日刊IWJガイド・非会員版「昨年8月から始まったIWJの今期第12期も残り1ヶ月! 赤字転落とならないように、ぜひ、IWJの活動をご寄付・カンパでご支援ください!」2022.7.1号~No.3578号


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~<インタビュー報告>「ウクライナ侵攻に対し、ロシアへの『一億総糾弾』『総制裁』論に一石を投じる! 今必要なのは『平和を創る道』の探求! 岩上安身による元外務省情報局長・孫崎享氏インタビュー」を中継しました。

■本日は7月1日! 昨年8月から始まったIWJの今期第12期も残り1ヶ月となりました! 改めて経理とともにこれまでの収支を計算し直し、見通しを立て直したところ、期末の7月31日までに約950万円のご寄付が必要となることがわかりました。赤字転落とならないように、ぜひ、IWJの活動をご寄付・カンパでご支援ください!

■【中継番組表】

■共同通信世論調査で「岸田総理の下での憲法改正に『賛成』44.8%、『反対』44.7%と賛否が拮抗」!! 自、公、維、国民の改憲勢力4党が参院選で82議席を取れば、非改選とあわせて改憲発議に必要な3分の2議席に!! 衆院憲法審では、緊急事態条項の創設に前のめりな維新が「CM規制は必要ない」と主張!

■<本日のタイムリー再配信>本日午後7時から2022年1月10日収録「法の支配・立憲主義、緊急事態条項、そして9条加憲論を包括的に解説!! ~1.10学習会「緊急事態条項改憲論と9条『加憲』(自衛隊明記論)の何が問題か~その内容と危険性~」―講演:清水雅彦氏(日本体育大学スポーツマネジメント学部教授)」を再配信します!

■<IWJ取材報告>「『五体不満足』から24年。公共施設等のバリアフリー化は進み、セクシャルマイノリティの方々にも注目が集まるようになったが、幼稚園などでの障害児の受け入れ問題にはまるで進展が無い!」~6.28無所属 乙武洋匡 参議院東京選挙区候補街頭演説

■6月発行の「岩上安身のIWJ特報!」は3月3日収録の「ロシア軍侵攻で世界に衝撃! 東の『台湾有事』危機と西の『ウクライナ有事』危機が同時に迫る!(第4回)岩上安身によるインタビュー 第1069回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏」の後半をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行します! ぜひ、「まぐまぐ」からご登録ください!! バックナンバーの単独購入も可能です! サポート会員になればバックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員に登録を!!

■【スタッフ募集・テキスト(赤反映担当)班】日刊IWJガイドや記事の執筆、編集業務を行っていただける方、特に深夜業務での作業を厭わない方は優遇し募集します。深夜に及んだ場合は、社用車での帰宅が可能です。時給は1300円から、能力・実績次第で昇給します。深夜業務は法にのっとった割り増し残業代を支払います。

■【スタッフ募集・テキスト(パワポ作成担当)班】書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要とされる「岩上安身によるインタビュー」のパワポ作成に責任をもってかかわっていただける方。時給は1500円です。
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■はじめに~<インタビュー報告>「ウクライナ侵攻に対し、ロシアへの『一億総糾弾』『総制裁』論に一石を投じる! 今必要なのは『平和を創る道』の探求! 岩上安身による元外務省情報局長・孫崎享氏インタビュー」を中継しました。

 おはようございます。IWJ編集部です。

 6月30日、夜6時半から、岩上安身による元外務省情報局長の孫崎享氏インタビュー「ウクライナ侵攻に対し、ロシアへの『一億総糾弾』『総制裁』論に一石を投じる! 今必要なのは『平和を創る道』の探求!」を生中継でお送りしました。

 冒頭、ウクライナ紛争をめぐって、日本中がウクライナ=善、ロシア=悪で、一方的なロシア叩きに、政治もジャーナリズムも邁進している状況について、孫崎氏が「なんのために、どんな契機で、どういう効果があるか」など考えることもなく、「憲法を変えろ」、「防衛費増やせ」の合唱になってしまっていると嘆きました。

 孫崎氏は、メインストリームから外れた発言をすると報道されない、外されてしまう、社会もジャーナリズムも第2次大戦時の「大政翼賛テレビ」になってしまっていると指摘しました。岩上も、フリーランスのジャーナリストも、まるで戦時中の「従軍記者」と同じようになっている、これは「従属国の自滅の道だ」と嘆きました。

 孫崎氏は今月、『平和を創る道の探求 ウクライナ危機の「糾弾」「制裁」を超えて』をかもがわ出版から出されました。ウクライナ紛争、新しい世界秩序の形成、そして台湾有事と、日本の外交・安全保障のあるべき姿を問い、「平和を創る」ことを提言されています。インタビューは、孫崎氏の著作に沿って進められました。

 IWJ会員限定で、孫崎享さん新刊、直筆サイン入りの『平和を創る道の探求』をIWJ書店で販売しています。この機会にぜひお求めください。非会員の方は、この機会にぜひ会員になられて、ご購入をご検討ください。

 下記のURLから会員登録いただけます。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※【新入荷!!】【孫崎享さんサイン入り】「平和を創る道の探求」
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=467

