートナーになり、それ以来同盟への主要な貢献者になった。彼らは冷戦の終結以来、いくつかのNATOミッションに参加してきた」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1542115675254452224

 『ポリティコ』(28日)は、「三国間覚書」について、「フィンランドとスウェーデンで論争を巻き起こす可能性のある一節で、覚書は、両国が『トルコの保留中の強制送還またはテロ容疑者の引き渡し要求に迅速かつ徹底的に対処する』ことを誓約し、欧州条約に沿って行わなければならないことを明確にした」と指摘しました。

 両国は中立国として人権を尊重する立場から、トルコ政府に「迫害されている」クルド人を保護してきたという、「自由と民主主義」「人権尊重」という価値観の代表でしたが、その立場も危うくなります。

 ※【速報8975】POLITICO、28日「フィンランドとスウェーデンで論争を巻き起こす可能性のある一節で、覚書は、両国が『トルコの保留中の強制送還またはテロ容疑者の引き渡し要求に(続く)
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1542116239434465283

 ロシアメディア『TASS』(29日)は、ロシア自由民主党(LDPR)のリーダーであり、下院国際問題委員会の議長であるレオニード・スルツキー氏は、NATOに参加する2国はロシアとの関係に与える影響を認識すべきだと述べた、と報じました。

スルツキー氏「ロシアにとって、NATOの東方拡大は、スウェーデンとフィンランドを乗船させる同盟からではなく、かつてソビエト連邦の初代大統領との約束を破ることによって始まった。

 それ以来、私たちはすでにこの種の波をいくつか見ている。時が経つにつれ、我が国の安全と国益を確保することへの新たな懸念が引き起こされた」。

 ※【速報8978】TASS、29日「ロシア自由民主党(LDPR)のリーダーであり、下院国際問題委員会の議長であるレオニード・スルツキー氏は(2国は)ロシアとの関係に与える影響を認識すべきだと述べた」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1542116370414186497

 『スプートニク』(29日)は、ロシア安全保障会議のドミトリー・メドベージェフ副議長の言葉を紹介しています。

メドベージェフ氏「スウェーデンとフィンランドがNATOに加盟したからといって、特に新しい脅威があるわけではない。これらの国々は以前、ロシアとの関係において、十分に敬意を払い、相互的に友好関係を築いてきたと言える。

 現在、これらの国々とは領土問題を抱えることはなく、今後も抱えることはないだろうし、その理由すらない。加盟することで気分が良くなり、落ち着くのであれば、どうぞご自由に。

 もちろん、報復措置の用意はしておく。NATOがこのように拡大した場合、ロシアとの陸境の長さは2倍以上になる。我々はこの国境を強化しなければならない

 ロシアの(短距離弾道ミサイル)『イスカンデル』や極超音速ミサイル、核兵器を搭載した軍艦が両国の眼前にあるのは良い眺めではない」。

 実際、プーチン大統領はベラルーシに核弾頭を搭載可能な「イスカンデル」を配備することを明らかにしています。

 ※【速報8981】ロシア安全保障会議のドミトリー・メドベージェフ副議長「スウェーデンとフィンランドがNATOに加盟したからといって、特に新しい脅威があるわけではない。これらの国々は以前、ロシアとの関係において、十分に敬意を払い、(続く)
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1542116601084145664

 NATOの東方拡大に反発して、ロシアがウクライナに侵攻した結果、「NATOはさらに、北欧2国を加えて拡大したのだから、ロシアのウクライナ侵攻は戦場における勝敗以前に、すでに敗北している」と評する声も聞きます。

 しかし、ロシアはもはや欧州に何の期待も抱いていないと言わんばかりです。欧州とロシアが結びつつあった、石油やガスといったエネルギー資源を介した平和的な関係はもはや崩壊してしまいました、

 ワシントン在住の国際政治アナリスト、伊藤貫氏は3月19日、「ロシアとウクライナ危機(Russia and Ukraine Crisis)」 というオンライン座談会で以下のように述べています。

 「皆さんもご存知だと思うんですけれども、アメリカはNATOを当方に東側に拡張しないということを、何回も何回も約束したんですよ。

 単に、ジム・ベーカーがゴルバチョフと会った時に一回だけ言ったとか、そういうことじゃなくて。ベーカー国務長官だけじゃなくて。

 スコウクロフト(フォード政権およびジョージ・H・W・ブッシュ政権の国家安全保障問題担当大統領補佐官を務めた)もそれを言ってますし、それからNATOの最高司令官、アメリカの軍人でNATOの最高司令官を務めた人物もロシアの軍人にそう言ってるし。

