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「STAP現象の確認には至らず」 不正疑惑の渦中で口をつぐむ科学者たち──ES細胞窃盗容疑で刑事告発された小保方氏は容疑事実を否定 2014.12.19
特集 STAP細胞問題
※2月5日テキスト追加しました!
2014年12月19日、東京都港区のフクラシア品川クリスタルスクエアにおいて、独立行政法人理化学研究所の主催により、8月に行われた「中間報告」に引き続いて、「STAP現象の検証結果に関する記者会見」が開催され、検証実験の結果、および2015年3月まで予定されていた検証の期日前の打ち切りが発表された。
【IWJ追跡検証レポート】理研・笹井芳樹氏はなぜ自殺を選ばなければならなかったのか 安倍政権の「成長戦略」、インサイダー疑惑、NHK報道の影響…いくつかの論点を検証する 2014.8.15
特集STAP細胞問題
日本列島に衝撃が走った――
STAP細胞論文の共著者の一人である、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)の笹井芳樹副センター長が8月5日、CDBに隣接する先端医療センター内で首を吊っているのが発見された。近くの神戸市立医療センター中央病院に搬送されたが、同日午前11時3分に死亡が確認された。
【速報】理研・笹井芳樹副センター長が自殺 理研が会見「遺書の内容は確認中」 2014.8.5
理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)の笹井芳樹副センター長が8月5日午前8時40分頃、CDBと隣接する先端医療センター内で首を吊っている状態で発見された。神戸市内の病院に搬送されたが、午前11時3分に死亡が確認された。遺書が残されていたことから、自殺を図ったと見られる。
笹井氏は、STAP細胞論文の共著者の一人で、小保方晴子氏の指導役を務めた。笹井氏は4月16日に会見を開き、「STAP現象は現在、最も合理的な仮説」と説明していた。
【速報】小保方氏側が不服申し立ての追加資料を提出も、理研調査委「再調査せず」 ~弁護団がコメント「事実なら到底承服できない」 2014.5.7
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小保方晴子氏側からの再三にわたる不服申し立てにも関わらず、理研の調査委員会は5月7日、再調査を「行わない」方針を決め、理事会に報告した。
一部報道によれば、今後小保方氏には何らかの処分が下ったうえで、「ネイチャー」に掲載された論文についても「撤回」を勧告される見通しだという(「STAP論文:理研委、再調査せず 不正確定へ」毎日新聞 5月7日)。
【IWJブログ】小保方氏記者会見の一問一答 岩上安身による質問部分を詳細報告 2017.4.17
特集 STAP細胞問題
はたして「悪意」はあったのか――。4月9日(水)、理化学研究所により、STAP細胞に関する論文を「捏造」したと認定された小保方晴子氏が、不服申し立てを行う記者会見を大阪市内で行った。
世間から大きな注目が集まったこの会見に、レギュラー出演しているテレビ朝日の「モーニングバード」でコメントした岩上安身も出席。岩上安身は4月7日(月)夜、小保方氏の代理人である三木秀夫弁護士に独自取材し、これまで博士論文から流用されたとされていた画像がミーティング用のパワーポイントからのものであったこと、そしてそれが、理研による推論であることをつかんでいた。
理研の笹井副センター長が会見。3つの根拠示し「STAPある」 ~謝罪は役割範囲強調で「責任論」への言及少なく 2014.4.16
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STAP(スタップ)細胞論文の不正問題で、最後のキーパーソンと言われている共同著者の1人、理化学研究所の笹井芳樹副センター長が、4月16日、都内で記者会見を開いた。1月末に発表された論文に疑惑が生じてから、笹井氏が報道陣を前にするのは、これが初。記者会見が遅れた理由については、「理研の調査委員会に協力していたため、4月に入るまで許可が出なかった」と弁明した。
笹井氏は、万能細胞(胚性幹細胞(ES細胞))研究の第1人者として世界的に有名。STAP細胞研究では、論文の執筆で小保方晴子氏(理研ユニットリーダー)を支援した。先般の理研調査委の最終報告では、「研究不正行為はなかったが、データの正当性と正確性などについて、自ら確認することなく論文投稿に至っており、その責任は重大である」との認定が下されている。
理化学研究所の記者クラブ限定会見の開催に対する、抗議ならびに改善の要請文 2014.4.14
特集 STAP細胞問題
抗議ならびに改善の要請文
理化学研究所
理事長 野依 良治 様
同研究所
発生・再生科学総合研究センター
プロジェクトリーダー
丹羽 仁史 様
我々IWJは、2014年4月7日(月)14時より、貴研究所が行った記者会見について、開催についての情報を広くメディアに知らせることなく、参加メディアを限定した形で行ったことに強く抗議します。
不服申し立ての小保方晴子氏が会見 STAP細胞の作製「200回以上成功」 2014.4.9
特集 STAP細胞問題
「STAP細胞はあります!」──。STAP細胞論文に関する一連の疑惑で、理化学研究所により「捏造」と認定された小保方晴子ユニットリーダーが4月9日、大阪市内で記者会見を開いた。小保方氏は冒頭、「STAP細胞に関する論文にたくさんの疑義が生じてしまい、多大なご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます」と謝罪しつつも、「決して悪意をもって論文を仕上げた訳ではありません」と、論文が意図的な捏造であることを否定した。
【岩上安身のIWJブログ】小保方晴子氏の代理人が激白!「委員会の勝手な推論」と正面から反論し不服申立て 2014.4.8
