グローバル資本の論理に対して如何に抵抗するか 「TPPと国家戦略特区は憲法違反」~ 岩上安身によるインタビュー 第463回 ゲスト TPP交渉差止・違憲訴訟の会・山田正彦氏 2014.10.6

記事公開日:2014.10.8取材地: テキスト動画独自

特集 TPP問題
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 元農林水産相の山田正彦氏と岩月浩二弁護士が呼びかけ人となり、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉が違憲であることの確認と交渉の差し止めを求める「TPP交渉差し止め・違憲訴訟の会」準備会が2014年9月24日、発足した。

 同会は現在、違憲訴訟の提起に向け、呼びかけ人を募るなど準備の段階だが、10月6日に都内で岩上安身のインタビューを受けた山田氏は、違憲訴訟の目的や、TPP交渉の今後の見通しなどについて落ち着いた口調で語り、万全の体制で作業を進めていく考えを伝えた。


水道民営化、混合診療解禁、国家戦略特区、そしてTPP、内田聖子氏らがアベノミクス推進派が叫ぶ「規制=悪」論に警鐘 2014.7.26

記事公開日:2014.8.3取材地: テキスト動画

特集 TPP問題

 90年代初頭のバブル崩壊後、日本の経済論壇で、飛躍的に登場回数を増やした言葉に「規制緩和」がある。

 これは、市場でビジネスを展開したり、これから展開しようとする民間事業者にかけられる「縛り」を減らしたり取り払ったりすれば、事業者はもっと自由にビジネスが展開ができ、ひいては日本全体が豊かになる、との考え方だ。この「規制緩和」には、水道、教育、医療、農業といった公的セクターの、民間事業者への開放要求も含まれる。


舛添都政 東京独自色を語る一方、国とのパイプも強調 規制撤廃には強気 2014.7.30

記事公開日:2014.7.30取材地: テキスト動画

 舛添要一東京都知事が7月30日、日本外国特派員協会で会見を行った。「知事就任から5ヵ月を経て、本格的に新しい都政が開始された」と語る言葉の端々からは、「東京国際金融センター」構想に代表される、規制撤廃重視の経済政策を推進しようとする姿勢が窺われた。また、外交都市としての東京を語る際には、国レベルの外交とは距離を置くとする一方で、安倍晋三総理との個人的な親密さをアピールした。


「TPPを一言で言うと、日本の制度を全部アメリカの制度に変えてしまうもの」 山田正彦元農水大臣がTPP締結の為の布石「福岡市雇用特区」の問題を指摘 2014.7.6

記事公開日:2014.7.6取材地: テキスト動画

 「TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)を一言で言うと何ですか?」

 2014年7月6日(日)14時より、福岡市民会館で行われた山田正彦・元農林水産大臣の講演で、参加者から山田氏に対し「TPPとはなにか」を問う質問が飛んだ。

 長年TPPに反対の立場を示してきた山田氏は、「日本の制度を全部アメリカの制度に変えてしまうもの」と答え、自民党の総選挙時の公約を堂々と破り、TPP交渉妥結に向け邁進する安倍政権の姿勢に警鐘を鳴らした。


舛添都知事 台東区、中野区、豊島区の追加で「国家戦略特区区域の拡大」を明らかに 2014.7.3

記事公開日:2014.7.4取材地: テキスト動画

 2014年7月3日(木)、舛添要一都知事の定例会見が行われ、国家戦略特区、集団的自衛権行使容認、脱法ドラッグ対策、都議会野次問題などについてそれぞれ見解を語った。


国家戦略特区に指定された神奈川県でヘルスケアのイノベーションを~黒岩神奈川県知事会見 2014.6.5

記事公開日:2014.6.11取材地: テキスト動画

 2013年12月、神奈川県・横浜市・川崎市は、国家戦略特区に指定された。東京都では9区のみが指定されたが、神奈川県は全域が国家戦略特区となった。いま、神奈川県知事は、国家戦略特区を活用して、ヘルスケアに関するイノベーションを起こそうとしている。6月5日、神奈川県の黒岩祐治知事は、会見で、神奈川県の「ヘルスケア・ニューフロンティア」の取り組みを説明した。


国家戦略特区で「命の格差」がやってくる ~第3回希望政策フォーラム 「国家戦略特区は、何を狙っているのか」 2014.6.6

記事公開日:2014.6.8取材地: テキスト動画

 東京の暮らしはこれからどうなるのか。雇用は、医療制度は――。

 安倍政権が成長戦略の柱として導入しようとしている「国家戦略特区」だが、我々の生活にどう影響するのか、まだ理解が広まっているとは言いがたい。「希望のまち東京をつくる会」は6月6日、「国家戦略特区は、何を狙っているのか」と題したシンポジウムを開催し、国家戦略特区がもたらす影響について議論した。