 孫崎氏は1966年に外務省へ入省され、イギリス陸軍学校、ロンドン大学を経て、モスクワ大学で研修、在ソビエト連邦大使館に5年間お勤めになりました。孫崎氏は、モスクワ時代の5年間が自分のバックボーンを形成する上で大きかった、と述べました。

孫崎氏「ソ連時代の最も横暴な政治体制の中で、権力に反対すればシベリア送り、つまり死が待っている。それでも、ソルジェニーツィンらの反体制派が立ち上がっている。

 一般の人たちは立ち上がる力はないけれども、立ち上がった人たちを応援するんですね。

 私はそんな勇気はないけど、政権に立てついて立ち上がった人々はすごいから、支援していこうという社会なんですね。

 立ち上がった人たちはすぐに成果を上げるわけではなくて、個々人は潰されて消えていくんだけど、それが次の世代につながっていくんですね。そこがすごいところです。自分は捨て石になって次の世代に残していく。

 我々国民のために自分が捨て石になって、理念を貫くとか、間違ったことを間違っていると言い続ける。今の日本にはそれがない。世界で一番日本が弱いと思います。そのためには死んでも良い。そういう人がいなければ、どんど落ちていくんですよね。

 どこかで頑張る人たちが、必要になるんですよ」。

 日本には、頑張っている人たちを支援する社会がない、というのは大変残念なことです。参議院選挙投票まであと10日ですが、ほんとうに頑張っている人を国会に送ることができるでしょうか。

 孫崎氏は、宮沢賢治の『雨ニモマケズ』の一節「北にケンクヮヤソショウガアレバ ツマラナイカラヤメロトイヒ」を引き、今、「ヤメロ」と進言をする人がほとんどいないことが最大の問題だと述べました。喧嘩をしている2人がいればまず「ヤメロ」といって、それぞれの言い分を平等に聞くべきだといいます。孫崎氏は、侵攻が始まる前のプーチン大統領の演説をちゃんと読んだ人はいるのだろうか、と問いました。

孫崎氏「たとえばG20で、(議長国の)インドネシアの大統領は、プーチンはG20のメンバーだから呼びます、しかし、あわせてゼレンスキーも呼びます、とこう言っています。

 だから、今、(ゼレンスキー大統領だけを国会に呼ぶ)日本は民主主義を失ってきているんですよ。

 多くの日本人はインドネシアなんか民主主義的ではないと思っているかもしれないけれど」

岩上「発展途上国だろう、と見下したようなね」

孫崎氏「でも、違った意見を聞いて議論するというのは、民主主義の根幹ですよ。その民主主義の根幹を日本は忘れてしまったし、(宮沢賢治の言葉にあるような)日本人の心と離れてしまった。それが今の日本だと思います」。

 岩上は、紛争は2022年2月24日に突然始まったのではなく、8年前からずっと続いているのだ、と述べました。

岩上「いきなりデッカいの(ロシア)が殴りかかった、っていう話じゃないんですよね。殴ってるやつを制裁しようっていっても、いやいやさっきから小さい方(ウクライナ)がずっと挑発していたよ、と。ずっと子分を虐めていたぞ、と。

 8年間、ウクライナ国内にいるロシア語話者に対する弾圧や迫害を(ウクライナ政府は)してきたわけです。

 そんなことは見たことも聞いたこともないね、とか言っていたら話にならないですよね」。

 ウクライナ紛争に関して、30年前のソ連崩壊からみれば、「NATOの不拡大」と引き換えのソ連邦の自由化と解体のプロセスが視野に入ってきます。さらにその以前から見れば、ソ連邦の中でほとんど一体としてあるウクライナとロシアの姿が見えてきます。

 孫崎氏は、『日刊ゲンダイ』に6月24日、寄稿した記事について述べました。

孫崎氏「先週、『日刊ゲンダイ』に、ゼレンスキー大統領は、最悪の大統領になるんじゃないかって書いたんですよ。

 なぜかというと、どこかの国の大統領であったら、何が一番大事かって言ったら、その国の国民の命を守ることでしょう。そしてその国民が平穏な生活をできること、それが一番大切なことでしょう。

 600万人以上の国民が国外に逃亡、食事も仕事もままならない。住むところもない。

 東部の戦線では、1日あたり100人以上の兵士が死んでいる。これはベトナム戦争が一番厳しかった時のアメリカ軍の死者数と同じ水準です。

 そして、GDPは40%以上ダウン。

 大統領としてはまずは、これを止めることが重要でしょう。どうしたら止まるか、それはもう簡単なんです。

 ひとつはNATOの拡大をしないこと、もうひとつは東部に自決権を与えること。この2つでいいんです。

 NATOの不拡大はアメリカが約束したことですし、東部の自決権は国連憲章にもかなっています」。

 孫崎氏は、ロシアの侵攻が始まる前からずっと「ひとつはNATOの拡大をしないこと、もうひとつは東部に自決権を与えること」で、ウクライナ危機は終わるのだと述べていました。

※ゼレンスキーはウクライナ国民にとって最悪の大統領になるのか(日刊ゲンダイ、2022年6月24日)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/307210