 それからアメリカの国務省には、いいですか、局長レベルの会合で、アメリカの国務省の局長たちが、ロシアの外務省の局長たちと会うと、そのレベルでも、アメリカの国務省の局長レベルの官僚が、我々はNATOを東側に拡張するようなことはしないと。ロシアをおいつめるようなことはしないと。

 だから、アメリカ政府は、全部で十数回約束してる訳ですね。だから露骨に約束したことを破っているわけですよ。クリントン政権以降」。

※2022/03/19 Russia and Ukraine Crisis Part2(Mr.Kan Ito, Satoru Nagao, Michimi Muranushi)(YouTube、2022年3月22日)
https://www.youtube.com/watch?v=uFsZuofBpXs&t=510s

 西欧から東欧をはさみロシアまでユーラシア大陸は平和と繁栄から、一挙に緊張と対立の世界に引き戻されてしまいました。NATOの東方拡大に成功し、欧州を軍拡させたことで、米国は一時的に潤うのかもしれません。しかし、エネルギー危機とインフレに見舞われている欧州は、米国製の兵器を大量に買わされることで、重い負担にあえぐことになるでしょう。

 6月24日、東部戦線からウクライナ軍が「戦術的撤退」を始めて、ウクライナ紛争は、そろそろ決着が見えてきたのではないか、と思われたのですが。ウクライナをたきつけ、ロシアを挑発してきたこの紛争の「真の主役」である米国は、紛争を終わらせる気はなく、長期化を望んでいるようです。

 「紛争の終決」どころか、より大規模な戦争の脅威は、遠ざかるのではなくますます深刻になりつつあるのかもしれません。

■<新記事紹介>【特別寄稿】参院選と沖縄県知事選で浮き彫りになる争点は「米国追随の軍拡路線」対「対話重視の東アジア平和外交」! 伊波洋一参議院議員は「今の日本の安全保障は、『国内を戦場にさせる』というもの」と指摘!!

 フリーランス・ジャーナリストの横田一氏が、沖縄県那覇市で6月11日に行われた、玉城デニー知事の、2期目の県知事選出馬会見を取材しました。

 この記者会見は、IWJでも中継し、アーカイブをIWJサイトにアップしています。

※「社会、経済、環境の3つの連携にSDGs、DXを取り入れることで、離島に住んでいても生活がしっかり支えられる安心、安全な沖縄県を目指す」~6.11玉城デニー沖縄県知事選挙 出馬会見 2022.6.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507099

 横田氏は「前回の県知事選で敗れた佐喜眞淳・元宜野湾市長がすでに出馬表明をしていたため、4年前と同じ構図になる見通しだ」とした上で、自公政権が後押しする佐喜眞氏と「オール沖縄」が支援する玉城知事の対決となる県知事選の争点を「抑止力強化の路線か、それとも対話・信頼育成の外交路線か」の対立軸ではないかと質問し、玉城知事の見解を引き出しました。

 さらに7月10日投開票となる参議院選挙についても、岸田政権が推す元総務省官僚の古謝玄太予定候補(自民公認・公明推薦)と、現職の伊波洋一参院議員の街宣を取材。古謝氏には直撃取材もこころみ、古謝氏が訴える「現実的な安保政策」への認識や辺野古新基地建設への見解について、追及しました。

 詳しくは、ぜひ以下の記事をご一読ください。

※【特別寄稿】参院選と沖縄県知事選で浮き彫りになる争点は「米国追随の軍拡路線」対「対話重視の東アジア平和外交」! 伊波洋一参議院議員は「今の日本の安全保障は、『国内を戦場にさせる』というもの」と指摘!!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493483

※重要土地調査規制法案スピード可決「台湾有事のための戦時立法」アメリカ軍の戦略のために日本全体を最前線の「戦場」にする法案 ~岩上安身によるインタビュー第1044回 ゲスト 沖縄の風・伊波洋一参議院議員
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493483

■<IWJ取材報告>「『山本総理』は誕生可能!(今後)野党は分裂し必ず連立政権になる。そのときに誰をトップに据えるか? 国会議員として『山本総理』誕生の仕事をやらせて欲しい」れいわ新選組幹事長・高井たかし氏~6.24比例はれいわ 参議院議員選挙2022~れいわ Friday Nightライブ