アーサー・ビナード氏「『押し付け』かどうかなど憲法を理解していない証拠だ」各国憲法と比較して指摘 2014.5.27

記事公開日:2014.5.20取材地: テキスト動画

特集 TPP問題|特集 集団的自衛権|特集 憲法改正

 解釈改憲による集団的自衛権の行使容認に向けた動き、国家戦略特区の導入、TPP交渉、原発事故対応――。

 様々な局面で憲法が蔑ろにされている中、詩人、絵本作家であり随筆家であるアーサー・ビナード氏が5月27日、東京都大田区で、「だまされない日本人になろう!」というテーマで講演し、日本の危機的な状況に警鐘を鳴らした。


【IWJウィークリー47号 GW特大号】オバマ大統領来日/尖閣問題/鹿児島2区補選/4月12日からの2週間分のIWJの取材を一挙お届け!(ePub版・PDF版を発行しました) 2014.4.29

記事公開日:2014.4.29 テキスト独自

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 岩上安身とIWJ記者が走り回って取材し、独自にまとめた渾身レポートをお届けする「IWJウィークリー」!今号は、GW特大号として、4月12日からの2週間分のIWJの取材を一挙お届けします!


収益部門でなくても外国企業誘致が可能!? ~東京都主催「Invest Tokyoセミナー」 2014.4.21

記事公開日:2014.4.21取材地: テキスト動画

 「東京を世界一の都市にする」という舛添都知事の掛け声のもと、外国企業誘致を推進し、グローバルビジネス都市の実現を目指す東京都が主催する「Invest Tokyoセミナー」が、4月21日、東京都中央区の時事通信ホールで行われた。


国家戦略特区で経済社会の構造改革を推進 規制緩和によって崩される国民生活 2014.4.15

記事公開日:2014.4.15取材地: 動画

 個人有志らで構成される「TPPに反対する人々の運動」は、4月15日(火)、2014年最初の連続講座の第一回目として、前大田区議の奈須りえ氏を講師に招き、「規制緩和の突破口としての『戦略特区』」と題する集会を開催した。


良いこと無しの国家戦略特区構想、 韓米FTAで韓国も規制緩和の嵐で大ダメージ 2014.4.13

記事公開日:2014.4.13取材地: テキスト動画

 政府は3月28日(金)、国家戦略特区諮問会議を開き、東京や大阪など6つの地域について、国家戦略特区として指定を決めた。4月13日(日)、この国家戦略特区構想の危険性を読み解く「危ない!国家戦略特区~雇用・医療・暮らしはどう変わるのか~」と題するシンポジウムが行われた。


「医療の特区ができないか」 国家戦略特区で東京を医薬品開発のメッカに ~舛添要一都知事 定例会見 2014.3.20

記事公開日:2014.3.20取材地: テキスト動画

 3月20日(木)15時から、舛添要一東京都知事による定例会見がおこなわれた。地域指定を直前に控えた国家戦略特区について舛添知事は、「医療の特区が何かできないか」と語り、特区指定による規制緩和によって、東京都が支援するかたちでの新薬の開発を推進する意向を示した。


石原・猪瀬都政から脱却し、「新しい東京」を作る ~外国特派員協会 舛添要一東京都知事 記者会見 2014.3.19

記事公開日:2014.3.19取材地: テキスト動画

 2月に東京都知事に就任した舛添要一氏が、3月19日、日本外国特派員協会で記者会見を行った。舛添氏の同協会での会見は、都知事選最中の1月31日以来となる。都知事として初めての登場となった今回の会見では、4年間の任期中に実現を目指す政策の具体的な内容について語った。

 舛添都知事は、東京を「世界で最も災害に強い安全な都市にする」「世界で最も住みやすい都市にする」「2020年オリンピックを成功させる」という、3つの主要政策を掲げている。会見では、「東京は、日本の首都として、日本全体を牽引する大きな役割を担う」と、都政に対する意気込みを語り、主要政策に沿った具体的なビジョンが示された。


舛添都知事、国家戦略特区「混合診療や学校民営化はケースバイケース」 2014.2.27

記事公開日:2014.2.28取材地: テキスト動画

 ソチオリンピックを2月21~25日の日程で視察した舛添要一東京都知事が27日(木)、15時より帰国後の初定例会見を行った。記者からは国家戦略特区や「アンネの日記」事件、待機児童や築地移転問題、国歌斉唱不起立問題など、多くの質問があがった。

