2013年08月14日(水)17時30分頃から、東京電力本店で定例記者会見が行われた。免震重要棟前でバス待ち時の身体汚染確認者の調査続報結果、7名は現場作業を行なっていたことが分かった。また、地下貯水槽に最大40cmの不均一な浮き上がりが確認された。
2013年08月14日(水)17時30分頃から、東京電力本店で定例記者会見が行われた。免震重要棟前でバス待ち時の身体汚染確認者の調査続報結果、7名は現場作業を行なっていたことが分かった。また、地下貯水槽に最大40cmの不均一な浮き上がりが確認された。
■全編動画
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本年6月15日に発見、17日に公表された、ALPSバッチ処理タンクのフランジ隙間腐食による漏洩を踏まえた追加調査に関し、水平展開調査を実施していることを発表した。7月2日、8月7日に続き、未調査タンクの隙間腐食を点検、一部で腐食を確認した。今後も継続して調査を実施し、原因検討、再発防止対策を検討すると発表した。
2号機PCVに常設の温度計、水位計を追加設置し、監視の強化を図っている。今回、温度計、水位計が当初計画の位置に設置できなかったと発表した。PCV内部の構造物に干渉し、設置操作ができなかったという。今後、干渉の原因特定などを行い、当初計画位置に再設置することを検討するという。
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8月12日に発生した連続ダストモニタ警報発生、身体汚染者の発声について、免震重要棟前で構内循環バス待ち時の作業者の追加調査結果続報を発表した。バス待ちで東電社員12名、協力会社社員4名の計16名が並んでいた。その中で、身体汚染確認者10名は全員東電社員であり、内3名は免震重要棟内の作業、7名は現場作業を行なっていたことが分かった。
しかし、原因特定の重要や鍵となろう作業内容、や時間については未調査で、今後の課題だと発表した。
当初は汚染原因でないかと疑われたミスト発生装置は、まだ疑いが晴れていない。水そのものの汚染はなかった。しかし、途中の配水配管や、ミスト発生装置そのものの汚染有無については、まだ調査結果がでていない。冬季は使用せず、今季はお盆前から使用を開始している。使用していない間に、ミスト発生装置内部や、配水管に汚染が侵入した可能性もあるからである。
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一方、連続ダストモニタの警報発生は、一時的な放射能濃度の上昇があったとして調査を続行しなければならないと考えている。しかし、考えていると口頭で述べるだけで、濾紙分析をまだ行なっていないことが記者の質疑応答で発覚した。
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地下貯水槽は4月末以降、漏洩が確認され貯蔵していた汚染水は、別の鋼製タンクへ移送済である。しかし、内部構造物や、底部に多少の汚染水残った状態である。今回の調査では、No.3地下貯水槽では中央部を中心は約40cm、No.4地下貯水槽では約15cmの浮き上がりを確認した。このまま放置しておくと、内部構造物の破損、残存している汚染水の漏洩が危惧される。そのため、上面に砂利などの荷重物を敷設することを計画している。
しかしながら、どの程度の荷重が必要なのか、地下水位上昇による浮力ならどの程度の浮力なのか、といった点に関しては、評価も検討もしていない状況である。
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以下、東京電力ホームページより、リンクを表示