 2022年6月24日午後5時30分より、東京・新宿駅南口前にて、「比例はれいわ 参議院議員選挙2022~れいわ Friday Night ライブ」が開催されました。

 このライブイベントは、6月22日公示、7月10日投開票の第26回参議院議員通常選挙における、れいわ新選組の全国比例区候補者を紹介するもので、大道芸パフォーマンス、そして、ロックバンド「THEATRE BROOK(シアターブルック)」のリーダーである佐藤タイジ氏のライブなどを織り交ぜた形の「誰でも気軽に楽しめる」選挙街宣です。

 この日、参院選2022れいわ比例代表立候補者5名が登壇しました。

 元東京電力社員のはすいけ透(蓮池透)氏、前新宿区議会議員のよだかれん(依田花蓮)氏、前衆議院議員でれいわ新選組幹事長の高井たかし(高井崇志)氏、グリーン・ニューディール政策研究会事務局長の長谷川ういこ(長谷川羽衣子)氏、そして、漫才師・作家の水道橋博士氏の5名です。

 各々の候補者が、自身の掲げる政策や目指す社会の姿などについて訴えました。

 高井幹事長は、壇上から、聴衆に向けて次のように訴えました。

 「私はですね、皆さんご承知のとおり、山本太郎総理大臣を誕生させるために、このれいわ新選組に入れていただきました。(中略)皆さん、『山本総理』は誕生可能ですよ。前例がありますから。

 かつて、参議院でたった4議席だった『日本新党』という党が、35議席で総理大臣になりました。そのとき、なぜ、35人で細川護熙さんは総理になれたのか?(それは)8党連立だったからなんですよ。

 今の日本の政治も、同じ状況になります。野党は分裂をして、そして、必ず、連立政権になる。このときに、誰をトップに据えるか? それは選挙の顔になる人です。演説が上手くて、国民に人気のある、そういう人なんですよ。

 だから皆さん、そのためには、この参議院選挙、なんとしてでも勝たなきゃいけない。そして、『隠れ太郎ファン』が国会議員の中にたくさんいますから、そういう人たちを私が連れてきます。幹事長として、必ず連れてきて、山本総理を誕生させますから、そのためには、私、高井たかしはなんとしても国会に戻らなければならないのです。

 国会議員の幹事長として、この仕事、山本総理誕生の仕事を、私、高井たかしにやらせてください!」。

 登壇した各比例区候補者の演説の詳細については、全編動画にてご確認ください。

※「『山本総理』は誕生可能!(今後)野党は分裂し必ず連立政権になる。そのときに誰をトップに据えるか? 国会議員として『山本総理』誕生の仕事をやらせて欲しい」れいわ新選組幹事長・高井たかし氏~6.24比例はれいわ 参議院議員選挙2022~れいわ Friday Nightライブ
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507593

※「『反スラップ訴訟法』が必要!『維新の人たちがいかに訴訟を乱用してきたかを明らかにしていきたい』」~岩上安身によるインタビュー第1079回 ゲスト れいわ新選組参院選候補者 水道橋博士、弁護士・衆議院議員 米山隆一氏 2022.6.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507411

※松井一郎・大阪市長から告訴された水道橋博士が、れいわ新選組から参院選出馬を表明!「スラップ訴訟という言葉の使い方も含めて、遊説しながら、もう空中戦ですね!」~5.26 れいわ新選組 山本太郎代表 街頭記者会見 2022.5.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/506297

■6月発行の「岩上安身のIWJ特報!」は3月3日収録の「ロシア軍侵攻で世界に衝撃! 東の『台湾有事』危機と西の『ウクライナ有事』危機が同時に迫る!(第4回)岩上安身によるインタビュー 第1069回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏」の後半をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行します! ぜひ、「まぐまぐ」からご登録ください!! バックナンバーの単独購入も可能です! サポート会員になればバックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員に登録を!!