 舛添都知事からは、ソチ視察の報告がなされたが、14日から東日本を襲った大雪災害についての言及はなかった。舛添都知事はソチ視察直前に、立川で奥多摩町長らと会談したものの、現地視察は行なっていない。奥多摩町と檜原村の孤立状態が解消されたのは22日になってからで、青梅市の御岳山地区では、23日まで36世帯141人が孤立していた。


新自由主義(亡)者、舛添要一に物申す ~築地市場移転絶対反対!国家戦略特区絶対反対!都庁前アクション 2014.2.25

記事公開日:2014.2.25取材地: 動画

 2月25日(火)18時より、東京都庁入口前で、火炎瓶テツ氏の呼びかけによる、「新自由主義(亡)者、舛添要一に物申す ~築地市場移転絶対反対!国家戦略特区絶対反対!都庁前アクション」と題する抗議行動が行われた。


シンポジウム 雇用の現状と問題点─雇用規制緩和政策を考える 2014.2.21

記事公開日:2014.2.21取材地: 動画

 2014年2月21日(金)、東京都霞ヶ関の弁護士会館にて、シンポジウム「雇用の現状と問題点─雇用規制緩和政策を考える」が行われた。


【IWJブログ】安倍総理の「ドリル」で打ち砕かれる国民の「生活」~TPPの地ならしとして進む「国家戦略特区」 2014.2.17

記事公開日:2014.2.17取材地: テキスト

 「かつてない注目度」で行われた東京都知事選が2014年2月9日、投開票日をむかえた。自民・公明推薦という強固な組織力を背景に、大雪のせいもあり、46.14%という低投票率に支えられ、舛添要一元厚労相が新しい東京の顔となった。

 翌10日、安倍総理は舛添氏を官邸に迎えて会談し、「良かった」と安堵の表情を浮かべた。安倍総理がホッと胸をなでおろしたのは、舛添氏が同じ「再稼働容認」の姿勢だから、というだけでなく、安倍政権が前のめりで推し進めている「国家戦略特区」の強力なパートナーだからだ。


「やましいものほど、隠したがる」 〜TPPの情報開示を求める国会議員と市民の記者会見 2014.2.14

記事公開日:2014.2.14取材地: テキスト動画

特集 TPP問題

  「アメリカでは、200名近い民主党議員たちが、TPA(大統領に強い通商権限を与える法案)を通さないという書簡をオバマ大統領に送った。オーストラリアでは、草案開示を上院で決議した。チリ、ニュージーランドも同様な動きだ」──。

 2014年2月14日、東京都千代田区の衆議院第一議員会館で、「TPPの情報開示を求める国会議員と市民の記者会見」が開かれた。これは、「TPP交渉のテキスト公開を求める国際共同書簡」に賛同した国会議員と、市民と政府のTPP意見交換会・全国実行委員会との共同会見である。

 出席した国会議員は、衆議院議員の篠原孝氏、鈴木克昌氏、阿部知子氏、福田昭夫氏、鈴木貴子氏、参議院議員の徳永エリ氏、紙智子氏、福島瑞穂氏、山本太郎氏(亀井静香衆議院議員は欠席)。市民側は、市民と政府のTPP意見交換会・全国実行委員会の谷山博史氏、国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会事務局長の坂口正明氏、西濃環境NPOネットワーク副会長の神田浩史氏らが報告をした。


【岩上安身の「ニュースのトリセツ」】東京都知事選の投開票日を迎えて~考えるべきは「マルチイシューというシングルイシュー」(「IWJウィークリー37号」より) 2014.2.9

記事公開日:2014.2.9取材地: テキスト

 日付が変わった。2月9日。いよいよ今日、東京都知事選の投開票をむかえる。

 都知事選はドラマの連続だった。まだ投開票も終わっていないので、過去形にしてはいけないけど、本当にそう思う。こんなに考える素材、後日に解くテーマを残した選挙はなかったのではないか?

 選挙戦の最終日は、大雪の中、4人の主要候補のうち、日が暮れてもマイクを握り続けた細川候補と宇都宮候補の両者の姿が際立った。この選挙期間中、我々IWJの取材チームは各候補者たちにずっと併走し続けてきたが、やはり両候補、両陣営の情熱は他を引き離していたように思う。

 今回の都知事選ほど「争点」を選びにくい選挙はない、という声がある。しかし、今回ほど東京の、そして日本の「争点」がはっきり浮かび上がった選挙も珍しいのではないだろうか。