2012年2月20日(月)、参議院議員会館講堂で行われた「大飯原発3・4号機の再稼動に待った! 緊急院内集会&国会議員署名提出」の模様。
(IWJ・ぎぎまき)
2012年2月20日(月)、参議院議員会館講堂で行われた「大飯原発3・4号機の再稼動に待った! 緊急院内集会&国会議員署名提出」の模様。
■イントロ
去年12月、福島原発事故の原因を追求するため、国会の福島第一原発事故調査委員会が設置された。報告書が出るのは2012年6月めど。それをまたずに、安易な再稼働をすすめるべきではないと、市民のみならず、専門家や国会議員からも声があがっている。
大飯原発3,4号機は、検査のため停止しているが、関西電力が実施したストレステスト(安全評価)の一次評価をうけ、原子力安全・保安院は安全性を「妥当」とした。総合的な判断をするには二次評価が必至となっているが、未提出のままだ。安易な再稼働へ着々とコマを進めていると、強い批判があるにも関わらず、保安院は、妥当とした審査書を、次なるチェック機関である、原子力安全委員会に提出。現在、審査が進められている。院内集会で登壇した後藤氏、井野氏は、過去のストレステスト聴取会で、委員として意義を唱えてきたが、意見は聴取されるだけで聞き入れられることはなく、福島第一原発事故が反映されていない安全指針での評価は不十分とし、技術的な弱点と審議の進め方の問題点を院内集会で指摘した。
また、「運転再開判断にあたっては国会事故調の調査、審議を待つべき」とした国会議員署名47名分が、当日参加した4名の議員により、内閣府・経済産業省職員に提出された。