 孫崎氏は東部の自決権について、それは「力による現状変更だから許されない」といえるのか、と問いました。

孫崎氏「安倍(晋三元総理)は、よく『力による現状変更は許されない』と言ってますが、じゃあ、2000年ぐらいから国際政治はそう動いてきましたか、と。

 アフガニスタン、イラク、シリア、リビア、レバノン。そして非常に参考になるのがコソボです。コソボは旧ユーゴスラビアから独立するわけですが、セルビアの一部になっていたので、力関係でできない状況になっていました。

 それで、西側(NATO)が何をしたか」

岩上「セルビア全土空爆」

孫崎氏「ベオグラード(セルビアの首都)を空爆することによって、独立させたわけです。だから、軍事力で現状を変えるっていうことは、NATO諸国がやったことなんですね」。

 孫崎氏は、そうした歴史を日本人のほとんどが勉強していないと嘆きました。

 このあと、ウクライナ議会がロシアの音楽と文学を禁止する法案を6月19日に可決した件が話題に上がりました。孫崎氏は、今、ウクライナでは、ものすごい事態が進んでいる、と述べました。

 日本ではほとんど知られていませんが、ウクライナでは、単にロシアの音楽と文学を禁止するだけではなく、絵画や文学など幅広い分野において、ウクライナ人の作家であっても、ソ連時代に活躍した作家は排除されていると、孫崎氏は指摘しました。

 つまり、ウクライナから「ロシア的なもの、ソ連的なもの(たとえウクライナ人であっても)」をすべて排除しようという動きが進んでいるのです。岩上も「まるで、文革か、クメール・ルージュか。これが自由で民主的な国、といえるのか」と驚きを表しました。

 孫崎氏は、戦争をするということが極めて以上なことだということが見失われつつあるのではないかと問いました。

孫崎氏「人殺しでしょう、結局、戦争っていうのは。悪でしょう。

 戦争するっていうことは極めて異常なことなんですよね。でその異常、戦争してるのが異常だという声がないということが異常なんですよ。

 1904年、トルストイが日露戦争になった時、『狂った日本とロシアが戦争を始めた』と言っていて。

 『知識人が先頭に立って、人々を誘導している。知識人は戦争の危険を冒さず(自分が戦争に行くことはないので)、他人を先導することにのめり込んで、愚かな兄弟同胞を戦争に送り込んでるいる』と言ったんですね」。

 戦争を誘導した知識人とは、今日の日本で言えば「政治家、テレビのコメンテーター」などです。今、日本もトルストイが危惧した状況に向かっているのではないでしょうか。

孫崎氏「戦争は人殺しのゲームなんです。この人殺しをやるだけの価値があるのかどうか、ということを考えると、人の命を絶つまでやらなきゃならないことっていうのは、ほとんどないんですね。

 特に今回のウクライナ紛争っていうのは、解決の道があるんです。その解決の道を避けているのが、安全保障の専門家と政治家とTVコメンテーターですよ」。

 この後会員限定部分で、インタビューは、米国連邦議会襲撃事件で窮地に立つトランプと米国内の不穏な状況、外交のあるべき姿、孫崎氏の座右の銘ともいえるキッシンジャー著『核兵器時代の外交の在り様』の解説、NATOの東方拡大の実際、そして朝日新聞によるゴルバチョフインタビュー記事の悪質な誤引用、詭弁などに話が及びました。

 ぜひ、IWJの会員となって、全編を御覧ください。

 孫崎享氏は、岩上安身によるインタビューにたびたびご登場くださっています。2021年のインタビューを以下にご紹介します。

※バイデン新政権始動! 強硬な対中国政策と「同盟再強化」は東アジアでの戦争発火へつながるのか? そのとき日本はもはや傍観できない~岩上安身によるインタビュー 第1028回 ゲスト 元外務省情報局長・孫崎享氏 連続インタビュー第1回 2021.2.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/488564

※バイデン新政権始動! 強硬な対中国政策と「同盟再強化」は東アジアでの戦争発火へつながるのか?~岩上安身によるインタビュー 第1030回 ゲスト 元外務省情報局長 孫崎享氏 連続インタビュー第2回 2021.2.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/488829

※バイデン新政権始動! 強硬な対中国政策と「同盟再強化」は東アジアでの戦争発火へつながるのか?~岩上安身によるインタビュー 第1032回 ゲスト 元外務省情報局長 孫崎享氏 連続インタビュー第3回 2021.3.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/489590

※アフガニスタンから敗走した米軍! 米国は中国との覇権をかけた戦いのために東アジアへ!!~岩上安身によるインタビュー第1051回 ゲスト『アメリカは中国に負ける-日本はどう生きるか』著者 元外務省国際情報局長・孫崎享氏 2021.9.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496079

 2022年のインタビューについては、『IWJ特報』でもお読みになれます。ぜひご参照ください。

■本日は7月1日! 昨年8月から始まったIWJの今期第12期も残り1ヶ月となりました! 改めて経理とともにこれまでの収支を計算し直し、見通しを立て直したところ、期末の7月31日までに約950万円のご寄付が必要となることがわかりました。赤字転落とならないように、ぜひ、IWJの活動をご寄付・カンパでご支援ください!