特集 STAP細胞問題
「捏造に当たる研究不正と判断した」――。3月31日、「STAP細胞論文」をめぐる問題で理化学研究所はこのように結論付け、小保方晴子氏がデータの捏造と改竄を行ったと断じた。また昨日4月7日には、論文の共著者である丹羽仁史氏が、記者クラブ限定で記者会見を開き、「共著者の1人としてこのような事態に至ったことを、心よりお詫び申し上げます」と述べた。
小保方氏がその全責任を負うかたちで、幕が引かれようとしているようにみえる。
しかし小保方氏側は弁護士を通じて4月1日に、「承服できない」とする反論を発表。明日9日にはとうとう小保方氏本人が、大阪市内で記者会見を行うことを発表した。そんななか我々は、小保方氏の代理人である三木秀夫弁護士にコンタクトし、話を聞いた。驚くべきことに、三木弁護士の口から語られた内容は、理研側の主張とはまったく違うものだった。
【岩上安身のツイ録】注目の「STAP細胞論文」~岩上安身がテレ朝「モーニングバード」で小保方氏代理人が語ったスクープ証言に言及 2014.4.8
特集 STAP細胞問題
※4月8日の岩上安身の連投ツイートを再掲します(4月8日)
テレビ朝日系「モーニングバード」に8日、出演した岩上安身のコメント部分を報告ツイートします。
最初のニュースは、みんなの党・渡辺喜美議員が代表を辞職したというニュースについて。
教科書検定基準をめぐり下村文科相「村山談話は『政府見解』に該当する」~文科委での答弁は訂正、謝罪へ 2014.4.8
特集 戦争の代償と歴史認識
下村博文文部科学大臣は2月21日、3月26日の衆議院文部科学委員会で「村山談話は閣議決定されていない」などと答弁したことに関し、4月8日の記者会見でIWJの質問に答え、「これは事実誤認であった」として9日の同委員会で正式に訂正、お詫びをするとの方針を明らかにした。
【岩上安身の「ニュースのトリセツ」】STAP細胞問題、小保方氏に「悪意」はあったのか(IWJウィークリー45号より) 2014.4.7
特集 STAP細胞問題
4月1日、理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダーらが執筆した「STAP細胞(刺激惹起性多能性獲得細胞)」の論文に画像の流用など不正があったとされる問題で、理化学研究所が調査結果の最終報告を公表する記者会見を行いました。理研は、小保方氏に「研究不正行為があった」と認定し、流用が指摘されていた画像について、「捏造があった」と認めました。
他方、論文の共同執筆者であった、笹井芳樹氏(発生・再生総合研究センター副センター長)、丹羽仁史氏(発生・再生総合研究センタープロジェクトリーダー)、若山照彦氏(山梨大学教授)の3人については、「シニアの研究者でありながら、データの正当性と正確性について自ら確認することなく論文投稿に至っており、過失とはいえその責任は重大である」としたものの、「この改ざんを容易に見抜くことはできなかった」との理由から、一連の論文の不正には関与していなかった、とされました。
この日の会見では、懲戒解雇など具体的な処分内容には触れられませんでしたが、不正と捏造が認定されたのが小保方氏一人であったことから、結果として理研は、小保方氏を「トカゲの尻尾切り」にするかたちとなったとみられています。
STAP論文問題、理研「最終報告」に記者陣不満 ~全容見えぬ結果で「小保方会見」待望論高まる 2014.4.1
特集 STAP細胞問題
新型万能細胞「STAP(スタップ)細胞」論文疑惑の問題で、渦中の人・小保方晴子氏がユニットリーダーとして働く理化学研究所は、4月1日、都内で記者会見を開いた。
午前中は、調査委員会が最終報告を行い、主たる研究者の小保方氏が「捏造」にあたる不正行為を行ったと認定した。
これを受け、午後の会見では、野依良治理事長が「科学社会の信頼性を損なう事態を引き起こし、お詫びする」と低頭。論文取り下げを勧告する方針を示すとともに、懲戒委員会で不正関係者の処分を検討すると言及した。
【IWJブログ】営利追求主義で歪められた科学的営為 ~「STAP細胞騒動」から見えてくるもの 2014.3.26
特集 STAP細胞問題
東日本大震災から3年目を迎えた3月11日、テレビ朝日の情報番組「モーニングバード」にコメンテーターとして出演した岩上安身は、理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダーが科学雑誌「ネイチャー」に発表した、新型万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文を巡る一連の疑惑についてコメントした。
STAP細胞の論文を巡る一連の「騒動」は、小保方氏というひとりの未熟な研究者の問題だけに還元できるものではない。そこには、日本の科学界で蔓延する不正論文の問題、さらにはその原因として考えられる、商業主義や過剰な成果主義が背景にあると考えられる。
STAP論文疑惑、理研が中間報告 「4時間」会見の全容 ~質疑応答は小保方氏「倫理観」に関する議論がメイン 2014.3.14
特集 STAP細胞問題
小保方晴子研究ユニットリーダーらが発表した、新たな万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の、英『ネイチャー』誌に発表した論文を巡り、数多くの疑問点が指摘されている問題で、理化学研究所は14日、東京・八重洲で記者会見を開き、中間報告を行った。
「世間の多くの人に迷惑をかけた」と謝罪したノーベル化学賞受賞者で、同研究所理事長の野依良治氏は、「未熟な研究者がデータをずさんに、無責任に扱ったことはあってはならない」と小保方氏を批判。「徹底的に教育しなおさなければならない」と言葉を重ねた。
会見で200人超の報道陣と対座したのは、野依理事長、調査委員会の石井俊輔委員長らで、そこに小保方氏ら論文執筆者の姿はなかった。
日本中の注目を集めた記者会見。その全編を中継したIWJが、概要を速報としてお伝えするーー。