 IWJではメルマガサイト「まぐまぐ」で、「岩上安身によるインタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて「岩上安身のIWJ特報!」として、毎月発行しています。

 6月と7月は、5月に引き続き、3月3日収録の「ロシア軍侵攻で世界に衝撃! 東の『台湾有事』危機と西の『ウクライナ有事』危機が同時に迫る!(第4回)岩上安身によるインタビュー 第1069回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏」の後半部分を発行いたします。

 6月は、そのうちの第561号(その4)から第563号(その6)までの3号を発行いたします。

 2021年の終わりからアメリカが煽りに煽った「ロシアのウクライナ侵攻」が現実になったのは、北京オリンピック終了直後の2022年2月24日でした。

 「平和の祭典」の余韻に浸る間もなく、戦闘で破壊された街、不安げに避難する大勢の市民、「国を守ろう!」とTシャツ姿で呼びかけて、時の人となったゼレンスキー大統領のメッセージなどを世界中のメディアが報じました。

 あれから4カ月。短期決戦で終わるのではないかと一部で予測されていた軍事衝突は、2022年6月下旬の今も終わっていません。

 米国を中心とした西側諸国は、ロシアへの経済制裁とウクライナへの武器供与を続けていますが、現場ではロシア語話者が多い東部に戦力を集中したロシア軍がじりじりと支配地域を拡大中です。ロシア軍はウクライナ東部2州のうちルハンシク州の完全掌握を目指して戦力を集中、6月25日に、ウクライナ軍は拠点としていた同州のセベロドネツクから撤退を余儀なくされました。

 英国のMI6で学び、外交官としてロシア、イラク、イラン、ウズベキスタンなど旧ソ連構成国に駐在した経験をお持ちの孫崎氏と、1989年から1994年まで6年にわたり、旧ソ連・東欧圏の歴史的大転換の現場に取材で入っていた岩上安身は、インタビューの中で、歴史、民族、文化、政治、宗教などが複雑に絡み合うロシアとウクライナの関係を解説していきました。

 バイデン米大統領は2022年3月1日、上下両院合同本会議で内政と外交の施政方針を示す一般教書演説を行い、その中で「ロシアの侵攻によって米国と西側の同盟国が強く結ばれ、プーチンは完全に孤立した」と事実上の勝利宣言を口にしました。

 さらに、「西側諸国の統一を長い時間をかけて準備した」と述べて、地政学的に重要なウクライナを西側に取り込むために長年にわたる綿密な計画と工作・介入があったことを示唆しています。

 岩上安身は、NATOはソ連崩壊の1991年から、すでにウクライナへの関与を始めていたことを振り返りました。

 各号の大まかな内容がわかるよう、以下に目次を掲載します。ぜひ、ご一読ください。

(第561号の目次)
・日本を含む西側では、決して可視化されないウクライナ東部ドンバスの実態。「8年前から人道支援物資を送り、この地域の人々を食べさせていたのはプーチン」との証言も!
・ウクライナの大誤算は「米軍が助けてくれる」と信じたこと! 実際には武器だけをどんどん送ってきて「お前らウクライナ人が戦え!」
・黒海で繰り返した米欧参加の軍事演習でウクライナを「その気」にさせておき、いざとなったら出てこない米国の狡猾さ!
・本田圭佑選手の慧眼! プーチン大統領の言う「解決のための窓口」とはウクライナのNATO不参加しか受け付けない窓口!

(第562号の目次)
・米国のシンクタンクが2017年、リバタリアニズムの立場から指摘していた「米国のウクライナ偽善」とは?
・ソ連崩壊直後から始まっていた! ウクライナをNATOに加盟させるため、あの手この手の関係づくり!

(第563号の目次)
・お笑い芸人だったゼレンスキー大統領のタニマチ!? 米国在住のオリガルヒ、コロモイスキー氏はネオナチ民兵組織「ドニプロ大隊」創設者!
・ウクライナ外しの「ノルドストリーム2」は許せない!? 稼働阻止のため、米国で猛烈な反ロシアキャンペーンを展開するロビイストたち
・バイデン大統領でさえ弱腰を見せたら叩かれる! 圧倒的な資金力でアメリカ政財界に喰い込んでいるウクライナ・ロビーの存在感!

 詳しくは、ぜひ「まぐまぐ」にご登録の上、「岩上安身のIWJ特報!」をご購読ください!

※「岩上安身のIWJ特報!」ご購読はこちらから(月額税込880円、初月無料)
https://www.mag2.com/m/0001334810
s
 IWJのサイトでは、サポート会員の方に「岩上安身のIWJ特報!」のバックナンバーを公開しています。サポート会員に登録すると岩上安身インタビューなどすべての記事を無制限で御覧いただけます。

※シリーズ:IWJ特報
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/series/iwj-dispatch

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 また、孫崎氏に行ったインタビューは、以下のURLから御覧いただけます。こちらもぜひあわせて御覧ください。

※「この国(日本)には考える場所がない」東の「台湾有事」危機と西の「ウクライナ危機」が同時に迫る!~岩上安身によるインタビュー 第1066回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏 2022.1.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/501593