 おはようございます。IWJ代表の岩上安身です。

 2022年も、IWJは経済的にピンチです! 7月31日には第12期の終わりを迎えます。第13期をIWJが迎えられるように、皆さまへ重ねてお願い申し上げます。

 IWJはかねてより、活動費の半分を会員の皆さまからの会費で、もう半分を皆さまからのご寄付・カンパによって支えられて活動しています。

 本日から7月に入り、昨年8月から始まったIWJの今期第12期の最後の1カ月となりました。

 6月は30日時点での暫定の集計で、30日間のご寄付・カンパが月間の目標額400万円に達することができました。ご支援くださった皆さま、本当にありがとうございます。

 しかしながら、先日、改めて経理とともにこれまでの収支を計算し、検証し直し、見通しを立て直したところ、期末の7月31日までに約950万円のご寄付が必要となることがわかりました。

 12期は、経費を前年度比で約30%程度削減してきましたが、会費は前年度比で約20%減少してしまいました。皆さまのご助力、ご支援が、IWJの存続のために必要です! もし仮にご寄付がまったく集まらなかったとしたら、IWJは今期約1千万円の赤字となってしまいます。

 今期末までの残り1カ月で、この赤字を削って、不足分をゼロにし、次の期につなげられるように、どうか皆さまのお力で、ご支援ください!

 IWJの会員数は現在3177人です。そのうちサポート会員は1099人です(2022年5月31日現在)。本当に心苦しいお願いではありますが、会員の皆さま全員が2991円ずつカンパしてくださるか、サポート会員の皆さまが全員1人8645円ずつカンパしてくださったならば、なんとかこの赤字は埋められます!

 伏してお願いいたします! どうか皆さまのお力で、この窮状をお助け願います!

 すでにお伝えしている通り、私、岩上安身は、キャッシュフローが足りなかったIWJに対して1093万円を貸し込んでおり、まだ1円も返済されていません。個人が1000万円を超えるお金を会社に貸す、というのは大変なことです。この第11期と第12期は、会社から報酬も受けとっていません。前期に続き、今期もただ働きが続いています。私は富裕層でもなんでもなく、40年間働いてきて乏しい貯えがわずかにあるだけの、もともとは一介のフリーランス、自営業者に過ぎません。

 これ以上は、私、岩上安身個人の力だけではいかんともしがたい状況です。私1人の力や、無報酬のため細る一方の私の貯えでは、金額不足分を穴埋めすることはできません! 2期連続で、会社から1円も報酬を受けとらずにただ働きを続けるということは、個人として、経済的、物理的、精神的にも、きわめて厳しいものがあります!

 どうか会員の皆さまのお力で、IWJをお支えください!

 伏してお願いいたします! どうか皆さまのお力で、この窮状をお助け願います!

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
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 皆さまにおかれましても、消費税増税に加えてコロナ禍での経済的な打撃、そしてこのところの物価のインフレに悩まされていることとお察しいたします。我々のさらなる支出削減の努力が必要なことは、言うまでもありませんが、IWJを支えてくださる市民の皆さまのご支援、ご協力が、どうしても必要です。

 また、会員の数が足りないと、IWJは活動していけなくなってしまいます。市民の皆さま、お一人お一人が会員となっていただくことで、IWJは支えられ、政治権力におもねり、広告スポンサーに牛耳られている記者クラブメディアとは一線を画した、権力に不都合であっても真実を追求し、権力の監視を行う「ウォッチドッグ」の役割を果たし続けてまいります。

 ウクライナ紛争が勃発してからの約4カ月間、IWJは徹底的に「まとも」な公正中立な報道に徹してきたところ、米国のプロパガンダ機関と化したほぼすべての新聞、雑誌、テレビ、そしてネットの大勢とも違う「スタンス」を取り続ける結果となりました。

 その間の我々の報道を、他の米国のプロパガンダの走狗のような「報道」と比較していただければ、我々が独立メディアとしての使命をいかに果たしてきたか、ご理解いただけると存じます。

 ぜひとも、サポート会員様におかれましては会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましてはサポート会員へ、無料会員の皆さまにおかれましてはサポート会員もしくは一般会員へのアップグレードをぜひともお願いいたします。

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 既存の大手新聞、テレビなどの御用マスメディアは、日本政府と同様、米国追従を続けていますから、それらに頼っていては、こうした現実は、まったく見えてきません。現実には記者クラブメディアは国民の目を真実からそらせるような情報操作ばかり行い続けています!

 IWJは、国民をないがしろにして戦争準備を進める政府と、そのプロパガンダ機械と成り果てたマスメディアに対して、これでいいのか! と声を上げ続けていきます!

 こうしたことがIWJに可能なのは、市民の皆さまに直接、支えられているからです。特定のスポンサーに頼らずとも、活動することができる独立メディアだからです! 何者にも縛られず、権力に忖度せずに、真実をお伝えしてゆくことができるのは、市民の皆さまのご支援のおかげなのです!

 非会員の方はまず、一般会員になっていただき、さらに一般会員の皆さまには、サポート会員になっていただけるよう、ぜひご検討いただきたいと存じます!

