汚染水対策、まったく打つ手なし。非常事態宣言を出し、国をあげて対応せよ! ~大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議 2013.8.23

記事公開日:2013.8.23取材地: 動画

 2013年8月23日、首相官邸前・国会正門前で反原発抗議行動が行われた。

 国会正門前抗議では、福島第一原発の汚染水漏洩に関するスピーチが相次ぎ、参加者からは、「汚染水対策、打つ手なし」「非常事態宣言を出すべき」と、危機感を露わに抗議の声を挙げた。


「今後、同型タンクから漏洩することを懸念しているが、今は具体策を持ち合わせていない」 ~原子力規制庁 定例ブリーフィング 2013.8.23

記事公開日:2013.8.23 動画

 福島第一原発の汚染水貯蔵タンクから高濃度汚染水が漏洩していることを受け、原子力規制庁はこの日、東電を呼び出して対策を指示。具体的には汚染水漏洩の原因究明、汚染の範囲を特定、さらに汚染した土壌の除去方法を検討して示すように指示した。


海に流れ続ける汚染水~国家の無関心が招いた国家危機(<IWJの視点>原佑介式コブラツイスト IWJウィークリー14号より)

記事公開日:2013.8.22 テキスト動画

 「福島第一原発から1日300トンの汚染水が海洋流出している」――。

 経産省はこの衝撃的な試算を、8月7日、初めて公表した。

 資源エネルギー庁の推計によると、山側から1日あたり約1000トンの地下水が1~4号機周辺に流れ込み、そのうち400トンが、建屋のひび割れ部分から中に入っている。残り600トンは海に流れ、このうち300トンは建屋の地下とつながるトレンチなどに溜まっている高濃度汚染水と混ざって海に流出しているという。


H4タンクエリアにおける漏えいで発覚! 漏えいが確認できてもなお、タンク外側に付けられたドレン弁は通常運用は「開」で弁の役割せず ~第3回特定原子力施設監視・評価検討会汚染水対策検討ワーキンググループ 2013.8.21

記事公開日:2013.8.21取材地: 動画

 特定原子力施設監視・評価検討会汚染水対策検討ワーキンググループは21日(水)、3回目となる会合を開いた。19日に発覚したタンク漏えい問題を中心に話し合われたが、漏えいしたタンクが偶発的に起きた特有の事象と特定出来ない。因みにこれと全く同型のフランジ型タンクの数は100以上ある事が分かった。


「同型のタンクからの汚染水漏洩が、一番心配される点」 ~原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見 2013.8.21

記事公開日:2013.8.21取材地: 動画

 福島第一原発のタンクから汚染水が漏洩している問題を受け、田中委員長はタンクの信頼性について「油断はできないと思うが、これ以上のことが起きないために最善を尽くす」とコメント。問題になっている汚染水保管タンクは鋼鉄製ではあるものの、溶接ではなくボルト締めの構造になっており、保安検査では施工管理の不十分さも指摘されていた。


福島第一の漏洩水事故評価をレベル3に引き上げへ ~第19回原子力規制委員会 2013.8.21

記事公開日:2013.8.21取材地: 動画

 福島第一原発の汚染水貯留タンクから高濃度汚染水が漏れている問題で、原子力規制員会はINES評価に基づき事故の深刻度をレベル3(重大な異常事象)に引き上げる意向を示した。漏えい発覚時は潜在的影響が不明だったため暫定的にレベル1と評価していたが、300トンと大幅に訂正されたのに伴い、放射線量も数千テラベクレル程度と見直されたため、レベルの引き上げが検討されることとなった。


福島第一のタンクから汚染水が漏洩 300トン、8000万ベクレル~東京電力 臨時記者会見 2013.8.20

記事公開日:2013.8.20取材地: テキスト動画

 東京電力は20日、緊急記者会見を開き、東京電力福島第一原発に設置されている汚染水を貯蔵するタンクから300トン(30万リットル)の高濃度放射能汚染水が漏れていることを発表した。タンクからの漏洩では、過去最大の量になる。