※「米国の方が現状変更」!「東の『台湾有事』危機と西の『ウクライナ有事』危機が同時に迫る!(続編)」~岩上安身によるインタビュー 第1067回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏 2022.1.31
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/501693

※ウクライナ東部独立は悪? 東の「台湾有事」危機と西の「ウクライナ有事」危機が同時に迫る!(第3回)~岩上安身によるインタビュー 第1068回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏 2022.2.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/502334

※ロシア軍侵攻で世界に衝撃!東の『台湾有事』危機と西の『ウクライナ有事』危機が同時に迫る!(第4回)~岩上安身によるインタビュー 第1069回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏 2022.3.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503032

 また、2014年のユーロマイダンの騒乱と、ヤヌコビッチ政権の崩壊、ロシアによるクリミア編入とウクライナ東部の戦闘、停戦協定である「ミンスク合意」へと経過を辿ってきた一連のウクライナ危機については、以下の特集も、ぜひあわせて御覧ください。

※【特集】ウクライナ危機 2013年~2015年 ~ユーロ・マイダンクーデターからウクライナによるロシア語話者への迫害・殺戮まで~
https://iwj.co.jp/wj/open/ukraine

 また、岩上安身は、現在はウクライナ軍の一部で、極右ネオナチ組織の「アゾフ連隊」などの民兵組織について危機感を示している六辻彰二氏に、3回連続インタビューを行っています。こちらもぜひあわせて御覧ください。

※米国主導で大量の武器が送られるウクライナで育つ外国人戦闘員が戦後『白人テロ』拡大の危険を招く!~岩上安身によるインタビュー 第1070回 ゲスト 国際政治学者 六辻彰二氏 2022.3.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503870

※米国主導で大量の武器が送られるウクライナで育つ外国人戦闘員が戦後『白人テロ』拡大の危険を招く!第2弾~岩上安身によるインタビュー 第1071回 ゲスト 国際政治学者 六辻彰二氏 2022.3.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504186

※ブチャ市での民間人大量殺害事件を検証! 米国主導で大量の武器が送られるウクライナで育つ外国人戦闘員が戦後『白人テロ』拡大の危険を招く! 第3弾~岩上安身によるインタビュー 第1073回 ゲスト 国際政治学者 六辻彰二氏 2022.4.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504401

■【スタッフ募集・テキスト(赤反映担当)班】日刊IWJガイドや記事の執筆、編集業務を行っていただける方、特に深夜業務での作業を厭わない方は優遇し募集します。深夜に及んだ場合は、社用車での帰宅が可能です。時給は1300円から、能力・実績次第で昇給します。深夜業務は法にのっとった割り増し残業代を支払います。

 日刊IWJガイドや記事の執筆、編集などの作業のうち、主に日刊IWJガイド校了前の赤反映業務に携わってもらいます。パソコンのスキルが必要です。時に深夜まで及ぶことがありますが、社用車での帰宅、あるいは自宅への送りが可能です。

 雇用形態はアルバイトまたは契約社員で時給1300円からのスタートになります。能力と実績次第で昇給します。正社員登用の途もあります。在宅勤務や業務委託契約も相談に応じます。残業代、深夜残業代もきっちりお支払いします。

 入社ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jp までお送りください。

※スタッフ募集フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdiPIiSuiFyoVpF_HRNqdbKlIucA_Vdk6DEWqCq7mCQM6O1kw/viewform

■【スタッフ募集・テキスト(パワポ作成担当)班】書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要とされる「岩上安身によるインタビュー」のパワポ作成に責任をもってかかわっていただける方。時給は1500円です。

 テキスト班で「岩上安身によるインタビュー」のためのパワーポイント作成に責任をもって携わっていただける方を募集します。時給は1500円です。雇用形態はアルバイト又は契約社員からのスタートになります。正社員登用の途もあります。業務委託契約も相談に応じます。残業代、深夜残業代もきっちりお支払いします。

 パワポ作成には、書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要なため、基礎的な学力や広範な教養・知識力が必要です。優れた人員を募集します。

 入社ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jp までお送りください。

※スタッフ募集フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdiPIiSuiFyoVpF_HRNqdbKlIucA_Vdk6DEWqCq7mCQM6O1kw/viewform

 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、中村尚貴)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト【 https://iwj.co.jp/
公式ツイッターアカウント【 https://twitter.com/iwakami_staff