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 マスメディアが報じない事実と真実を報道し、売国的な権力への批判を続け、主権者である日本国民が声をあげ続けることができるようにすることが、今、絶対に必要なことであり、それが我々IWJの使命であると自負しています。

 7月10日投開票の参院選も始まりました。主権を外国に売り渡すがごとき、売国的な改憲勢力は、改憲による緊急事態条項の憲法への導入を狙っています。この緊急事態条項は、国民主権と議会制民主主義を根こそぎ奪うものです。その先には、終わりのないファシズムと、国民の声に一切耳を貸さない、問答無用の戦争が待ち受けています。今年は、本当に日本の分水嶺の年となります!

 決して負けられないこの戦いに、私は、IWJのスタッフを率いて全力で立ち向かいたいと腹をくくっています! 皆さまにはぜひ、ご支援いただきたくIWJの存続のために、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。

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店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

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※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

岩上安身拝


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◆中継番組表◆

**2022.7.1 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch7】13:00~「日本共産党 山添拓 参議院東京選挙区公認候補 街頭演説会」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch7

 日本共産党による街頭演説会を中継します。これまでIWJが報じてきた日本共産党関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%85%B1%E7%94%A3%E5%85%9A
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【IWJ・エリアCh1・大阪】13:00~「石川博崇 参議院大阪選挙区公認候補 街頭演説会 ―応援弁士:山口那津男党代表」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach1

 公明党による街頭演説会を中継します。これまでIWJが報じてきた参議院選挙関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%8f%82%e8%ad%b0%e9%99%a2%e9%81%b8%e6%8c%99
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【IWJ・エリアCh5・東京】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach5

 「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee
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【タイムリー再配信 1062・IWJ_YouTube Live】19:00~「法の支配・立憲主義、緊急事態条項、そして9条加憲論を包括的に解説!!~1.10学習会『緊急事態条項改憲論と9条「加憲」(自衛隊明記論)の何が問題か~その内容と危険性~』―講演:清水雅彦氏(日本体育大学スポーツマネジメント学部教授)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 1月10日に収録した「市民連合@国分寺」、「国分寺9条の会」共催の学習会を再配信します。これまでIWJが報じてきた緊急事態条項関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%b7%8a%e6%80%a5%e4%ba%8b%e6%85%8b%e6%9d%a1%e9%a0%85

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/500940

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◆中継番組表◆

**2022.7.2 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh1・京都】16:00~「立憲民主党 福山哲郎 参議院京都選挙区公認候補×辻元清美 参議院全国比例公認候補 街頭演説会 ―応援弁士:枝野幸男衆議院議員、蓮舫参議院議員」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach1

 立憲民主党 による街頭演説会を中継します。これまでIWJが報じてきた立憲民主党関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E7%AB%8B%E6%86%B2%E6%B0%91%E4%B8%BB%E5%85%9A
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【タイムリー再配信 1063・IWJ_YouTube Live】19:00~「コロナ禍を口実に改憲による緊急事態条項の導入は不要!(続編)日本海溝巨大地震で原発リスクは想定せず!? ~岩上安身によるインタビュー第1063回 ゲスト 弁護士 永井幸寿氏(1)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2021年12月に収録した岩上安身による弁護士 永井幸寿氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた永井幸寿氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%B0%B8%E4%BA%95%E5%B9%B8%E5%AF%BF

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/500470

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

「大阪府選挙区1万3000箇所のポスターをボランティアの皆さまが2日間で貼り終えた!そのポスターが切り付けられるほど注目されている!」~6.28 参院選2022 れいわ新選組 街宣 ―弁士:山本太郎 東京都選挙区公認候補、八幡愛 大阪府選挙区公認候補
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507800

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■共同通信世論調査で「岸田総理の下での憲法改正に『賛成』44.8%、『反対』44.7%と賛否が拮抗」!! 自、公、維、国民の改憲勢力4党が参院選で82議席を取れば、非改選とあわせて改憲発議に必要な3分の2議席に!! 衆院憲法審では、緊急事態条項の創設に前のめりな維新が「CM規制は必要ない」と主張!

 共同通信は6月28日、26日から28日まで行った、参院選の有権者動向を探るための全国電話世論調査(第2回トレンド調査)の結果、「比例代表の投票先」では、「18、19日の前回調査より」、自民党、立憲民主党、公明党がポイントを増やし、日本維新の会がポイント減となった結果、前回3位の立憲が2位に、前回2位の維新が3位に変わったと報じました。

 ただし、この記事は「『まだ決めていない』が34.0%あり、投開票日に向けて情勢が変化する可能性がある」と報じています。

 しかし、この記事で注目すべきは、「岸田文雄首相の下での憲法改正に『賛成』44.8%、『反対』44.7%と賛否が拮抗した」という点です。

※比例で自民28%、立民8% 岸田政権下の改憲賛否拮抗(共同通信、2022年6月28日)
https://nordot.app/914424007762509824?c=39546741839462401

 昨年成立した改正国民投票法(2021年9月18日施行)は、附則第4条で「国は、この法律の施行後3年を目途に、次に掲げる事項について検討を加え、必要な法制上の措置その他の措置を講ずるものとする」として、投票環境の整備と共に、「公平及び公正を確保するため」に必要な事項として、CM規制や国民投票運動の資金の規制をあげています。