福一発電所汚染水貯蔵タンク300トン漏洩--東電は海への流出を否定、規制庁「海への汚染水流出の可能性はまだ0ではない」として東電に検証求める 〜原子力規制庁 定例ブリーフィング 2013.8.20

記事公開日:2013.8.20取材地: テキスト動画

 福島第一発電所の汚染水漏洩、発電所からの海への流出以外にも、タンクからも海へ流出している可能性が出てきた。


規制庁、経産省との連携を強調。汚染水問題で ~原子力規制庁 定例ブリーフィング 2013.8.16

記事公開日:2013.8.16取材地: テキスト動画

 東京電力福島第一原発で汚染水が海に流出している問題で、原子力規制庁の森本英香次長は、経産省の対策委員会との連携がより一層必要であるとの意向を示した。16日に規制庁で開かれた「定例ブリーフィング」の中でそう述べた。

 現在、経済産業省の推計では、1日300トンの汚染水が、福島第一原発から海へと放出されている。その対策を協議するために、規制委は「汚染水対策検討ワーキンググループ」を開いており、一方、経産省は「汚染水処理対策委員会」を組織している。


東京電力 記者会見 17:30 2013.8.14

記事公開日:2013.8.14取材地: テキスト動画

 2013年08月14日(水)17時30分頃から、東京電力本店で定例記者会見が行われた。免震重要棟前でバス待ち時の身体汚染確認者の調査続報結果、7名は現場作業を行なっていたことが分かった。また、地下貯水槽に最大40cmの不均一な浮き上がりが確認された。


田中委員長「放出すべきとは考えていないが、放出は避けられない」 〜原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見 2013.8.14

記事公開日:2013.8.14取材地: 動画

 田中俊一委員長は2013年8月14日(水)、定例ブリーフィングにおいて、東電が汚染水は遮水壁が完成しても一日あたり35tは海に流出してもやむを得ないと発表したことに対して国の責任できっちり対応すべきではと話した。


汚染水流出、現在把握している流出箇所とは別にある可能性ー「早急な流出箇所の特定を」と規制委 ~第2回特定原子力施設監視・評価検討会汚染水対策検討ワーキンググループ 2013.8.12

記事公開日:2013.8.12取材地: 動画

 東京電力福島第一発電所の汚染水流出問題で、東電は現在、八方塞がりと言わざるを得ない状況で対処作業に取り組んでいる。さらに、新たに12日に行われた「第2回特定原子力施設監視・評価検討会汚染水対策検討ワーキンググループ」で、現在把握している流出箇所とは別に、他の場所からも流出している疑いがあると原子力規制委員会は指摘。東電に調査をするように求めた。

 8月10日に1号機前から採取した汚染水の放射線値が、ベータ線を放つ放射性物質が1リットルあたり290ベクレル、トリチウムが1リットルあたり3万4,000ベクレルと高い値で検出された。これは、これまで汚染水が流れる方向として、地下水の流れに沿って山側から海側へ流れる東西方向と考えられていたが、敷地内を南北に伸びるトレンチなどを通り、汚染水が南北方向に拡散している可能性を意味する。


東京電力 記者会見 17:35 2013.8.9

記事公開日:2013.8.9取材地: テキスト動画

 2013年08月09日(金)17時35分頃から、東京電力本店で定例記者会見が行われた。2年前に作成された福島第一原子力発電所1~4号機近傍の地下水の流れ、流量の評価図が初めて公表された。


汚染水問題に国の責任者不在 東電任せの無責任体質に非難の声 ~海を汚さないで!国は再稼働よりも放射能汚染対策に注力を!汚染水問題で緊急集会と政府交渉 2013.8.8

