特集 百人百話
9歳の息子をもつシングルマザー。中学卒業後、様々な職業を経験し、離婚後も自分の収入だけで暮らしている。新聞やテレビの情報を信じ、「安全」を言う両親とは喧嘩が絶えない。カウンセラーの資格を活かし、仮設住宅を回っては、精神的にギリギリの人たちの話に耳を傾け、子どもたちにはおもちゃを配って歩いた。震災を機に価値観がかわった。モノがなくても、息子とごく普通の生活ができれば良いと思うようになった。いまは秋田への避難を計画している。
特集 百人百話
43歳。家族は妻と子ども4人。事故後に避難した北海道小樽市で、全国から支援物資を集め、被災地区へ送る活動を始めた。2011年4月1日には、小樽の人たちと「Yarerukoto実行委員会」を発足させた。ただ、活動を進めるなかで、復興への前向きなエネルギーが満ちている宮城や岩手と、福島との違いに気付いた。原発は夢も希望も失わせる。いちばん大切で気になっているのは子どもたちのこと。将来、「オヤジ、あの時よく逃げてくれた」と言ってくれたらそれで良い。
2011年12月21日(水)、東京電力本社で、記者会見(17:00~、1:52′)が行われた。
1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップに関し、中長期のスケジュールとして、プール燃料取り出しに2年、30-40年後に廃炉措置を全て終了する、という見込みを発表した。
2011年12月21日(水)、東京電力本店で、記者会見(11:00~、0:14′)が行われた。
水バランスのため停止していたRO膜淡水化装置を再起動したが、再度異常により自動停止した。原因は調査中。また、新聞による「実質国有化へ」といった報道のような事実はないと述べた。
特集 3.11
2011年12月20日(火)、東京都渋谷区のアップリンクで「マイケル・マドセン監督(映画『100,000年後の安全』)インタビュー」が行われた。『100,000年後の安全』は、フィンランドの高レベル放射性廃棄物の永久地層処分場(オンカロ)に関するドキュメンタリー映画で、2010年に製作された。
監督のマイケル・マドセン氏に、岩上安身が、原子力発電や廃棄物処理の問題、フィンランドの原子力行政、核兵器、原子力に対する科学的見地などについて、日本と比較をしながら話を聞いた。
2011年12月20日(火)、東京電力本社で、記者会見(18:00~、0:30′)が行われた。
過去に水処理装置2台が同時に止まったことは、4回あったことが分かった。サリー、キュリオンはしばらく停止する。処理水を溜めるタンクは3月末に足りなくなりため、4万立方メートルの増設を計画している。
2011年12月20日(火)16時10分から、経済産業省別館にて、原子力安全・保安院の記者会見が行われた。
2011年12月20日(火)、東京電力本店で、記者会見(11:00~、0:22′)が行われた。
異常警報により停止している2号機プール循環冷却装置の、フローエレメントを切断分解して、内部の状態から異常原因を調べる。
津波、地震などに関して東電がら土木学会への依頼文書の質問について、回答があった
特集 百人百話
三春町在住。58歳。夫と母親の3人家族。経営していた喫茶店は、安全な料理が出せないからと閉じた。廃炉活動のひとつとして「女たちの座り込み」を企画した。私たちは「止められる」というメッセージを実感できたらと考えた。働く人を含め、原発には差別的な構造がある。利権も絡む。けれど震災により世界はかわった。自分で考え決断し行動する。それが社会をかえていく。隣人と語り合うなかから新しい社会が生まれてくればと願う。