※日本国憲法の改正手続に関する法律の一部改正(令和3年6月18日法律第76号 令和3年9月18日から施行)(新日本法規)
https://www.sn-hoki.co.jp/article/pickup_hourei/pickup_hourei1586242/

 ところが先の通常国会では、ほぼ毎週、衆議院で憲法審査会が開かれたにもかかわらず、CM規制や国民投票運動資金規制については、具体的な進展がみられませんでした。

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■<本日のタイムリー再配信>本日午後7時から2022年1月10日収録「法の支配・立憲主義、緊急事態条項、そして9条加憲論を包括的に解説!! ~1.10学習会「緊急事態条項改憲論と9条『加憲』(自衛隊明記論)の何が問題か~その内容と危険性~」―講演:清水雅彦氏(日本体育大学スポーツマネジメント学部教授)」を再配信します!

 22日公示の参院選は、10日の投開票まで折り返しを過ぎて、後半戦に入りました。

 上述ように、自民、公明、維新、国民民主などの改憲勢力が、改憲発議に必要な3分の2以上の議席を獲得するかどうかは、重要な争点の一つといえます。

 そこで本日午後7時から、今年1月10日に東京・国分寺で収録した、市民連合@国分寺、国分寺9条の会による学習会「緊急事態条項改憲論と9条『加憲』(自衛隊明記論)の何が問題か~その内容と危険性~」を再配信します。

 冒頭、弁護士であり、市民連合共同代表でもある弁護士の梓澤和幸氏が、「学ぶ、ということは、真実を胸に刻むということでもある。この学習会から、何か一つ希望を、お一人お一人が掴む機会にできればと思う」と挨拶をしました。

 続いて、梓澤弁護士が「行動する憲法学者、批判精神と反骨に満ちた研究者」と評する日本体育大学スポーツマネジメント学部・清水雅彦教授の講演となりました。

 清水教授は講演で、憲法の基礎である「法の支配・立憲主義とは何か?」という問いから説き起こし、緊急事態条項改憲論、9条「加憲」論のそれぞれの内容と問題点を指摘しました。

 さらに、市民連合の運動とこの間の選挙を振り返り、参議院選挙と今後の運動方針について語りました。

 詳しくは、ぜひ本日午後7時からの再配信をご視聴ください。

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【タイムリー再配信 1062・IWJ_YouTube Live】19:00~
法の支配・立憲主義、緊急事態条項、そして9条加憲論を包括的に解説!!~1.10学習会「緊急事態条項改憲論と9条『加憲』(自衛隊明記論)の何が問題か~その内容と危険性~」―講演:清水雅彦氏(日本体育大学スポーツマネジメント学部教授)
視聴URL https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

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■<IWJ取材報告>「『五体不満足』から24年。公共施設等のバリアフリー化は進み、セクシャルマイノリティの方々にも注目が集まるようになったが、幼稚園などでの障害児の受け入れ問題にはまるで進展が無い!」~6.28無所属 乙武洋匡 参議院東京選挙区候補街頭演説

 6月28日午後6時より、東京・新橋駅SL広場にて、第26回参議院議員通常選挙に東京選挙区候補として無所属で出馬した乙武洋匡氏の街頭演説が開催されました。

 乙武氏は、5月20日に立候補を表明しました。東京選挙区は改選定数6です。

 自民党は、現職の朝日健太郎氏と、新人で俳優(おニャン子クラブの元メンバー)の生稲晃子氏を擁立しています。公明党現職・竹谷とし子氏、立憲民主党現職・蓮舫氏、立憲民主党の前衆議院議員・松尾明宏氏、共産党現職・山添拓議員らが立候補しています。その他、ファーストの会から荒木千陽(ちはる)氏、れいわ新選組からは山本太郎氏が立候補と、有力者が揃いました。その他、日本維新の会新人海老沢由紀氏が出馬、大混戦となっています。

 乙武氏は、「与党と野党をつなぎ政策を実現する」として、5つの「あきらめない」を政策の柱として掲げています。

 「『育てる』をあきらめない、『福祉』をあきらめない、『経済』をあきらめない、『東京』をあきらめない、そして『多様性』をあきらめない」。

 そして、あきらめないための行動として、以下の3つを行うとしています。

1. 誰よりも当事者の話を聞き、政策に活かす
2. 発信に力を入れ、政治家の世界をわかりやすく伝える
3. 無所属議員として、あらゆる政治家と連携する

※乙武ひろただ 五体不満足、国会へ。(オフィシャルウェブサイト)
https://ototake.com/

 乙武氏の演説後に行われた質疑応答で、IWJ記者は2つの質問をしました。

 IWJ記者は、まず、乙武氏が著書『五体不満足』を出版した1998年当時の日本と、それから24年が経過した今現在の日本社会を比べて、良くなった点、そして悪くなった点について聞きました。

 乙武氏は、「多くの公共施設にエレベーターや多目的トイレが設けられ」、この間、「物理的なバリアフリー化は格段に進んだ」と述べました。しかし、その一方で、障害をもった子どもの幼稚園受け入れなどについては、乙武氏が40年前に大変な苦労を経験した時の状況とまったく変わっておらず「本当に悔しいし、絶望している」と厳しい口調となりました。