記事公開日:2013.8.8取材地: テキスト動画

 2013年8月8日(木)13時30分から、東京都千代田区にある参議院議員会館で、緊急集会と政府交渉「海を汚さないで!国は再稼働よりも放射能汚染対策に注力を!」が、原子力規制を監視する市民の会など、複数の市民団体によって開かれた。今般、福島第一原発で明らかになった、放射性汚染水の海洋流出事故を受けたもので、1. 出席した市民らの間での情報共有を狙った集会、2. 国に対し市民らが、汚染水対策の即時強化を直接求める交渉、の2部構成で行われた。


国が福島事故汚染水漏れ収束に対しての行動が遅れた事を資源エネルギー庁、規制庁の責任者が謝罪 〜第31回原子力災害対策本部会議 事後ブリーフィング 2013.8.7

記事公開日:2013.8.7取材地: 動画

 第31回原子力災害対策本部会議のブリーフィングが7日(水)に行われた。福島第一原子力発電所の高濃度の汚染水が海に流出している事を受けて緊急対策に加え抜本対策を実施することを述べた。山から流れてくる地下水を汚染から逃す陸側遮水壁は平成27年7月の完成を目指すと話した。


東京電力 記者会見 17:40 2013.8.7

記事公開日:2013.8.7取材地: テキスト動画

 2013年08月07日(水)17時40分から、東京電力本店で定例記者会見が行われた。エネ庁の300トンの汚染水が流失という発表は、東電の説明資料を元にした試算だった。構内汚染水を汲み上げ、立坑Cへ移送する計画。今日も確認宿題が多く出た。


「事故以前から日常的に行われていたトリチウムの海洋放出」東電会見文字起こし 2013.8.7

記事公開日:2013.8.7 テキスト

「事故以前から日常的に行われていたトリチウムの海洋放出」東電会見

 今月2日、東電は地下汚染水の海洋流出問題をめぐり、2011年5月からの2年2ヶ月間で、40兆ベクレルにも達するトリチウムが、海に流出していたという試算を発表した。

 これをどのように評価しているのか、この日開かれた定例会見で記者からの質問が相次いだ。


エネ庁、2年遅れとなった汚染水対策の真相を明かす ~ 緊急ヒアリング―福島第一原発の汚染水流出問題等について 2013.8.6

記事公開日:2013.8.6取材地: 動画

 資源エネルギー庁は、福島第一原発で深刻化している汚染水の海洋流出問題について、山側から流れてくる地下水を認識しながらも意図的に遮断せずにいたことを明らかにした。6日に開かれた阿部知子議員らによる「原発ゼロの会」主催の政府ヒアリングで、菅直人元総理の質問に答えた。

 菅議員は「2年以上前に地下水問題を想定し、あらかじめサイト全体を遮水壁で囲もうという議論があったはずだ」と指摘。「1000億円以上の予算がかかるからやらなかったとも聞いているが」と、汚染水対策が後手になった理由について質問した。


東京電力 記者会見 17:30 2013.8.2

記事公開日:2013.8.2取材地: テキスト動画

 2013年08月02日(金)17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が行われた。地下水からのトリチウムの海洋への流出量は2011年5月以降2~4×10の13乗ベクレル(20~40兆ベクレル)だという評価試算結果を発表した。


福島第一汚染水流出を止めろ!更田委員「東電は国でも何でも使え」 〜第1回特定原子力施設監視・評価検討会汚染水対策検討ワーキンググループ 2013.8.2

記事公開日:2013.8.2取材地: テキスト動画

 「言い方は悪いが、国でも何でも使えるものは使ってほしい」――。

 福島第一原発の汚染地下水海洋流出を深刻に受け止めた原子力規制委員会は8月2日、「特定原子力施設監視・評価検討会汚染水対策検討ワーキンググループ」の第一回会合を開き、座長を務めた原子力規制委員会・更田豊志委員は「東京電力の手に余るのであれば、声をあげていただきたい。『東電の手に余るから出来ませんでした』では済まない。言い方は悪いが、国でも何でも使え」などと述べ、危機感をあらわにした。

 このワーキンググループは、汚染地下水の海洋流出をどのようにして止めるか、規制庁、東電、外部有識者を交えての検討会である。