 また、「見てわかりやすい、明らかに違いがある障害者だけでなく、例えば、精神障害者や発達障害、例えば、LGBTQなどのセクシャルマイノリティなど、見てわかりづらい違いをもった方々に対して、注目が集まるようになった」点も評価しました。

 IWJ記者は続けて、「憲法改正」についての見解を求めました。

 乙武氏は、「私は護憲派でも改憲派でもありません。どちらかと言うと、今変える必要があるのかどうか、今行う必要性はあるのか? 必要があるのであれば変えればいい、というニュートラルなスタンス」であると説明しつつも、「同性婚の問題」を考える上で、憲法24条の改正については関心があると述べました。

※同性婚認めないのは憲法に違反しない 訴え退ける 大阪地裁(NHK、2022年6月20日)
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220620/2000062511.html

 詳しくは、ぜひ全編動画を御覧ください。

※「『五体不満足』から24年。公共施設等のバリアフリー化は進み、セクシャルマイノリティの方々にも注目が集まるようになったが、幼稚園などでの障害児の受け入れ問題にはまるで進展が無い!」~6.28無所属 乙武洋匡 参議院東京選挙区候補街頭演説
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507803

■6月発行の「岩上安身のIWJ特報!」は3月3日収録の「ロシア軍侵攻で世界に衝撃! 東の『台湾有事』危機と西の『ウクライナ有事』危機が同時に迫る!(第4回)岩上安身によるインタビュー 第1069回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏」の後半をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行します! ぜひ、「まぐまぐ」からご登録ください!! バックナンバーの単独購入も可能です! サポート会員になればバックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員に登録を!!

 IWJではメルマガサイト「まぐまぐ」で、「岩上安身によるインタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて「岩上安身のIWJ特報!」として、毎月発行しています。

 6月と7月は、5月に引き続き、3月3日収録の「ロシア軍侵攻で世界に衝撃! 東の『台湾有事』危機と西の『ウクライナ有事』危機が同時に迫る!(第4回)岩上安身によるインタビュー 第1069回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏」の後半部分を発行いたします。

 6月は、そのうちの第561号(その4)から第563号(その6)までの3号を発行いたします。

 2021年の終わりからアメリカが煽りに煽った「ロシアのウクライナ侵攻」が現実になったのは、北京オリンピック終了直後の2022年2月24日でした。

 「平和の祭典」の余韻に浸る間もなく、戦闘で破壊された街、不安げに避難する大勢の市民、「国を守ろう!」とTシャツ姿で呼びかけて、時の人となったゼレンスキー大統領のメッセージなどを世界中のメディアが報じました。

 あれから4カ月。短期決戦で終わるのではないかと一部で予測されていた軍事衝突は、2022年6月下旬の今も終わっていません。

 米国を中心とした西側諸国は、ロシアへの経済制裁とウクライナへの武器供与を続けていますが、現場ではロシア語話者が多い東部に戦力を集中したロシア軍がじりじりと支配地域を拡大中です。ロシア軍はウクライナ東部2州のうちルハンシク州の完全掌握を目指して戦力を集中、6月25日に、ウクライナ軍は拠点としていた同州のセベロドネツクから撤退を余儀なくされました。

 英国のMI6で学び、外交官としてロシア、イラク、イラン、ウズベキスタンなど旧ソ連構成国に駐在した経験をお持ちの孫崎氏と、1989年から1994年まで6年にわたり、旧ソ連・東欧圏の歴史的大転換の現場に取材で入っていた岩上安身は、インタビューの中で、歴史、民族、文化、政治、宗教などが複雑に絡み合うロシアとウクライナの関係を解説していきました。

 バイデン米大統領は2022年3月1日、上下両院合同本会議で内政と外交の施政方針を示す一般教書演説を行い、その中で「ロシアの侵攻によって米国と西側の同盟国が強く結ばれ、プーチンは完全に孤立した」と事実上の勝利宣言を口にしました。

 さらに、「西側諸国の統一を長い時間をかけて準備した」と述べて、地政学的に重要なウクライナを西側に取り込むために長年にわたる綿密な計画と工作・介入があったことを示唆しています。

 岩上安身は、NATOはソ連崩壊の1991年から、すでにウクライナへの関与を始めていたことを振り返りました。

 各号の大まかな内容がわかるよう、以下に目次を掲載します。ぜひ、ご一読ください。

(第561号の目次)
・日本を含む西側では、決して可視化されないウクライナ東部ドンバスの実態。「8年前から人道支援物資を送り、この地域の人々を食べさせていたのはプーチン」との証言も!
・ウクライナの大誤算は「米軍が助けてくれる」と信じたこと! 実際には武器だけをどんどん送ってきて「お前らウクライナ人が戦え!」
・黒海で繰り返した米欧参加の軍事演習でウクライナを「その気」にさせておき、いざとなったら出てこない米国の狡猾さ!
・本田圭佑選手の慧眼! プーチン大統領の言う「解決のための窓口」とはウクライナのNATO不参加しか受け付けない窓口!

(第562号の目次)
・米国のシンクタンクが2017年、リバタリアニズムの立場から指摘していた「米国のウクライナ偽善」とは?
・ソ連崩壊直後から始まっていた! ウクライナをNATOに加盟させるため、あの手この手の関係づくり!

(第563号の目次)
・お笑い芸人だったゼレンスキー大統領のタニマチ!? 米国在住のオリガルヒ、コロモイスキー氏はネオナチ民兵組織「ドニプロ大隊」創設者!
・ウクライナ外しの「ノルドストリーム2」は許せない!? 稼働阻止のため、米国で猛烈な反ロシアキャンペーンを展開するロビイストたち
・バイデン大統領でさえ弱腰を見せたら叩かれる! 圧倒的な資金力でアメリカ政財界に喰い込んでいるウクライナ・ロビーの存在感!

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※シリーズ:IWJ特報
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 また、孫崎氏に行ったインタビューは、以下のURLから御覧いただけます。こちらもぜひあわせて御覧ください。

※「この国(日本)には考える場所がない」東の「台湾有事」危機と西の「ウクライナ危機」が同時に迫る!~岩上安身によるインタビュー 第1066回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏 2022.1.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/501593

※「米国の方が現状変更」!「東の『台湾有事』危機と西の『ウクライナ有事』危機が同時に迫る!(続編)」~岩上安身によるインタビュー 第1067回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏 2022.1.31
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/501693

※ウクライナ東部独立は悪? 東の「台湾有事」危機と西の「ウクライナ有事」危機が同時に迫る!(第3回)~岩上安身によるインタビュー 第1068回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏 2022.2.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/502334

※ロシア軍侵攻で世界に衝撃!東の『台湾有事』危機と西の『ウクライナ有事』危機が同時に迫る!(第4回)~岩上安身によるインタビュー 第1069回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏 2022.3.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503032

 また、2014年のユーロマイダンの騒乱と、ヤヌコビッチ政権の崩壊、ロシアによるクリミア編入とウクライナ東部の戦闘、停戦協定である「ミンスク合意」へと経過を辿ってきた一連のウクライナ危機については、以下の特集も、ぜひあわせて御覧ください。

※【特集】ウクライナ危機 2013年~2015年 ~ユーロ・マイダンクーデターからウクライナによるロシア語話者への迫害・殺戮まで~
https://iwj.co.jp/wj/open/ukraine

 また、岩上安身は、現在はウクライナ軍の一部で、極右ネオナチ組織の「アゾフ連隊」などの民兵組織について危機感を示している六辻彰二氏に、3回連続インタビューを行っています。こちらもぜひあわせて御覧ください。

※米国主導で大量の武器が送られるウクライナで育つ外国人戦闘員が戦後『白人テロ』拡大の危険を招く!~岩上安身によるインタビュー 第1070回 ゲスト 国際政治学者 六辻彰二氏 2022.3.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503870

※米国主導で大量の武器が送られるウクライナで育つ外国人戦闘員が戦後『白人テロ』拡大の危険を招く!第2弾~岩上安身によるインタビュー 第1071回 ゲスト 国際政治学者 六辻彰二氏 2022.3.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504186

※ブチャ市での民間人大量殺害事件を検証! 米国主導で大量の武器が送られるウクライナで育つ外国人戦闘員が戦後『白人テロ』拡大の危険を招く! 第3弾~岩上安身によるインタビュー 第1073回 ゲスト 国際政治学者 六辻彰二氏 2022.4.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504401

■【スタッフ募集・テキスト(赤反映担当)班】日刊IWJガイドや記事の執筆、編集業務を行っていただける方、特に深夜業務での作業を厭わない方は優遇し募集します。深夜に及んだ場合は、社用車での帰宅が可能です。時給は1300円から、能力・実績次第で昇給します。深夜業務は法にのっとった割り増し残業代を支払います。

 日刊IWJガイドや記事の執筆、編集などの作業のうち、主に日刊IWJガイド校了前の赤反映業務に携わってもらいます。パソコンのスキルが必要です。時に深夜まで及ぶことがありますが、社用車での帰宅、あるいは自宅への送りが可能です。

 雇用形態はアルバイトまたは契約社員で時給1300円からのスタートになります。能力と実績次第で昇給します。正社員登用の途もあります。在宅勤務や業務委託契約も相談に応じます。残業代、深夜残業代もきっちりお支払いします。

 入社ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jp までお送りください。

※スタッフ募集フォーム
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■【スタッフ募集・テキスト(パワポ作成担当)班】書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要とされる「岩上安身によるインタビュー」のパワポ作成に責任をもってかかわっていただける方。時給は1500円です。

 テキスト班で「岩上安身によるインタビュー」のためのパワーポイント作成に責任をもって携わっていただける方を募集します。時給は1500円です。雇用形態はアルバイト又は契約社員からのスタートになります。正社員登用の途もあります。業務委託契約も相談に応じます。残業代、深夜残業代もきっちりお支払いします。

 パワポ作成には、書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要なため、基礎的な学力や広範な教養・知識力が必要です。優れた人員を募集します。

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

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IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、浜本信貴、城石裕幸、中村尚貴)

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